ヌタウナギ

> やはり、、アナゴトールという漁具をお使いになられるのでしょうか?
 はじめた、当初は養鰻で使用していた、カボチャビクを使って操業しました。
処が、入っているビクには一杯入って船に取り込むのに大苦労して腰は痛いは、ビクに付いたヌタを洗い取るのに時間が掛かるのでやめてしまいました。
カボチャビクには、35Kくらい入っています。

> だから、スーパーや魚屋さんにはまず登る事がないのですね。
 ヌタウナギがスーパーや魚屋さんの店頭に並んでも買って行く人は、まずいないと
思います。

> アルビノがめずらしい。という状況ではないと言う事ですね。
 真っ白なウナギは、焼津前から三保の松原沖に掛けて多く見られます。
ミルクガニのアルビノを捕った事がありますが、30年間でたったの一匹ですが、ヌタウナギのアルビノは、2年間で30匹以上捕りました。

 東海大学海洋科学博物館も以前のような入館者はないようです。
深海専門の僕が捕る珍しい生物を入れる展示水槽が三つあります。
毎年(28年間)大学に頼まれて、特別採捕の許可を取って深海の生物の捕獲をしています。
今までに、日本で始めて捕獲した物など数個体ありました。
博物館に来る時には、連絡を下さい。
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symphily 2003.04.28 かごしま水族館では最近ヌタウナギ2匹を展示しています。
このヌタウナギ。
私はなにかのテレビ番組で、鯨が深海におちて死骸となったとき、最初の掃除する役として、何百匹ものヌタウナギが鯨の表皮に食い付いている映像をみたのがはじめてでした。
このヌタウナギは、日本ではおさかなやさんには上がる事はないけれど、韓国や中国では貴重品で輸出対象品で、革工芸品になるとの説明をうけたんですが、日本でこの革工芸品を扱っている、もしくは展示しているところってどこかありますでしょうか?
そのくみ 2003.04.29 日本では静岡の長谷川さんがヌタウナギを取って輸出しているそうです。
タイ(?)でなめした皮はイタリアでおしゃれなバッグや洋服に加工され、日本に輸入されブティックにも並んでいるとTVで見ましたが、お店までは知りません。
 http://www2.tokai.or.jp/tyoukanemaru/

これからのトレンディはやはり魚の皮ですよね!
何ウナギかわかりませんが、エースという鞄屋さんの「エース・世界のかばん館」にはウナギ製のカバンが展示されてるそうです。牛革の入手が困難だった頃、代替で作られたものですって。
 http://www.acebag.co.jp/museum/japan/main.html
symphily 2003.05.13 > タイ(?)でなめした皮はイタリアでおしゃれなバッグや洋服に加工され、日本に輸
> 入されブティックにも並んでいるとTVで見ましたが、お店までは知りません。

ありがとうございます!
逆輸入までしているんですね。こんどバッグ関係みるとき気つけてみてみます^^

> これからのトレンディはやはり魚の皮ですよね!
そ、そうですか^^
海もの川もので製品ができて、それらの展示会とかあると、面白いかも知れませんね。
防水加工をしなくても水をはじくんです。 とか^^;;
うろこに小さな穴があいているのもおしゃれでっしょ っとか...
洋服の、
サメハダスーツってのは、あったら自己防衛スーツになり得るかも知れませんねぇ。。
一方方向からは触ってもなにもないけど、逆からさわると、ケガするよ。とか  ^^/
大分の末吉 2003.05.14 >このヌタウナギは日本ではおさかなやさんには上がる事はないけれど
>韓国や中国では貴重品で輸出対象品で、革工芸品になるとの説明をうけたんですが

本題から外れますが、以前、食べたことあります。
確か「どろぼう」とか呼ばれていたような気がします。食べてた場所は大分県日出町の居酒屋です。そこの大将は「実物は見ないほうがいいよ」といいながら、蒲焼きみたいにして出してくれました。夏の食べ物ですね。
symphily 2003.05.17 > 本題から外れますが、以前、食べたことあります。
                 (゜゜)おぉ@@/ すっごい!
今週は水族館へ行く事が多くて、そのたびにこのヌタウナギのアルビノと色がちゃんとついている2匹に会っているんですが、 おいし、、そう(^^)には見えないんです^^;
しかし、行くたびにみていますと、なんだか可愛い顔してるなぁ。と思うようにだんだんとなってきました。 

> 確か「どろぼう」とか呼ばれていたような気がします。
なるほど!メモメモ。
焼肉のタレにも商品名でどろぼうって言う言葉が使われているのがありますが、美味しいのでしょうね^^

