fishmlの包丁談義・第2弾

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伊井@横浜 2000.07.08 先月、大阪、兵庫に行く所用があったんで、包丁屋をまわってきました。
そこで疑問が起きたのですが、みなさん「アジ切り」ってどういう包丁を呼びますか?
私はアジ切りは、出刃の小さいの(三寸位)をそう呼ぶと思ってました。
ところが、大阪の堺一文字光秀や京都の有次では、アジ切りは小さい柳刃(四寸、五寸)が並んでいました。
もしかして、関東と関西ではアジ切りの定義?が違うのでしょうか?
であれば新しい発見をしたようで面白かったのですが、はたしてそうなのでしょうか?
珍しいので五寸のアジ切りを一本買ってきました。娘用の刺身包丁として使用予定です^^。
京都の錦小路の有次は店の人の応対もよく、いろいろ勉強させても らえました。
帰りになんかバッグが妙にかさばると思ったら、どういうわけか尺の柳刃が入ってました^^;。
翌々週にも同じ店に寄り、今度はバッグが妙に重いと思ったら、どういうわけか砥石が三丁入ってました^^;。
#衝動買い癖をどうにかせんとあかん。
で、これまで買うのをひたすら我慢していた京都本山砥をついに買ってしまいました。
まだ一度しか使ってないのですが、キングの合わせ砥(G-1)に比べると研ぎ上げるのに時間が掛かります。
使いこ なすにはまだまだなので、これから本山砥の研ぎを勉強していこうと思ってます。
使っている方はアドバイスいただけると嬉しいです_o_。
きはら@横浜 2000.07.08 > 私はアジ切りは出刃の小さいの(三寸位)をそう呼ぶと思ってました。
私もそう思ってます。

> ところが、大阪の堺一文字光秀や京都の有次では、アジ切りは小さい柳刃(四寸、五寸)が並んでいました。もしかして、関東と関西ではアジ切りの定義?が違うのでしょうか?であれば新しい発見をしたようで面白かったのですが、はたしてそうなのでしょうか?珍しいので五寸のアジ切りを一本買ってきました。娘用の刺身包丁として使用予定です^^。
面白いですね、柳刃なら出刃より刃が薄いので、小魚を捌くにはちょうど良いかもしれませんね。
機会があったら私も使ってみたいと思います。
ぼんくら二代目@東京 2000.07.09 > > 私はアジ切りは出刃の小さいの(三寸位)をそう呼ぶと思ってました。
> 私もそう思ってます。
あの薄っぺらい(3mmぐらい)の小さな出刃ですよね?
天麩羅屋さんがよく使うやつですか? あれをアジ切りというのですか。
てっきり、干物を作るときに使うカスタムメイドの出刃をアジ切りだと思っていました。
#普通の小出刃をグラインダーで削って作っているヤツです。 #市販はされていないそうです。

> ところが、大阪の堺一文字光秀や京都の有次では、アジ切りは小さい柳刃(四寸、五寸)が並んでいました。もしかして、関東と関西ではアジ切りの定義?が違うのでしょうか?であれば新しい発見をしたようで面白かったのですが、はたしてそうなのでしょうか?珍しいので五寸のアジ切りを一本買ってきました。娘用の刺身包丁として使用予定です^^。
すいません。 価格を教えていただけないでしょうか?
これぞ求めていた物なので是非使いたいのです。
 柳刃の小さいヤツは私が行く包丁屋では扱っていないので。
 同じ築地市場内にある包丁屋さんは、世話になっている包丁屋さんの手前、行きにくいです。
 有次さんといっても築地有次さんですから流れが違いますし...

> 面白いですね、柳刃なら出刃より刃が薄いので、小魚を捌くにはちょうど良いかもしれませんね。機会があったら私も使ってみたいと思います。
薄っぺらい出刃がアジ切りだとしたら、これはちょっと使いにくいですよ。
峰にある程度厚みがないと力が伝わりにくいですし、洋包丁なみに研ぎにくいです。
#三枚に下ろす時の感触が気色悪いです。
その点小さな柳刃ならば、適当な厚みはあるし良いですね。
市場外にある有次さんで売っているかな? なければ、理由を作って京都有次さんか大阪堺一文字光秀さんへGOです。
通販があると良いのですが... やっぱり見て仕事を確認してから買いたいですし。
それとも近所の鍛冶屋さんで打ってもらうのも良いかもしれないです。
#金額が恐ろしいですが...だから二の足を踏んでいました。 #五丁ぐらい買うつもりです。
ぼんくら二代目@東京 2000.07.09 すいません、訂正です。 [fishml:09217]において、
>#有次さんといっても築地有次さんですから流れが違いますし...
とありますが、そんなことは全くありません。 私の勘違いです。 すいませんでした。
伊井@横浜 2000.07.09 > 天麩羅屋さんがよく使うやつですか?あれをアジ切りというのですか。
えーと、天麩羅屋さんのは知らないのですが、薄っぺらい出刃です^^;。
三寸くらいのだと黒打ちのが多いように思います。
#安いです。前に使ってた木屋の黒打ちアジ切りは2300円でした。

