うなぎ加工場写真集

2000年10月31日更新

活鰻をさばいているところ。

鰻をさばく包丁は
1.関東風
2.大阪風
3.京都風
があります。

ここは、大阪風の包丁です。
さばかれた鰻は
ベルトコンベヤにのり
加工場に入ります。

この工場では、
さばいた鰻を30分以上
滞留させないようにしています。

焼き工程が滞る場合は、
鰻裂きの工程をストップさせる
ということです。
さばかれた活鰻を、
焼き機の網にのせています。

皮側から先に焼きます。
皮を焼いた後、
ひっくり返して身の側を焼きます。


同じように火をとおしても
魚体によって焼け方が違います。
皮の焼け方を見ると
それぞれ違うのがわかるでしょう。

このへんが
難しいところなのです。
白焼き工程から出てきた鰻の
品温をチェック。

すべて95度以上で、
100度を超えているのも
ありました。

つまり、白焼き段階で
食べられる状態まで
火が通っているという事です。
白焼き工程から、
蒸し工程に入ります。

中国のように土地が広く、
工場の敷地に余裕が有る場合は、
まっすぐにいくのですが、
日本の場合、敷地が狭いので
このように曲がっている工場が
多いようです。
白焼きの鰻を、
タレにくぐらせます。

この加工場では、
3回くぐらせていますが、
メーカーによって違うようです。
できあがった蒲焼きは、
熱いままスパイラルフリーザーに
入って、凍結されます。

焼き上がりの美味しさが
そのまま凍結されるのです。

スパイラルフリーザーから出てきたウナギを、チェックしています。
この作業がいい加減なら、品質にバラツキがでるので、大事な作業です。
コンピューターで、
ウナギの重さをチェック。

自動的に、
サイズ別に並べた箱の中へ
入ります。
サイズ別に箱の中に入った鰻を
5kgずつまとめています。

国産品も輸入品も、
冷凍鰻の規格は5kg×2ですね。


  
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