サンマのハラワタ&骨無し魚

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琵琶湖オオナマズ 2004.08.14 一昨日、夕食に塩サンマを食べました。
今の時期、サンマの漁はありますが、大型船が出漁し大量に水揚げされるのは、たぶん8月20日以降なんで、まだ塩サンマは作っていないと思います。
ですから、食べたのは昨年のもの「ヒネ物」です。
言ってみれば、漁獲から一年ほど冷凍庫で保管されていたものです。
古いと言えば古いんですが、これが美味かった。すごく脂がのってました。

最近、スーパーでは、頭を取って内臓を抜いたサンマを売っています。
僕の現役の頃は、まだそこまではしてませんでした。
ボク自身が「サンマは腹がうまい」という考え方をしていますから、サンマに関してはそこまではしたくないという思いがありました。
(アジなどは、頭とり腹抜きはしていましたけどね。)
でも、今は、腹は抜く=ハラワタは食べるものではないという考え方が主流になっているのですね。
うちでも、サンマのハラワタを食べるのは私だけ、残念なことです。
サンマは、あの「ハラワタの苦み」が美味しいのんですけど、そのことを理解する人が少なくなってしまったことは、ほんとに淋しいことだと思いますね。

生協の共同購入で人気なのが、「パクパクサンマ」
これは、サンマを開いて骨を取り、薄塩したものです。
フライパンで焼くことが前提になっています。
手軽なので、若い主婦、忙しい主婦に人気です。
骨を嫌がる子供達やお年寄りでも、楽に食べられます。
これは、サンマのハラを食べるという考え方の対局にあるものと言えますが、魚食普及という観点から見れば、意味のあることとも言えます。
うーーん、なかなかむずかしいものです。
多田@東京都調布市 2004.08.14 >ボク自身が「サンマは腹がうまい」という考え方をしていますから、サンマに
>関してはそこまではしたくないという思いがありました。

私も同じくワタが旨いという考えです。
目刺しや鰯の丸干しとかも、頭からワタごと食べるのが美味しいなぁと。
鮎もそうですよね。
というか珍味の一つとされるウルカって鮎のワタの塩辛ですしね。
天然物が好まれるのも、コケを食べているワタのうま味による所が大きいように、個人的には思っています。
もっとも旅館とかで出されると、身の部分だけを箸でほじくって食べて骨もワタもそのまま残している人が多いようですが。
かくいう私も、若鮎が骨ごと食べられることを知ったのはこのMLでなのですが。

>サンマは、あの「ハラワタの苦み」が美味しいのんですけど、そのことを理解
>する人が少なくなってしまったことは、ほんとに淋しいことだと思いますね。

これって、漁法の変化による所も大きいように感じます。
私もワタは大好きなのですが、ウロコが入っていると興ざめというか、口の中にウロコが散らばるとけっこう不快です。
昔ながらの漁法(刺し網でしたっけ?)だと鮮度は落ちたのが混ざるけど、ワタにウロコは入らない。
最近の漁法(棒受け網でしたっけ?)だと一気に獲れるから刺身にできる位新鮮なのが獲れるけど、ウロコを食べてワタに溜まってしまう。
とかいうのを、グルメマンガ(魚河岸三代目かな?)で読みました。

●秋刀魚の腹にウロコが入っているのはなぜだろう? についての実証的解明
 http://www.fishml.com/uonokenkyu/sanmanouroko.htm

以前このMLでも話題になって、上記にまとめて頂いてます。
問題というか、気になるのは買ってみるまでどちらの漁法で捕られたサンマか判らないことなんですよね。
まぁ「刺身用」となっているのは、棒受け網で一気に捕られたものであろうと想像できるのですが、そうでないいわゆる「加熱用」で売られているものがどちらの漁法で捕られているのか私達消費者には判りません。
このMLでウロコは胃袋の中と判ったので、腹を少し割いて胃袋だけ取り出して焼いた事もあるんですけど、面倒だしワタがこぼれてきれいに焼けません。
ウロコの入っていないサンマに「ワタ食べられます」とか表示してあると嬉しいんですけどね。

