魚名表示
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琵琶湖オオナマズ | 2002.11.16 | すでに、ニュース等でごらんのとおり、店先に並ぶ魚介類で紛らわしい名称を、どこまで認めるかを検討をしてきた水産庁は15日、中間案を発表しました。 私は、基本的にこういう方向は賛成です。 ■魚介類の表示名称案の一部例■ 標準的な名称 中間案 ●どちらでも可 クロウシノシタ シタビラメ バカガイ アオヤギ ●ブランド名 マサバ 関サバ の併記は可 マダコ 明石ダコ ●地方によ キダイ ハナダイ(神奈川県など) っては可 チダイ ハナダイ(福島県いわき市など) スルメイカ マイカ(北海道など) ●禁止 メロ ギンムツ トップシェル サザエ キングクリップ アマダイ スギ クロカンパチ 中間案は農水省のホームページで見られるようですが、さっき見たところ、まだアップされてないようでした。 http://www.maff.go.jp/ パブリックコメントもあるようなので、どんどん、意見を提出しましょう。 |
サルモ | 2002.11.18 | 魚介類の名称 -ギンXX & オキYY- 本物と偽物? ギンさわら、ギンむつ vs 銀サケ、銀フカ 沖さわら、沖ぶり vs オキアジ、オキアミ 昭和50年台には、二百海里問題が顕著になり、漁場を奪われた日本漁船は世界の海の果てまで魚を追って新漁場を開発しました。 又、商社は世界の地の果てまで魚を追って買い付けに奔走しました。 ないのです! 世界各地、陸から、海からうまい物を求めて、日本人に良質な蛋白を供給する為に、奔走し、見つけた魚は、日本近海に住んでいなかった為、日本語の名前がないのです。 この魚は、深海魚とか言われ、「グロテスク」と言われながらも、徐々に認知されて来ました。 ギンXXやオキYYは、「XX (又はYY) もどき」って意味です。 日本語にその魚の名前はなく、当時新種の魚のラッシュでもあり、めんどくさかったからなのか? その魚の顔が似てるから、その味が似てるから?ギン/沖を現存する名前の前に付けました。 正確な名前もありますが、まったく科の違う名前もつけられました。 親しまれた名前ですが、ギンタラだって鱈ではなく、キンメダイだって鯛ではありません。 メロの「ギンむつ」がダメなら、どうしてギンダラはいいのでしょうかネ? キンメダイはかなり古そうですが、ギンダラは100年も呼ばれていた名前じゃないと思うのですが。 三陸では「いかなご」のことをメロウド又はメロと呼んでいます。 日本にすでに存在する名前は「絶対」付けるべきじゃないと思います。 PS: 安物のサケ類の代名詞、マス。 本来これは、北陸の豪族が、朝廷に貢いだ、尊い魚=鱒で、北海道で捕れる鮭よりズ〜っと高級魚。今では本鱒、桜鱒と区別され、明治以降本格的に捕れだした多獲魚、青マスに軒を貸して(貸したつもりはなかったでしょうが)母屋を取られた形になりました。 |
ぼうずコンニャク | 2002.11.19 | 今回の魚名表示は確かにとても変ですよね! 誰かもっと魚を知る、ちゃんとした役人さんいないもんでしょうか? 特に「銀むつ」が「メロ」にせよなんて、こまったもんです。 この魚名表示にのことを問題視している消費者の代表とは「誰」なんでしょう? 大体、「むつ」=「クロムツ」なんて知っている消費者どれぐらいいるのでしょう? 今、僕のところへも八王子の市場関係者や、水産関係者から色んな相談事が舞い込んできています。 ●エピゴヌステレスコプス(間違ってなければいいのですが。カージナル)は今まで「黒むつ」で販売しているのですがこれはいいと思うか? とか ●ベトナムからのフエフキダイを「黒だい」として売っていいのだろうか? (青森の冷凍業者)とか、これには和名もなければ現地の呼び名も定まっていない。 ●サーモントラウトを調べていると、八王子の業者が僕のところへ来て、「この『トラウト』はどうにかしたいな?」なんてことも言ってきます。今、市場は景気が冷え込んで、廃業する業者が続出だそうです。 市場や輸入業の方もどんなことが問題になるのか、疑心暗鬼でいるようです。 本MLの消費者の方、業者の方でもう一度魚名表示で何が問題なのか考えてみてもいいかも? 過去のfish mlの議論など参考にしてみると、何が問題なのか分かると思うのですが、 僕など文字のデザインが本業なのですが、産地、学名、原産国での呼び名を文字の大きさを決めて(段ボール用とパック用)、表側に表示すれば、「どんな商品名(例えば『銀むつ』で売ってもよい。罰則は上の表示がないときだけに受ける、商品名では受けない。とすべきだと思っているのですが? まったく一般消費者なのに魚名表示での問い合わせに、あくせく答えているぼうずコンニャクでした。 |
