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21世紀に入って      ウナギのリンク集
年末商戦が盛り上がらないまま、21世紀に入りました。

京都には、4つの主要な信用金庫があったのですが、そのうちの2つが経営破綻。
破綻した信用金庫のうちのいくつかの店は、1月5日に、京都中央信用金庫に引き取られました。
これで、めでたく京都中央信用金庫は、日本最大の信金になりました。万々歳です、・・・・とは行かないのですよね。
経営破綻した2つの信用金庫の労働者の多くが失業。
経営破綻した信用金庫から融資を受けていた中小企業の多くが、京都中央信用金庫との取り引きができず、整理回収機構(RCC)送りになりそうだとか。
年末には、時計・宝飾品販売で有名な「寺内」が、経営破綻。
京都経済は、非常に厳しい状態にあります。

私が仕事をしています京都の状況を書いたのですが、日本全国、どこでも似たり寄ったりだと思います。
こんな状況を引きずりながら、21世紀に入ったのですが、果たして明るい展望を見いだすことができるのでしょうか。
うなぎ業界、21世紀に入っても、良い話を聞きませんね。

宮崎やその他いくつかの産地で、台湾産の餌を使ってるとか。
もちろん、安いから、生産コストの引き下げのために使ってるんでしょうが、この餌を使ってできるウナギの質はどうなのでしょう。
知り合いの餌やさんに聞いたのですが、あの程度の質の餌なら、安く作れるそうです。
しかし、そういうレベルの餌を使うと、できあがったウナギがあまり良くない・・というか、餌やさんとしては、責任が持てないのだそうです。
ウナギは「安けりゃいい」というものではありませんから、消費者側の私としては、「粗製乱造」にならないようにお願いしたい、少しくらい高くても、質のいい美味しいウナギを作っていただきたいと思います。

一色では、ウナギ養殖業者さんが、100軒を割ったとか・・・・・。
大隅では、餌やさんに、*億円の借金を申し込んだ養殖業者さんがいるとか・・・・・・
某問屋さんでは、シラスの産地を誤魔化してるとか・・・・・
とにかく、業界は危機的な状況ですね。

ここを見てくださっている消費者の方にお願いです。
ウナギをたくさん食べてください。

ところで、シラス採捕の状況ですが、年末の「闇の大潮」は残念なことに「大時化」で、ほとんど採れなかったようです。
1月の「闇の大潮」は24日、ここでの漁を期待したいですね。
シラス相場は、kg20万円を切っているようですが、これでも高いと考えておられる養殖業者さんも多いようですね。
1月16日追記
  • すでに、一色では、70〜80%の池に、シラスが入ったようです。
  • 大隅でも、60%前後入っていると言われています。
  • 相場は、15万〜18万くらい。
  • これでも、まだ高いと言っておられる養殖業者の方がおられますね。
  • 各養殖産地で、転廃業が出ているという話も、いろいろと聞きます。
  • 別の話ですが、今年は、琵琶湖のコアユが順調に取れています。なんでも、あまり取りすぎると相場が下落するので、2月いっぱいまで休漁するとか。これは、シラス漁との関係は・・・・無いですよね。(^_^;)


  
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