私の友人が、鮎は雑食性だといいはります。虫も食べれば、苔も食べる。 雑食性は、ヤマメやイワナ、アマゴの類だろうというのですが、彼は聞き入れません。 私は苔を食べ、その川によって、鮎の味が変わるのはそのせいだと考えていたのですが、あまりにも強行にいうため、自信がぐらついております。 鮎の餌は、何なのでしょうか。 基本中の基本ではないかと思われるかと存じますが、教えてください。よろしくお願いいたします。 |
書き込み日 2003年8月5日 |
小さい時には、動物性のえさも食べますね。 春先に行なわれる琵琶湖の小あゆ釣りは、縮緬雑魚の釜揚げをえさに使っていますよ。 |
私は、あゆを大きくすることを生業にしております。 とは言っても、野生のアユに関しては素人ですと、前振りします。 アユは、上欄でご指摘のように、仔魚期から稚魚期にかけて完全なる肉食です。 親アユと同じ顔つき、すなわちヤスリ歯が出来ると、川に上り、石に付いた藻類をカジリ取るようになり、草食になります。 しかし、養殖アユは、稚魚期からずっと肉食の性質をひきずるように飼育します。 すなわち、魚粉をベースに穀類を少々混ぜた餌を与えて速い成長を実現しています。 さて、秋になって日長が短くなると性成熟が加速され、大きくならなくなります。 これを防ぐために、電照をします。すると、虫がたくさん飛んできます。大きな虫はのどをとおりませんが、ちいさな虫だとパクパク食べています。 また、夕方水面すれすれを飛ぶユスリカを追いまわしているのをよく目撃します。 主食ではないようですが、小さな虫は好きなようですね。 肉食魚には、幽門垂が発達しています。 ところが、アユは草食だと言われているのに、発達していて、私はいつも疑問に思っています。 野生のアユも、何でも食べているのではないでしょうか。 |
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