カラフトシシャモ(カペリン)

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ニホニホ1/450@河内や 2004.09.09 今日昼に、大阪市平野区内の瓜破交差点にあります某スーパーに行ってきました。
水産コーナーを見て気付いたのですが、シシャモありますよね、カペリンの方です。
もちろんノルウェー産なのですが、『からふとししゃも』とはなんでしょうか?
パックに詰められたものが2,3種類あって、すべてのものに『からふと』ってあるんですよね(メーカーの違い、まで確認してなかった・・)。
ノルウェーの海からふといシシャモ?
カラフト・・、樺太?商品名に付けたくなるほど樺太はシシャモのメッカなのか?
北海のほうにもカラフトという場所があるのかな?
カラフトカペリンという魚種?
でも、結構好きなんですよ。「これがシシャモや」って育ってきましたし。
だから、私の中ではカペリンを干したものも、もちろんシシャモ。
だけど、北海道産のシシャモを食べた時は感動したなぁ。
大きいし身も太くて脂が乗ってて。
だから御本家とは区別してます。
そういえば、子供のころ図鑑のシシャモと皿の上のシシャモ、なんか違うなと思ったこともあったけ。
帰りの運転中に、そのようなことを考えてみました。
どなたかご存知ないでしょうか、カラフトシシャモの由来。
琵琶湖オオナマズ 2004.09.10 和名が「からふとししゃも」なんでしょ。
「五訂日本食品標準成分表」でも、そう書いてあります。
 http://www.kyoiku-tosho.co.jp/seibun.htm
佐藤 2004.09.11 カペリンは輸入魚で、その和名はカラフトシシャモ。
だからカラフトシシャモは輸入品、ということになりそうですが、国産のカラフトシシャモがあったのです。今年になって知りました。
今年の春先、オホーツク沿岸で大量の水揚げがあったのが、流氷とともに接岸するカラフトシシャモです。
これが製品になり、「流氷シシャモ」などの商品名で売られていますが、原魚名はカラフトシシャモです。
もちろん、秋に太平洋側でとれる「本チャン」とは違います。
オスのパックは安くておいしいですよ。
これが輸入のカペリンとおなじコーナーに並んでいるために 、わかりにくいことがあります。
この国産カラフトシシャモは、ノルウェ−の禁漁などで輸入原料が減少しているため、加工業者も注目しているようです。
琵琶湖オオナマズ 2004.09.12 > カペリンは輸入魚で、その和名はカラフトシシャモ。
> だからカラフトシシャモは輸入品、ということになりそうですが、
> 国産のカラフトシシャモがあったのです。

そうですか。「国産のカペリン」なんですね。
私も、知りませんでしたよ。

> オスのパックは安くておいしいですよ。
輸入のカペリンでも、オスは美味しいですよね。
みなさん、「子持ちししゃも」として買われるんで、子持ちでないししゃも(もちろんカペリンですが)は価値が無いように思われていますが、これが安くて美味しいのです。
私はこれに注目して、現役時代、生協の店で売ってましたけど、今はどうなったのかな?
ほんとは、みなさん、こういうのを食べて下さるといいのですけどね。

> この国産カラフトシシャモは、ノルウェ−の禁漁などで
> 輸入原料が減少しているため、加工業者も注目しているようです。

国産の魚が注目されるのは嬉しいことですよ。
symphily 2004.09.15 今年の御中元は、特に小さな子どもがいる家庭中心に北海道産のシシャモを送りました。
「スーパーで売られているししゃもはノルウエー産で、カラフトシシャモって言って この送ったシシャモとは違うんだよ。」と知ったかぶりして、甥や姪に話しました。
先日 鹿児島のとあるスーパーでも商品をみていますと、このシシャモ表示についてはこんがらがってしまって疑問に思っていた所でした。
「ノルウエー産シシャモ」と、もう1つの製品には「カラフトシシャモ ノルウエー産」と表示されていまして
うむむ。。。
ま、同じものなんでしょうけど 微妙にね。。。
気にしなければ、気にしないところではあるんですが。