>生協の共同購入で人気なのが、「パクパクサンマ」
>これは、サンマを開いて骨を取り、薄塩したものです。
>フライパンで焼くことが前提になっています。

はぁ、最近はそんな商品も流行っているのですか。
でもそれなら天ぷらやフライも簡単にできそうですね。
梅肉とシソの葉でクルクル巻いたフライも家庭でできそうです。

>これは、サンマのハラを食べるという考え方の対局にあるものと言えますが、
>魚食普及という観点から見れば、意味のあることとも言えます。

そうですね、安ければ横着者の私も使ってみようかという気がします。
ちなみに販売価格は通常いくらぐらいなのですか?
くじら@姫路 2004.08.14 まさに 我が意を得たり のご意見うれしく拝見しました。
焼きたての、醤油をおとすとジュッと音のするようなアツアツに大根おろし、そして腹のほろ苦さ、これを味わわずにサンマを語ることなかれですよ。 
そして、なんでも早く市場へ出してさえ良いというものでもありません。 
7月下旬から小型船の新ものが出ていますが、オオナマズさんおっしゃるとおり、まだまだヒネ物のほうが旨くて安い。 
サンマは「秋、刀、魚」ですよね。
この暑い真夏に、「新もの」サンマのチラシを見ますが、「夏刀魚」では食指が動きません。と云っても、お盆明けの17日には姫路の市場にも、新ものの塩サンマが初入荷の予定です。

そしてもう一点、骨無し魚について。
最近、学校、幼稚園、病院等からのサカナの給食用切身は、100%骨なしの注文。
家庭での食生活の変化でしょうか、昔から食事中に子供が「のどにホネが〜」といえばお母さんが「ご飯を噛まずに丸呑みしなさい」で済んでいたんですね。 
おはしをうまく使えない子供には、魚の骨を取るという事は至難のことかも知れませんが、各家庭での食事、「食育」を再考してほしいですね。 
昔、サザエさんのマンガに、かつお君が食事中「のどにホネが・・・」でお母さんにご飯を一口食べさせてもらい、そのあとサザエさんが今夜のオカズは「お豆腐よ」という一こまを思い出しました。
 とにかくホネ無し魚に、ムチャクチャ抵抗を覚える1939年生まれです。
のちゅ 2004.08.14 秋刀魚のはらわたはあまり食べないのですが、たまには食べます。
ところで、

> 最近、スーパーでは、頭を取って内臓を抜いたサンマを売っています。
そうなんです。おまけに、秋刀魚一匹を1/2のカットしたり、して売っています。
煮つけにもおいしいということで・・・

> 僕の現役の頃は、まだそこまではしてませんでした。
> ボク自身が「サンマは腹がうまい」という考え方をしていますから、サンマに
> 関してはそこまではしたくないという思いがありました。

私も賛成です。
私は魚好きなので、どうしても魚のことを悪く言ったり、魚の腹バタが取れない、骨があるから・・・というお客さんには売りたくありません!
食べたかったら自分でやりなさい!と言いたいです。
丸ごと買っていけば、安く済むし、いろんなところの食べ方も解るし、おいしいです。
やり方はたくさんある!(料理方法)
「魚は健康にいいから」なんて、「でも・・・」
こんな人は薬でも飲んでいればいいのでは?
魚は、薬ではない!!
たまたま一回食べたからといって、健康になるのではではないのですから・・・

> でも、今は、腹は抜く=ハラワタは食べるものではないという考え方が主流に
> なっているのですね。
> サンマは、あの「ハラワタの苦み」が美味しいのんですけど、そのことを理解
> する人が少なくなってしまったことは、ほんとに淋しいことだと思いますね。
そうなんです。
技術が進歩していくほど、人間がだめになっていく気がします。
抗菌なんてくそくらえ!
個人的にはそう思っています。

魚の相場がもっと高くなってもいいと思います。
ほんとうに食べたい人だけが食べられればいいのでは?
ただし、丸ごと買っていく人には安くしたいですね。(安月給の私まで食べられなくなってしまう。おまけに釣れないし・・・)
ちょっと話がずれてしまいました。過激にナってすみません!

