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鰻が売れる条件は   ウナギのリンク集
もう、6月末になりました。季節は夏です(あたりまえ)が、なんかおかしい。気温が低い日もあり、蒸し暑い日もあり、すっきりした梅雨にも夏日にもなりません。鰻にとっては、よろしくないお天気状況が続いています。

鰻が売れるかどうかは、大きく言って、二つの要因があると私は考えています。
ひとつめの要因は、なんと言っても「暑い夏」であることが必要です。
5月連休頃から良い天気が続き、6月中旬から梅雨の長雨(本格的な夏の前触れとして、これはこれで大事なのです)、夏休み前に梅雨が明け、かんかん照りの夏日がお盆まで続く。
こういう状況になれば、少しぐらい値が高くても、鰻は売れます。(値段の高さは、程度問題ですけど)

ふたつめの要因は、言うまでもなく値段です。
中国産の4Pで500円上限、国産の4Pで980円上限であって、これを越えると売れ行きは大きく落ちます。
もちろん、この値段は厳しい値段で、できれば、中国産380円ぐらい、国産が680円〜780円ぐらいであって欲しい。 この価格帯は、消費者にとって気軽に手が出せる価格帯ですから、よく売れるわけです。
少しぐらい値が安くても、またちょっと利益が少なくても、よく売れたら、生産者も流通もメリットがありますよね。
げんざいの値段は、消費者の実情を考えたとき、大量販売ができる条件にあるとは思えません。
産地や流通には、当然、それぞれの事情があるでしょうが、上記の点を考えて、「土用の丑」にむけ、出荷価格を調整して頂きたいなあと思ったりしています。


  
Copyright(C) Jun.28.2006 by Toshio Yabe. All rights reserved