> てっきり、干物を作るときに使うカスタムメイドの出刃をアジ切りだと思っていました。#普通の小出刃をグラインダーで削って作っているヤツです。#市販はされていないそうです。
マニアックっす^^;。

> 価格を教えていただけないでしょうか?これぞ求めていた物なので是非使いたいのです。
私の買ったのは堺一文字光秀五寸で3500円でした(四寸は3000円)。
これあれですよ、鋼もそういいのではなく、裏押しも綺麗につかないです。
寺輪さんのようなプロの使用には耐えられないと思いますよ。
研いだ感じでも鋼が柔らかいし、長切れしないと思う。
#私のような魚を捌く量が少ないとーしろー向けだと思います。
京都の有次のはもうちょっと高くて6800円か7800円だったと思いました。これはよく見てはこなかったです。

> #有次さんといっても築地有次さんですから流れが違いますし...
あとのメールでもありましたが、流れは同じだそうですね。
店のご主人に聞いてみたら、先々代までは同じ店だったとの事です。今は扱っている包丁も違うとか。

> 市場外にある有次さんで売っているかな?
たぶん築地の有次にはないと思います...

> なければ、理由を作って京都有次さんか大阪堺一文字光秀さんへGOです。通販があると良いのですが..やっぱり見て仕事を確認してから買いたいですし。
通販はわからないですが、一応住所を書いておきますね。
「有次」  京都府京都市中京区錦小路通御幸町西入ル 075-221-1091
「一文字厨器」(堺一文字光秀)  大阪府大阪市中央区灘波千日前14-8 06-6633-9393

> それとも近所の鍛冶屋さんで打ってもらうのも良いかもしれないです。
オーダーメイド包丁ですか、これはすごい@_@。
伊井@横浜 2000.07.09 > 峰にある程度厚みがないと力が伝わりにくいですし、洋包丁なみに研ぎにくいです。#三枚に下ろす時の感触が気色悪いです。
アジ切りの写真あったあった、こんなのです(三寸五分ですが)。
 http://www.st.rim.or.jp/~junh/hamo1104.html
ようするに小さい出刃なんですが、刃渡りが短い分、厚みも薄くなっています。
でも、刃角はそこそこあるので、研ぎにくいということはないです。
#というか、あっという間に刃がつきます^^;;。

> その点小さな柳刃ならば、適当な厚みはあるし良いですね。
私の持ってるものでは、厚みは小さな出刃(関東でいうところのアジ切り)と小さな柳刃 (関西でいうところのアジ切り?)と、だいたい同じくらいです。しのぎは柳刃の方が広いです。
で、私の持ってる杉本のアジ切り(三寸出刃)は、シロギス、それも12cmくらいの^^;を開いててんぷらネタにするのに重宝しています。
小魚の背骨を外すのにはやっぱり短い包丁がやりやすいです。
なんか、アジ切りの事を書いてたらアジ釣りたくなってきました。 これからちょっくらアジ釣りいってこかな^^;。
ぼんくら二代目@東京 2000.07.09 > これあれですよ、鋼もそういいのではなく、裏押しも綺麗につかないです。
これはちょっと...ですね。
#教えていただいてその態度はなんだとお叱りを受けそうです。 #ごめんなさい。

> 京都の有次のはもうちょっと高くて6800円か7800円だったと思いました。これはよく見てはこなかったです。
こちらは期待出来そうです。 #関西方面のオフ会に参加のついでに見て来るのが吉ですね。
別記事ですが、アジ切り包丁の画像見ました。
鋼がアレですね...(持っているアジ切りもそうです。) でも一番下のヤツは良さそうでした。
この手の包丁の柄は細い物が多いです。もう少し太いと扱いやすいと思います。
ちゃんとした鋼で作ったアジ切り包丁(関東型、関西型共に)、需要が確実にあると思うのですが...作っていないですね。(泣)
ちびた出刃(三寸)とちびた柳刃(四寸)を持っているのですが。非常に使いやすくて重宝しています。
本当に良いです、手に入れる機会があれば皆さんにお勧めします。
#って、無理ですね..失礼しました。(自爆)