私は、魚を売る立場ですが(小売業)、今の世の中の一般の主婦には売りたくありません!食べてもらわなくて結構!
つい先日も、お刺身用で売っているマグロなどの柵を「手巻き用に切ってくれ」だってさ!こんなこともできないのか!
おまけに、聞いて驚かないでください、「甘えびも剥いて欲しい」なんてこきやがった!
さすがに、いやらしかったのか甘えびは助かりましたが・・・
わたしは小売業に向いていません!
いい仕事ないでしょうか?
こんな私ですから売上が伸びないのでしょう・・・荒利も・・・

> 魚食普及という観点から見れば、意味のあることとも言えます。
そこまでして売る必要がありますか?
食べる人が少なくなれば資源の回復になるのでは?
(魚がいなくなって釣りにいってもちっともというか年々釣れなくなって来ています。)(たんにへたくそ?)
琵琶湖オオナマズ 2004.08.15 > そうですね、安ければ横着者の私も使ってみようかという気がします。
> ちなみに販売価格は通常いくらぐらいなのですか?

今、カタログがないので、正確なことは書けませんが、たぶん、一枚100円ぐらいで、3枚パックや4枚パックがあったと思います。
この商品は「骨無し」が強調されますが、私は「フライパンで焼く」ことに重要な意味があると思っております。
琵琶湖オオナマズ 2004.08.15 骨無し魚の件ですが、以前、みなさん方にご協力頂いたアンケートのまとめが、下記にあります。興味のある方はご覧下さい。
 http://www.fishml.com/honenasianke/honenasitop.htm

骨無し魚については、私も疑問を持つほうなんですが、実態として「若い人や子供達に魚を食べてもらうためには必要」と考えています。
先のメールにも書きましたが、焼き魚をフライパンで調理する(焼く)という発想も、大事なことだと思っています。
多田@東京都調布市 2004.08.16 >焼きたての、醤油をおとすとジュッと音のするようなアツアツに大根おろし、
>そして腹のほろ苦さ、これを味わわずにサンマを語ることなかれですよ。

そうそう、日本の良さを実感する『秋』の風物詩ですよね。

私の場合、もう一つささやかな贅沢を楽しんでいます。
それは愛用の削りだし矩形七輪による炭火焼き。
うちわでバタバタあおいで、煙をもうもうとたてて、皮をパリッと焼いたサンマ。
ガスと違い燃える時水蒸気を出さない、遠赤外線効果で中までよく焼けるなど、物理学的にも優れた特性を持つ炭火ですが、それだけでなく風情も最高ですよね。
気分的な問題も多分にありますが、1尾百円しない旬に脂ののったサンマを七輪で焼いてすぐ醤油とスダチと大根おろしで食べると最高。
鯛のお造りやトロの刺身にだってひけはとらないと感じます。

>そしてもう一点、骨無し魚について。
>最近学校、幼稚園、病院等からのさかなの給食用切身は100%骨なしの注文。

そうそう、小骨のないブリの照り焼き用切り身すら骨が無いんですよ。
しかも幼稚園ならともかく高校で。

>各家庭での食事、「食育」を再考してほしいですね。 
私も「食育」「食養」とももっと大切に考えて欲しいと感じてます。
東洋医学も学ばれている医師が、病気治療のために肉や乳製品を止め玄米菜食ブラス少量の魚介類という「食養」指導をすると、病気治癒より先に精神が安定する例が多々あると聞きました。
NPO法人日本綜合医学会
  http://www.nsi.or.jp/
   ここの大会で聞いてきた話なのですが、WebPageは中身無いですね。

さて、ナイフとフォークの西洋ならフィレばかりなのも判りますけど、箸って立派な食文化だし、箸があってこその魚料理だと思います。
箸の使い方も兼ねて、魚の骨の取り方を教えている食卓の風景って、日本らしくってとってもいいと思うんですけどね。