>食べてた場所は大分県日出町>の居酒屋です。そこの大将は「実物は見ないほうがいい>よ」といい ながら蒲焼きみたいにして出してくれました。
日出町は、検索しましたら、あぁ、大分県のあのまるい地形の南側に位置している海岸がある町ですね。私は最初、日田町と間違えておりました。山手の川の中にもいるのかぁ。。とわけわからん事をぼ〜っと考えていました。
たべてみたいです。
が、しかし、、、私はほとんどいつも生きているのを見ているから、、、、、、
うぅ、、美味しいって思えるかどうか挑戦してみないとわからないですね。
大分の末吉 2003.05.17 >焼肉のタレにも商品名でどろぼうって言う言葉が使われているのがありますが、
>美味しいのでしょうね^^

・・「美味しい」から「どろぼう」とは違うんじゃないかと思います。
刺し網にかかった魚や生簀の魚を食べるので、「人様の上前をはねる」ってことで「どろぼう」かと思っています。でも、確信はありません。

>日出町は、検索しましたら、あぁ、大分県のあのまるい地形の南側に位置している海岸がある町ですね。
・・読みにくいのですが、日出は「ひじ」と読みます。底引き網が盛んな土地柄から、別府湾のサンプル収集にはもってこいです。
ヌタウナギを料理で出すなんて、通常のお店ではまず考えられないでしょう。
 マニアックです。恐るべし日出町です。
 ちなみに「城下がれい」の土地柄です。関あじ、関さばほどメジャーではありませんが・・なお、日田町でなく日田市です。趣味(?)の市場回りでも時々行きますので、私のぼろWebにも少し紹介しています。
 http://www.coara.or.jp/~sueyoshi/diary03/20011027ooga.html
 http://www.coara.or.jp/~sueyoshi/diary03/20030419ooga.html
symphily 2003.05.17 > 刺し網にかかった魚や生簀の魚を食べるので、「人様の上前をはねる」ってこと
> で「どろぼう」かと思っています。

わかりました。そちらのほうの「どろぼう」なのですね。

> ・・読みにくいのですが、日出は「ひじ」と読みます。
> ヌタウナギを料理で出すなんて通常のお店ではまず考えられないでしょう。

ヒジ町とよむのですね。。 ひでまち ってよむのかな?と思っておりました。
隠岐のなかがみ 2003.05.17 ヌタウナギのことを私の所では「どろうち」と呼び、昔から延縄漁などでは厄介者でした。
勿論食べる人なんていませんでした。韓国でオリンピックが開かれる前あたりから、その皮が財布などに加工されると聞いて「へ〜っ」と言ってましたが、それを食べると聞いて「えーーっ!」と二度びっくりでした。
日本でもどこか昔から、これを食べたり加工したりで利用していたところってあるんでしょうか?
わたしはまだ食べたことがありません。
symphily 2003.05.17 > ヌタウナギのことを私の所では「どろうち」と呼び昔から延縄漁などでは厄介者でした。
かなりぬめりがあるんだそうですね。
だからヌタ ウナギっていわれるんだそうで。。。透明のゼリー状のものが手についている状態が、水族館でも写真展示されています。

> 日本でもどこか昔からこれを食べたり加工したりで利用していたところって
> あるんでしょうか?

えぇっと、、かなりまえに、DMでいただいたのですが、福井県だったとおもいますが、魚屋さんまでにはのぼらないけど、漁師さんたちは鍋にしてたべてるよ。って教えて下さいましたです。

> わたしはまだ食べたことがありません。
たべてみたいです。秋のオフ会のときに、試食会いいかもしれませんね^^
隠岐のなかがみ 2003.05.18 > かなりぬめりがあるんだそうですね。透明のゼリー状のものが
> 手についている状態が水族館でも写真展示されています。

この、ヌタヌタはゼリーのような生やさしいものではないですね。

> たべてみたいです。
> 秋のオフ会のときに、試食会いいかもしれませんね^^

わたしは食べるの遠慮しときます^^
焼津の長谷川 2003.05.22 現在のヌタウナギと深海ザメを捕っています。
  深海ザメは、アイザメ(タロウザメ)です。
  ヌタウナギはむらさきヌタウナギです。
  深海ザメエキスは、家でも女房が作ってアトピーなどの方に
  差し上げて喜ばれています。(かゆみが止まり、かさかさも無くなる。
symphily 2003.05.22 >   現在のヌタウナギと深海ザメを捕っています。
漁獲するとき そうとうな、ぬめり(ヌタ)がでると思うのです、独特な漁獲手法があるのでしょうかしら?
たべたこと、  あります? どんな料理法があるのでしょう?