> > それとも近所の鍛冶屋さんで打ってもらうのも良いかもしれないです。
> オーダーメイド包丁ですか、これはすごい@_@。
でも、ここの鍛冶屋さんあまり良いうわさを聞かないのが心配な所です。
日土休みの店が多いですが、次の土日に合羽橋に行って見て来ます。
キーワードはまともな鋼のアジ切り&五寸のまともな柳刃です。
しげる 2000.07.10 > #関西方面のオフ会に参加のついでに見て来るのが吉ですね。
東京で確認されてはいかがでしょうか?
京都の有次は高島屋内にあります。大きいところは日本橋の高島屋にあります。
京都の本店にはかなわないと思いますが、相談ぐらいは可能と思いますが。
ぼんくら二代目@東京 2000.07.10 > 京都の本店にはかなわないと思いますが、相談ぐらいは可能と思いますが。
アドバイスありがとうございます。
近くの鍛冶屋さんもちょっと信用できないので、馴染みの包丁屋さんに相談しました。
#これなら確実に良い鋼の関西型アジ切りが手に入ります。
#関西型アジ切りというよりは五寸の柳刃です。
結構、色好い返事をもらえたので期待しています。
ただし特注なので十丁ぐらい買うことになりそうですが...(汗)
伊井@横浜 2000.07.11 > この手の包丁の柄は細い物が多いです。もう少し太いと扱いやすいと思います。
確かに!刃渡りが短いと柄も相似形になって小さくなってますね。
手の大きさが変わるわけではないので、小さくする必要はそれほどないように思うんですが、握った時のバランスの問題なのかな?
先日、有次で柳刃を選んでたとき、あれこれ握り比べて一番手にしっとりくるのを選びました。
それの巻角は黒水牛だったです。
他に白水牛の巻角があって、それ見ながら「巻角の色はこっち(白)がいいんだけどな..」とつぶやいていたら、店の主人が「では柄を変えま しょうか」と言って5本くらい柄だけ持ってきてくれました。
で、 刃身を抜いて好きな柄に替えてくれるとの事です。これで財布の口 が開いてしまいました...^^;
小出刃も柄を大小取り替えてくれると嬉しいですね。(^^)

> ちゃんとした鋼で作ったアジ切り包丁(関東型、関西型共に)需要が確実にあると思うのですが...作っていないですね。(泣)
アジ切りって、とーしろーには需要ありそうですが、プロの需要ありますか...?
大量に魚を捌くのであれば、より多くのサイズに使える長尺もの(大は小を兼ねる)の需要に傾くんじゃないかと思ってました。
昨日は、アジ釣りにいって、20cm前後のアジを35尾釣ってきました。
使った包丁は三寸のアジ切りではなくて、五寸五分の舟行包丁でした。
ある程度の数を捌くには、多少刃渡り(刃厚)があった方が疲れないように思います(長切れもしますし...私の研ぎはこんなもん^^;)。
これが 10尾くらいだったらアジ切り使います。

> 日土休みの店が多いですが、次の土日に合羽橋に行って見て来ます。
知り合いのツリオヤジ(寺輪さんもご存知の人^^;)が鍔屋で買ったという、三寸の青二鋼のアジ切りを持っています。これなど、プロ の目でみて使える包丁かどう か興味あるところです。
良さそうな包丁あったら紹介してください(^^)。
ぼんくら二代目@東京 2000.07.11 最初におことわりをしておきます。
私は、包丁研ぎは自己流ですので。(本も持っていない) 正式な包丁の部位の名前や、用語に関しては間違っている場合などがあります。
#このMLに参加して、色々な事を教えていただけるので、非常に #感謝しております。(感謝、感謝です)
#結構この商売、世間が狭いのです...