> カペリンは輸入魚で、その和名はカラフトシシャモ。
> だからカラフトシシャモは輸入品、ということになりそうですが、
> 国産のカラフトシシャモがあったのです。
> 今年になって知りました。

私も今、知りました。
そうだったんですか! 日本でもとれるのですね。
どんな漁法なんでしょうねぇ。。。
熊本県牛深でみた水中でのキビナゴの大群には圧倒されましたが、あんな感じで泳いでいるのでしょうか。
イワシやキビナゴはかごしま水族館でも泳いでいますが、実際に泳いでいる姿もみてみたいものです。

> 今年の春先、オホーツク沿岸で大量の水揚げがあったのが、
> 流氷とともに接岸するカラフトシシャモです。
> これが製品になり、「流氷シシャモ」などの商品名で売られていますが、
> 原魚名はカラフトシシャモです。

「流氷シシャモ」って名前で検索かけたんですが、ヒットしませんでした。
是非とも、国産カラフトシシャモを食べてみたいです。
行く先々のスーパーでも見てみますが、販売先がわかりましたら、御紹介くださいませんでしょうか?
もしくは、鹿児島、長崎で入手可能なお店ありましたら、よろしくお願いいたします。

> この国産カラフトシシャモは、ノルウェ−の禁漁などで
> 輸入原料が減少しているため、加工業者も注目しているようです。

ノルウエー方面では食べるより肥料にしていると聞いた事があります。
禁漁になった経緯というのは、なにがあったのでしょうね?
佐藤 2004.09.15 > 販売先がわかりましたら、御紹介くださいませんでしょうか?
メーカーもサイトには、まだ載せていないようですね。
現在販売しているのは、北海道から関東までとのことです。

> 禁漁になった経緯というのは、なにがあったのでしょうね?
資源保護です。以前にも禁漁して、その後解禁しています。
これからも、おいしいシシャモを食べ続けたいですね。では。
佐藤 2004.09.16 「流氷ししゃも」の発売元
 (株) 北食(きたしょく) 北海道赤平市共和町199−10
symphily 2004.09.16 国産のカペリン「からふとししゃも」の連絡先をありがとうございます。
今月30日に、農林水産省九州農政局鹿児島事務所において、食の安全に関する話し合いがありまして 参加しますので、前回投稿しましたがシシャモ表示についての曖昧さは話そうと思います。
多田@東京都調布市 2004.09.16 この投稿を読むまで、カペリンは全部輸入物だと思ってました。
日本の近海物って、海流のせいか、エサのせいか、鮮度のせいか判りませんけど、輸入品より美味しいものが多い気がします。
どんな味がするのか、とっても食べてみたいです。

ししゃも、美味しいですよね。
10年くらい前に知った鵡川の本物は別格ですけど、輸入物のカペリンも安くて美味しいですよね。
横着者の私は、頭から尾まで全部食べられる小魚が大好き。
カペリンも美味しいし大好きです。
別の方がかかれていましたが、タマに見かける雄も好きです。
先日、西友の物産展最終日に特売をしてました。
雄の本シシャモ干物100gが、1,200円→800円に。
ズーズーしい私は、「わっ、キャペリンじゃなくて本物のシシャモ。これ美味しいっすよね。3袋買うから、ちょいまけてくんない?」と言って、2,400円で3袋半もらってきました。(^^;
そうそう、これは最初に買った和商市場で聞いたんだけど、本乾の干物って干し肉とかと同様に、炙らずそのまま食べられるんですね。
そのままだと、炙ったのとはひと味違う美味しさが味わえます。
まぁ東京では、軽く炙ってお食べくださいと明記してありますが、私は自己責任でそのまま食べちゃってます。
神奈金 2004.09.16 私もこの春頃から「北海道産 本カラフトシシャモ」(こう自己流に名前を付けて)扱わせてもらいましたが、確かメーカーが、恐らく少なくとももう2社あったと思うのですが。
明日市場へ行って調べてきて、結果ご報告します。
多田@東京都調布市 2004.09.16 すでに扱われているのですね。市場というのは築地ですか?
ただ話は変わりますが、この名付けは私のような素人にはわかりにくい気がします。
いまさら、正式名のキャペリンを使えと指導しても混乱するから、キャペリンは単にシシャモまたはカラフトシシャモと書こう、北海道で獲れる本来のシシャモは本シシャモと書こう、というのはまぁ分かり易い表記だろうと思います。
ただ「本カラフトシシャモ」とか書かれていると、名称では何のことやら判らなくなってしまいます。
まぁ良く知っている人なら見た目で区別がつきますが、本シシャモは別物と聞いた事がある程度の人も多いと思います。
そういった方にとっては、かなり紛らわしい表示かと感じます。
「本」はとって「北海道産 カラフトシシャモ」という表記の方が消費者に親切かと感じます。いかがでしょうか。
藤田 アルゼンチン 2004.09.17 表示問題は、分からないことが多すぎますね。
学名だけを表示するようにするとかしないと、本来は正確さを欠くと思っていますが、生産・加工・商人・消費者のレベルも様々です。
店頭で、苦労されてネーミングを考えても、本だの純だのという表示も、今度は公正取引委員会で問題にされることもあるでしょう。

