「フグとホルマリンについてのアンケート」のまとめ

問14、何でもいいですので、ご意見・ご感想をどうぞ。


管理人のコメント
いろんな立場から、多彩なご意見をいただいております。私も勉強になりました。養殖業者への批判、行政への批判、消費者(運動)への批判、さらには、現在の日本の世相そのものへの批判もあります。それぞれ、真剣に、かつ深刻に、考えなければいけないと思います。特に、行政がどのような立場に立つのか、どのような活動をすすめていくのか、それが、トラフグを含む養殖業界の前途に、大きな影響を及ぼすのは明らかですので、関係者の自覚と奮闘をのぞむと共に、私たちも積極的な働きかけをして、大もとである国の施策を変えていく、そのことが決定的に大事ではないかと思っております。
激励の言葉も多数いただいており、有り難いことだと思っております。これからも頑張ってやっていきます。
なお、この項目では、テーマに直接かかわりの無いような書き込みや、個人情報に関する書き込みがありましたので、それらについては、私自身の判断で削除させていただきました。ご了承下さい。
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頂いたご意見
1 ご苦労様
2 凝り固まった真珠養殖業者、わけのわからない市民団体、はいけないと思う。長崎の166万匹、熊本の4万匹のフグは放流したらいいと思う。費用は増殖放流予算をつけたらいい。
3 ホルマリン問題については非常に興味があり、いろいろな立場の方の話が聞けるので注目しています。(ROMですいません)右がもうかるといえば集団で右へ走っていく(行かざるをおえない?)生産者と、電化製品もプラスチック製品も、生き物の命の産物である食品も、十把ひとからげの流通と、かしこくなれない消費者(自身も含む)と、みんなが不幸になっていくようです。
このFISHMLに参加されている方たちのなかにいらっしゃいますが、まじめに養殖し、まじめによいものを消費者に届け、その価値を理解して購入する消費者が増えていくことを願います。(我が家は、フグもカニも晴れの日の大事な食材です。そんなことしかできないのですが・・・)
4 地元ではたいした騒ぎにはなっていないので、みなさんの騒ぎっぷりに少々驚いておりました。どんな魚の養殖にも、なんらかの危険な物質は使われているのかもしれませんね。(例えば、遺伝子組み換え作物が原料のエサとかね)
5 以前に比べると、味・安全性も格段に進歩してきていると思うが、所詮養殖魚、囲いの中で育てるのに薬物の使用は避けられないし、餌(配合飼料)にも問題が有ると思う。家族には、極力、旬の天然魚を少量(高価なので)食べさせている。
6 トラフグだけに関して言えば、一般の消費者はまだまだ食べる機会が少なく、高級品と思っていると思います。ですから、関心は薄いのではないでしょうか?
とらふぐ=養殖魚 の式が成り立ってしまうと、ぶり、鯛への影響は出てくるとおもいます。
正しい情報を、消費者の人たちがわかるようにしなくてはいけないと思います。
7 お忙しいでしょうに、ご苦労様です。
8 フグはなぜ高級魚なのか?問題の根っこは、まずそこからのような気がします。
9 この問題に関して、更に深いところまで突っ込んで考えられた報道番組を放映してほしいものです。そして、トラフグをきっかけに、今の日本の一次産業者の苦難と行政のあり方についても、問いかけていってほしいと思います。
10 とにかく思うのは、最近食品行政のあり方が問われているせいなんでしょうが、「グレーは取りあえず全て黒にしてしまえ」という安易な考え方に流れてしまっているような気がします。グレーゾーンがあれば、それをしっかりと見極めるようにすべきなんではないでしょうか。行政も、そうした取り組みに中長期的な視野で積極的に協力すべきです。そうしないと、BSEの時のように急場しのぎの対応に追われてしまうんだと思います。食べられる食品が大量に廃棄される事態が無くならないと思います。
11 ホルマリンがマリンサワーの二倍の価格なら、生産者はマリンサワーを使うと思います。ホルマリン使用は、生産者のモラル欠如が最大の要因です。販売業者もモラルがないのでしょう。
12 MLのメールは専門的すぎて、なかなか意見しにくい部分があるのですが、こういったアンケートを書かせていただけると、自分も参加できて嬉しいです。
フグの件は、やはり、その一面だけを槍玉に挙げて責めるより、その背景という物をしっかり捉えて消費者が認識すれば、少しはこういった問題も減っていくのではないかと思います。
13 がんばって下さい。
14 店では養殖ものは極力使いません。「これは旨いですよ!」と、お客様に自信を持って勧めたいから。
15 いつも、勉強させて頂いております。
16 河豚のしらこの焼いたの、最高です。
17 少し話がそれる気が・・・養殖全体へのアンケートはないのでしょうか?養殖業を否定はしません、需要があるからやっているのでしょう。やはり信用性や安全性に不安が・・・養殖業者で「私は養殖魚を食べる気がしない」(いろんな意味で)と言う方もいますでしょう。これは料理屋で料理人が「私の料理は自分で食べるきがしない」と言っているのと同じですよ。
養殖業者さん、自信を持って「食べてみて下さい」と言えるような仕事をして下さい。頑張れ。
18 技術が進歩するまでは、陸での養殖に限定するべきです。
19 残留農薬でもなんでも、最後は人間が口にして、わが身をもって責任をとらなければいけない時がくるのでは…ほとんどの生き物は、そのエサを得るためには命懸け、自然の摂理にかなってるかも?
