まんぼう

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こてつ@福岡 2003.0204 毎朝海岸を歩いている友達が先週マンボウを見つけたんですよ。
なんでも、もうだいぶ前にうち上がってたらしく、包丁で肉が切り取られてたそうなんですが・・・
福岡沖にもマンボウって居るんだな〜と感心しました。
肉は食べたことがないけど美味しいんでしょうか?
琵琶湖オオナマズ 2003.0204 嫁さんの里(生月島)で、お祝いの時に食べさせて貰いました。
醤油につけてたべたのですが、蒟蒻みたいな感じで、美味しいものとは思いませんでしたよ。
嫁さんの里ではよくあがるようですから、福岡の沖にもいるのでしょうね。
富山湾(氷見港)でも、よく見ましたよ。
マンボウは、鯨と同じで、寄生虫の巣らしいですね。
MANA 2003.0205 ●千葉の勝浦のすし屋さんで刺し身を食べたこともあります。房総ではけっこう手に入ります。
ちょうど糸こんにゃくというか、カニカマボコのような繊維状の身肉の部分を酢味噌のようなもので食べました。漁師さんは,あの平らな皮膚の部分を4、5センチほどのアツさの真っ白な「皮」を四角く包丁で窓を開けるように切りとって、その下から出てきた身肉を四本の指を重ねてザクッとスプーンで掘り出すようにして食べたりもするんだそうです。
あんまりこれといったはっきりとした味はしません。うまいというシロモノではないですけど、ゲテ食いというほどでもないです。
でも琵琶湖オオナマズさんの書かれた「寄生虫の巣」なんていうことを聞いちゃうと食べられなくなっちゃう。
●食べ方は,刺し身のほか、僕が食べたのは腸を炙ってたべました。
●日本海の定置網には普通に入ります。福井の旅館の人も市場で買って行きますから、食べてるんでしょうね。
●あと、昨年11月に三重県の和歌山に近い熊野市の木本地区の漁師さんから,面白い話しを聞きましたので、忘れないうちに書いておきますね。
●定置網にマンボウが入ると、漁師さんたちは「マンボウ代」とか「漁師のもん」と言って、船主の水揚げにいれずに、乗組員の取り分としているそうです。
マンボウを加工する係りのおばちゃんがいて、解体して「身」「腸」「肝」(なぜか肝だけは目方に入れないそうです)を自分たちで「味噌炊き」に加工して、それを船主が買上げてくれるんだそうです。その売上は、乗組員に給料や歩合の配当とは別の「マンボウ配当」として臨時収入になるそうです。20キロぐらいだと、一人5000円くらい。おかあちゃんの管轄外のお金ですから、小遣い銭ですね。タバコやパチンコや一杯飲むのに使うわけです。年間に10回ぐらいあるそうです。
●マンボウの身、腸の味噌炊きとは、火にかけると水が出てきて、ぐつぐつと炊いたあと自家製味噌(ツクリミソといっていました)とネギと、肝をすりつぶして加えて作るそうです。
パックにしてマンボウの味噌炊きとして売られているそうです。これなら食べてみたいですね。
食べたことある人、その味加減教えてください。
こてつ@福岡 2003.0205 >醤油につけてたべたのですが、蒟蒻みたいな感じで、美味しいものとは思いませんでしたよ。
>嫁さんの里ではよくあがるようですから、福岡の沖にもいるのでしょうね。
>富山湾(氷見港)でも、よく見ましたよ。

やっぱりそんなに美味しいものじゃないんですね。
あのあと知り合いの方から、以前博多湾でも獲れたことがあると言うことを聞きました。
富山湾とは、結構北の方まで居るんですね。
もっと南のイメージがあったので、ちょっとビックリしました。

>マンボウは、鯨と同じで、寄生虫の巣らしいですね。
去年のNHKの番組で、マンボウについた寄生虫をカモメが食べるってのをやってって、凄いショックを受けた覚えがあります。
あれは外部寄生虫だったと思いますが(ヒジキムシの仲間?)、中にも沢山居るんですね。
ちょっと興味があります。

>MANAさん
初めまして。詳しいご返事有り難うございます。
マンボウ代、漁師のもんなどの話おもしろいですね。
浜で調理してしまわないといけないくらいアシが速いのか、それとも味噌炊きにするととても美味しいのか・・是非一度食べてみたいです。
しかし、勝浦では寿司屋に出るほど出回るのですね。意外と身近だったマンボウ。
ばんどう@神奈川 2003.0205 ちょうどタイムリーに、マンボウの漁獲状況調べた論文を見つけました。
宮城、神奈川、静岡、福井の4県に聞き取り調査を行ったもので、各県で年間数トン-数10トンの漁獲があるそうです。
静岡では年中漁獲されるのですが、宮城では夏、福井では冬に漁獲が集中するそうです。
結構漁獲されてるんですね。
<引用>
 相良恒太郎・小澤貴和 2002
 4県におけるマンボウ類の漁獲状況
 鹿児島大学水産学部紀要 51:27-33
symphily 2003.0206 まんぼうは築地場内のお店に試食でありました。
イカをゆでて、ふんわりしたような、、食感にちかいかなぁ。
九州ではまんぼうは、大分がゆうめいですよね。
 http://www.kansai.ne.jp/mcc/p14.html