>昔、サザエさんのマンガにかつお君が食事中「のどにホネが・・・」でお母さんに
>ご飯を一口食べさせてもらい、そのあとサザエさんが今夜のオカズは
>「お豆腐よ」という一こまを思い出しました。

30年位前(私の小学生時代)に魚不足があったと記憶してます。
そこでサザエさんが魚の形に肉を切って出すシーンがあって、次のコマでカツオとワカメが「苦労しているんだね」って話して、気をつかって次のコマで「のどにホネが・・・」というシーンも。
お豆腐の話は覚えてませんが、この別の話を思い出しました。
そう言えば、主題歌も「お魚くわえたドラ猫、追っかけて…」でしたし、今では見かけないちゃぶ台とか、良き昭和時代の日本ですよね。

> とにかくホネ無し魚にムチャクチャ抵抗を覚える1939年生まれです。
最近、許容派に半分転んでますが、私もなんか反則というイメージが拭いきれません。、

まだ独り身ですが、魚好きの嫁さん見つけて、子供には絶対に旬の美味しい魚を食べさせて魚好きにさせたいと思う、1963年生まれです。
# 魚好き(特に羅臼産)の友人夫婦は成功してました。
# 2歳の長男がキャンプ場のメンメ(キチジ)の湯煮で「美味しいダンス」を披露。
# でもあれ魚屋だと1尾2千円だぞ。エンゲル係数心配だなぁ。(^^;
多田@東京都調布市 2004.08.16 >そうなんです。おまけに、秋刀魚一匹を1/2のカットしたり、して売っています。
えっと、素朴な疑問なんですけど、旬のサンマって1尾百円切りますよね。
1/2カットって50円位で売ってるんですか?

>煮つけにもおいしいということで・・・
安いから缶詰の水煮は食べますけど、煮付けの合う魚とは思えないなぁ。
落語みたいに蒸して脂を抜いて焼いたのと、どっこいだと思うけど。
# でも梅煮とかはまぁ美味しかったっけ。

>食べたかったら自分でやりなさい!と言いたいです。
>丸ごと買っていけば、安く済むし、いろんなところの食べ方も解るし、
>おいしいです。やり方はたくさんある!(料理方法)

そういう方が多いと大変ですね。と、人の事は私も言えませんが。
魚介類は一般に好きなんですけど、知らない魚介類っていっぱいあります。
魚料理の本もほとんど持っていないし、そうなると頼りは魚屋さん。
つい、「美味しそうだけど、どうやって食べたらいいの?」って尋ねちゃいます。
旬のお薦めには「×××に最高」とかお薦め調理法も大きく載せてくれると嬉しいです、私のような素人には。

>「魚は健康にいいから」なんて、「でも・・・」
>こんな人は薬でも飲んでいればいいのでは? 魚は、薬ではない!!
>たまたま一回食べたからといって健康になるのではではないのですから・・・

そりゃそうですけど、メチャクチャ言うオバタリアンはおいといて、次の世代の子供達には食べてもらいたい気がします。

>魚の相場がもっと高くなってもいいと思います。ほんとうに食べたい人だけが食べら
>れればいいのでは?ただし、丸ごと買っていく人には安くしたいですね。

個人的には、魚介類は庶民的な価格であり続けて欲しいと思います。
特に、頭から食べられるような小魚類は安くあって欲しいですね。
明石の鯛やタコ、大間の本マグロ、羅臼のケイジ、関鯖・関アジ、伊勢エビ・アワビ・ウニといった高級食材は高くてもいいですけど。
むしろ相場を高くするなら肉類の方がいいのでは?
世界中で肉食を半分にする=牛飼育用の穀物消費を半分にして飢饉国にまわす、だけで世界中から「飢え」が無くなる計算です。

>私は、魚を売る立場ですが(小売業)今の世の中の一般の主婦には売りたく
>ありません!食べてもらわなくて結構!