> 手の大きさが変わるわけではないので、小さくする必要はそれほどないように思うんですが、握った時のバランスの問題なのかな?
持った時のバランスは包丁を握り込む位置で調節しています。
ちびた包丁を使ったときの感触ですが、使いにくいことはないですよ。
バランスが関係してくるのは、長時間使う柳刃や、蛸引きなのでは無いでしょうか?
これらで「バランスが悪い」と言えば大抵刃側の方が重くなりますが、この状態が顕著な場合で3日使っていると私は腱鞘炎になります。 #パワーが無い物で(汗)

> 刃身を抜いて好きな柄に替えてくれるとの事です。これで財布の口が開いてしまいました...^^;
私も黒より白の方が好きです。 #黒だと安っぽい気がして。(苦笑)
このことは割と一般的なサービスです。
#特にプロ相手のお店の場合。 いくらか(1000円前後)お金を取られる場合もありますが、やはり気に入った物が欲しいですものね。

> 小出刃も柄を大小取り替えてくれると嬉しいですね。(^^)
刀身を柄に打ち込む部分(なんていう名前なんだろう?)の太さは、包丁のタイプにより決まっているようです。(未確認) 一丁の価格が安いアジ切りなどでは難しいと思いますよ。
でもこういうサービスがあると、本当に嬉しいですね。

> アジ切りって、とーしろーには需要ありそうですが、プロの需要ありますか...?大量に魚を捌くのであれば、より多くのサイズに使える長尺もの(大は小を兼ねる)の需要に傾くんじゃないかと思ってました。
大抵はちびた出刃や柳刃を使うようですが、経験が浅いので数を持っていないのです。
小さな包丁は使い勝手が良いので、私以外の作業者(うちは身内でやっています)も使いたがるのです。(だから新品でも良い鋼の小包丁が欲しい)
やはり一番ちびた柳刃を使うのは、カレイやヒラメの縁側を限界までつけておろすときですね。
長い柳刃でも可能ですが、限界を追求するとちびた物の方がやりやすいです。
#うちのやり方はこれらの魚を、五枚でなく三枚に下ろします。
#今まで一番小さな物は、16cm前後のマコガレイの姿造りです。 #しっかり縁側まで取りたいので。
同様に、ちびた出刃は限界まで肉を付けて三枚に下ろす時、威力を発揮します。
私の叔母はすごいですよ。 #浜の加工所のおばちゃんクラス。 #しかも、複数の魚種で。
ちびた柳刃を使って小魚をおろすのですが13cmぐらいのキスやメゴチ10キロを30分とかからずにおろしてしまいます。 #全く未処理の状態からです。
穴子を裂くのも同じです。(めちゃめちゃ早い)
こんな人なのでもっと良い道具をあげたいのです。
#その割には道具にこだわらないのが不思議。 #自分でも研げないですし。

> 良さそうな包丁あったら紹介してください(^^)。
了解しました。 #でもカスタムメイドに走りそうです。(苦笑)

PS 伊井@横浜さんへ
あの方、このMLに参加されておられないようですね。
魚や和食の事は、NGよりよっぽど情報密度が高いのに...
ナカジマ@大潟村 2000.07.11 どういうわけか、中学生の頃から刃物が好きで、刃物を日常生活の道具として使いこなせる人間に憧れてきたものですから、包丁の話題、興味深く読んでいます。  
魚用の包丁だけでなく、秋田の阿仁マタギで有名なマタギナガサ(又鬼長刀と書くのでしたっけ)などを見ると興奮してしまいます。  
自らは魚を3枚におろそうにも、身をグサグサにしてしまってお話にもならないのですが・・・。

> 私の叔母はすごいですよ。ちびた柳刃を使って小魚をおろすのですが13cmぐらいのキスやメゴチ10キロを30分とかからずにおろしてしまいます。#全く未処理の状態からです。  
こういうの、格好いいですよねぇ・・・。 私なぞ、アジ一尾おろすのに・・・余りに恥ずかしいのでやめます。

> #その割には道具にこだわらないのが不思議。  
こういうのも、格好いいですねぇ。弘法筆を選ばずでしょうか・・・。
安倍@秋田 2000.07.11 > 小出刃も柄を大小取り替えてくれると嬉しいですね。(^^)
形は取り替えてくれますよ。 6角柄が私は好きですね。
でも、毎日磨くから角が取れて丸になっちゃいますけどね(^^;;;

> アジ切りって、とーしろーには需要ありそうですが、プロの需要ありますか...?大量に魚を捌くのであれば、より多くのサイズに使える長尺もの(大は小を兼ねる)の需要に傾くんじゃないかと思ってました。
あまり小さな包丁は買いませんね。
どうせ毎日研いでいると小さくなりますし、自分の使いやすいように包丁は形を付けていく物と考えていますから・・

