このエビはバナメイですか?

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川崎のあおだいしょう 2006.11.09 みなさん、ご無沙汰しています。

下記のアドレスにあげた、エビの写真はバナメイだと思うのですが、いかがでしょうか。ブラックタイガーではないと思うのですが・・・ 
 http://www.market.jafic.or.jp/images/ebi.jpg 

エビは詳しくないもので、お解りになる方、よろしくお願いします。

あと、大阪のオフ会の写真見てると、鯨食べたかったです。
次回はなるべく参加します。
神奈金 2006.11.09 バナメイです。
最近スーパーなどの店頭や外食店でも随分と見かけるようになりましたね。
BTのマーケットをかなり食っています。

この秋は、久し振りにエビが値上がりしました。
年末に向け、大型サイズはさらに上がりそうです。
でも、今までが国内相場が安く、欧米・中国が高かった分の修正という感じなのですが。
川崎のあおだいしょう 2006.11.09 早速のレスありがとうございます。

> バナメイです。
> 最近スーパーなどの店頭や外食店でも随分と見かけるようになりましたね。
> BTのマーケットをかなり食っています。

築地場外のある店舗で、解凍・無頭のブラックタイガーとバナメイを並べて売っていました。バナメイの印象は尾が赤みがかっており、ブラックタイガーの尾は黒褐色系の感じでした。
体色はバナメイはホワイト系ということで、ブラックタイガーに比べて白っぽい感じを受けました。
基本的な質問なのですが、バナメイの外見的な特徴・見分け方をご存知でしたらお教え下さい(有頭の場合)。

> この秋は久し振りにエビが値上がりしました。
> 年末に向け大型サイズはさらに上がりそうです。
> でも今までが国内相場が安く、欧米・中国が高かった分の修正という感じなのですが。

そうなんですね。
欧米では、エビ等のシーフードは、健康に良い高級食材の位置づけのようですね。
日本はデフレが長く続いたことで、売るほうも買うほうも、安いほう安いほうと行った結果、エビ等の国際価格は日本向けの価格帯(国内で売れる価格)と欧米〜中国等向けの価格帯の開きが大きくなったのでしょうか。
ご無沙汰のエビや@京都 2006.11.09 近年バナメイ海老は沢山流通するようになってきましたね。
養殖コストがBTに比べると非常に安いので、東南アジアのBTの養殖池がだんだんバナメイに変わりつつあるようです。

> 最近スーパーなどの店頭や外食店でも随分と見かけるようになりましたね。
> BTのマーケットをかなり食っています。

京都ではまだマイナーですが、加工品、たとえばエビフライとか、寿司海老(ボイルして開いた海老)はバナメイが増えてきてます。
ただ、31/40以下のサイズが多いので、それ以上のサイズは他の海老になってきますね。

> 築地場外のある店舗で、解凍・無頭のブラックタイガーとバナメイを並べて売っていました。
> バナメイの印象は尾が赤みがかっており、ブラックタイガーの尾は黒褐色系の感じでした。
> 体色はバナメイはホワイト系ということで、ブラックタイガーに比べて白っぽい感じを受けました。
> 基本的な質問なのですがバナメイの外見的な特徴・見分け方をご存知でしたらお教え下さい(有頭の場合)。

外見上はそんな感じだと思います。
BTに比べるとスマートな感じです。

> 日本はデフレが長く続いたことで、売るほうも買うほうも安いほう安いほうと行った
> 結果、エビ等の国際価格は日本向けの価格帯(国内で売れる価格)と欧米〜
> 中国等向けの価格帯の開きが大きくなったのでしょうか。

海老の相場は難しいです。
買い付け競争だから、高い値段のところに流れていきます。
海老以外の商品もそうですが。
海老関係者のシマリス 2006.11.09 画像を拝見させて頂きました。
産地の特定は難しいのですが、茶褐色系のバナメイ海老です。
ブラックタイガーとの見分け方は比較的簡単で、縞が見当たらない事、全体的にほっそり・・殻の曲面があまり丸みを帯びていないなどで判定できます。

なによりも簡単なのは・・安値で販売されている事でしょうか(笑)

過密養殖に耐え、養殖期間も短くて済む事より、ブラックタイガーの養殖池は、次々とバナメイ海老の養殖池になっております。
価格がもともと安いため、他の海老と比べると相場の変動幅が小さいです。
また、大量生産が容易であること、大型になるまで養殖しない事(大型にまで育つにはブラックタイガー以上の養殖期間が必要)、食味に優れている事より、加工品の原料に適した海老となっています。

マクドナルドのエビバーガーの生産が可能になったのは、このエビのおかげによるものです。このエビが養殖されていなかったら、エビちゃんブームは到来しなかったかもしれません。

この海老・・小さいため、そのままで販売しても人気が出ないのですが、上手に加工すると・・安価でおいしい製品が出来ます。
むくのに手間がかかるのですが、是非、お試しを。

狂牛病事件以降、世界的にシーフード人気。
景気の良い国を中心に海老は人気商品になっております。
かなり・・買い付けで劣勢気味な日本人が、安値で安心して食べられるのは・・・このバメメイ海老だけか・・・という意見もあります。
川崎のあおだいしょう 2006.11.10 神奈金さん、エビや@京都さん、シマリスさんありがとう
ございました。とても参考になりました。

