ヤマトタイとムサシタイ

「ヤマトタイ」と「ムサシタイ」 についてご存知の方がいらっしゃいましたら、 レクチャーいただきたく、思います。
鯛の仲間なのでしょうか。。。。
残念ながら魚の名前ではないんです。
漢字では「大和堆」「武蔵堆」と書きます。 要するに海の中の丘陵のようになっている所の地名です。

「大和堆」は能登半島の北北西約300キロメートル沖合(日本海の真ん中 あたり)に位置している比較的大きい海中丘陵です。
「大和堆」 の北にある「北大和堆」と併せると九州ぐらいの広さになります。
「大和堆」と「北大和堆」の間には、深さ2000メートルの谷があります。
旧日本海軍の測量艦「大和」により発見(1924年)されたので 、「大和堆」と名付けられています。

「武蔵堆」は北海道の日本海側の留萌や天塩あたりから100キロメートル程度沖合に位置し、関東平野の3分の2くらいの広さです。
「大和堆」も「武蔵堆」も、好漁場といわれているところで、「大和堆」では、スルメイカ、ズワイガニ、ベニズワイガニ等、
「武蔵堆」はスケソウダラ、エビ類等が漁獲されます。

大和堆は、数年前に新しい日韓漁業協定を作る交渉の際に、 韓国が自由に操業できる「暫定水域」の設定で問題となった海域です。
「大和堆」と「武蔵堆」の場所

2000年6月14日



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