鰻・98年のデータ

1998年の農林統計が発表されました。
各県別の養殖ウナギの生産量は下記のとおりです。

総生産量    21,985トン
1.鹿児島県   7,020トン
2.愛知県    6,901トン
3.静岡県    2,775トン
4.宮崎県    2,541トン
5.高知県      691トン

愛知県は、昭和58年から守ってきたトップの座を、鹿児島県にゆずることになりました。
98年度ウナギ輸入実績
1.冷凍蒲焼き           55000トン
  • 中国  48000トン  87.3%    台湾  6000トン  10.9%    マレーシア  1000トン  1.8%
  • この数字は「加工鰻」(冷凍蒲焼き)ベースです。活鰻に換算すれば、約10万トンになります。
2.活鰻(生きたまま輸入)    10000トン
  • 台湾  7000トン  70% ̄      中国  3000トン  30%
 活鰻は、台湾からの輸入が7割を占めますが、輸入量全体から見れば中国からの輸入が圧倒的です。
 ジャポニカ種とフランス種の区別に付いては、はっきりした資料がありません。 ただし、フランス種の「活鰻での輸入」 はほとんどありませんし、活鰻の実績はジャポニカ種と見ることができます。
 逆に、冷凍蒲焼きの製品は、昨年ジャポニカ・シラスが高かったので加工しても採算ベースに乗らないという実態で、 ほとんどが原料の安いフランス種と見ることができます。
98年度ウナギ国内生産実績
国内生産活鰻総量  22000トン
  • 加工にまわる量 =11000トン       市場へ活鰻で出荷 =11000トン
  • 国内生産は、ジャポニカ種しかありません。
  • 「加工にまわる量」の中心は、「国内産冷凍蒲焼き」工場への出荷、活鰻での出荷は「ウナギ料理専門店」や全国各地への市場への出荷分が含まれています。
                                         以上、1999年6月25日記入


  
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