うーん、悲しい現実ですね。
でも、私達の世代(1963年生まれ)でも、小学校の家庭科では魚料理がほとんどなく、和食自体が少なかったような気がします。
基本的には、「食」は家庭の守備範囲だと思いますけど、学校でも家庭科とかで教えるなら、イワシの手開き程度から魚の簡単なさばき方程度までは、教えてもいいのではと思いますけど。

>つい先日も、お刺身用で売っているマグロなどの柵を「手巻き用に切ってくれ」
>だってさ!こんなこともできないのか!

マジですか?
花火会場とかに行く途中で、そこで手巻き寿司するとかではなくて?
いいかげん横着者の私ですが、そこまでは理解できません。

>聞いて驚かないでください、「甘えびも剥いて欲しい」なんてこきやがった!
それって、当然の事として「お造り」代金を請求すべきでは?
輸入の冷凍1kg箱なら特売で千円位、でも剥いた刺身なら十数尾で数百円。
自分が仕事としてやるならいくら欲しいか、少し考えたら解るのでは?
# まぁ「考える」ことしないのがオバタリアンの特徴だそうですが
それに、甘エビって時期にもよるけど、けっこう美味しい卵持ってるし、それを食べられるのは丸ごと買うからこそ。
あと、頭のミソも生では少し怖いけど、みそ汁にすると最高の出汁が出るし。
さすがに、伊勢エビのミソのみそ汁には負けるけど、それに準じる美味しさ。
そういうのを教えてくれる魚屋さんがあれば、最高だと思います。
# もちろん、忙しい時間帯には無理だと思いますが。

> > 魚食普及という観点から見れば、意味のあることとも言えます。
>そこまでして売る必要がありますか?
>食べる人が少なくなれば資源の回復になるのでは?

資源の保護は重要ですけど、食文化の継承も重要かと思います。
「食」って立派な文化で、しかも物理学や数学と違って一度断絶したら元通りの復活はまず不可能な文化だと思います。しかも和食ってほぼ究極の健康食ですし。
ラオスのメコン川 2004.08.16 サンマの話。。。2年近く日本に帰っていない私には酷な話です(笑)
学生時代を、東北のサンマの水揚げの産地で過ごした私には、好きな魚を3つ挙げろと言われたら、絶対に入る魚です。

> >煮つけにもおいしいということで・・・
> 安いから缶詰の水煮は食べますけど、煮付けの合う魚とは思えないなぁ。
いえいえ。
刺身にも塩焼きにもちょっと向かない、小さくて細いサンマを骨ごと筒切りにして、ショウガを効かせてコトコト煮付けます。
冷ましてから煮汁ごと冷蔵庫に入れると、煮汁が煮凝り、骨も苦にならないくらいに、丸ごと食べられます。
学生の頃は、よく仲買人さんに無料でもらって、鍋一杯につくり、冷蔵庫に保存してダラダラ食べていました。
煮凝りごと食べると、お酒にもご飯にも合いますよ。お試しください。
のちゅ 2004.08.16 > 1/2カットって50円位で売ってるんですか?
いえいえ半分で売るのではなくて、カットして1尾分、2尾分を1パックとして売るのです。

> 安いから缶詰の水煮は食べますけど、煮付けの合う魚とは思えないなぁ。
人から聞いたことですけど、長野の方では秋刀魚は、塩焼きより、煮付けだそうですよ。
(違っていたらごめんなさい。)

> 旬のお薦めには「×××に最高」とかお薦め調理法も大きく載せてくれると
> 嬉しいです、私のような素人には。

わかりました。料理は得意ではありませんが、勉強して努力します。

> そりゃそうですけど、メチャクチャ言うオバタリアンはおいといて
> 次の世代の子供達には食べてもらいたい気がします。

そう思います。ですから、なおさら、今のお母さんたちにもっと魚について勉強してもらい、興味を持って食べていただきたいと思います。
家庭で魚が出ないと、子供たちは食べられません。

> むしろ相場を高くするなら肉類の方がいいのでは?
> 世界中で肉食を半分にする=牛飼育用の穀物消費を半分にして
> 飢饉国にまわす、だけで世界中から「飢え」が無くなる計算です。

なるほど!これはいい考えですね! そうすれば、売上が増える!?