20 自由意見欄未記入でも送信出来るようにして欲しい
21 私はトラフグを食べに行こうと思いません、その代わり、ショウサイふぐなど地元で取れるふぐを食べます。なべや干物はとても美味しいです。
22 今回の報道以前より、こういった養殖の仕方で育ったふぐをお客様に本当に出していいものなのか?ということに疑問を感じ、「無投薬ふぐ」が作れないかと研究してきました。現在も続けています。今回の報道については、悲しい出来事だと思います。どちらの立場に立っても言えることではないのでしょうか?ただ、今回の出来事を皆で受け止めて、「じゃあ、どうすれば健康なふぐが作れるのか?」という智慧を出す時期ではないのでしょうか?そういった点では、「このサイト」はすごく活発に意見交換がなされていて、良い事だと思っていますし、勉強になります。願わくば、この域を越えて「行政も巻き込んで」皆で創っていきたいです。次世代に伝える本当の文化の構築を!
23 そもそも、皆、フグを旨いと思って食べてるのかな?ファーストフードに慣れた舌に、フグを旨いと感じるのかねぇ?高級食材だからという理由だけで食べてる人も多いんじゃないかな?
24 ホルマリンを検出して大騒ぎした消費者団体(でしたっけ?)の結果について、マスコミの取り上げ方が、一方的に悪いことばかりかき立てるのはどうかと思います。まぁ仕事柄マスコミの取材方法には辟易しているので・・。ちなみに養殖魚に対してのホルマリン使用は騒がれていますが、それを研究などで使用している者に対して全く健康管理、検査の指示が出ないのが不思議です。私も、すでに15年ちかくホルマリンを、毎日実験などで使っていますが、多少身体の影響が出ていると感じています。
25 うちの娘が、3-4歳頃だったかなー、わりと鮮度のいいエビを買ってきて、自宅で香港風に熱湯で茹でただけのエビを食べたときですが、その後直ぐ、娘が気分が悪いといって嘔吐したので病院へ連れて行ったところ、医者曰く「防腐剤がたっぷりかかっているエビ」が原因です、と言われました。まあ、タイは暑いから防腐剤も抗生物質もふんだんに使わないといけないのだなー、と言うのを実感しました。
26 いつも見ているだけの会員で申し訳ありません。
でも、fishmlは私の最も重要な情報源となっています。今後もよろしくお願いします。
27 ホルマリンは、食品や室内の空気中に微量に存在する。
発ガン性があるかもしれないと言う点(問題にはならないと思うが)。問題は、処理せず垂れ流す姿勢-養殖業者はその恩恵を受けているのに、海をゴミ捨て場と勘違いしている点。
28 漁師になって33年、漁業も年々厳しさを増していきます。魚価の低迷、そんな中、私は皆さんがやらない漁業をここ15年ほどやって、なんとか存続しています。深海ザメ、ミルクガニ、ヌタウナギの漁と、大学からの依頼などです。
29 今回の問題に関しては、水産庁の無能さがはっきりしたと思われます。第一次産業の保護育成を、真剣に行政が考えれば、きれいな海を守ることと栽培漁業の両立がなされているはずです。
30 仕方がないという人も、反対する人も、『ならばどうしたいのか、そのためにはどうすればよいのか』というのが弱いと思います。
31 米国に魚(メカジキ等)を輸出していた頃、水銀含有魚の輸入規制に憤慨し、美味しい魚に水銀がほんの微量入っていて何が悪いんだ、なんて思っていましたが、最近、ごく微量でも、特に妊婦に悪い影響を与えると聞き、従来の考え方を改めねばと思っております。専門家は、それぞれの立場で、市民生活から危険を削除する提言・実行が必要。
32 今回の件では、業界と行政の双方が、環境問題に対する認識の甘さを披露した結果だと思ってます。製造業界では、ISO14000などを中心に、環境に対する製造者責任を意識するのが「あたりまえ」と考えるようになってきています。製造業界では、商品とメーカーが1:1で語られるため、企業イメージが売上に直接関与するという背景があるから、自然にそうなったとも言えます。生鮮食品では、まだ製造者と商品が結びつかない状況なので、直接利益に結びつかない環境対策は後回しになってしまい、悪い循環にはまっているように見えます。今回の事件が、この悪循環を是正して、ブランドやメーカーが表に出てくる販売へ移行出来れば、自然に環境まで意識した商品作りが「あたりまえ」になって行くのではないでしょうか。すでに野菜や果物では、そのような流れを感じています。
33 MLでいつもお世話になっています。話題が高度なので、今はROM専門ですが、これからもよろしくお願いします。
34 フグの養殖は(病気や寄生虫の発生等)難しいから、彼らはとても苦労しているからという理由でホルマリン使用問題を擁護することはしないで欲しい。→水産関係者に対してどんな仕事も難しい点は有るし、それを踏まえた上で事業として選択しているわけだから、トラフグ(に限らず)養殖業関係者は責任ある行動をとって欲しい。
35 このホームページへ初めて訪問しましたが、なかなかのものです。これからもチョクチョクお邪魔します。