>   ヌタウナギはむらさきヌタウナギです。
紫色をしているのでしょうかしら?
かごしま水族館にいる2匹のヌタウナギは、1匹はちょっとうすい茶色、もう1匹はアルビノで、まっしろです。
おおはし@焼津 2003.05.24 ヌタウナギ、日本海側(秋田?)では”アナゴ”と呼ばれる事があるようですね。
 http://www.asahi-net.or.jp/~je3f-myst/itoigawa/ito.html
 http://www.niigata-nippo.co.jp/kaidou/kaidou0701.html
 http://turtle.jfrca.or.jp/jireiH13/H13Kagoshima2.html

9月限定販売↓(富山)
 http://www.kataoka-net.co.jp/mezurasiisakana24.htm

初夏に美味しいらしいです。干物が多いようです。
ただ、原則的にはえり好みしない方なんですが、市場の端でトロ箱や天樽?に投げ込まれた数十匹の同種がゆっくり動くのを見ると、どうしても食指が動きません(^^;
過去にたくさんの変わった魚、珍しい魚、と言うものを見ましたが、とびっきりの気持ち悪さでした…初めて見たときは魚のワタが捨てられてるのかなぁ〜なんて思って見てたんですが、突如動き出し、、、ひぇ〜 。。。
水に入ってればかわいいもんなんですけどね。
でも深海で、死体にメデューサさの頭さながらに夥しい数のメクラウナギが頭を突っ込んでいるのを見ると、さすがに背中が少し寒くなります。
そのくみ 2003.05.24 以前TVでヌタウナギ、ミルクガニ漁が紹介されましたが、取材を受けていたのは長谷川さんだったそうですね。船上で焼いていたミルクガニが美味しそうでした。
タイに輸出したヌタウナギが、イタリアで加工されバッグになって日本に輸入されているそうですが、そのお店をご存じないですか?
ヌタウナギの情報がいろいろ出てきていますが、日本でも食べる地域があったんですね。話を聞いていると、自分では触れそうもありませんが、美味しく加工してあれば食べてみたい気もしてきました。
symphily 2003.05.24 >  http://www.niigata-nippo.co.jp/kaidou/kaidou0701.html
このサイト、灯台もとぐらしでしたねぇ〜〜〜^^
そうだったんですね。なぁ〜るほっど。
しっかし、漁具の名前が、アナゴトール  ですよ!
漁具を見てみたいです!! これだれが名前つけたのでしょうね?
私と感性があいそうです^^
ここらの海域よりちょっと遠いかも知れませんが
あの一昨年のマッコウクジラ達はここらに沈んでいますので、今頃はヌタウナギたちがごはんにしているかもしれませんねぇ。。。

> 干物が多いようです。
なるほど。。干物ですかァ。。。。。。

> 投げ込まれた数十匹の同種がゆっくり動くのを見ると、どうしても食指が動きません
今日はしばし5分程ジーッっと見て来ました。
目らしきものの位置している場所にあるような気もするんですが、おもしろいことに、皮膚はシワシワになっているんですよね。。たぷついていると言っていいのでしょうか? 
それと、鼓動している箇所が尾のまん中当たりにあるのです。
あれは動脈なのか静脈なのかわかりませんけど、まるっこい小さな米粒状のものが規則正しく動いていました。

> 思って見てたんですが、突如動き出し、、、ひぇ〜 
> 水に入ってればかわいいもんなんですけどね。

うぅ。。だんだんと見なれて来たからでしょうか、、、気持ち悪いっていう感覚は最初からないです。はい。。。いつもくぅくぅ寝てるみたいだし。。。
今日はアジの切り身がはいっていましたけど、振り向いてもなかったし。。

> でも、深海で死体にメデューサさの頭さながらに、夥しい数のメクラウナギが頭を
> 突っ込んでいるのを見るとさすがに背中が少し寒くなります。
はい。。これは、ビデオでみた鯨類をたべているあの光景は忘れられませンですね。
しかし、彼等がいないと連鎖は回って行かない訳で、、役割って言うのはきっとあるのでしょうね。。
焼津の長谷川 2003.05.26 > タイに輸出したヌタウナギがイタリアで加工されバッグになって日本に輸入されてい
> るそうですが、そのお店をご存じないですか?
 東京の青山に有るとNHKの方が言っていました。
 テレビに出たバックは全て自宅にある物です

> 美味しく加工してあれば食べてみたい気もしてきました。
 静岡にも一軒僕の所から持って行き食べさせている処が有ります。
 駅南の「海の席なとり」です。
焼津の長谷川 2003.05.26 > 漁獲するとき そうとうな、ぬめり(ヌタ)がでると思うのですが
> 独特な漁獲手法があるのでしょうかしら?

