魚の塩焼きは製造物?(シガテラ毒)
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そのくみ | 2002.12.15 | 何かと厳しい世の中ですが、判決も厳しいものでした。 12/14 読売新聞朝刊に載っていた記事ですが、イシガキダイ料理(塩焼き)を食べて食中毒になった客8人に、料理店は製造物責任法(PL法)に基づく賠償責任があるとして、慰謝料など3800万円の支払いを命じた訴訟判決が、東京地裁で出ました。 これはシガテラ毒素によるものだったのですが、調理行為はPL法の「加工」に当たり、本来安全なはずの料理に毒素が入っていたのは「製造物の欠損」にあたると認定されました。 判決では毒素をもつ魚のチェックや発見方法がなくても、製造業者らは製造物責任を免れないとのことでした。 シガテラ毒素は、ある種の海草を食べた魚や貝に蓄積されるとのことで、これで起きた食中毒は以前からあったと思います。フグのように特定の魚だけでなく、割とたくさんの魚で検出される毒素のようですね。 私は厳しい判決だなと思ったのですが、こういう訴訟に対応するために料理店や刺身を作る魚屋さんも製造物責任保険みたいなものに加入しなくちゃいけないのかしらなどと考えたのですが、とりあえずお知らせまで。 |
琵琶湖オオナマズ | 2002.12.16 | これは、私も同様に思いましたね。 まして、今回の場合はイシガキダイですし、普通に市場流通してますからね。 これなら、イシガキダイの刺身は売れないし、食べられないですよ。 シガテラ毒と言えば、反射的に「南方の魚」と思いますので、千葉県で漁獲されたイシガキダイにシガテラ毒があることが驚異です。 |
忠 | 2002.12.16 | この記事ですね http://www.yomiuri.co.jp/04/20021213i415.htm 私も厳しい判決だと思います このMLは魚に詳しい人達ばかりなので必要ないかと思いますが、シガテラ毒?って何という人がいましたら参考までにどうぞ http://www.ffish.org/cgi/zk_bbs/zcyclame.cgi?ol=200210&tree=s2862#2862 こちらのBBS管理人様と私の雑談で ■『釣魚図鑑』(小西英人編著・週刊釣りサンデー・2000年)より転載があります。 |
サルモ | 2002.12.16 | 忠さん、詳しい記事の紹介、シガテラ毒の話、ありがとうございます。 魚屋さんとしては他人事とは思えません。 塩焼きを食べて食中毒を起こしたということは、このシガテラ毒は筋肉に蓄積するのでしょうか?それとも、肝等を切り身に塗したのでしょうか? 水産物の毒は、殆ど貝類、魚ではふぐ以外、棘に毒があったり、あまり気にしていなかったのですが...ふぐも基本的に筋肉はOKと思っておりました。 高級料理店故、丸の魚を調理したのでしょうが、飯屋で切り身になったものを焼いて出したときは、飯屋に責任があるのか、それとも切り身を製造した切り身屋さんに責任があるのか... 我が社も世界中の魚を中国に送り込み、中国で切り身、更に、焼き魚、煮魚を製造しています。 当然PL保険、その他の保険は掛けていますが、心配になってきました。 更に、情報あればお教えください。 |
そのくみ | 2002.12.17 | 忠さま、新聞記事とシガテラ毒素の正しい情報をありがとうございました。 提供した割には賠償額、毒素の由来など間違いだらけでお恥ずかしいです。 |
