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予想があたらなかったことの言い訳(^_^;)   ウナギのリンク集
先日、京都の市場に行って、知り合いの鰻やさんと喋ったのですが、顔を合わせたとたん「やべさん、ホームページ、書き換えんとあきまへんで」と言われてしまいました。(^_^;) この方によれば、大手スーパーは、もう、夏の分まで確保したようだということです。もちろん、中国産の蒲焼きのことです。
昨年の10月頃、みんなが予想していたのは、この鰻年度で25000トンぐらいしか、中国からは入ってこないだろう・・・というようなことでした。とにかく、あのころは、みんな「中国蒲焼きがない」ということで、大騒ぎしていたのです。
それが、一転して、40000トンとは・・・・・誰がこんなこと、予想しましたか。
ところで、12月の活鰻輸入は2158トンあったらしい。昨年の6月が2454トン、7月が3293トン、8月は1502トン。最盛期の3ヶ月合計でも7000トン強なのに、なんで年末にこんなようけ入るの? もちろん、活鰻だから、国内加工場で焼いて年末に売ったわけではないし、それじゃ、これはどこに行ったの? うーーん、鰻の世界は不可解。
私の友人の鰻やさんが、だいぶ前に教えてくれた「鰻の格言」、それは、「鰻の予想が当たったら大金持ちになれる」
つまり、鰻の予想はそれほど難しいと言うこと。素人のボクが予想をはずしたって、どうってことない。まあ、はずれて当然なんですよ。わっっはっっは!!!???? (*^_^*) ← 誤魔化し笑いです。(^_^;)
結局、これからどうなるんでしょうね。一つ、考えられること。中国産は、昨年10月頃にみんなが考えていたよりたくさん入荷することははっきりしましたね。また薬品問題等のハプニングが起こらない限り、これは確実と言えそうです。
いっぽう、九州を中心に、国内の加工場が増えてます。当然ながら、国内の加工品も増えるわけですが、価格的には、中国蒲焼きのほうが安いわけです。だから、国産品は思ったほど売れず、国内加工場が厳しくなる。・・・という見方が成立するとは思います。それ自体はただしいと思うのですが・・・・・・・
しかし、消費者の間には、中国製品に対する忌避感は強いです。鳥インフルエンザが中国でもみつかっているし、ますます、忌避感は強くなる可能性が高いと思います。「中国製」と聞くだけで、理屈抜きで「食べない」という人がたくさんおられるんですよ。(うちの嫁さんも、理屈抜きに嫌がりますね。アメリカ産のお肉も、理屈抜きに嫌がっています。)したがって、無条件に「安い中国産が売れ、高い国内物は売れない」とも言い切れないと思うんですね。ですから、やっぱり、棲み分けになるのでしょうか。 結局、結論が出ません。やっぱり予想は難しい。(^_^;)


  
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