コメ:不作なのに値下がり続く

投稿された
会員さん
投稿日 投稿内容
琵琶湖オオナマズ 2006.11.05 琵琶湖オオナマズ@これも直感的な意見です。

http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20061104k0000e040016000c.html
コメの値段が下がり続けている。10月26日に発表された06年産米の作況指数(平年作=100)は日照不足や台風の影響で「やや不良」の96と不作で、値上がりしても不思議はない。安いコメは消費者にはありがたいが、高齢化や後継者不足に悩む農家には「泣きっ面に蜂」だ。【位川一郎】

●もう主食ではない

 コメ取引の指標になるのは、コメ価格センター(旧・自主流通米価格形成センター)での落札価格だ。05年産の全銘柄平均が60キロ当たり1万5128円。「今年は昨年同期より60キロ当たり500〜600円下げている」と市場関係者は話す。90年産の2万814円から比べると3割下がった。作況指数が100を下回った年は一時的に上昇したが、全体としてじりじりと下落してきた。銘柄別では、最高級の魚沼産コシヒカリと値ごろ感のある北海道産米に人気が集中する一方で、他は値を下げ、二極化が進む。

 値下がりが続くのは、構造的な需給のアンバランスがあるからだ。食生活の変化でコメの消費が減った。1人当たりの年間消費量はピークの62年度に118.3キロだったが、05年度は61.4キロとほぼ半減。すかいらーくの横川竟(きわむ)会長は「この数十年で、コメは主食ではなくなった。この先、おかずとおかずの間に食べる時代になる」と、さらなる減少を予測する。


こんな↑意見もあるようですが、間違ってると思います。
魚食と米食はつながってると思うんですね。
サカナヤは、「もっとお米を食べよう」という運動をしないといけないように思うのですよ。
地球極楽とんぼ 2006.11.05 当家では家族3人だというのに、年間10俵もの米(コシヒカリ)を新潟の親友の農家から直接調達しています。
ほとんどは、女房が気前よく分配している...?
一度、本当に美味しいお米の味を知ってしまうと、もうダメですね!
やはり日本人には欠かせない主食です。

↓先頃、インドネシアのスマトラ・二アスから腹違い?の息子が里帰りしました。
 http://duman.exblog.jp/

刺身と納豆はさすがに食べませんでしたが、ご飯と焼き魚、煮魚などは好んで食べました。向こうへ行っているときは、焼き飯、焼きそばなど朝から出るので、こちらは逆に閉口したものです。

グローバル化しているとはいうものの、歴史の長い食文化はそう簡単に変われないと思います。台湾など裕福層が増えて日本の高級米を輸入しているとか?
欧米でも健康趣向で和食が注目されています。
日本の食文化を、もっと世界に売り込む努力が必要なのかも知れませんね?
白浪@舞鶴 2006.11.06 > すかいらーくの横川竟(きわむ)会長は「この数十年で、コメは主食ではなくなった。
> この先、おかずとおかずの間に食べる時代になる」と、さらなる減少を予測する。

その昔,ソニーの井深大さんが
「農業は単位面積あたりの生産額(お金)が工業の何十分の一しかない.こんなものを続ける必要はない」ってなことをおっしゃってたのと同じようなアホな話ですねぇ.
それ以来,σ(^ ^;はソニー製品はどんなに魅力的でも買いません(^O^)

> 魚食と米食はつながってると思うんですね。
> 魚やは、「もっとお米を食べよう」という運動をしないといけないように思うのですよ。

そうですね!(^^)!

環境考古学者の安田喜憲が提唱されてる「稲作漁撈文明が地球を救う」もあります.
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-NIPS=9981244589
http://www.speakman.co.jp/shb_author_hp_pr_list_detail.asp?F_PR=153

安田さんは地層に含まれる花粉の分析から,過去の環境を推定するのが本業.
で,古代四大文明の地やギリシャ・トルコなどが現在はバサバサの乾燥地なのに,文明が発達するまでは緑の森に覆われていたことを発見.
そこで,畑作牧畜の文明は必然的に森を切り開き砂漠化をもたらすと考えておられます.
その意見はかなり極端なのですが,たぶん,大筋は間違ってないでしょう.

小麦とか豆・ジャガイモなどの畑作は,単位面積あたりに収穫できるエネルギーが稲の一割以下(確か^^;)なので,畑作の生産物を主食にして魚で補うという文明は成立し得ない.そこで,牧畜をするわけですが,牧畜ってのは膨大な餌(草)がいるので森を切り開いて牧草地を作る.
で,元々乾燥しやすいところでは森の保水力が無くなって砂漠化するってことです.
湿気の多い北ヨーロッパでは砂漠化はしませんが,緑豊かなってイメージがあるスイスとかイギリス,ドイツとかでも,国土に占める森の割合は2割以下です.
エーゲ海の周囲なんか,真っ白な風景がエキゾチックで人気がありますが,あれは文明が環境を無茶苦茶にしたなれの果て凸(−−)

