コバンザメは食べられる?

投稿された
会員さん
投稿日 投稿内容
琵琶湖オオナマズ 2002.08.25 非常に下らない質問なのですが、コバンザメって食べられるのでしょうか?
どなたか、食べられた方、おられますか?
おられましたら、どんな味だったか教えてください。
あかまんぼさんとこの食用珍魚を見たけど、なかったですね。
 http://www.akamanbo.com/
  ↑
ついでに、全部見てしまいましたよ。
あかまんぼさん、コバンザメの試食記を載せてくださいよ。
伊豆の漁師 2002.08.25 刺身で食べれます .
身質の方は,「 スギ 」 の次ぎに 「 カンパチ 」 に似ています .
よって ,うまい とは言いがたい .ほとんど 味 がない .
付録として ,しゃれで 築地市場に 活魚 にて出荷したことがありますが、
k単価 800 〜 500 の評価でした . ( 刺身商材として )
琵琶湖オオナマズ 2002.08.25 やっぱり、食べられるんですよね。
カンパチに似ているなら、濃いめのタレで照焼にしてもいいような気もしますね。

> よって ,うまい とは言いがたい .ほとんど 味 がない .
味噌漬けにして、味噌の味をしみ込ませたらどうでしょうか。
そこまでやって食べるほどのものか・・・・(^_^;)

> k単価 800 〜 500 の評価でした .
さすが築地、そこそこ良い値段がついてますね。
私も、後学のために、一度食べてみたいなあ。
沖縄のK 2002.08.25 > 身質の方は,「 スギ 」 の次ぎに 「 カンパチ 」 に似ています .

沖縄県漁連では、かつて養殖スギを「クロカンパチ」として流通させていました。
食感がカンパチに似ているという理由からだったと思います。
現在では「おきなわスギ」としています。
スギは図鑑等によると「形態」と大型魚について泳ぐという「習性」から、コバンザメに近い魚とされているのですが、松尾さんのご投稿により、身質もスギに近いことがわかりました。
もしコバンザメをスギと同じ餌で養殖したら、身質や味も、よりスギ(あるいはカンパチ)に近いものになるのではないでしょうか。
この辺、とても興味があります。
あかまんぼ 2002.08.27 > あかまんぼさん、コバンザメの試食記を載せてくださいよ。
食ったことはないですが、飲んだことありますで。
丸呑みで?いいえいいえ、そうではありません。
コバンザメは南紀・勝浦のまぐろ業者にお願いして入手するのですが、いわゆる生の状態ではみたことはありません。
すべて、まぐろ船の上で内臓をとってカチカチの干物になっています。
当地では、漢方薬としての価値が高くて、頼んでもめったに手に入らないという幻の魚になっています。
んで、何度か入手したものを煎じて飲んだ経験があります。
ま、食用価値が低いのか、求める人も少ないようですが。
どなたか、生のコバンザメで入手できる方、ご連絡ください。
是非、ご一報ください。 「食用珍魚」に載せてみたいですね。
琵琶湖オオナマズ 2002.08.27 >  当地では、漢方薬としての価値が高くて、頼んでもめったに手に入らない
どういう効能があるのでしょうか?

>  「食用珍魚」に載せてみたいですね。
そうですね、ぜひ、やってみてください。
あかまんぼ 2002.08.28 > どういう効能があるのでしょうか?
あくまでも、ここだけの話ですがね、あれ黄疸に効くらしいです。
以前、近所の人がそう言って煎じて飲んだら、ほんまに黄疸が治ったということで、えらく感謝されたことがありました。
ぼくは試しに飲んでみただけですが、良薬は口に苦しとは良く言ったもの。という感じでした。
それで何度か勝浦の業者にお願いして送ってもらいました。
ある時は、小判の部分だけ乾燥したものが届きました。
あれだけでも効き目はあるのかな?
☆成分や、化学的根拠についてお答えできるだけの知識はありません。
琵琶湖オオナマズ 2002.09.01 > あくまでも、ここだけの話ですがね、あれ黄疸に効くらしいです。
ネットで検索してみましたが、いろんな民間療法はありますけど、「コバンザメを煎じて飲む」というのは見つかりませんでしたね。
魚関係の雑学の本も見ましたけど、そういうのはみつかりません。
紀州方面に限定された民間療法でしょうかね。