> 学校でも家庭科とかで教えるなら、イワシの手開き程度から魚の簡単な
> さばき方程度までは教えてもいいのではと思いますけど。

やらせるべきです!
多少手を切っても良いではありませんか!
切った時の痛さが解れば、人を簡単に刺すようなこともなくなると思います。

> それって当然の事として「お造り」代金を請求すべきでは?
そうしたいのですが、そのようなことを言うと、どこそこはただでやってくれる。ということになるのです。だったらそこでやってもらえ!といいたいいんですが。
藤田 アルゼンチン 2004.08.16 こちらも秋刀魚が食えません。
僕も4年程、秋刀魚の水揚地である気仙沼に単身でおりました。
今年は、どんな漁獲予想がされているのでしょう。
さんまは焼くのが一番ですが、産地ではそれこそあっちこっちからさんまが手に入り、焼いたり、刺身にしたり、メコン川さまが言われる煮付けも作りました。
刺身が失敗したときは、「舐めろう」まで作りました。
スーパーでは、秋刀魚のすり身も売っており、これはつみれ汁にして食べます。

気仙沼から毎年市民が夜行バスで秋刀魚と共に上京し、目黒区区民祭りとタイアップして目黒さんま祭りを行っています。東京周辺の方は 是非行ってください。
宮古からのさんまと本家争いをするのではないかと心配しています。
こちらは商店街のお祭りらしいです。

参考まで
今の骨無し魚のようなさんまの話が、実は落語の目黒のさんまです。
 http://www.city.meguro.tokyo.jp/info/sanma/index.htm

気仙沼港の産業まつり 
こちらでは、秋刀魚よりも日本一長い鉄火巻きが食べられます。
http://www.city.kesennuma.miyagi.jp/Contents/7D27B111652/ibento/_autumn.htm
多田@東京都調布市 2004.08.16 >刺身にも塩焼きにもちょっと向かない、小さくて細いサンマを骨ごと筒切りにして、
>ショウガを効かせてコトコト煮付けます。冷ましてから煮汁ごと冷蔵庫に入れると、
>煮汁が煮凝り、骨も苦にならないくらいに、丸ごと食べられます。

へぇー^10、初めて聞きました。
# また無知をさらしてしまった。でも一つ勉強になったからいいか。

>学生の頃はよく仲買人さんに無料でもらって、鍋一杯につくり、冷蔵庫に保存して
>ダラダラ食べていました。
>煮凝りごと食べると、お酒にもご飯にも合いますよ。お試しください。

確かに美味しそうですね。一度試してみたいです。
でも、そういうのを魚屋さんで売っているのを見たことがありません。
仲買人さんが選別しちゃって、一般の魚屋さんには回らないのでしょうか?
それとも、知らない私が見過ごしていただけなのでしょうか?
「そんなの魚屋で見たこと無い」が「知らずに見過ごしてただけ」っていう実績いっぱいあるんですよね。恥ずかしながら。(^^;
穴子の稚魚のノレソレも、イカナゴもオキュウトも全然見た記憶が無かったけど、ここで名前を知ってから魚屋さんに行くと、しばしば店頭に並んでましたから。
どなたか東京の魚屋さんで見かけた方っていらっしゃいますか?

「小さくて細いサンマ」で思い出しましたが、最近時々「サンマの針子(ハリコ)」っていうのを見かけます。
見た感じは鰯の丸干し(本乾)みたいで、サイズも20cm弱の細長い丸ごとの干物。
身に2cm間隔位の網の格子縞(じま)が付いているから、網に乗せて干したものらしいと感じます。
このサイズなら、丸干し同様に炙って頭から丸ごと美味しく食べられそうだと食指を動かされているのですが、食べ方も知らないしまだ手出ししてません。
グルメ漫画でラーメンの出汁を取っていたのがこのサンマ針子だったような気がしますが、一般的にどう使われているのでしょうか?
ご存じの方、ぜひ教えてください。
多田@東京都調布市 2004.08.16 > > 基本的には「食」は家庭の守備範囲だと思いますけど、学校でも家庭科とかで
> > 教えるなら、イワシの手開き程度から魚の簡単なさばき方程度までは教えても
> > いいのではと思いますけど。