忠 | 2002.12.17 | > 塩焼きを食べて食中毒を起こしたということは、このシガテラ毒は、筋肉に蓄積するのでしょうか > それとも、肝等を切り身に塗したのでしょうか? 今回の場合部位まではくわしく書いていませんね、どうなんでしょう? 塩焼きだから想像はできますが、私の知っているイシガキダイでのシガテラ中毒では刺身でした 釣りサンデー発行の「釣魚図鑑」にも1例載っていたと思いますが? > 水産物の毒は、殆ど貝類、魚ではふぐ以外、棘に毒があったり、あまり気にして > いなかったのですが... ふぐも基本的に筋肉はOKと思っておりました。 南西諸島で捕れるフグには、筋肉や皮からも毒が検出された例があるようです 興味がある方は 「魚貝類の毒」 著者 橋本芳郎 発行 株式会社 学会出版センター 1977年初版 です > 高級料理店故、丸の魚を調理したのでしょうが、飯屋で切り身になったものを焼いて出した > ときは、飯屋に責任があるのか、それとも切り身を製造した切り身屋さんに責任があるのか.. 難しい問題ですね、これを考えるときりがないでしょうね 料理店側から考えると卸した魚屋や漁協や漁師は、どうなんだって気持ちになるのでは? 私の個人的な考えでは食べた客がついていなかった(イシガキダイですから) > 更に、情報あればお教えください。 少し話がそれる感じがしますが、沖縄での11例 毒の検出された部位とか書いてありますよ。 http://www.shiritu.okinawa.med.or.jp/member/higa.htm 東京都市場衛生検査所のサイトですと http://www.kenkou.metro.tokyo.jp/shokuhin/itiba/dokugyo/dokugyo3.html |
沖縄のかに | 2002.12.17 | 忠さん御引用の、那覇市立病院提供のシガテラ情報はとても詳しく書かれていますので、あまり申し上げることもないのですが、こんなのいかがですか。 http://www.cigua.com/ ↑ シガテラ毒の有無をチェックするためのキットを製造している会社のサイトです。(英語情報) 私はこのキットを使用したことはありません。 |
take@川西 (消費者) |
2002.12.18 | 昔は、食中毒などで被害に遭われた方を救済する法律は無かったと思います。 食中毒でも、最悪の場合、死に至ることもあります。 お店なり、食堂を信頼し購入した(食べた)ものが、判例のような事故に至ったときには、被害者に落ち度は無く、かといって、運が悪かった、というのでは可哀想だと思います。 その点では、今回のPL法を適用しての判決は、画期的な判断ではないでしょうか。 特に、被害者が調理をした人の過失を立証できなくても損害賠償が請求できた点も注目できると思います。 一方で、製造者や販売者に対し、安全面で細心の注意を払うことを要求する厳しいものですね。 ちなみに、事件は焼き魚ですが、刺身などの生ものでも、(被害者救済上)同様の判断になると思います。 また、スーパーなどの生魚をトレーにパックしたものも、流通やパックの過程に(菌などの付着など)食中毒の原因があれば、これも同様に製造物と見なされるのではないでしょうか? 余談ですが、PL法は業者が対象ですから、友人知人宅で食事を提供され、食中毒になってもこの法律は適用されないと思います。 |
サルモ | 2002.12.18 | 川西さんのおっしゃる通り。 商品の安全性は、それを造った人がそれを買って頂いた人に、全面的に責任を持つべきものでしょう。 特に「ゼニ」を頂いているプロなら、原料はもとより、容器/包装の知識、調味料からすべてにプロたる知識は求められるでしょう。 |
琵琶湖オオナマズ | 2002.12.19 | take@川西さん、サルモさんがおっしゃることには、基本的に同意はするのですが、具体的なところでは、もう少し詳細に検討してみたいと思います。 今回問題になったのはシガテラ毒ですが、寄生虫はどうなるでしょうか。 たとえば、東北や北海道では、鱈を刺身にして食べますが、鱈はアニサキスの宝庫?です。 鱈の刺身を食べた人が、アニサキスに胃の壁に食いつかれて病院に入院したりした時、これも対象になりますよね。 秋刀魚の刺身、鰯の刺身、イカの刺身、みんな可能性があると思うのです。 今までなら、魚に寄生虫がいることは当たり前、やられたら運が悪かったということで、まあ済ましていたのですが、そうはいかなくなりますよね。 これは大変なことだと思うンですけどね。 |