> それで何度か勝浦の業者にお願いして送ってもらいました。
紀伊勝浦では、そういう業者さんがおられて、それが商売になってるのだから、やはりそれなりに根拠があるのでしょうね。

> 成分や、化学的根拠についてお答えできるだけの知識はありません。
これがわかればいいですね。
あかまんぼ 2002.09.01 > ネットで検索してみましたが、いろんな民間療法はありますけど、「コバンザメを煎じて飲む」
>というのは見つかりませんでしたね。

☆いや〜、ぼくも検索してみたんですが、どこにも書かれてませんでした。
 だんだん不安になってきて、新入りのパートさんにそれとなく聞いてみたら
 「ええ、知ってますよ。うちの姉が胆嚢が悪くて入院中に
  黄疸がでて手術できなかって…それでコバンザメを飲ませたら
  黄疸が消えて、手術できました。同室の患者さんにも分けてあげたら
  やはり同じように黄疸が消えて手術できました。」とのことでした。

> 紀伊勝浦では、そういう業者さんがおられて、それが商売になってるのだから、
> やはりそれなりに根拠があるのでしょうね。

☆そうみたいですよ。

> > ☆成分や、化学的根拠についてお答えできるだけの知識はありません。
> これがわかればいいですね。
☆う〜ん、これをなんとか我が物にして一攫千金狙いましょうか!
琵琶湖オオナマズ 2002.09.01 ふーーん、証言はいっぱいあるわけやね。
ところが、確実な文献が無い。
これって、「半夏生にタコを食べる」の謂われと似てますね。
紀州の民俗文化を調べれば、なんか出てくるかも・・・・
MANA 2002.09.01 コバンザメの話興味あって、刺し身でぼくも食べたいと思っていました。

> ところが、確実な文献が無い。
> これって、「半夏生にタコを食べる」の謂われと似てますね。
> 紀州の民俗文化を調べれば、なんか出てくるかも・・・・

「半夏生のタコ」シブイ喩え、いいですねえ。
たしかにコバンザメの文献は少ないようです。
わからないときは「アラマタ」に聞け、というザッコロジーのルールにしたがって、アラマタ先生の『世界大博物図鑑2魚類』(平凡社)「コバンザメ」を引きますと、煎じて飲む、干して薬に使う療法の出典が書かれてあります。
一応高いホンなので、お手元にない人のために、民間療法の部分だけ10数行引用させてもらいましょう。
  • 「≪栗氏魚譜≫によると、コバンザメの小判状の部分は、死んだものでも盆や板などにつけると吸いつく。いずれにせよ、コバンザメは大魚についているので、逆にコバンザメをまつれば、大魚にありつくという信仰が生まれた。そこで、大漁の吉兆として、神棚に上
    げて祈ったという。コバンザメを俗に「告げの神の甚四郎」とよんだ理由である。このように、縁起魚として神棚にあげられることが多く、かつ、肥前唐津地方ではスナジトリといって、陰干しにして煎じて服用すれば、いかなる瘧(おこり=体調不良を起す病全般)もたちどころに癒えるといって珍重される。≪紀州魚譜≫もコバンザメを干して赤痢や喘息の薬とする地方がある、と述べている。〔後略〕」
「栗氏魚譜」は江戸の本草学者・栗本丹州による彩色の魚類図鑑にして民間療法を含めた薬効を書いた書であり、「紀州魚譜」は、紀州徳川侯爵の補助により田辺の生物学者・宇井縫蔵により編まれた和歌山・三重沿岸に生息する魚類を網羅的に記載した魚類博物図鑑です。
「日本俗信事典」(角川書店)によると、三重ではとして、コバンザメの民間療法の効能の対象を「性病」と特定しているのも面白いですね。
それと、インターネットでは、「コバンザメ」ではなく、「小判鮫」で検索するほうが面白いですよ。
「紀州の海の恵み、漁師の秘伝。健康食品“小判鮫の精” 」なる錠剤が人気あるそうですが、お好きな人は検索して確認あれ。
いずれにしても、三重県、和歌山県、肥前(佐賀)、福岡あたりの民間療法や地方魚名、方言等を探るとうじゃうじゃ出てきそうですよ。
だれかその方向の在住者が図書館の郷土資料コーナーで調べれば、面白そうな話が出てきそうです。
琵琶湖オオナマズ 2002.09.03 > アラマタ先生の『世界大博物図鑑2魚類』(平凡社)「コバンザメ」を引きますと、
> 煎じて飲む、干して薬に使う療法の出典が書かれてあります。一応高いホンなので、
> お手元にない人のために、民間療法の部分だけ10数行引用させてもらいましょう。