> 良さそうな包丁あったら紹介してください(^^)。
包丁について自分なりの意見ですが・・
  1. 包丁は減る。だから新品のバランスより自分の好みの形に仕上げたときのバランスを考えて選ぶ。
  2. 好みの形に仕上げたら同じ包丁をまた買い同じ形にするまで使い、何本か1種類の包丁を同じ形に仕上げておく。
  3. お仕着せの使用目的よりも自分で使いやすい形を選ぶ。
  4. 堅さは使用目的別に分ける。
  あくまでも私感ですので(^o^)
安倍@秋田 2000.07.11 > #黒だと安っぽい気がして。(苦笑)
同感です(^o^)

> 大抵はちびた出刃や柳刃を使うようですが、経験が浅いので数を持っていないのです。
若い内は呑みに行かず包丁を買いましょう。
不思議なことにお金が無く、時間がない時期の方がいい包丁買えます。
周りを見てもその傾向が強かったです。>単に遊び癖が着くのか?(爆)

> やはり一番ちびた柳刃を使うのは、カレイやヒラメの縁側を限界までつけておろすときですね。長い柳刃でも可能ですが、限界を追求するとちびた物の方がやりやすいです。     中略
> 同様に、ちびた出刃は限界まで肉を付けて三枚に下ろす時、威力を発揮します。
そうかな?何でも同じ気がしますが・・・・ 長い方が身を持ち上げずに済むのじゃないでしょうか?
それにヒラメやカレイの場合柳の方がやりやすいけど>自分

> ちびた柳刃を使って小魚をおろすのですが13cmぐらいのキスやメゴチ10キロを30分とかからずにおろしてしまいます。#全く未処理の状態からです。
おぉそれはすごい(^o^)

> これなど、プロの目でみて使える包丁かどうか
プロの包丁は「見栄」もありますからね。
以前は新しい人が入ったときに、その人の包丁を見て判断しましたからね。
それは大工さんも同じかな?
道具にかけるお金のかけ方で意気込みを見るというか・・・・ 今はないでしょうけどね(^o^)
包丁話で面白い話って結構ありますよ。 あまり公にはいえない話とか・・・
流れの板前なんてのは色々知ってましたね・・・ お父様の時代にはそれこそ多かったんじゃないかな?
一度聞いてみたらいかがでしょう?
伊井@横浜 2000.07.12 > プロの包丁は「見栄」もありますからね。
いやいやいや、アマの包丁も見栄あります(ほとんどがオーバースペックだもの)。
おらぁ、青二鋼の出刃だぜ、とか、わしゃ本焼使ってるぜ、とか。 :-)
#経済的な黒出刃は買う気にならないし^^;。
さすがに柄が黒檀とか、巻角が象牙とか、総鏡面仕上げだとか墨流しとか、そういう見栄は私はないですが...
ある人はありそう^^;。
伊井@横浜 2000.07.12 > 刀身を柄に打ち込む部分(なんていう名前なんだろう?)の太さは、包丁のタイプにより、決まっているようです。(未確認)
♂の部分(鋼の部分)は、「なかご(茎)」と書いてありますが、♀の部分は載ってないです。 (柴田ブックス「包丁と砥石」より)。

> 穴子を裂くのも同じです。(めちゃめちゃ早い) こんな人なのでもっと良い道具をあげたいのです。#その割には道具にこだわらないのが不思議。#自分でも研げないですし。
んー、なんとなくその雰囲気わかる...^^;
釣りの世界でも、すごく変な竿(20年位使ってそうな、どう見ても調子が出てなさそうな安い竿)使って、ぼこすか釣る人います。なか なかカッコいいです。
無言で、釣りは道具じゃなくてアームだ、と アピールしてるように見えます。
#実は見えないところで拘ってるのかもしれませんが。
ぼんくら二代目@東京 2000.07.12 >  魚用の包丁だけでなく、秋田の阿仁マタギで有名なマタギナガサ(又鬼長刀と書くのでしたっけ)などを見ると興奮してしまいます。
刃物は私も好きです。 #危ないヤツかもしれません(笑)
ダイバーのナイフもかっこいいのが多いですね。 #買っても使い道がないので買いませんが。

