2種類の鰻蒲焼を比較

ジャポニカ種の活鰻蒲焼(炭焼き)と、アンギラ種の冷凍蒲焼の比較です。
右下の写真は、ジャポニカとアンギラを2切れずつ入れた鰻丼です。タレで光っているのがアンギラです。
高校一年の息子に、一切れずつ食べさせたのですが、「アンギラのほうが柔らかくて美味い」という反応でした。
うーーん、昔ながらの鰻の味は、若い人には受けないのでしょうかねーーー。
炭焼きの場合、皮目のパリッとした感じや香ばしさがあり、私などはそれがいいと思うのですが、息子には受けなかったようです。

上:中国産の冷凍蒲焼き(アンギラ種と思われる。)
中&下:三河産の活鰻(2年物)使用、どちらも串うちの炭焼き。

上も左も同じ。アンギラ種とジャポニカ種の体形の違いが良くわかりますね。上は機械焼き、下が串打ちの手焼き炭焼です。見かけは、上の方が綺麗です。本来の鰻の味がするのは下です。

断面を比較してみました。上から1と3が炭焼き、2と4が冷凍(すでにとけてます)です。炭焼きのほうがふわっとした感じですね。


これは、どちらも冷凍蒲焼きなんですが、上は、電子レンジで加熱したものです。かなり蒸しが入っており、気をつけてつかまないとボロボロになるところでした。やはり、加熱したほうが美味しそうですよね。この実験をしながら、「鰻の美味しさって、なんだろーな」と、あらためて思いました。


  
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