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今年の鰻は高い、どうして売る?   ウナギのリンク集
この頃、うちの鰻担当のバイヤーに会うたび、「値段、高いんですわ。困ってまんねん」と言われて、私も返答に困ってます。最近ののうなぎ相場を聞いてみると、私がバイヤーをしてたころの最高値と同じくらいのようです。
あの頃は、バブル崩壊前後で、今ほど不景気では無かったのですが、それでも売りにくかったのですから、今はさらに売りにくい状態ですね。
中国産の4Pぐらいのが、1尾780円となると、そうそうは売れません。中国産は、500円を越えるとしんどいです。

ある鰻やさんが、ネット販売を始められました。
ある筋から「オープン記念特別セットが安いよ」と聞いて、注文してみました。
このセットの中のひとつが「鰻の笹チマキ」、これは美味しかったですよ。
  http://www.rakuten.co.jp/umaiunagi/1008214/

timaki1.jpg 左が「鰻の笹チマキ」、右は生協で買った「鶏のチマキ」

チマキという形態の商品は、今、売れ筋になっています。
生協の共同購入でも「焼豚チマキ」が激売れ、写真の「鶏チマキ」もそこそこ売れてます。
「鰻チマキ」については、夏場の商品ということで生協でも出ていますが、どれだけ売れるのか気になりますね。

この鰻やさんですが、ネット通販の常道どおり、電子メール(メルマガ)でお客さんに情報を送っておられます。
プレゼントがあったりオークションがあったり、新しい商品情報が載っていたり、けっこう、見てみようと思わせる内容です。(私も、プレゼントに応募しました、当たればいいなあと思ってましたが、ダメでした。)
ネット通販では、今までにも数ヶ所の鰻やさんから、鰻を買っていますが、メルマガが来るのは、この鰻やさんだけです。

はっきり言って、美味しい鰻はあちこちにあります。(マズイ鰻もあちこちにあります。)
消費者は、たくさんある美味しい鰻の中から、味・値段・サービス・気持ちよい応対(ネットでも同じ)などを総合的に判断して、「自分にとっての美味しい鰻」を決め、そこの常連客になるのです。
売ったらそれでおしまいではなく、常にその顧客との接点を持つようにし、古い言葉で言う「顧客の囲い込み」をすることが大事です。
特にネット通販の場合は、メールというコストの割安なツールが使えますから、積極的に利用するべきだと思います。もちろん、メールの内容も、消費者にとってメリットになるようなことを掲載することが大事です。
(ここで言うメリットは、物質的なものだけではありません。情報も含みます。)

今の時代、待っていて売れる時代ではないことは、多くの方が理解されていると思います。
売れる商品の開発、売り方の開発(よその売り方をそのまま自社に持ってきても、それで売れるとは限らない。売れない場合のほうが多い。)、消費者との接点の拡大など、いろんな努力が必要な時代です。
鰻やさんも、新しい発想でがんばりましょうね。


  
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