>  自らは魚を3枚におろそうにも、身をグサグサにしてしまってお話にもならないのですが・・・。
ちょっとしたコツで随分綺麗におろせる物ですよ。
一番家庭で使われていると思われる、両刃の包丁を仮定してお話します。(文化包丁、三徳、牛刀など。)
簡易研ぎ機で良いですから、魚をおろす前には必ず研ぐだけで、随分 違う物です。
#簡易研ぎ機でも、しつこくしょっちゅう研いでると、刃が出来てきます。
まず、まな板に正対して、肩幅程度に足を開き立ちます。
次に、右利きならば右足を引いて、まな板に対して右45度に立ちます。※左利きならば左足を引いて左45度に立つ。
最後に、腰をひねってまな板に正対します。
これで作業をするだけで、随分できあがりが違うと思います。
#主婦の方は、まな板に対して真っ直ぐ立つ方が多いと思います。
それと、立ち位置が近すぎる方が多いようです。 体格にもよりますが、20cmは離れた方が良いです。
#まな板の端〜腹の距離です。 #手首〜肘の距離ぐらい離れるのが目安です。
まな板の位置も、なるべく手前ぎりぎりにおいた方が良いと思います。
三枚に下ろすとき、魚もまな板の中心ではなく手前の方において作業すると良いと思います。
刺身類を引くときも、まな板の手前におくと良いです。
魚は押して切るのではなく、引いて切ると良いですよ。
刃物は基本的に引きながらか、押しながら使う物です。
どんなに研ぎ上げた包丁でも、力任せに押し当てたのでは綺麗に切ることは出来ません。
おろしている最中に、骨に引っかかったならば無理をしないこと。
そこそこ切れる包丁ならば、アジ程度の腹骨はカリカリッと切れると思います。
基本的に包丁はこじらないこと。(特に和包丁) これは必ず守ってくださいね。
#どーしてもの場合はしょうがないでしょう。 #ただし、刃が欠けるというペナルティがありますが...
なぜこうするのか、ちゃんとした理由はあるのですが、文章にすると長くなるので端折らせてください。
ぼんくら二代目@東京 2000.07.13 自己訂正します。
> 最後に、腰をひねってまな板に正対します。
最後に、首をひねってまな板に正対しますに訂正。

> #まな板の端〜腹の距離です。 は、
>#まな板の端〜肩の距離です。(真上から見て)   に訂正です。
すいません、無意識にやっている物で...
安倍@秋田 2000.07.13 > いやいやいや、アマの包丁も見栄あります(ほとんどがオーバースペックだもの)。
その方が大事に使うし気持ちもいいですよね。

> #経済的な黒出刃は買う気にならないし^^;。
解る解る(^o^)

> さすがに柄が黒檀とか、巻角が象牙とか、総鏡面仕上げだとか墨流しとか、そういう見栄は私はないですが...ある人はありそう^^;。
呼んだ?(爆) でも、もったいないからあまり使わない(爆)
ぼんくら二代目@東京 2000.07.14 > 私たちもそうでしたが隠れて買ってました。そうしている内に自分に合う包丁に出会えるんですよね。
みやこやさんの9寸、霞、青二鋼の柳刃結構気に入っています。#柔らかめではありますが。
形を作った後、ちょっとバランスが前気味なのが気になるくらいです。
#少々の鉛を柄尻に埋め込むとちょうど良いですが、そこまでする気はめんどくさくて起こりません。(ハンダを柄尻に巻き付けてテス #トしました)
こんな話をしていたら新しい柳刃が欲しくなってしまいました。
皆さんが使われている、有次さんのやつを買おうかなと思います。 #墨流しのヤツを買ったりして。(笑)

> 教えて欲しいのですが、私は研ぎや直しを頼んだことがないので解りませんが、グラインダーで直すのですか?
みやこやさんはそのようです。 #研ぎ代から考えて、ほとんどの所がそうでは無いかと思います。

> グラインダーを回すときには水をかけながら使うのでしょうか?そうしないと焼き鈍しになってしまうと思うのですが?
砥石の直径が1mはあるような巨大なグラインダーです。
砥石の厚みも20cmぐらいはあるようです。 駆動時の回転数は低いようです。
砥石の大きさから考えても、外周の線速度は低めのようです。 比較対照は卓上型のグラインダーです。
#特殊業務用機器ですし、お値段はものすごいでしょうね。 中に入って見せてもらったことはありませんが、横側からパイプが出ている所を見ると、何か液体をかけながら削るようです。
#みやこやさんと後、木屋さんか築地正本さんの売り場の奥にあるのは見かけました。



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