サルモ | 2002.11.19 | 確か4-5年前、テレビ番組で「魚の名称詐称+偽称」を取り上げており、メロも槍玉にあがっており、実際当時、「ナンジャイ」と思うようなひどい(似ても似つかぬ)名前で販売されておましたが、それ以降、ギンむつに自然統一されました。 (アイナメのイメージって20-30 cmですよネ。メロは大きいものは2 mに達します。) とは言え、よく考えてみれば、長い目で見れば、むつでないものを二義語とはいえ、使わないのが筋でしょう。 水産庁は「魚介類の表示名称の取り扱いについて」の意見を募集しています。 「和名のない魚の命名のルールつくり」
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びわこオオナマズ | 2002.11.19 | たしか、前の職場に、遠洋漁業で獲れる魚の図鑑があったなと思い、昼休みにさがしに行ってきました。 「カラー版 遠洋漁場の底魚類」 監修 遠洋水産研究所 刊行 日本トロール底魚協会 初版発行 昭和47年5月17日 第2版 昭和50年11月20日 一般には市販されていないようです。 この本の発行目的に「会社間での統一」というのがあり、魚種ごとの名前では、各社でつけた名前がついています。 「5社統一名」というのもあり、大手5社で話し合って魚名を決めていたことがわかります。 ここに出てくる会社名は、日水・太洋・ニチロ・宝幸・極洋・新生・大光の各社で、5社とは「日水・太洋・ニチロ・宝幸・極洋」でしょうね。 魚によっては、3社が同じで、他の社は違う名前をつけているとか、いろいろあるようです。 この時代の要請として、「流通上でもややこしいので、とりあえず名前だけでも統一しようや」という流れがあったのでしょう。それはそれで、理解はできます。 時代が時代ですから、まだ「消費者主権」などという言葉も一般化していないか、概念そのものも無かったかもしれません。 そういう時代につけられた魚名が、消費者の意識の向上のもとで、批判の槍玉にあがる、これも、ある意味、必然かもしれませんね。 |
つくばのガマ | 2002.11.19 | ちょっと気になったので訂正のお願いです。 ここでの太洋は、正式には大洋(現マルハ) が正解です。 |
MAYS@一般消費者 | 2002.11.19 | 魚の名前に関しては、騙すような名前でない限り、何でもいいと思います。 ただ、表現の揺らぎだけは避けて欲しいですね。 まず魚名表示について考える前に… はっきり言って、このMLの参加者を基準にするのは危険だと思います。 自称「一般消費者」でも、きっと世間から見たら「お魚オタク」です。 イワシとサンマの区別もつかない、という信じられない人、身近に結構います。 生のはもを見て、うなぎという人は多いと思います。 ふつう、鯛、鮭等は書けますが、鮎並、柳葉魚などはまず書けません。 (MS-IMEでは出ません。) それを前提として、私の考えです。 一般の消費者は、標準和名とか、科名とかはどうでもいいと思います。騙されてなければ。 「大根はアブラナ科だから、今日はこれにしようか。」「ほうれん草はアカザ科だからやめとこ。」 なんて会話聞いたことないですから。 >メロも槍玉にあがっており、実際当時、「ナンジャイ」と思うようなひどい(似ても似つかぬ) >名前で販売されておましたが、それ以降、ギンむつに自然統一されました。 いまやもう詐称ではないのではないでしょうか。 皆「銀むつ」を「メロ」のつもりで買っていると思います。 騙されて買っているのではないのでは? >とは言え、よく考えてみれば、長い目で見れば、 >むつでないものを二義語とはいえ、使わないのが筋でしょう。 分類学的にはそうなのかもしれませんが、マナガツオ、アカマンボウ、ヤツメウナギ、チョウザメ、etc.そんな例はいくらでもあると思います。キクラゲなんかもそうかな? 今ある程度定着してしまったものは、それでいいと思います。 >和名のない魚の命名のルールつくり
サゴシをサワラ、アブラガニをタラバガニなどは、ただの詐欺だと思います。 > ・二義語とする場合、その科名(存在すれば)他の科名は使わない。 > 例:ギンむつ(あいなめ科-?)XXXダメ これに関しては?です。 古典的には、新しく見つけられた未知の魚は、○○に似ているから沖○○とか、名づけられたのだと思います。 蝶々の模様で、サメみたいな魚だからチョウザメって、問題なんですか? オカヒジキとかもわかりやすくていいと思うのですが。 そのほうが馴染みやすいし、カタカナ名よりはいいと思います。 一般消費者は、 この「銀むつ」って、どんな味なんだろう?むつみたいなのかな?買って食べてみよう! (食べてみて)むつとは味が違うけどなかなかいけるじゃん。また買おう! なんてこと言って買うんだと思います。 初めから「メロ」じゃ、買ってみよう!とはまず思わないですよ。 