take@川西 | 2002.12.20 | 寄生虫のことは詳しくないので、指摘されると「運が悪かったのかな〜」という思いにもなりますね。神経質に事故の予防だけを優先すると、現代の食文化が消えそうですね。 製造物責任法の判断で、ひとつの境界線は、製造者側に「過失」が無かったことが立証できるかどうかだと思います。 寄生虫に対する常識的な予防策をすべて行い、プロとしての通常の知識で全く予見できなければ、事故は、運が悪かったとしか言いようがないと(私も)思います。 しかし、過失が無かったことを立証するのは困難な面もありますので、製造者側には、厳しい境界線だと思います。 ところで、寄生虫のことは詳しくないので質問なんですが、イカの刺身などは、イカそうめんのように包丁を入れるとか、冷凍すると寄生虫に対しては大丈夫だとか聞いたことがあるのですが、実際のところ、「秋刀魚の刺身、鰯の刺身、イカの刺身」などは、リスクを冒しながら、我々は食を楽しんでるのでしょうか? PS. 法律は、ついつい責任を追及しがちですけど、不慮の事故が起きると、被害者も可哀想ですし、お店の方も評判が落ちて大変でしょうし、 イシガキダイさんも、こんなことで評判を落とすし、だれもが不幸ですね。 |
サルモ | 2002.12.20 | 少し飛躍と言われるかもしれませんが。。。 現代世界は多岐多様、魑魅魍魎。 韓国の大統領も決まりました。イラクはどうなるのでしょうか、イージス艦の派遣って本当にいいの? デフレって言うけど、日本の物価はやっと国際価格になったって感じもするし、銀行だった倒産するし。 パソコンにしたってワードもエクセルも使えるけど、理論は知りません! 消費者が「全ての分野」で「そこそこの知識」を得ることすらほぼ不可能です。 自称グルメの若者で、魚に寄生虫が居るって知っている人って何人いるでしょう。 刺身にせよ、焼き魚にせよ、料理屋で売ろうと、小売店で売ろうと、中毒だろうが、寄生虫だろうが、消費者に責任(運?)を負わすことはフェアじゃないと思います。 と言うことは、職業人は「その分野」の「プロ」「専門家」であることが必須でしょう。 漁師は、自分で捕った魚を食べているでしょうし、料理人こそ味付けを始め客に食べて頂くものは自分でも食べているでしょう。 料理をしていればアニサキスは判るでしょう。 天然の鮭を冷凍もせず刺身で供する料理屋もないでしょう。 タバコに、注意書きがあるように、アレルギー表示が昨今義務付けられたように、寄生虫/中毒等は、秋刀魚/イカの刺身は、消費者に寄生虫等の情報開示が必要でしょう。 食文化は変わるものです。我々の先祖は、どんぐりをあく抜きをして食べていたそうです。 日本人が肉を食べだして何年になるのでしょう。 時代が変われば食生活・食文化も変わります。 いい物は、規制があっても残るだろうし、消えてゆくものは消えて行くでしょう。 |
まったく門外漢のMANA | 2002.12.20 | > 「秋刀魚の刺身、鰯の刺身、イカの刺身」などは、リスクを冒しながら、我々は、食を楽しんでるのでしょうか? アニサキス体験談を一つ。 10数年前の年末に近い日、四谷の荒木町で友人と飲んで、車で家に帰って、数時間後から七転八倒の苦しみ。意識混濁状態になっていても、女房は、どうせ大酒のみの“天罰”とグウスカ。翌朝、病院まで車で連れていってくれたけど、放りだされるように、忙しくて付いていられないと、そのまま御出勤。小生這うように受付から救急用の病室にいって、即入院でした。 原因は、どう考えても前夜の鯖しか考えられないと思ったが、いくら検査してもなにも見つからず、結局1週間飲まず食わず、点滴だけで病室ぐらしでした。 