これに対して稲作中心の東アジアでは日本をはじめ,森の割合が6割以上のところがほとんど.環境を守るには稲作と漁業の組み合わせが最適(^O^)
【山形】さとう 2006.11.06 稲田を所有し農協組合員でもあるので、生産委託していますが一応農家の一面も持っています。
米食が減少している一因として、麺食量が増えている事もあると思います。
パン食のみが要因であれば、和食に対して洋食という明確な対峙した存在になりますが、麺食の場合はそば・うどんは和食、ラーメンも中華という認識は低く国民食という印象でしょうから、和食の内部対立という形になると思います。
そうなると批判や抑制は難しくなるのではないでしょうか?
琵琶湖オオナマズ 2006.11.07 年に数回、東京へ行きます。
渋谷で会議をすることが多いので、あのあたりをよくウロウロします。
あのあたりの雰囲気、それにうちの子供達の外出時に食べているものを考えたとき、いわゆるジャンクフードというようなたべものの比率が上がっているような気がするんですね。
家できちんと家族みんなで食事するときは、麺類のこともありますけど、圧倒的にご飯が多いです。そして、お魚がオカズに出やすいのです。
米を食べる量が減ったというのは、社会のシステムやそれに影響されている個人の生活スタイルによるところも、重要な原因だと思っています。
和食対洋食というような捉え方は適当では無いと思います。
和食=パンとは、単純にはなりませんし、ご飯を食べる人も多いです。
ですから、批判とか抑制とかいう考え方は必要ないと思いますよ。
問題は別の所という気がしますから。
【山形】さとう 2006.11.07 草稿箱に入れたつもりが送信箱に入れてしまったようですので再投稿いたします。
読まれた感想は変わらないかもしれませんがw

---------------------
【山形】さとうです。
稲田を所有し農協組合員でもあるので生産委託していますが一応農家の一面も持っています。

米食が減少している一因として、麺食量が増えている事もあると思います。
パン食のみが要因であれば、和食に対して洋食という明確な対峙した存在になりますが、麺食の場合はそば・うどんは和食、ラーメンも中華という認識は低く国民食という印象でしょうから、和食の内部対立という形になると思います。
そうなると批判や抑制は難しくなるのではないでしょうか?

なぜ麺食を批判や抑制しなければならないのか?
問題点は原材料にあります。原材料の小麦粉は90%、そば粉は60%が輸入です。
外見は和食同士ですが、中身は国産対輸入品という構図になります。

農業に於いて、資本主義の自由競争を当てはめる事はするべきではないと思っています。
一番の理由は「食料自給率」です。日本の食料自給率は46%です。
食料自給率は国力です。国力が低いという事はそれだけ国民を守りきれないという事です。
農業に限らず、農林水産業は税金を投入してでも食料自給率100%にしなければならないと思います。

食料の輸入が全て停止した場合、食べるものが半分になるわけではありません。物によっては無くなってしまう物もあります。
例えばサラダ油、味噌、醤油の原材料の大豆は95%が輸入です。大豆輸入が停止した場合はサラダ油、味噌、醤油の95%が市場から消える事になります。
味噌、醤油の無い生活を考えられますか?
輸入が停止した場合、少しでも国内で生産しなければなりません。
それは誰が作るのでしょう?
どこで作るのでしょう?

米価が下がり、それが起因となって農業就業者が減少し、農地がなくなってしまえば転作すらできなくなるのです。
今がその状態です。

漁業に於いて漁獲量が顕著に減少すれば、3〜5年なりの禁猟措置を取り魚の量を増やします。
農業で荒れた土地を元に戻すのは同じ様に時間を有します。
その間、限られた物を生に近い状態で食さなければなりません。
横川会長の発言は、「食に携わりそれを生業とする者」としては、根本を無視した発言だと思います。
---------------------
と言いたかったんです。
白浪@舞鶴 2006.11.07 > 農業に於いて資本主義の自由競争を当てはめる事はするべきではないと思っています。
> 一番の理由は「食料自給率」です。日本の食料自給率は46%です。
> 食料自給率は国力です。国力が低いという事はそれだけ国民を守りきれないという事です。
> 農業に限らず、農林水産業は税金を投入してでも食料自給率100%にしなければならないと思います。

100%は無理にしても,世界に冠たる水産国が魚介類ですら50%を割ってますから,どうにかしないとこの国は破滅.
「なんで,そんな簡単な算数がわからへんのじゃぁ ボケぇカスぅ」って,ヤッさん(故 横山やすし師匠)みたいに喚きたい気分です,

京都府では,20億円の漁獲高のために40億円の税金を突っ込んでます.
馬鹿みたいですよね.でも,そのお金は京都の北半分の地域振興になってるし,魚の値段が倍になれば,差し引きゼロ.三倍になれば20億円の儲け.
食糧の値段ってそういうものだと思うのです.

> 漁業に於いて漁獲量が顕著に減少すれば3〜5年なりの禁猟措置を取り魚の量を増やします。
> 農業で荒れた土地を元に戻すのは同じ様に時間を有します。その間、限られた物を生に近い状態で食さなければなりません。
> 横川会長の発言は「食に携わりそれを生業とする者」としては根本を無視した発言だと思います。

ですね.許し難い凸(−−)





Copyright(C) Dec.24.2006 by Toshio Yabe. Allrights reserved