>私もこの春頃から「北海道産 本カラフトシシャモ」(こう自己流
>に名前を付けて)扱わせてもらいましたが、…

自己流? 老婆心ながら、内部の呼び分けなら良いけれど、表示するとしたら、何処かに相談したほうがいいと思いますよ。

>ただ話は変わりますが、この名付けは私のような素人には、わかりにくい気がします。
だれにも良く分かりません。お役人に聞いてもよく分かりません。
原産地を海域にするのか、漁港にするのか、都道府県にするのか、道東沖を太平洋産と書いてもかまわない。三陸沖を太平洋産と書いてもかまない。
でも、三陸沖と道東沖は一緒ではありません。
必要条件・十分条件みたいなもんです。

ノルウエーのサバと言いますが、オランダ船がとってオランダに水揚げしたら原産地はオランダ(今はEC)ですが、店頭表示はノルウエーサバ、あるいは北海サバ(EC)
頭が混乱してきました。

>「本」はとって「北海道産 カラフトシシャモ」という表記の方が消費者に親切かと感じます。
地名が二つかぶってしまいますので、適切ではないといわれるかな。
小員にも良く分かりません。地名は一つで カラフトシシャモは通称和名か?
益々混乱です。

quote---

農林水産省では、5月26日から7月23日まで募集していた加工食品の原料原産地表示へのパブリックコメントに寄せられた意見に対する回答を公表した。
パブリックコメントに寄せられた意見に対する考え方[PDF]では、寄せられた多数の意見を83種類に分け、純粋な賛成のように回答の必要のないものを除いて同省の意見を示している。
このうち、どこまでが範囲になるのかという問いが様々な項目に寄せられているが、これに対してはQ&Aで整理をしていくという回答が多くなっている。
また、かなりの項目で誤解に基づく指摘が寄せられているため、それに対しては逐一理由が示されている。

----unquote

寄せられた意見を83種に分ける作業も大変だったと思います。
MLの皆さんも農林水産省のホームページをじっくり読んでみましょう。
でも、完全に理解することは、難しいですね。(いや、不可能と云うべきです。)
色んな通達が来る度に、包装資材などを没にせねばならず、この処分・この費用が生産や加工や流通に関係する業者に大きな負担になっていることを、業界としては声を上げるべきと思いますね。
何回も、この種のことで、苦い経験があるので、虎馬になってます。
他にも、虎馬兄弟さんは、おられませんか?
髭野 2004.09.17  日本産のカペリン(カラフトシシャモ)は、ほとんど漁獲がないといわれていますが、ほんとうのところは、どうなのでしょうか。
 8月に釧路であった「おさかなセミナー」でも、そのような話だったと思います。
  http://www.hnf.affrc.go.jp/H-jouhou/osakana/sishamo-panfu.pdf
佐藤 2004.09.17 「おさかなセミナーくしろ2004」の特集は、業界紙「みなと新聞」でも9日から数回に分けて、掲載されていました。
私、ご丁寧にも切り抜いて、スクラップしていました。
早くURLがわかっていれば・・。ありがとうございました。

