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2月に入りました。お魚は売れてないです。
この間も、セリ場で京都の鮮魚仲卸組合の理事長さんのお話を聞いてましたが、その中で「中国のサヨリ」の話が出ていました。
わりと大きめのサヨリが40尾ほど入っているのが、一箱1300円から1500円。「売れないから安いんだ。」
朝の9時頃に、セリ場に積んであったのですから、売れてないものですね。大変です。
大間の本マグロが1本2000万とかの話もありましたが、あんなのはほんの一握りの話で、みんな「魚が獲れない。」「魚価が安い。」「売れない。」で悩んでいるのが現実ですよ。
アメリカの景気も落ち込んで来ているようです。こうなると、輸出が好調だった業種にも、影がさしてくる可能性があります。
深刻です。本来なら、政治が役割を果たさなければならないときだと思うのです
しかし、今の森政権、全く期待できません。KSDなんてひどいものです。中小企業から金をまきあげて、自分らのものにしてるんですからね。支持率15%だって、当然ですよ、そんなの。
去年の今頃に書いた文章を読むと「活鰻は超安値だから、よく売れてます。」と書いてますね。
一年後の今も、活鰻相場自体は「安値」で、小売価格はリーズナブルなのですが、昨年ほど売れていません。
なんでかなーーーー??    あまりにも、消費者心理が悪すぎますね。
リストラ失業・賃金カット・医療費値上げ、将来に対する不安が大きすぎます。
景気回復傾向という政府の宣伝も、末端で働いている者からすれば、とてもまともに受け止められるものではありませんよ。
自分や、自分の周りで、倒産・失業・賃金カットがおきているのですからね。
シラスは・・・・・・・・・思うほど、獲れてないようですね。東のほうが全然ダメだという話です。
「日本養殖新聞」の最新号では、現状で17トン程度の池入れ、最終、20トンに届かないのではないかという予想です。
Internetからの情報では、そこそこ獲れたが、台湾ほどでは無い。現在の池入れは16トン程度。総池入れ数量は18トン前後になるだろうとの予想です。
別の情報では、三河一色での池入れは6トン程度らしいです。ただ、まだ入れてない所があるようで、最終的には、もう少し増えるだろうとのこと。
某大手荷受けの話でも、16トン程度と見ていましたね。
最終で、昨年の10%減というのは、共通した予想ですね。
しかし、シラス採捕は、まだ続きます。今後、大どれした場合どうなるか、微妙です。
シラスは、輸出ができません。(毎年、トランクに入れて、密輸出・・と言う話を聞きますが、懲りない業界ですよ。)
ですから、今後獲れたシラスは、すべて池入れされることになるのですが、大どれするとえらいことです。
また、大暴落につながります。そして、無理な池入れから不良品の出荷にも繋がりかねません。
ですから、昨年程度に収まってくれたら、一番いいんじゃないかなと、私自身は思っております。

昨年までなら、市場でも「シラス価格はなんぼやーーー」という話が飛び交っていましたが、今年は「何にもナシ」。盛り上がらないことおびただしい状況です。「うなぎでは儲からない。」というのが定着したのでしょうか。

今回は、あまり実のない話になってしまいましたが、最後に、やっぱりこれを書いておきましょう。
消費者の皆さん、うなぎをいっぱい食べてください!!

  
Copyright(C) feb.10.2001 by Toshio Yabe. All rights reserved