最後の方に、やはりアニサキスだと思いますが不明ですと医者。なにか、虫自体は1週間も胃には生きていられないんだそうで(?)最後の1日だけお粥をもらって無罪放免でした。 以上災難。 ぼくは日ごろの行いを悔い改めはすれど、別に誰も責めません。 かえって女房に「そんなにひどいとは!」と放り出されたことを謝られて、“貸し”を作ったことがとてもぼくにはうれしかった。 そのうえ、CTスキャンから胃腸内検査からぜんぶして、お見舞いと保険の入院給付金までもらって、無罪放免でした。 1週間の絶食で、酒浸りの日々から解放され、まさにぼくの体は幼児期の健康体に戻ったかのように、体中から毒という毒がぜんぶ吐き出されて、すっきりスリムな体調になりました。 入院給付金で温泉にもいきました。 この20年間で、あの1週間のできごとは、今から考えれば僕にとってベストスリーにはいる貴重な体験でありまして、退院後家でこっそり飲んだビールの味、腹にしみ込んで行くような体感が忘れられない思い出に残っております。 数年に1度はアニサキスに食いつかれて、健康体に戻ろうというキャンペーンでもはろうかと思ったほどでした。 |
琵琶湖オオナマズ | 2002.12.20 | > 神経質に事故の予防だけを優先すると、現代の食文化が消えそうですね。 そうなんです、そのへんが気になるところです。 > 寄生虫に対する常識的な予防策をすべて行い、プロとしての通常の知識で全く > 予見できなければ、事故は、運が悪かったとしか言いようがないと(私も)思います。 寄生虫は、「いる」ということが前提なんです。 極端に言えば、いない魚をさがすほうが難しいのです。 ですから、take@川西さんがお書きのような条件ならば、生食で寄生虫にやられた場合、確実に提供者側の責任となるでしょうね。 > イカの刺身などは、イカそうめんのように包丁を入れるとか冷凍すると > 寄生虫に対しては大丈夫だとか聞いたことがあるのですが、 冷凍にすれば大丈夫でしょうね。 > 「秋刀魚の刺身、鰯の刺身、イカの刺身」などは、リスクを冒しながら > 我々は、食を楽しんでるのでしょうか? そういうことですね。 たまたま、今日、回転寿司を食べに行きまして、生のイワシを食べましたが、片身がそのまま握りにしてあります。あれなんか、アニサキスがいてもおかしくないです。まあ、今はイワシが不漁だし、冷凍の輸入物が原料なのだろうし安全だとは思いますけどね。 秋刀魚の時期には、どこの回転寿司でも秋刀魚の握りを出すようになりましたが、あれは冷凍ではないでしょう。怖いですね。(業者側にとっても) 鮎の背越なんて、危険だと言われてるのに、有名な料亭でも出てきますからね。 > 法律は、ついつい責任を追及しがちですけど、不慮の事故が起きると、 > 被害者も可哀想ですし、お店の方も評判が落ちて大変でしょうし、 > イシガキダイさんも、こんなことで評判を落とすし、だれもが不幸ですね。 そうなんですね。 なんでも法律で処理すればいいということには、必ずしもならないような気もしますけどね |
琵琶湖オオナマズ | 2002.12.20 | > 天然の鮭を冷凍もせず刺身で供する料理屋もないでしょう。 いえいえ、あると思いますよ。 それだけでなく、アブラソコムツを食わせる寿司やもありましたからねーー。 そういうことを認識されていない魚やさんや料理やさんは、けっこう多いんじゃないでしょうか。 |
