ミズダコとマダコの食べ比べ&縄張り争い
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琵琶湖オオナマズ | 2004.09.11 | タコ研究会さんでしたら、こんなことはしょっちゅうやっておられるのでしょうが、、、(^_^;) 9月5日に京都市場で、ミズダコとマダコを入手してきましたので、食べ比べをしてみました。 だいたい、京都においてミズダコが市民権を得たのは、ここ10年くらいのことで、それまでは「不味い蛸」として、見向きもされず、市場ではおとんど値もつかなかったのです。 ところが、食べてみるとけっこう美味い。 ということで、数年前から北海道でボイルされたミズダコの足がたくさん京都に入ってます。 今回の食べ比べでは、娘も「ミズダコが美味しい」と言っていました。 意外だったのは、マダコの頭(胴)です。 昔は、固いだけで味がないと思っていたのですが、この日に食べたのは適度に歯ごたえがあり美味かった。 興味のある方は下記をご覧下さい。 http://www.eonet.ne.jp/~namadu/takotabekurabe.htm |
よんざえもん@知床 | 2004.09.11 | ウチでもみずだこ扱っていますが、北海道では ・ミズダコのメスを「真だこ」 ・ミズダコのオスを「汐だこ(みずだこ)」 と呼びます。 関西のマダコとはちがいますので、紛らわしいですね。 ミズダコが数年前からブームです。 たしかに水分が多いのですが、ジューシーで柔らかいです。 わたしはみずだこも好きです。 でも、やっぱりアタマ(胴体)。ミズダコではいちばん?美味いかも。 |
琵琶湖オオナマズ | 2004.09.12 | > わたしはみずだこも好きです。でも、やっぱりアタマ > (胴体)。ミズダコではいちばん?美味いかも。 そうですね。 確かに、ミズダコの各部位でのなかでは、一番美味しいのかもしれませんね。 北海道でやったオフ会の時、宗谷のmituruさんが差し入れて下さった水ダコの頭の刺身、これが美味かったんですよ。 http://www.fishml.com/sapporooff/ryouri4.jpg ↑ こうして盛りつけると、高級料理に見えますよね。 |
きんちゃん@三陸・岩手 | 2004.09.13 | 私は岩手の三陸で漁師をしています。タコ漁もやっています。 >タコ研究会さんでしたら、こんなことはしょっちゅうやっておられるのでしょうが、、(^_^;) タコ研のHPを見つけられなくなりました・・。 もし、分かっておりましたら教えてください。 >だいたい、京都においてミズダコが市民権を得たのは、ここ10年くらいのことで、 >それまでは「不味い蛸」として、見向きもされず、市場ではおとんど値もつかなかったのです。 そうなんですか・・? 三陸ではミズダコのほうがずっと美味しいと理解されています。 だから、魚市場でも水タコのほうがたかいですよ。 ミズダコよりもマダコは身が固いんですね。 >ところが、食べてみるとけっこう美味い。 >ということで、数年前から北海道でボイルされたミズダコの足がたくさん京都に >入ってます。 ドンドン消費してください。 >今回の食べ比べでは、娘も「ミズダコが美味しい」と言っていました。 >意外だったのは、マダコの頭(胴)です。 >昔は、固いだけで味がないと思っていたのですが、この日に食べたのは適度に歯 >ごたえがあり美味かった。 ゆでかたもありますが、炭酸を入れると少し柔らかくなります。 まあ、好みでしょうけど・・。 今年はマダコのちいさいのがが沢山います。 ミズダコは3年、マダコは1年のいのちです。 だから、マダコはすぐにおおきくなるはずです。 10月からのタコ漁がたのしみです。 ただ、マダコはミズダコよりも筋肉が強く、1キロぐらいのマダコが15キロぐらいのミズダコを、同じカゴの中に入ってやっつけています。 輸入量が減って、今年はタコが昨年よりも高いので期待していますが・・。 |
琵琶湖オオナマズ | 2004.09.13 | > タコ研のHPを見つけられなくなりました。もし、分かっておりましたら教えてください。 http://www.aa.isas.ne.jp/redwell/ > ただ、マダコはミズダコよりも筋肉が強く、1キロぐらいのマダコが15キロぐらいの > ミズダコを、同じカゴの中に入ってやっつけています。 面白いですね。やっつけられたミズダコはどうなるんでしょうか。 |
くりさん | 2004.09.13 | > http://www.aa.isas.ne.jp/redwell/ 会長の田中さんが、3月にお亡くなりになってましたね。 第1回横浜オフ等に参加されましたので、オオナマズさんもお会いになっていますね。 今日まで知りませんでした。 一くらす上ですので、それなりの関係がないと、連絡が来ません。 ご冥福をお祈りします。ではまた。 |
きんちゃん@三陸・岩手 | 2004.09.15 | >やっつけられたミズダコはどうなるんでしょうか。 急所、喰いつています。 ミズダコは当然死んでいます。 時間がたっていると内蔵(頭)を喰っています。 漁師の自分として、マダコに損害賠償請求をしたいくらいです・・・・? 死んだタコは、ウチの魚市場では水揚げできないのです。(活タコでなければなりません) 11月になると結構そういうことがあります。 だから頻繁に漁具を揚げないといけません。 |
きんちゃん@三陸・岩手 | 2004.09.15 | >会長の田中さんが、3月にお亡くなりになってましたね。 そうでしたか・・・・。 >第1回横浜オフ等に参加されましたので、オオナマズさんもお会いになっていま >すね。 >>今日まで知りませんでした。 >一くらす上ですので、それなりの関係がないと、連絡が来ません。 そうですか・・。 タコの生態を勉強するため、すごく参考になったサイトだったので知りたっかたのです。 ご冥福を祈ります。 |