要するに、買ったほうが騙されていなければいいのだと思います。 愛知県(名古屋だけ?)では、メジマグロの中でも小さいものをアブというらしいのですが、逆に「メジ」や「アブ」を「本マグロ」とか、たとえば「クロマグロ なんと1/4身で100円!」とか称して売っているほうが、表記的には問題なくても、よほど問題だと思います。 小売の方々の、正直でまっとうな商売に期待するしかないですね。 この「銀むつ」、むつとはぜんぜん違うんだけど、でも、煮付けると安くてうまいよ!どう? なんて、小売の人が言ってくれるようなら、詐称なんか問題にならないですよね。 >漁業者、流通業者、学者/教育者、主婦等、このグループほど、 >多種多様な見方が出来るものはないと思います。 最大の欠点は、ある意味「普通の人」(魚は月数回 切り身しか食べない)が、少ないと予想されることでしょうか。 |
琵琶湖オオナマズ | 2002.11.19 | 魚名表示の原則は、「消費者に誤解を与えない表示をする」ということでしょう。 ですから、基本は標準和名(または対応する地方名)であるべきだと思いますが、新種の魚などは、それなりの組織を作って(当然、消費者の代表も入れて)、そこで、個別具体的に決めればいいのではないですか。 今ある外来魚の名前が一番問題になると思いますが、これも、「消費者に認知されているかどうか」が判断基準でしょう。 シシャモをカペリンという表示をするのは、現状ではあまりにも不自然です。 カペリン=シシャモ、国産のホンモノのシシャモ=本シシャモでいいと思います。 ナイルパーチは、スズキ・白スズキ・沖スズキなどと呼ばれてきましたし、まだ一部、そのような表示の所があります。このように、いろんな名前で呼ばれるというのは定着していない証拠であるし、スズキなどという全くの嘘表示まであるわけで、この場合はナイルパーチと表示すべきでしょう。銀ムツ=メロは微妙ですね。定着しているような気もするし・・・・マジェランアイナメにするわけにはいかないだろうし。 そう考えると、銀だらはどうなんねん・・・・ということですが、まあ銀ムツよりは定着してるしねーーーー。どっちかいうと、鱈より美味しい魚だし、いいかなーと思いますけど。 それと、サゴシとサワラの問題が出ていますが、これも微妙ですよ。どこで分けるのでしょうか。 ブリとハマチもそうです。京都などは、5kg以上ぐらいからブリ、それまではハマチ、1.5kgくらいの小さいのはツバスですけど、紀州では養殖の5kgでもハマチと呼んでいるようです。 ヨコワを本マグロと表示するのは、決して間違っているとは思っていません。 ウチの場合、「よこわ(本マグロの幼魚)」と表示しているはずです。 ヨコワでも、少し大きくなってくると、美味しいですから、十分「本マグロ」表示に耐えられると思います。 かように、一律には決められない部分があるのが魚名表示ですので、全くのウソ表示(先述のナイルパーチのような)で無い限りは、そこそこ柔軟性を持たせた方がいいのは確かでしょうね。 いすれにせよ、原則は「消費者に誤解を与えない表示をする」ということで、ここからはずれてはダメだと思います。 |
琵琶湖オオナマズ | 2002.11.19 | http://www.jfa.maff.go.jp/release/14.11.15.4.html ↑ ここで、意見募集してますから、どんどん書いて送りましょう。 fishmlで意見をまとめるのもいいですが、それはそれとして、個人でも意見を送った方がいいと思いますよ。 特に、言いたいことがいっぱいありそうな消費者の方におすすめします。 |
しげる | 2002.11.20 | >小売の方々の、正直でまっとうな商売に期待するしかないですね。 どうでしょう? 私の近所には、スーパー以外はありません。たぶん、大規模店に駆逐されてきたのでしょう。 ただ、がんばっている商店街、魚屋が有ることは知っています。 スーパーではまっとうな商売をするとメロにならざる得ないような気もしますね。 対面販売が良い人と苦手な人もいるかもしれません。 ただ、大都市圏ほどそうだと聞いていますが、健康食品とかには敏感なので、魚の名前や調理方法にぐらい気を遣ってほしいと思います。 # 料理の本だって、たくさん売っていますし。 # みのもんたがバンバン取り上げると、売り上げが変わります。仕事で某雪○ # 乳業に伺っていたときに、ヨーグルトが1週間売れ続けたとききました。 >最大の欠点は、ある意味「普通の人」(魚は月数回 切り身しか食べない) >が、少ないと予想されることでしょうか。 まあ、そうですけど。 m(_ _)m 特に、答えは無いのですが。個人的には、最近のスーパーでの表示については、少し良くなったかと思います。 # 分かる人には、わかりやすくなったので。 # でも、チダイをマダイとまだ書いている。 |