サンマ漁の歴史

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関根@浦和 2000.10.12 3年ぶりの豊漁で、サンマが安く・美味く良いですね。
サンマのシーズンで面白い資料が出てきました。
  1. 5〜6月・日本海、輪島沖、佐渡沖
  2. 6〜7月・北海道、松前から小樽にかけて
  3. 10〜11月・北海道、オホーツク沿岸
  4. 11〜3月・和歌山・四国沖
  5. 12〜2月・九州、五島沖
  6. 11〜6月・韓国東海岸
歴史が古いのが、和歌山沖で、330年前に始ったそうです。
その後、銚子・三陸・北海道と広まっていたそうです。
園@消費者 2000.10.12 以前fishmlにも投稿しましたが、私が読んだ本に「大昔は和歌山がサンマの産地だった」と書かれていました。
大昔って330年前だったのだ。  
同じ本に、房州が産地だったこともある・・・とも書いてありました。
人間がサンマを迎え撃つようになって産地は北へと移っていった。ふーん。
東京の緑川 2000.10.12 > 3年ぶりの豊漁で、サンマが安く・美味く良いですね。   
10月になって浜値がだいぶ安くなってきましたね。
1日あたり全国で、4000〜6000トンの水揚げが続いていましたからね。   
サンマ漁況の予報ははずれ、やはり豊漁ですね。

> 5〜6月・日本海、輪島沖、佐渡沖   
佐渡だったと思いますが、時期はずれますがサンマの産卵生態を利用した手づかみが有名ですよね。
今でもやっているのでしょうか?

> 6〜7月・北海道、松前から小樽にかけて。   
6月頃から、三陸〜道南の定置に入り始めますね。   
7月上旬に5トン未満刺網船から解禁になり、中旬頃から棒受網船が漁船規模毎に解禁され、全サンマ所属の大型船が出そろうのが8月20日頃です。   
19トン小型船〜100トン級の大型船は鮭鱒兼業が多いですが、鮭鱒漁の赤字分をサンマで稼いでいるみたいですね。   
初期漁場は年によっても違いますが、大体南千島(色丹島〜エトロフ島)から道東にかけてできます。   
今年も、初期漁場はずっとロシア水域にできていましたが、今年からロシアの入漁条件が厳しくなったので、サンマ業界はピリピリした感じでしたね。

> 10〜11月・北海道、オホーツク沿岸   
オホーツク海は、90年代に入ってからしばらく漁をやってなかったのですが、96年頃の不漁の頃からまた始めましたね。   
オホーツクのサンマは、わかる人が見ればすぐにわかるようで、太さのわりに長さが短いのが特徴で、中型魚が多く、大型魚はほとんど獲れないようです。

> 11〜3月・和歌山・四国沖   
紀州の船は周年サンマを獲っています。
8〜12月頃まで、道東から三陸・常磐で棒受網で操業し、その後は産卵後の脂の抜けたサンマを、刺網で地元の方で獲っています。
紀州の船は他県の船と違い、右舷に棒受網があるので見ればすぐにわかりますし、船の形もスマートです。
紀州の漁師さんは、周年サンマを獲っているので他船の漁が悪い時でも、そこそこいい魚を持って帰ってきて、やっぱ漁がうまいなあと感じたこともありました。

> 12〜2月・九州、五島沖   
松浦や山陰境港あたりでも、冬場にたまに巻網で水揚げしてますね。

> 11〜6月・韓国東海岸   
韓国船は日本の船より大きい船で、道東〜三陸で獲ってますからね(漁獲枠は決まってますが)。

> 歴史が古いのが、和歌山沖で330年前に始ったそうです。その後、銚子・三陸・北海道と広まっていたそうです。話はちょっと変わりますが、房総千倉では、昔、地先で獲れる卵を持ったサンマを食べていたそうで、卵が糸をひくことから「糸ひきサンマ」と呼ばれていたそうです。
今は、銚子以北でサンマ漁が終漁になることから、ほとんど「糸ひきサンマ」は手に入らなくなったそうです(組合の人から聞いた話)。



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