ソーダガツオについて

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Toshie 2004.11.16 シーチキンに、マグロだけでなくカツオも使われていたとは知りませんでした。
早速ですが、お教えくださいませ。
「ソーダガツオ」って、どうやって食べるのがおいしのでしょうか。
「マル」と「ヒラ」と2種類あるようですが、その違いも今ひとつ見分けられないのですが、食べる時に注意したほうがいいことなどもありますか?
新鮮な魚をおろして食べるのが大好きですが、知識不足なもので。。 
どうぞよろしくお願いします。
Sampei@釣り人 2004.11.16 ソーダカツオ=標準和名マルソウダとヒラソウダですね。
マルソウダは血合いが多く、生食には向きません。
季節によっては、生食するとあたることもあるようです。
(場合によっては生命に関わると聞きました)
Sampeiは生食したことがありますが、別に何ともありませんでした (^^;
フグと一緒?で運もあるんでしょう。
ヒラソウダは基本的に生食で美味しいです。
本鰹やスマガツオと同じように、刺身やタタキで食べます。
マルソウダがたべられないかというとそうではなくて、地元和歌山では、酒、醤油、味醂、生姜で長時間コトコト煮て食すのが「お袋の味」になっているようです。
酒屋のオツマミで鰹の角煮みたいなのがありますが、あの感じです。
マル、ヒラとも、釣り人にとっては鯵狙いなどの時に仕掛けをグチャグチャにしてくれる(釣れたとき走るので)ありがた迷惑な魚ではありますが、どちらかといえばヒラの方が(生食で旨いので)ありがたい外道かな、という感じです。
あまり市中の魚屋さんでは見かけることがないような気がしますが、釣れるときにはバカ釣れするので、資源量としては豊富なのではないかと思います。
水産の専門の方のご意見を聞けたら嬉しいです。
Toshie 2004.11.18 実は、ネットで見つけた鮮魚パックを水揚げ港から取り寄せて、そのセットの中に、ソーダガツオが入っていたのです。
マルかヒラか区別つかなかったのですが、食べられないものは売らないだろうと、恐る恐る生食、ショウガ醤油にヅケのようにして食べてました。
「魚運」がよかったのか、ヒラだったのか。。。
お教えに習って、カツオの角煮もたっぷり作りました。
とっても美味しかったです。
お魚としては外道のカテゴリということは、漁師の方なら『猫またぎ』とおっしゃるのかしら。。。
ちなみに、そのほかに入っていたお魚。
マサバは〆鯖を作り、鯖寿司を作り、マイワシ、マアジは刺身とたたきにして、タチウオは塩焼き、残ったのは少し酢〆にしてやはり寿司にして、青背のお魚たっぷり、ご馳走さま。で、にっこりしております。
Sampei@釣りぶネット 2004.11.18 ここは食用珍魚の販売まである世界ですから、ソウダガツオくらい珍しくも何ともないと思いますよ(笑)
でも、その鮮魚パック、美味しそうな魚が沢山入っていてよかったですね。
自分で釣るとそのあと捌いて料理して・・・が結構大変です。
カマス屋@鹿児島 2004.11.18 > お魚としては外道のカテゴリ ということは、
> 漁師の方なら『猫またぎ』とおっしゃるのかしら。。。

外道なんてとんでもない、ソーダカツオ(こちらではスボタと呼んでいます)が釣れていると聞けば、「それを狙って」釣行いたします。
サイズにもよりますが、私の仲間内では、スボタは、「知る人ぞ知る、ウマイ魚」です。
・・・・・・・・「アタル」なんて、夢にも思いませんでした。
もちろん、足が早いのはよく知られたことでありまして、海水から釣り上げて10秒以内にナイフでエラを裂き、氷入り海水バケツに漬ける(血ヌキ)、そして氷たっぷりのミズコオリに叩き込む。
ということが私の周りでは、「ウマイスボタを食う為の条件」のように言われております。
こうして処理したスボタ、血合いを丁寧に取ってタタキにするとそりゃもう、ウマイもんです。(釣ったその日限定ですが)
丁寧な処理が必要ですが、やることをやればかなりウマイですよ。
ってなわけで、「足が早い」と聞かされ育っていますので、正直なところ、翌日の調理法は知りませんでした。
やっぱ角煮にすれば、翌日のものでも美味しくいただけるのかもしれませんね。
今度、機会があればやってみることにします。
琵琶湖オオナマズ 2005.01.16 > あまり市中の魚屋さんでは見かけることがないような気がしますが、釣れるとき
> にはバカ釣れするので資源量としては豊富なのではないかと思います。

以前、仲卸の社長が、「昔はよー売ったもんや」と言ってました。
昔というと、20年前ぐらいでしょう。
僕がバイヤーになってからは、ソーダガツヲがセリ場に大量にあるのは見たことがないですから。
Sampei@釣り人さんがご指摘のとおり、血合いが多く変色が早いので、市場出荷しても値が付かないのですよ。ですので、産地での地元需要が中心じゃないでしょうか。
産地では、魚群にあたったときには、いっぺんにたくさん入荷することもあるようです。
僕も、あがったとこのソーダガツオを、氷見とか舞鶴とかから仕入れたことはあります。
藤田@神戸垂水 2005.01.16 マルソウダの刺身を高知県中土佐町で食べたことがあります。

> Sampei@釣り人さんがご指摘のとおり、血合いが多く変色が早いので、市場出荷
> しても値が付かないのですよ。
> ですので、産地での地元需要が中心じゃないでしょうか。