>やらせるべきです!多少、手を切っても良いではありませんか!
そうですよね。私も賛成です。
ママなんとかとかいう子供用の調理具おもちゃならPL法もあるし、万一にも怪我をしないようにしないといけないでしょうけどね。
今の学校って先生(=生きるのが先だ)の日教組と、ささいな怪我しただけで大事な子供をどうしてくれるとわめくPTAと役人の典型の教育委員会とで、低次元なことばかりしている気がします。
私が子供の頃(1960年代)から尊敬できる教師の割合って1割切ってましたし、最近はもっと下がっているような……
くだらない意見は押さえて、実用的なことを教えるべきだと思います。
小さな怪我や痛みって、最高の教育だと思いますけどね。
ついでに言えば、命の大切さを教えるのもその延長線上でしょう。
自分自身で痛みを経験していなければ、他人の痛みを判るはずがありません。
「親にさえぶたれたこと無いのに」とか、最近は漫画上だけじゃなくって現実にもあるように聞きます。それで他人の痛みが判りますか?

>切った時の痛さが解れば、人を簡単に刺すようなこともなくなると思います。
そうそう、まったくその通りだと思います。
私は田舎育ちだし悪ガキでしたから生傷は絶えませんでした。
小学校に入る頃から親父に躾(しつけ)られて、鉛筆はナイフで削ってましたし、竹とんぼとかも自作して遊んでました。
だから、筆箱には常にナイフが入っていましたけど、それは単なる道具です。
自分の手は何度も切りましたけど、それで人を傷つけようとか真面目に思ったことはありません。危なさは、小さな怪我で身をもって経験してましたから。
だから子供の頃には、後遺症が残らない程度の小さい怪我や痛みは、沢山経験すべきだと個人的には考えています。

# 残念なことにその父は昭和1桁生まれの「男子厨房に入るべからず」
# 世代でもあったので、包丁は持たせて(教えて)くれませんでした。
# ナイフを始め各種工具の使い方は徹底的に仕込まれたのですが。

いくら残虐な映像やゲームを規制しようとしても、隠しきるのは無理です。
子供自身が痛みを判った上で、自分たちが何を食べて生きているのか。
生きている魚介類の調理を見せるとか、屠殺(とさつ)現場を見せるとか、残酷だといって隠さず、しっかり見せるべきかと思います。
ちなみに最近はナイフを持たないお父さん、包丁を持たないお母さんが増えてますよね。
「よく切れるから手を切ると危ない」とか本気で思っているようです。
このMLの方ならご存じでしょうが、切れない包丁だから手を切るのです。
よく切れない→余分な力を入れて無理に切ろうとする→手まで切ってしまう、こういうことすら知らないんです。

でも、これってその親たちのさらに親の問題が大きい気がしますが、学校教育の問題もかなり大きいと考えています。
私も中学校時代に校内暴力とかが世間を騒がして持ち物検査とかがあり、鞄の中にあった「肥後の守」という折りたたみナイフを危険物として没収されました。
父が「ふざけるな」と学校に怒鳴り込もうとしたのを母が取り押さえそのままになりましたが、今考えると本当にふざけた話です。
手を使わなくなったら人間もお終いだと思いませんか?
肝心の頭脳の働きと成長が、手作業と密接な関係にあることは学術的にも証明されているというのに。
刃物と火って、知性を確定した人類が、動物と一線を画した最初のそしてもっとも基本となる道具でしょう。
危険なのは「持つこと」ではなく「使い方を知らないこと」です。
物心が付いてすぐに、その危なさと便利さを教えるべきだと考えます。
「危険な人間」は存在しますが、「危険な道具」などありません。
武器も含めての話です。
まぁ強いて言えば不調な道具・未整備の道具・壊れた道具などは、危険な道具と言えるかもしれませんが。