海の中道にはどうだったかなぁ。。。記憶がないです。 
下関の水族館にはまんぼういますよ。
関東では大洗水族館にすっごいまんぼうの標本があります。あれはすごい!
皮も触れるようになっています。
大阪海遊館にも、まんぼうがはいったばかりでした。
池袋のサンシャインではマンボウに餌をあげる所が、ラッキーでしたら、まぢかに見る事はできます。
で、ここで、疑問なんですけど、英語では、サンフィッシュなんですけど、日本語でなんで、まんぼうっていうんでしょうか?外来語?
この由来っておわかりでしたらお教えくださいませ。
MANA 2003.0206 > 英語では、サンフィッシュなんですけど、日本語でなんで、まんぼう っていうんでしょうか?
●水族館の人気者のマンボウですが、僕もマンボウの和名語源のことまったく知らないので、ちょっと調べてみることにしました。
いつものごとくアラマタ先生の「世界大博物図鑑」(2―魚類)で調べてみたら
◇マンボウの日本名は、こどもの持つお守り袋を「万宝」といい、丸く平たい形からマンボウと呼ぶ説が紹介されているが、語源については、どうもこれといったはっきりとした説がみあたらない。
●マンボウの親戚みたいな、まーるいお顔をしたアラマタ大先生にして決定打なしですから、不思議な魚ですねえ。
◇でも、次のサイトにマンボウの名前の由来や地方名の由来がていねいにまとめられて出ているのでご覧下さい。たぶん、探してもこれ以上の説はみあたらいような気がします。
 http://www.fis-net.co.jp/topic/fishname/manbou.html

●正確な魚名起源を書く人見必大の「本朝食鑑」や貝原益軒の「大和本草」などをみても、東北地方の方言「ウキギ」等のいくつかの方言を列記するのみで、益軒先生にいたっては漢字をあてずカタカナで「マンボウ」と記すのみです(でもこういうカタカナ魚名記述の少ない本の記述から、なぜマンボウだけがカタカナ表記にしてあるのか?ということに疑問をもつことが謎を解くカギであるかもしれないのです)。
「油多ク味ヨシ」と書いてはいるが、人の食習慣に占める位置付けが低いゆえのことかもしれません。
◇あんまりよくわからないというのが、マンボウたる茫漠としてヌーボーとした魚柄(ウオガラ)ゆえなのかもしれませんね。
●いずれにしろ、上記FISマリン倶楽部のページにまとめられているように、「満方」と漢字を当てる書がおおいですが、丸い円の形(見方によっては方形=◆=四角)をした魚を表現していることは
確かなようです。
これぞ決定打というお話をご存知の方ぜひとも教えていただきたいと思います。
◇なお、僕のお魚に関してのお気に入りページから、国立科学博物館の「uodas」がおもしろいのでご利用あれ。そのマンボウのページは、
 http://research.kahaku.go.jp/zoology/uodas/ocean_sunfish/index.html です。

PS:アラマタ先生のネタボンとして紹介されている、江戸時代の医師にして本草学者の栗本丹洲に、マンボウの中国名「翻車魚」からタイトルをとった、マンボウ研究書「翻車考」(まんぼうこう。1825年文政8)が、古今東西を見渡してみても優れた博物学的価値のある本のようである。
国会図書館にあるそうですから、一度なにかのおり閲覧でもしてみたいものです。
海童 2003.0206 >静岡では年中漁獲されるのですが、宮城では夏、福井では冬に漁獲が集中するそうです。
三陸の釜石や大船渡辺りでは、初夏から秋にかけて定置にときどき入ってました。
スーパーでも身は刺身で、腸は湯引きで売ってましたし、料理屋でも出してました。
瀬戸内、因島周辺でもマンボウが網に入りますよ。
皆さんはあまりマンボウの身をお好きではないようですが、私は好んで食べてました。
淡泊なところが、たまりません。
よく定置からそのままマンボウをもらって、身を刺身にしていただいてました。
ただ、マンボウは堅いコラーゲンの固まりに包まれていて、捌くのは大変ですね。
内臓には多くの種類の寄生虫がたくさんいます。
ばんどう 2003.0207 > 瀬戸内、因島周辺でもマンボウが網に入りますよ。
日本周辺どこにでもいるんですね。
洋上でも時々見かけますが、残念ながらまだ食べたことはありません。
因島には時々行くんで、注意して見ることにします。
海童 2003.0207 職場のミニ水族館でも飼育していましたが、しばらくして死んでしまいました。



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