> 産地の特定は難しいのですが、、茶褐色系のバナメイ海老です。
体色の違うタイプがあるようですね。

> ブラックタイガーとの見分け方は比較的簡単で、縞が見当たらない事、
> 全体的にほっそり・・殻の曲面があまり丸みを帯びていないなどで判定できます。

確かに、BTのようなハッキリとした縞はないです。

> 価格がもともと安いため、他の海老と比べると相場の変動幅が小さいです。
> また、大量生産が容易であること、大型になるまで養殖しない事
> (大型にまで育つには ブラックタイガー以上の養殖期間が必要)
> 食味に優れている事により、加工品の原料に適した海老となっています。

バナメイは成長が早いということを聞きますが、一定のサイズまでということですね。
だから、売っているエビもBTに比べると小さい物が多いのですね。納得しました。
火鉢@東京都調布市 2006.11.12 バナメイは、最近スーパーとかの魚屋さんでも良く見るようになりましたね。
味も悪くないし、何より安いのでグラタンなどの料理に愛用しています。
ただ個人的に不思議なのが、エビチリとかで衣を着けて揚げた時です。
ブラックタイガー(BT)だと、衣着けちゃえばほとんど油が跳ねないのに、バナメイだと桁違いにバシバシと、しかも大きな油が跳ねるんです。
中華料理屋を営んでいるシェフ(?)から聞いた話だったんですが、実際に、同じ衣で同じ油で同じ時に揚げると、その差は一目瞭然。

皆さんも同様の経験はありませんか? なぜなのでしょうか?
またBT並に油跳ねを減らす方法って無いのでしょうか。
ご存じの方がいらっしゃれば教えてください。
田中@東南アジア 2006.11.14 いつも楽しく拝読しております。
今回参加できそうな話題が有りましたので、自己紹介以来の投稿ですが宜しくおねがいします。

兼業でバナメイ海老を養殖しています。
私が養殖している地域では、5年ほど前からBT→バナメイへのシフトが始まりまり、現在ではBT養殖池を見つけるのが難しいほどバナメイに切り替わりました。

流通:BTと同じで、水揚げされた海老のほぼ100%が中間業者を経由して近所の加工工場へ流れていきます。付加価値商品として加工され輸出されます。

価格:当初の買取価格はBT>バナメイでしたが、現在では逆転しています。

養殖:BTは池底の砂地にもぐる習性がありますが、バナメイにはありません。この習性の違いは池当りの生産性向上だけでなく、ビニール(プラスチック素材)を池全体に張るなどの水質・土壌管理の簡素化にも貢献しています。
稚エビの価格はBTとほぼ同じ。餌はたんぱく質の量が少なくBTのものよりも10%強程安価です。

最後にバナメイ養殖のリスクとして、一旦斃死が始まるとその拡大はBTよりも早いのが特徴です。
一夜で数トンの海老が全滅したりと、特に水揚げが近くなると気が抜けません。

機会が有りましたら、水揚げ時の写真や加工工場についても投稿しますね。
琵琶湖オオナマズ 2006.11.14 > 兼業でバナメイ海老を養殖しています。
現地からの情報、たいへん嬉しく思います。
現地でないと分からない事って多いんですよね。
私も、以前に中国の数の子加工工場を見に行き、つくづくそう思いました。

> 私が養殖している地域では5年ほど前からBT→バナメイへのシ
> フトが始まりまり、現在ではBT養殖池を見つけるのが難しいほ
> どバナメイに切り替わりました。

私がバイヤーからIT担当に変わったのが5年ほど前で、ちょうどその頃に「バナメイエビ」がチラホラ出てきていました。

> 価格:当初の買取価格はBT>バナメイでしたが、現在では逆転しています。
主流が変わってきたんですね。

> 養殖:BTは池底の砂地にもぐる習性がありますが、バナメイにはありません。
> この習性の違いは池当りの生産性向上だけでなく、ビニール(プラスチック素材)
> を池全体に張るなどの水質・土壌管理の簡素化にも貢献しています。

なるほど、そういう面からも、現地ではバナメイへの切り替えが進んでいるのですね。

> 稚エビの価格はBTとほぼ同じ。
> 餌はたんぱく質の量が少なく、BTのものよりも10%強程安価です。
餌代が安いというのも、養殖業者にはいいことですもんね。

> 最後にバナメイ養殖のリスクとして、一旦斃死が始まるとその
> 拡大はBTよりも早いのが特徴です。一夜で数トンの海老が全滅
> したりと、特に水揚げが近くなると気が抜けません。
どういう状態の時に、大量斃死が起こるのでしょうか?
斃死の原因、差し支えなければ教えてください。
田中@東南アジア 2006.11.16 > どういう状態の時に、大量斃死が起こるのでしょうか?
> 斃死の原因、差し支えなければ教えてください。


水質悪化、PH、塩分濃度、水温、酸素量などの変化によるストレスや病気など斃死の原因は幾つもあります。
室内養殖ではないので、養殖池周辺の環境にも左右されます。
斃死率を抑えつつ生産量を出来るだけ上げる、養殖の難しいところですね。





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