話を戻します。「男子厨房に…」も今じゃナンセンスですよね。
男女に係わらず、子供の頃から最低限の手伝いはさせて仕込むべきです。
食べ物の大切さと、作る手間すら知らない人にろくなヤツはいません。
さすがに牛や豚の屠殺や解体は、個人宅や学校では無理でしょう。
鶏やウサギ程度の大きさなら可能でしょうが、教えられる先生は皆無。
文明人より野蛮人側だと自認している私でも経験ありません。
そうすると最適なのは体長30cm程度までの大衆魚でしょうね。
最初は小イワシの鱗取りと丸焼き、次は小アジのエラワタ取りと唐揚げ、その次は鰯の手開き、次はニジマスの鱗取りとワタ抜きと塩焼き、そして二枚おろしと三枚おろし程度までは小学校の家庭科で教えるべきかと思います。
子供の頃にそれだけ覚えれば、アジと鰯の区別も付かない女子大生や丸ごとの魚に触れないお母さんもいなくなるはず。
鮭や鱈といった大きな魚でも基本は一緒ですし、3枚おろしまで知っていれば5枚おろしだって気軽に挑戦できます。
# 大名おろしになったら中骨側も調理すればいいんですよ。
# 私みたいに、そう割り切って挑戦すると簡単です。
# まぁそこまでいい加減だと上達もしないのですが。(^^;

> > それって当然の事として「お造り」代金を請求すべきでは?
>そうしたいのですが、そのようなことを言うと、どこそこはただでやってくれる。
>ということになるのです。だったらそこでやってもらえ!といいたいいんですが。

そうした方が双方のためになる気がします。
そこまで無料サービスをするのも、それはそこの経営方針です。
ただどう考えてもコストに占める人件費の割合はかなり大きいはず。
無料サービス目当ての客ばかりが殺到して成り立つかかなり疑問です。
存続するためにはしかるべき料金が設定されることになるでしょう。
最終的に常識的なとこに落ち着くと思うのは素人の甘い想像でしょうか。
琵琶湖オオナマズ 2004.08.19 > ってことは、まるごとの冷凍サンマとあまり変わりませんね。
> その安さって魅力的だと思います。

今日、配布された商品カタログに掲載されてました。
5枚250g(1枚50g)で、398円でした。

> でもこの値段ってことは、中国か韓国の漁船が噂の中古マグロ漁船で急速冷凍して
> 持ち帰り、加工して輸出したりしているのでしょうか?

国産です。
加工は、北海道漁連の子会社or下請け会社がやってるはずです。
産地での小さめのサンマの原価は安いもんだし、ここまで加工しても、利益が取れるのではないでしょうか。
共同購入用の商品なんで、産地側のリスクは少ないようですから。

> まぁいずれにしても鮮度的に刺身用ではなく加工用なのでしょうが、
> 酢締めならどうなのでしょうか。

加熱用ですよ。

> シメサバの真空パックのように、酢で締めてパックした生食用ができるなら
> 1枚当たり150〜200円でも需要がありそうな気がします。
> # というより、売ってたら個人的に絶対買います。

そういう商品は、10年ほど前からありますよ。
酢じめも、生の刺身用真空パックもあります。
サンマの酢じめは、身が薄いこともあって、酢につかりすぎという感じで、あんまり美味しくないですね。
琵琶湖オオナマズ 2004.08.24 > でも、そういうのを魚屋さんで売っているのを見たことがありません。
> 仲買人さんが選別しちゃって、一般の魚屋さんには回らないのでしょうか?

そういう小さな秋刀魚は、そのままでは消費地には来ません。
缶詰だとか、いろんな製品にされたり、ミールにされたりです。
したがって、生鮮のちいさな秋刀魚が食べられるのは、産地だけです。
なんで、消費地にこないのかって?
簡単です。そんなの、値段がつかないからです。



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