gaku@信州 | 2002.12.22 | シガテラ毒の話題がでてますが、長野県伊那谷にあるボクの親しい割烹の主人に聞きました。 g 「シガテラ毒って、知ってる・・?」 主「それ、なにぃ? ウイルスかい・・・?」 結局、詳しく説明をして本人は納得しました。 その主人は、「フグ」の調理もするし、大阪にある大きな老舗で修行を積み、地元ではなかなかの料理を出す腕利き職人です。 それなのに、「シガテラ毒」は初耳ということでした。 こんなんですから、寄生虫などの知識がないままプロとしてやっている職人は、全国に多数いるのではないでしょうか。 ボクが「シガテラ毒」のこと初めて知ったのは、25年前でした。沖縄は八重山の与那国島です。 ある民宿に20日間お世話になってましたが、そこではお客さんやヘルパーたちが「釣りダービー」をしていました。一年間に釣りあげた魚の重さを競ってグラフにしていたのです。 釣るヒトは、年間400キロ以上でしたが、30〜50キロもあるロウニンアジが普通に釣れるとのことでした。そんな魚には必ず「シガテラ毒」があるから、食べないと言っていました。 食べても2キロまでが限界、とも聞きました。 与那国島では、本土から行った若者でもシガテラ毒のことは普通の知識として持って いたようです。 今回の裁判になったイシガキダイは、千葉県産だったそうですが、東京湾沖にも珊瑚礁が発達しているらしいので、シガテラ毒の素となりうるものがあの辺にも生産されていたのでしょう・・・か。 日本列島温暖化とも関係があるのでしょうか・・ね。気になるところです。 ところで、本日(12月22日)読売新聞の「追悼抄」に、「アニサキス症」研究の第一人者だった石倉肇さんのことが載ってましたね。 北海道岩内町の開業医だった石倉さんが、「急性虫垂炎に似た症状を示す奇病に首をひねり、サンプル30例をまとめて」1959年に「寄生虫」の疑いをはじめて報告した・・・・ なのに、医科大学の専門家がサンプル分析を本気にやらなかったから、オランダの学者に「アニサキス症」の先を越されてしまった・・・・。 生産者も、消費者も、料理するプロ・・も、自然界や社会から発信されるサインに、みんなが考えていく時代になってきているよう・・・ですね。 |
波平 | 2002.12.22 | > 自然界や社会から発信されるサインに、 > みんなが考えていく時代になってきているよう・・・ですね。 gaku@信州さんにこう言われると、鉄槌を食らったような心地になる。 まさに至言ですな。 反省!! |
めめちゃん@東京 | 2002.12.23 | さっき、魚に詳しい変なお兄ちゃん(さかなクン…)に、今回のイシガキダイの事件のことを聞いたのですが、千葉の方ではよくイシガキダイを食べるけど、今までそんな中毒の話は聞いたことがない、と言っていました。 で、2人で、「それって本当に地元の魚だったんだろうか?」という話にもなりました。 豪華な伊勢エビ盛り合わせが海辺の店で出ても、輸入物伊勢エビだったりするらしいですから、地元産といいながら、実は別のところだったなら、話はわかるよねぇ、と言っていたのですが、何の根拠もありません。 >東京湾沖にも珊瑚礁が発達しているらしいので、 >シガテラ毒の素となりうるものがあの辺にも生産されていたのでしょう・・・か。 >日本列島温暖化とも関係があるのでしょうか・・ね。 そもそもシガテラ毒ってなんじゃらほいと思って調べたら、海藻の表面に付着する鞭毛藻の出す毒素で、直接海藻を食べた魚や食物連鎖の結果で魚の体にたまるそうです。 温暖化でそんなものの分布域まで広がったら困りますよねぇ・・・。 (ところで、東京湾に北限の「サンゴ」といいますが、 「サンゴ礁」とは言わないんですよね?専門家の方〜) よく、南海の孤島でサバイバルしてる番組をやっていますが、海辺の貝や魚を捕って食べているのを見ると、「危ないよなぁ・・・」と思ってしまいます。 |
おおはし@焼津 | 2002.12.24 | > 千葉の方ではよくイシガキダイを食べるけど、 > 今までそんな中毒の話は聞いたことがない、と言っていました。 おさかな君もそう言ってましたか。私も同様に怪しいなぁ〜と思っています。 > よく、南海の孤島でサバイバルしてる番組をやっていますが、 > 海辺の貝や魚を捕って食べているのを見ると、「危ないよなぁ・・・」と思ってしまいます。 そうですねぇ(^^; |
