コピアという魚

コピア=スギについては、こちらも見てください。

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鹿児島の鎌田 2004.12.9 鹿児島湾の入り口で「コピア」という魚が釣れているそうです。
今度釣りに行こうと思うのですが、この魚を私は初めて知りましたが、その詳細は知りません。
どなたか、ご存知の方がいましたら、お教え下さい。
食べれるのでしょうか。
以下のサイトに写真があります。
釣り船のサイトで、釣り上げたコピアを山下さんが嬉しそうに抱えております。
野村 2004.12.9 写真拝見しましたが、頭と尾鰭が見えないので何ともいえないのですが、
感覚的にはスギに見えますが・・・
沖縄のカニ 2004.12.10 見た目はスギですね。
スギの英語名が Cobia ですので、実際にスギでなくても、似ているからそう呼ばれているかもしれませんね。
スギは沖縄にも分布しますが、養殖がさかんになってから、海岸で釣れることが多くなっているようです。(おそらく逃げた養殖魚)
おおはし@焼津 2004.12.10 すでに野村さんからレスが入ってるので重複しますが、スギに見えますね。
実際、スギの事をコピアと呼ぶようなので、スギではないでしょうか?
(この写真では、同定はむりでしょうけど)
heita@沖縄 2004.12.10 さて、この写真を見る限りでは皆さんおっしゃるようにスギでしょうね。
 
> 食べれるのでしょうか。
 これにはどなたもお返事がないようなので、、、。沖縄では養殖の有望魚種としてスギの普及をしてきました。
15年度の統計では、魚種別生産高1位となっています。
かつてはクロカンパチの商標で売っていましたが、品質表示法の施行により現在は沖縄スギ、琉球スギの名称で日本各地に送られてます。
夏場に品薄となるカンパチの代用品としてスタートしましたが、どうにか周年商品になっているようです。
  養殖物は、私も時々食べますが、餌の改良が進みコリコリした歯触りで脂が適度に乗り美味しいですよ。
 ただ、天然物はどうでしょうね?
 むか〜しの話ですが、卒業研究で魚を飼育していたため、伊豆半島の漁村に半年間住んでいました。
飼育用の魚とその餌を入手するため、毎日2,3回大謀網(大型定置網)を引き揚げていました。お陰で体が鍛えられ、握力が80前後と関取並みになってました。
 その網に、時々1m以上の黒い魚が入っていたのですが、漁師はその魚の頭を叩き割ると海に捨ててました。
どうしてだろうと聞くと、「この魚はスギというが、大きいだけで不味い魚だ。蒲鉾の原料にもならないから捨てるしかない。」とのことでした。
大きすぎて貰うわけにもいかず、実際に天然物を食べたことがないので、何とも判りません。
 できましたら、釣った天然魚を食べてみて、その結果を教えてくださいな。
そうして貰うと長年の疑問が解けるのですが、、、、。(^^)
symphily 2004.12.11 これって、どこでとれたか、どこらへんかは、ここでわかるとまずいでしょうか?
よろしかったら、大隅半島側南方面とかってだけでも教えていただければうれしいです。

> かつてはクロカンパチの商標で売っていましたが、品質表示法の施行>により現在は沖縄スギ、琉球スギの名称で日本各地に送られてます。夏場に品薄となるカンパチの代用品としてスタートしましたが、どうにか周年商品になっているようです。
JAS法改正で表示をきちんとしなきゃいけないってことで、「スギ」になったって聞きました。
鹿児島でとれたスギは、さすがに沖縄スギでは表示はされないでしょうから、、スギっていう名前になってから、売り上げはあまりよくないっていう話を聞いたことがあります。

>  ただ、天然物はどうでしょうね?
そうですね。。。 養殖ものとそんなに食感がちがうのでれば、たべてみたいですね。。。
沖縄のカニ 2004.12.11 以前にも投稿させていただいたと思いますが、模様を含めた形態と、大きな魚にくっついて(吸盤がないので吸い付けませんが)泳ぐ習性から、コバンザメに近い魚という見方があるらしいです。(魚分類が専門の方、間違っていたらすみません)
実際に水槽の中で巨大ハタ類と一緒に泳ぐところを見てますし、石垣市で開かれていた写真展で、オニイトマキエイ(マンタ)にくっついているコバンザメの中に、スギが一尾混ざっているのを確認しました。

> 鹿児島でとれたスギは、さすがに沖縄スギでは表示はされないでしょうから、、
ちなみに、当時の鹿児島産養殖スギには、「とろかんぱち」という商標が使われていたと思います。

>>  ただ、天然物はどうでしょうね?
> そうですね。。。 養殖ものとそんなに食感がちがうのでればたべてみたいですね。
天然物を食べた人に言わせると、時期などにもよるのでしょうが、養殖物に比べたら、脂がぜんぜんのっていない、とのことでした。
それと、釣り関係者がスギのことをコピアと呼ぶのは(コビアと読まないのはなぜでしょうか?)スズキのことをシーバスと呼ぶのと似ているのかな、と思ったりしてます。
あ、すみません、鹿児島のコピア=スギ、がはっきりしたわけではありませんが、おそらく...。
symphily 2004.12.11 > 鹿児島産養殖スギには、「とろかんぱち」という商標が使われていたと思います。
「とろかんぱち」っていう名前だったのですね。
あらら?じゃ、私は食べたことあるかも知れないですわ。