36 今回のことで、他の魚でも環境に負荷をかけない養殖法が見直されるといいです。
37 知人に教えてもらって、このアンケートページにきました。私、農業をやっていますので、ちょっと前の未承認農薬の問題と重なって、いろいろと考えさせられます。ついでに掲示板も拝見しましたが、皆さん、大変意欲的ですね。これからも、時々のぞかせてもらいます。
38 長崎では、ホルマリンを使用したフグも出荷するという方向で固まったようです。知事がホルマリン使用を公表し、消費者に謝罪したことを「余計なことをした」と非難する声まで出ています。今年の出荷シーズンまでには、ホルマリンのことなど忘れられている、ほっとけば良かったんだ、だそうです。ホルマリン使用フグを売ってくれ、という仲買業者の働きかけもあったという噂も流れています。養殖業界の片隅にいて、ままごと程度ながら自分でもフグを飼ってる身としては情けないとしか言えません。無駄な栄養剤減らして、その浮いた費用を使ってピンポイントでマリンサワーで駆虫してやれば充分飼えるのに、といっても聞く耳持たないですもんね。ホルマリン信仰は宗教並です。残念ですが、2〜3年ぐらいフグが売れないような状態にでもならないと事態は良くならないのではないでしょうか。(でもそうなれば、私は間違いなく失業だな 、就職活動しなきゃ。)
39 本当に美味しい(主観が働きますが)フグが食べたいのですが、どこに行けば良いのでしょうか?また適正な金額とは?(テッサだけでも、1万円以上出さないといけないと聞いたのですが)
40 素晴らしいページだと思います。これからも更新して欲しい
41 ホルマリンふぐだから廃棄しろってのは、あまりにもったいない。(今後の使用がなくなるのには賛成ですが…)「ホルマリン使用ふぐですが、身にはホルマリンは残ってません」ぐらいの説明をつけて、安く食べさせてくれればいいのに…
42 フグだけでなく、知らないだけで、色んな裏事情がありそうな気がする。
43 わからない。
44 自然の中で、天然の魚を獲る職業を羨ましく思います。何時までも、安全で健康的な食生活がおくれる魚介類を獲り続けられるよう頑張ってください。
45 ぜひアンケートの結果を知りたいと思います。もし結果が出ましたら何らかの形でご連絡いただけたらと思います。
46 わだかまりなく食べられる養殖魚って少ないですね。
47 「ホルマリン無害化装置」というものがあります。トラフグへの使用後の溶液に有効かどうかはわかりませんが・・・また、使っていないことになっているホルマリンに対して、無害化装置の売り込みもできないでしょうが・・・
 http://www.metocean.co.jp/new/news/2003/t030212_formalin.htm
48 魚は食べるより、眺めているほうが好きです。(新米主婦)
49 トラフグ、もっと安くなりませんかね。
50 ホルマリンを使わずに養殖している業者もいます。
51 報道によって、水産物の売れ行きが変わってしまうことに問題があるのではないでしょうか。金目やカジキ等もそうですが、報道の方法、及び、政府の発表方法に問題があるのではないでしょうか。
52 日本の魚食普及に携わる者としては、最近の自虐的な報道には怒りを感じている。もっとやり様があるのでは?
53 がんばってください。
54 フグは干物以外買ったことがない。自ら釣って味わっている。トラフグを過大評価し過ぎているのでは。
55 今まで考えたこともありませんでした。
56 今回の件に関しては、養殖業者の良識のなさをつくづく感じさせられました。自分たちが儲けるためだったら何してもいいとか、安く食べられるからいいとか、結局、先人の後始末をしなくちゃいけないのは、残された人たちなんですよ。そんな負の遺産はいりません。自分たちで持っていってください。
57 もうけようと何でもする。危険なので自分は食べない。日本の未来は無い。
58 私は福岡で30年以上魚屋。魚の内臓から海の汚染を危惧。何か改善できないかと思い、薬品を使用しないで広範囲に、魚の病気、有害化学物質をかなり除去できる技術の開発を知り、私も研究に参加。ホルマリン問題も、この技術で多方面で解決してみたい。
59 お魚は大好きです。安心して食べたいです。
60 本来なら、一番お金と人員と時間をかけて取り組まないといけない部分をほっぽりかして、国も、県もすぐ金が儲かる研究をしろという体制がおかしい。 昔は、海洋科学の日本だったけど、今では三流国になってしまった。
61 水産、畜産、栽培、人工的な物は、殆どの物に薬剤を使用しなければ経営が成り立たない事を、消費者がわからなくてはいけない。
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Copyright(C) Jun. 16,2003 by Toshio Yabe. All rights reserved  fishmlのバナーの制作者は「そのくみ」さんです。