>  本当のところ、どうなんでしょうか。
 ほとんど漁獲がない、ということについてでしょうか。
 セミナーのなかで「(中略)日本では大変少ないのですが、春から夏にかけてオホーツク沿岸にも来遊します。」 とありますね。
数字だったら比較できるのに、と思います。
 今年は流氷が少なかっために、出漁が可能だったので多くの漁獲(440〜450t)があった、という話も聞きました。
 通常の流氷の年は、船が出にくいのでしょうね。
でも、シシャモは案外、たくさん来ていたのでは、と疑問に思ってしまいます。
果たして、オホーツクのカラフトシシャモは多いのか、少ないのか・・。
 産地の方のお話が聞けるとうれしいのですが。
髭野 2004.09.17 たまたま混獲から始まったものでしょうか。
 はじめからカラフトシシャモをねらって出漁したものではないのでしょう。
 でも、これだけの漁獲(440〜450t)があったということは、水産研究センターや水産試験場等の研究者の中で話題になっても良いはずですが。
ニホ@河内や 2004.09.17 皆様からのシシャモ情報、嬉しく読ませていただいています。
話をふった人間が遅々に出てきて申し訳ありません。
国産のカペリンシシャモまであるとは。知らなかった。結構意外です。
ちょっとした情報でも出るとこ出したら、面白くなってきますね。
たまに立ち寄ったスーパーでも、ぼーっと通り過ぎてはダメだな。
とにかく「カラフトシシャモ」は「カペリン」の和名ということですね。
ということは、カペリンをシシャモと呼ぶのは学術的にもOK?
それとあの何日か後、違うスーパーでは、カラフトではないシシャモばかりでした。
「シシャモ」と呼ばれる「カペリン」。
「カラフト」が着くのと着かないのでは、品種的に何か違うのでしょうか?
まぁ、まずは国産シシャモ「買い」ですね。
それとシシャモ(カペリン)のオスってどこで売ってますの?
神奈金 2004.09.18 一日遅れまして報告させて頂きます
大分多くの方の意見が出ていますようで整理してご報告を

1、加工屋さんの名前住所は
  (有)阿部商店 北海道沙流郡門別町字厚賀
  斎藤水産  北海道沙流郡門別町字厚賀56-23
住所からするとお隣さんの加工屋さんみたいですね

2、「北海道産 本カラフトシシャモ」というのは私がお店へ出している時の名前で、店頭では「北海道産 カラフトシシャモ」で表示して販売しています

3、このところ関心が高まっており、いろいろ問題になっています「魚」の名前の表示につきましては、かねがね私としては疑問があり、意見の有る所です。
お役所と学者さんが法律・または法律に準ずる物で「名前」を決めるのは限界が有り、私としては業者・学者・消費者の3者で連絡会を持ち、そこに悪質表示についてはペナルティを課す権限を持たす、というのが好いのではないかと言うのが持論です。
詳しくはここでは述べませんが、今のガイドラインはひどいと思っています(ちょっと言い過ぎたかな)。
琵琶湖オオナマズ 2004.09.19 だいぶ前にも話題になったことですが、、、、
魚名表示については、「お役所と学者さんが法律・または法律に準ずる物で「名前」を決める」のではありません。
消費者の団体や業界団体も入って議論しています。
2000年7月1日から実施されている改訂JAS法の時の議論では、そのための審議会(だったか?)に正式参加されている方に、何度も意見を述べる機会がありました。
その方は、審議会に私の意見も出して下さってます。
(私だけでなく、他の生協からも同様の意見があったらしいので、必ずしも「私だけの意見」という事ではないのですけどね、、、)
「業者・学者・消費者の3者で連絡会を持ち、そこに悪質表示についてはペナルティを課す権限を持たす」というご意見に対しては、内容については慎重に検討する必要があるとは思いますが、方向としては同感です。



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