http://www.d1.dion.ne.jp/~eruku/mokurokuDS.htm
確かに高い。8000円ですもんね。

>いずれにせよ、コバンザメは大魚についているので、逆にコバンザメをまつれば、
> 大魚にありつくという信仰が生まれた。

なるほど、信仰とはこういうもんなのですね。

> 肥前唐津地方ではスナジトリといって、陰干しにして煎じて服用すれば、いかなる瘧(おこり=
> 体調不良を起す病全般)もたちどころに癒えるといって珍重される。

万能薬ですね。
肥前唐津なら、嫁さんがなんか知ってるかもしれんなー。

> ≪紀州魚譜≫もコバンザメを干して赤痢や喘息の薬とする地方がある、と述べている。
ここでは、効能がちょっと違いますね。

> 「日本俗信事典」(角川書店)によると、三重ではとして、コバンザメの民間療法の
> 効能の対象を「性病」と特定しているのも面白いですね。

要するに、いろんな病気にいい薬ですね。
さしずめ、現代で言えば「抗生物質」ですね。

> インターネットでは、「コバンザメ」ではなく、「小判鮫」で検索するほうが面白いですよ。
ひらがなとカタカナで検索しましたが、漢字は気がつきませんでした。
たしかに「小判鮫」で、いっぱい引っかかりますね。

> 「紀州の海の恵み、漁師の秘伝。健康食品“小判鮫の精” 」
まんぼさん、こんなの知っておられますか。これ、お店で売ったらどうですか。
あかまんぼ 2002.09.03 ☆昨日、注文してみました。
13000円もするんですけど、こうなったら自ら体験して身体に良いってことを実証してみましょう!
とりあえずは、γーGTPが下がれば良しかな?(苦笑)
MANA 2002.09.04 だいぶ昔、ぼくが魚の業界紙で記者やっていた頃、ニッスイだったか、どこだったか、深海ザメのエキスとかいって「スクワレン」なる錠剤があったのを思い出した。あれまだ売っているのかな。
仲間で、「救われるのか」「すくわれん」のか??まずは飲んでみよう?!!なんて冗談をいったなあ。
あのあとに「DHA」の「どこさ」なんとかを「どこがいいのさ」、「EPA」の「えいこさ」なんとかを「え〔い〕いことあるのか」と、続々と新薬??が世に出てきて、一億みんなが魚類学者、栄養学者になっていく。そのハシリであった。いやむかしからこういうことがくりかえされてきたのであろう。
ほんとうに効くのなら、文部省も厚生省もいまごろはきっとなくなっていたでしょう。
そういえばなくなりましたね。名前が替わってでています。
そういえば名前も変えないで態度だけデカイのがノウリンなんとか。(最近、どうも、はらくくるるわざで、……。関係ないので無視無視。相変わらずムシムシ。いつになったら涼しくなるの……)
琵琶湖オオナマズ 2002.09.04 ありますよ。
 http://www.cosmos.ne.jp/~sfmiyagi/

