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秋になって、ウナギ相場はガタガタです。                ウナギのリンク集
「土用の丑」から、ほぼ2ヶ月が経過しました。ウナギの産地相場は、ガタガタになっています。

新子の成長が遅いのが影響して、3Pとかの太物はそこそこ良い相場を維持しているようですが、5p、6pとかいう細い物は、市場に溢れている状況のようです。
質の良くない物は、池上げ価格がkg1000円を切っているとか言うウワサもチラホラ。
ただし、質の良い(つまり、活鰻出荷できる元気の良いウナギ)のは、kg1300円〜1500円位のようです。

産地筋(養殖場)では、今後、輸入物がいっそう出回るのが目に見えているため、早い目に細物で出していこうという傾向が強いようです。
これには、2つ理由があります。(ボクの考えです。間違ってるかもしれません。)
  1. 輸入物が出回り、これ以上相場が崩れたら大変、今の「1000円前後」なら、なんとか採算がとれるし、早く出したい。
  2. 早出しすることは、当然ながら「コスト安」になるわけです。エサ代、管理費が少なくてすむ。
まあ、そういうわけで、国内物の細物の活鰻は多いのですが、職人さんに言わせますと「悪いウナギが混じっている。」とのこと。
いい加減な選別で、取りあえず「出せ。」というところもあるらしいですね。

職人さんが言ってましたが、あまりにもシラスが多かったため、レベルの低い養殖場までが参入したという事情もあるようです。

これは、アユの養殖やさんから聞いた話ですが、シラスが獲れなくなって、ウナギの養殖やさんがアユに転向していたようです。
それが、今年の場合、シラスがたくさん獲れたため、またウナギの養殖をやりだした・・・・・とか。
ところが、何年もウナギから離れていたため、良いウナギが作れていない・・・・・・・そんな事情もあるらしいですね。

ウナギ業界は「ウワサ先行型」ですが、先日も市場で、こんな話を聞きました。ウソかホントかは?です。

「有名な中国の○山グループの社長さんが、○○億円の負債をほっぱらかして、日本へ逃げてきた。」とか。

ウナギ業界とは、なんともすごい世界ですねえ。
                                                      1999年9月21日


  
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