ワレカラ

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隠岐のなかがみ 2002.05.11 私は貝類養殖をやっているので、その養殖篭に冬から春にかけてびっしりとワレカラが付きます。
篭を洗うとそれがどっさりとごみ受けの篭にたまるので、雨にあててから乾かして、畑の肥料にしようと思っています。
カニの殻などは畑のいい肥料になると聞いてます。
どなたかやってみたことのある方、それはやめた方がいいと言うかたおられましたらアドバイス願います。
トマトや夏大根が美味しくなると期待しているんですが。
Kiyo Kamijoh 2002.05.12 戦争前迄は海岸、島では海藻が重要な肥料であったようです.
その頃の壱岐の記録を見ますと、熊手のようなもので肥料用の海藻を小舟に引き上げ、岸に積み上げて堆肥とし、熟するのを待って各自の畑に入れていたそうです.
隠岐でも有ったと思います.
只、その堆肥を畑の真ん中に中高の饅頭状に積み上げて利用したのが特徴で、何か不明の理由が有りそうです.
万葉集など題材とされている「玉藻刈る海女の・・」は、大部分が肥料用の海藻刈りではないかという想像もされています.
鳥取の漁師に聞いてみたところ、盛んに使ったそうですが、干して雨に当てないと駄目で、塩も抜けないし虫がわくと言っていました.
神奈川でも同じようなことを言っていました. 
只、これは海藻の利用で、ワレカラなどについては肥料にするほど採ったことがないので判らないが、熟成を工夫すれば大丈夫だろうとのことでした.
隠岐のなかがみ 2002.05.12 お返事ありがとうございます、隠岐でもホンダワラ類を刈り取って浜で雨に当て、ある程度乾燥させて畑の肥料に使ったと聞いていますし、今でも野菜作りに使ったりします。
地区ごとに「もば浜」の区分けをし、口開けの日を決めて「ねじ竹」とよばれる真竹を2ほん束ねた道具で、生えている藻を巻き付けてねじ切って取ったのだそうです。
ワレカラ、、やってみますわ^^
泡美 2002.05.12 以前に、「海草を肥料にする話」というスレッドが盛り上がったことがあったのでお知らせします。
 http://www.fishml.com/sonotairoiro/kaisowohiryouni.htm

ちなみに、泡美は、上記スレッド内の河原@福山と同一人物です。

> ワレカラなどについては肥料にするほど採ったことがない
> ので判らないが熟成を工夫すれば大丈夫だろうとのことでした.

ワレカラは甲殻類なので、キチンキトサンが肥料としていいのだろうと思って調べたら、やはりそのようです。
 http://www.yamaguchi-u.ac.jp/yu/yu52/yu52_021.html

植物や動物の細胞は、キチンやキトサンを認識して細胞機能を促進するそうです。
キチン・キトサンが植物の生長を促進したり、とくに根が大きく生長するそうです。
まさしく大根にはぴったりかも!!
ところで、以前の職場に新潟出身の方がいて、新潟ではワレカラのことを「しゃむしゃらりん」と言うのだと教えてもらったことを思い出しました。
実はその人が酔っ払って踊った踊りがだれ言うともなく「しゃむしゃらりんおどり」と命名され、大爆笑した記憶があり、忘れられません。
隠岐のなかがみ 2002.05.12 > 植物や動物の細胞は、キチンやキトサンを認識して細胞機能を促進するそうです。
> キチン・キトサンが植物の生長を促進したり、とくに根が大きく生長するそうです。
> まさしく大根にはぴったりかも!!

このごろ、ケイ酸塩が作物に与えるいい影響について聞きまして、畑の土にまたまた興味の湧いているこのごろです。つまりは、離島暮らしのよさをフルに活用して海と畑の栄養循環ですな。



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