> 養殖物に比べたら、脂がぜんぜんのっていない、とのことでした。
そうなんですかぁ。
ちょっとだけ、天然ものに、なぜかしら羨ましさもありますが、、、

> 釣り関係者がスギのことをコピアと呼ぶのは(コビアと読まないのはなぜでしょうか?)
> スズキのことをシーバスと呼ぶのと似ているのかな、と思ったりしてます。

なんで、スギって言わないんでしょうね。。。木のスギとまちがえるから? 
すき、ってはまちがえようがないでしょうし、なんか、なぞ ですね。 
鹿児島の鎌田 2004.12.12 > これって、どこでとれたか、どこらへんかは、ここでわかるとまずいでしょうか?
船頭に話を聞きましたところ、指宿の沖だそうです。
水深が40m前後のところとのことでした。
10年くらい前に養殖を始めて、それが逃げたものでしょう。とのことでした。

今月になんとか船に乗って、コビアを釣りたいと思っています。
今年は台風が多かったせいで、養殖のカンパチが沢山逃げて、11月まで毎朝のように堤防からカンパチの子供ネイゴが釣れました。
毎朝通いまして、どういうわけか毎朝6時30分に、まるで定期便のようにネイゴがヒットしまして、それが面白くて、時計を見ながらルアーを投げまくっていました。
それが12月になりまして魚も大きくなり、魚も6時半にルアーにバイトすることをやめ、堤防にぶり上げる時にさかんに抵抗をするようになり、ぶり上げる時に、ついにロッドのガイドが飛びました。
カンパチごときに負けてなるものかと、さっそく新しいロッドを買いまして。
それがワンクラス上のパワフルなものを求めましたので、結構硬くて、重いものです。
ここ1週間これを振り回して、ネイゴとサゴシを、まるで金魚釣りのように海から引き抜いて、堤防に叩きつけておりましたが、ついに今朝から右腕が腱鞘炎になりまして、ロッドが触れなくなりました。
今月の末に船に乗りたいのですが、以上のような訳で釣行に行けないかもしれません。
釣行に行けましたら、また詳しい話をアップ致します。
鹿児島の鎌田 2004.12.12 > スギは沖縄にも分布しますが、養殖がさかんになってから、海岸で
> 釣れることが多くなっているようです。(おそらく逃げた養殖魚)

沖縄の在来種でしょうか。
スギは、ウチナーグチではなんと呼ばれているのでしょうか。
カーエーとかタマンとか、イシジャーとか、ガーラとか、沖縄独特の魚の名前が私は好きです。
私はコザで生まれて、小学校までコザにいましたので、よく泡瀬の海へチヌを釣りに行きました。
泡瀬の海も埋め立てられて、昔の面影がないのがさびしいです。
昔、泡瀬の浜で聞いた話で、6月の梅雨時の、かみなりが激しく落ちた夜にカーエー(あいご)の卵が孵化する。
翌日の朝は、孵化したあいごの小魚の黒いかたまりが、浜の近くに点々とあちこちにある。
その塊をめがけて、イシジャー(ダツ)が突進し、いきおい余って、ダツが浜に乗り上げ、浜には乗り上げたダツがあちこちにいる。
農家の人は、それを知っていて、かみなりの激しかった夜が明けると、手々に棍棒を持って、浜を歩き、浜に乗り上げたダツの頭を叩いて、家に持って帰る。
という話を聞いたことがあります。
梅雨時のカミナリの激しい夜に、この話を思い出します。
鹿児島の鎌田 2004.12.14 > 県庁が78mの高さだから、、、屋上から半分のとこまで
> 釣り糸をたらして釣ってるって感じですね。

○えーと、この釣りはジギングという釣りかたになります。
ジグという鉛の塊を魚の形にしたものがありまして、これを海底まで落として、しゃくっていって釣ります。
具体的に言いますと、船に乗りまして、船頭が瀬の上に船をつけます。
瀬という海底が突起した所がありまして、そこに小魚が群れていまして、そこにカンパチとかブリとかコビアが小魚を食べるために来ているのでしょう。
船頭がGPSと魚探知機で魚の反応のある瀬の上に船をつけます。
そして「はーい、良かよう!。」という合図で、みんないっせいにジグを落とします。
ジグが着底したことを確認して、しゃくっていきます。
しゃくりかたが人それぞれで、早かったり、遅かったり、ジャカジャカ巻きとか、ワンピッチ・ワンジャークとか、ベベル・ジャークとか、ニュルニュル巻きとかいろいろなものがあります。そのジグの動きに魚が惑わされて、食いつくという釣りです。
この釣り方は、ごたくを述べる人が多いのが特徴ですが、非常に簡単な釣りで、ベテランより、初心者が滅茶苦茶なしゃくりかたをして釣果が多いということがよくあります。
そのせいか、鹿児島湾ではこのジギングをする人が爆発的に増えました。
日曜日に船で移動しますと、老若男女、ジグをしゃくっています。
マイボートに乗ったおじいさんが、ジグをしゃくってネイゴをあげています。
コビアもこのジグの動きに惑わされて、釣り上げられたのではないかと思います。
家辺@fishml管理人 2004.12.17 スギについては過去ログをWebにしていますので、下記をご参照下さい。
 http://www.fishml.com/yousyokunouo/sugi.htm
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この過去ログの中に、食べた感想などもあります。
なお、ここで食べているのは養殖物です。
養殖物は脂がのっていて、天然物は脂が少ないというのは、ごく一般的な傾向でしょう。
特に、スギは餌によって身質が変わりやすい魚のようですし、味の違いは大きいと思いますよ。





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