めっちゃ高いわ、カプセル150球入(鮫軟骨入)14000円。
スクワランという化粧品もありますね。
これは、嫁さんも使っていたようで、人気があるみたいです。
 http://www.cosmos.ne.jp/~sfmiyagi/Squalane.htm
トロマンボ 2002.09.06 スクワレンにつられて出てきました。
昔、勤めていた所でスクワレンの蒸留に関ったことがあります。
ヘェー、あんな臭いもの飲んだのですか。健康ってのは凄いインパクトあるんだね。
スクワランなら臭くないけどね。でも、コバンザメは効きそうですね。
おおはし@食品会社研究員 2002.09.10 先日別件で「コバンザメは食べられる?」にも取り上げられてた小判鮫の精の販売ページhttp://h045180.sharesite.com/koban/ を見たんですが、、、
http://h045180.sharesite.com/koban/power.html
「冷凍庫で凍結しても凍結が解けると元気に泳ぎだします。又時間以上陸に放置しておいて、カラカラの乾燥状態なっていても海に戻すとたちまち泳ぎだします。この様な小判鮫の驚異的な生命力が人間の健康に寄与するものと確信いたします。」
とありますがいかがなもんでしょうか、、、?
もちろん比較的丈夫なタイプの魚であれば窒素冷凍後に解凍?を間違えなければ蘇生しますし、氷温(−2度)程度で凍らない状態で仮死状態になった魚も温度を上げると蘇生します。
しかし、、、冷凍庫で凍結したものはどうでしょう??
↑確信します・・・って言われてもねぇ
知見のある方おられませんか?
案内ではNHKでも取り上げられたとありますが、、、、
MANA 2002.09.11 ほんとうならおもしろそうだけど、「まゆつばを知って楽しむ太平洋」ぐらいのつもりがよろしいのでは。
いや、でも、「念のためぼくも知りたやゴハンダネ」
ああくだえあねえ。

たしかに、小生も松島湾のマハゼのジュズコ釣りの取材で、釣ったばかりの生きたマハゼを、接岸していた冷蔵輸送車に、すのこの上にハゼを寝かせて、そのままガーゼを被せて、築地まで「冷蔵催眠法」なる技ではこび、築地についたオネムになっていたマハゼを水槽に入れると、一瞬にして目がさめて泳ぎ出すトリック?をみて、早朝眠気眼で信憑性を確かめに築地まで確認にいって、そのさまを見て目を覚まさせられた経験があります。
 http://www.manabook.jp/zacko03-juzuko.htm
世の中なんでもありだから念のため念のため。
大賀ハスのようなコバンザメがいるかもわからぬ。
あかまんぼ@コバンザメ大作戦 2002.09.11 ☆何事も体験主義に基づき、また皆さまの熱いご要望にお答えすべく、 ただいま「小判鮫の精」一日2粒飲んでいます。(笑)
 数ヶ月後に検査結果を発表したいと思っておりますが、なにせバカ高いので いつまで続くか、そっちの方が心配で具合が悪くなりそうです。

> カラカラの乾燥状態なっていても海に戻すとたちまち泳ぎだします。この様な
> 小判鮫の驚異的な生命力が人間の健康に寄与するものと確信いたします。

☆人工的?に乾燥させたものを「食用珍魚」にアップしてみました。
 アドレス忘れましたので http://akamanbo.com ←ここから 「食用珍魚」にお進みください。

 明日、生の「コバンザメ」が入荷します。
 数日後には「食後感想」なども含めてアップできそうですが、煮る、焼く、生で…さてさて、どうして食ってみましょうかね?

☆蘇生力、驚異の生命力に関しては、いろいろ調べてみましたが、これといってお答えできる情報はまだありません。
 とりあえず、せっかくの機会ですからしばらくは、 「コバンザメマニア」になってみたいと思っています。



Copyright(C) Sept.1.2002 by Toshio Yabe. Allrights reserved