Carcharodon | 2002.12.24 | おおはしさん、めめちゃんさん イシガキダイでも、シガテラ中毒が発生しているのですよ。 沖縄ではイシガキダイをガラサーミーバイって言うんですけど、 この魚を食べて、シガテラ中毒になっている事例が多々発生しているみたいです。 シガテラって確か餌由来の毒(だったようなきがする)なので、 魚の種類よりも、食べている餌に影響されているのではないのでしょうか? 北の海は知りませんが、沖縄には強力な毒を持ったイソギンチャクやら甲殻類がいますので、これらを食べたイシガキダイが毒を濃縮しているのかもしれません。 うーん、怖いです。 釣った魚を食べるのも気を付けましょう。 |
おおはし@焼津 | 2002.12.24 | > イシガキダイでも、シガテラ中毒が発生しているのですよ。 知っています。ただ、千葉の魚で発生している事がおかしいと言う話です。 > 魚の種類よりも、食べている餌に影響されているのではないのでしょうか? 影響されているはずです。だから千葉で獲れたものだと違和感があるわけです。 |
サルモ | 2002.12.24 | 若干反論。 > いえいえ、あると思いますよ。 > それだけでなく、アブラソコムツを食わせる寿司やもありましたからねーー。 > そういうことを認識されていない魚やさんや料理やさんは、けっこう多いんじゃないでしょうか。 初めて、そのくみさんが本件紹介した時は、ひどい判決だと思いましたが、魚毒は例外でないこと等を知り、魚の「製造者」としてこれはヤベーと思いました。 まず、漁組が、毒の試験を十分する事。 沿岸漁業で捕れる魚は伝統的に捕っていたでしょう。 何時捕れたどの魚/貝に毒があると言うことは知っているはず(?) それを水産庁へ報告。水産庁は厚生省へ、次は保険所が料理屋/魚屋へ必要な情報を提供することでしょう。--これには金が掛かるでしょうネ。無理だろうネ? 情報を得ていながら食中毒を出すようなら、料理人をとっ捕まえ、磔獄門ですよ! 要は、情報開示。 アブラボーズもオレンジラフィもおいしい魚、十分皮下脂肪を取れば何ら問題なし。 アメリカではちゃんと売っています。 ちゃんと料理できる人が、食中毒の可能性を説明し、それでも食べたいと言う人には、法外な料金をふっかけ、さらに、念書でもとって提供すれば??? あるイギリス人が言っておりましたが、彼はオックステイルが好きで、これを買うときは、懇意の肉屋に自分の責任でこれを買い、食べる旨の念書にサインさせられるって言っていました。 |
Carcharodon | 2002.12.24 | 早とちりで申し訳ありません。 確かに、千葉県でシガテラ中毒ってのも珍しいかもしれませんね。 南方に多いシガテラが千葉にまで来たと言うのは、温暖化が影響しているのかも知れませんね。 昆虫類は、北に分布限界を広げているようですし、シガテラ一次生産者の渦鞭毛藻や、シガテラを持った南方のイシガキダイが、何らかの影響で、北上してきたと言うのも考えられますし。 憶測の域を出ませんが、注意したいものです。 |
琵琶湖オオナマズ | 魚の話じゃないのですけど、PL法関連で・・・・・ 週刊文春の12月26日号に「Q熱」の事が出ています。 市販の卵を生食すると危ない、ある実験では6.6%〜10%の確率で、「Q熱」の病原体が生存していたそうです。(ちなみに、サルモネラは0.02〜0.03%程度の含有率) たとえば、ある食堂で「朝定食」の一品に生卵を出したとします。 その卵が汚染されていて、食べた人が「Q熱」にかかったとしたら・・・・ これもやっぱりPL法にひっかるのでしょうか? 加工をしていないので、引っかからないかな。 別の法律にひっかかるんでしょうか? 生でも、刺身の場合はひっかかるんですよね。(「切る」という加工はしてますからね。) しかし、この問題は大変な問題だと思いますよ。 脱線メールでしたらごめんなさい。 |