琵琶湖オオナマズ | 2004.09.15 | すみません、もうちょっと質問させて下さい。 > 急所、喰いつています。 タコの急所て、どこですか? > 死んだタコは、ウチの魚市場では水揚げできないのです。(活タコでなければなりません) 死んでしまうと、値打ちがぐっと落ちますよね。 |
沖縄のカニ | 2004.09.15 | >> タコ研のHPを見つけられなくなりました・・。 > http://www.aa.isas.ne.jp/redwell/ ↑ この蛸研究会のHPのトピックスの6段目に 「古谷千佳子さんの最近の活動」というのがありますが、この人は沖縄在住の写真家で、主に沖縄の老海人(うみんちゅ:漁業者)の仕事や漁村の生活を追いかけています。 蛸研ページの紹介にもありますが、最初の写真展は「蛸捕りおじぃ」を中心としたものでした。 操業中の水中写真は、海人の生業のじゃまをしないように、すべて「海人のやらせなし」、「自分も一緒に素潜りで泳ぎながら撮る」というスタイルを貫いています。 沖縄でのダイビングインストラクターや海人手伝いの経験が現在の仕事に役だっているのだそうです。 詳細は本人HPをご覧ください。 http://www.h5.dion.ne.jp/~kakosuke/ また、沖縄の漁業関連情報ということで http://www.churashima.net/photo/uminchu/index.html JTA日本トランスオーシャン航空のHP「美ら島物語」に連載を開始した「海人紀行」も紹介させてください。(年数回の更新予定) みなさまの応援をよろしくお願いいたします。 |
きんちゃん@三陸・岩手 | 2004.09.16 | >タコの急所て、どこですか? タコは、酸素を非常に多く必要とします。 足の上に胴(頭)がありますよね。 その付け根に目がありますが、その裏側に水で呼吸するためのチューブのようなくだがあります。 そこを吸盤全部を使って呼吸できなくします。 窒息させて、中の酸素を取り入れるエラのところを喰っています。 ミズダコ同士でも喧嘩してるのですが、同じです。 同じカゴの中でやるのはナワバリあらそいだと、私は思います。 大きいたこはカゴの外から大きな足を入れて、中のたこを殺しています。 喰うためとは見えません。 >死んでしまうと値打ちがぐっと落ちますよね。 三陸ではほとんど市場には、活たこでなければあつかわないと思います。 だから、一浜(一回の操業)船で500キロぐらいのたこを活かして、すごく神経をつかいます。 水瓶の中にさらにポンプで水を入れたり、酸素コンプレッサーで入れて酸欠をふせぎます。 |
髭野 | 2004.09.17 | >同じカゴの中でやるのはナワバリあらそいだと私は思います。 >大きいたこはカゴの外から大きな足を入れて中のたこを殺しています。喰うためとは見えません。 この行為は、書かれたとおりナワバリ争いです。 これを防ぐには、一度活け間からタコを全部出して、再び、全部一緒に戻すと収まります。 マダコの場合、後からの新参者が、前からいたものに襲われます。 わたくしの経験はマダコの場合ですので、マダコとミズダコを一緒にしたことがありませんので、どうなるかはわかりませんが。 良かったらお試しください。 >水瓶の中にさらにポンプで水を入れたり、酸素コンプレッサーで入れて酸欠をふせぎます。 ところで、この水瓶とは、どういうものですか。できますれば、ご教授ください。 |
きんちゃん@三陸・岩手 | 2004.09.17 | > この行為は、書かれたとおりナワバリ争いです。 >これを防ぐには、一度活け間からタコを全部出して、再び、全部一緒に戻すと収まります。 一度揚げたタコだといいかも知れませんが・・。 私の言っているカゴとは漁具のことで、タコツボの大きい物と考えてください。 ですので、海底に敷設してある物なので試しようが・・。 とったらそのまま、船の水カメにいれるので・・。 > ところで、この水瓶とは、どういうものですか。 船の船底に穴をあけてスカッパをとりつけている船のすいそうです。 船底のそこから常に水がはいいてきます。 6個穴がついていますが、それでも酸欠になるということです。 |
髭野 | 2004.09.17 | >一度揚げたタコだといいかも知れませんが・・。 >私の言っているカゴとは漁具のことでタコツボの大きい物と考えてください。 海底に設置した漁具での話ですか。早とちりをしてしまいました。 申し訳ありません。 ミズダコが入ったものに、マダコが強引に押し掛け、横取りをするのですか。 常磐沖の地ダコと移動ダコのタコ喧嘩は有名ですが。 >船の船底に穴をあけてスカッパをとりつけている船のすいそうです。船底のそこから常 >に水がはいいてきます。6個穴がついていますがそれでも酸欠になるということです。 かなりの量のタコを活かすのですね。 ところで、曳き釣りの方は、いかがですか。 |
きんちゃん@三陸・岩手 | 2004.09.19 | > かなりの量のタコを活かすのですね。 自分の船では大漁の時は、ミズダコ500キロぐらいです。 9。9トンクラスの船になると、1トンぐらいの水揚げをしますよ。 喧嘩するので、一匹ずつ網袋に入れますが、たいへん手間がかかります。 > ところで、曳き釣りの方は、いかがですか。 テンヤ曳きですか・・? つれますが、商売としてはなりたたないので、タコはほとんどカゴ網でとります。 ちなみに、同じ道具で冬には毛ガニを捕りますよ。 |