 はじめは、恐ろしい物に手を出してしまったと、思いましたが
 だんだんに扱いに慣れて、ヌタを出す量もほんの少しです。
 沢山出してしまうと、ウナギが弱ってしまいます。現在は、とても可愛い思います。

> たべたこと、あります?  どんな料理法があるのでしょう?
 テレビの取材で調理をしたのは、酢豚のようにして食べましたが、沢山作って見て
 いた皆さんi試食してもらいました、全員が美味しいと言って 沢山食べていました。

> もう1匹はアルビノで、まっしろです。
 アルビノは、非常に多くかなりの数を捕りました、本当にアルビノか疑問に思います。
 東海大学の海洋科学博物館にも、白いウナギを入れました。
そのくみ 2003.05.27 >  テレビに出たバックは全て自宅にある物です
お〜、バッグも是非見せて欲しいです。

>  駅南の「海の席なとり」です。
そうでしたか。ヌタウナギを食べられるお店、メモしておきますね。
symphily 2003.05.27 今日のヌタウナギは、アルビノが、水面すれすれのところに細いパイプがあるのですが、そこに身体をひっかけてゆったりとしていました。
もう1つのヌタウナギは、よくよくみれば、うす紫色にも見えて来ますが、、、
今日は、疑問が1つでてきました。
どうしてねむる?時とか落ち着いてジ〜っとしているとき、ヘビがトグロを巻くようにしてまるまってしまうんでしょうか?安心する体勢なのでしょうかしら?
ヘビもウナギも丸まる方向は時計回りなのでしょうか?
南半球ではちがうのかしら?
オオウナギは、いつも見る方に尻尾をみせて頭は壁に向けてて、まっすぐにジーっとしています。デンキウナギは水中をせわしなく動き回っています。
symphily 2003.05.27 >  はじめは、恐ろしい物に手を出してしまったと、思いましたが
>  現在は、とても可愛い思います。

やはり、、アナゴトールという漁具をお使いになられるのでしょうか?
なかなかヌタにさわると取れないんだ。というお話も昨日水族館で伺いました。
ストレス感じるとヌタをだすのでしょうかしらね。。。

>  テレビの取材で調理をしたのは、酢豚のようにして食べましたが
淡白であっさりしている味だと言う話も聞きました。
魚類市場には はいらず、そのまま海外輸出とかなっちゃうんだそうですね。
だから、スーパーや魚屋さんにはまず登る事がないのですね。

>  アルビノは、非常に多くかなりの数を捕りました
> 本当にアルビノか疑問に思います。

アルビノがめずらしい。という状況ではないと言う事ですね。
太陽光が入ってこない、深さだから でしょうかしら? ふしぎですね。 
焼津の長谷川 2003.05.30 > やはり、、アナゴトールという漁具をお使いになられるのでしょうか?
 はじめた、当初は養鰻で使用していた、カボチャビクを使って操業しました。
処が、入っているビクには一杯入って船に取り込むのに大苦労して腰は痛いは、ビクに付いたヌタを洗い取るのに時間が掛かるのでやめてしまいました。
カボチャビクには、35Kくらい入っています。

> だから、スーパーや魚屋さんにはまず登る事がないのですね。
 ヌタウナギがスーパーや魚屋さんの店頭に並んでも買って行く人は、まずいないと
思います。

> アルビノがめずらしい。という状況ではないと言う事ですね。
 真っ白なウナギは、焼津前から三保の松原沖に掛けて多く見られます。
ミルクガニのアルビノを捕った事がありますが、30年間でたったの一匹ですが、ヌタウナギのアルビノは、2年間で30匹以上捕りました。

 東海大学海洋科学博物館も以前のような入館者はないようです。
深海専門の僕が捕る珍しい生物を入れる展示水槽が三つあります。
毎年(28年間)大学に頼まれて、特別採捕の許可を取って深海の生物の捕獲をしています。
今までに、日本で始めて捕獲した物など数個体ありました。
博物館に来る時には、連絡を下さい。



Copyright(C) Jul.13.2003 by Toshio Yabe. Allrights reserved