中土佐ではメヂカといっていました、マルソウダの小ぶりのを、血合いをカットした状態で売られていました。確か1匹100円ぐらいだったような。
季節は9月半ばでした。
中土佐町では背の青い魚の種類が多く、カツオはもちろんのこと、ヨコワ、トビウオ、アジ、スマ、ウルメイワシ、ゴマサバなども売られていました。
変わり種では「ウツボたたき」もありました。
氷見のキトキトなお 2005.01.20 > 産地では、魚群にあたったときには、いっぺんにたくさん入荷することもあるようです。
> 僕も、あがったとこのソーダガツオを、氷見とか舞鶴とかから仕入れたことはあります。

氷見では、年がら年中ソウダが獲れてますね。
まとまる時は半端な量ではありません。
普通、総称として、‘カツオ’といえば、本ガツオのことを指しますが、ここ氷見では、ソウダガツオのことを‘カツオ’といいます。
また、魚体の大きいのはデカガツオ、小さいのはロウソクガツオ、と呼んでます。
だいたい`当たり30〜25円で、主に飼料用として扱われてますね。

> あまり市中の魚屋さんでは見かけることがないような気がしますが、釣れるとき
> にはバカ釣れするので資源量としては豊富なのではないかと思います。

うん!僕も資源は豊富すぎるくらいあると思いますよ。
定置網にカツオがたくさん入網すると案外足が速いので、他の魚は怖がって逃げちゃうらしい…。ホント他の魚はあまり混じってないですわ。
だから、あまり面白くない魚ですね。

> Sampei@釣り人さんがご指摘のとおり、血合いが多く変色が早いので、市場出荷
> しても値が付かないのですよ。
> ですので、産地での地元需要が中心じゃないでしょうか。
氷見の大手仲買は、1t 入のFRPダンペに入れ上氷して出荷したり、15`入の缶に入れ冷凍して出荷したりして、鮮魚としてはあまり扱ってないですね。
たまにですが、500g程の‘白ガツオ’が市場に並べられますが、高い時は1尾3,000円前後の値がつきます。素人目では、ソウダと何ら変わりはないのですが…。
琵琶湖オオナマズ 2005.01.20 > また、魚体の大きいのはデカガツオ、小さいのはロウソクガツオ、と呼んでます
ロウソクというのは、聞いたことがありますね。

> 定置網にカツオがたくさん入網すると案外足が速いので、他の魚は怖がって
> 逃げちゃうらしい…。ホント他の魚はあまり混じってないですわ。
> だから、あまり面白くない魚ですね。

ああいうのがたくさん入ると、お金になりませんですよね。

> たまにですが、500g程の‘白ガツオ’が市場に並べられますが、高い時は1尾3,000
‘白ガツオ’??? なんですか? 本鰹の小さいの? それともキツネ?
Toshie 2005.01.20 以前の質問のあと、ソーダガツオを捌いて 2回食べましたが、血合いも多く、血もたくさん流れて ちょっと言葉悪いけれど殺人現場のよう。。。でした。
(ネットで買ったのと、長崎の知人が水揚げされたのをお試しで送ってくれました)
生で食べてみると すごく脂のねっとり感が強くて、私は苦手でした。
水揚げ現場では、飼料用なんですね!? 
にもかかわらず、ネット上で販売されているんですよ。水氷とかで送られてきました。
ソーダガツオには マルとヒラがあり、よくわからないと思っていたわけですが。
スマという魚もカツオに似ているみたいですよね。
その上 「白ガツオ」 があるんですか?
どうやって見分けて、どんな風に味が違って、そんなに値段の差がつくのでしょう?
魚の本名と俗名、地元の通称、実際の姿、ボウズコンニャクさまのサイトなども拝見しますが、素人は 混同するばかりです。
やせている魚のことは、どんな魚でもローソクと呼ぶみたいですよね。
ちなみに東京の日本橋高島屋の地下で魚売り場を見ると
「福岡産の鯛 1kg弱で8400円」!!! 恐ろしい値段がついて売られていました。
ついおとといのことです。
こんな魚 誰が買って食べるのかしらと思って ため息が出てしまいました。
琵琶湖オオナマズ 2005.01.21 > 生で食べてみると すごく脂のねっとり感が強くて、私は苦手でした。
まあ、味の受けとめ方は、人それぞれですしね。

> 水揚げ現場では、飼料用なんですね!? 
氷見のように大量にあがるところでは、そういう利用が中心だと言うことで、食用での利用がないというわけではありません。
鮮度が良いソーダガツオを、さばくときに血合いを綺麗にとれば、問題なく食べられるわけですから。

> ネット上で販売されているんですよ。水氷とかで送られてきました。
魚の評価は、地方地方によって様々です。
青森では、鮫の料理がメジャーですが、京都では鮫は全く食べません。
熊本では、ヒイラギの大きめのをシイバと言って高級魚(kg3000円近い値段)ですが、京都ではそんなに大きなのが獲れないこともあり雑魚扱いです。
ネット販売の場合、販売者の所在地の評価で値段がつけられたり品揃えされたりしていますので、送られてきた物を見てびっくりすることはあるでしょうね。
特に、生鮮魚の場合、「産地におまかせ」が多いですし、そのこと自体が「売り」になっているところが多いですから。
実は僕も、熊本でヒイラギがそんな値打ちのある魚であるということをしらなかってびっくりしたんですよ。
ですから、ソーダガツオが送られてきたことについては、問題だとは思いません。
そういう(ネット販売の)魚を買うには、買う側の知識も必要になると思います。

> ソーダガツオには マルとヒラがあり、よくわからないと思っていたわけですが。
>  スマという魚もカツオに似ているみたいですよね。

スマ(京都ではヤイトという)
 http://tdyk.cool.ne.jp/suma.htm

ハガツオ(キツネ)というのもあります。この魚は刺身にしても美味いです。
 http://www4.ocn.ne.jp/~okura35/o-tisiki/hagatuo.htm

> その上 「白ガツオ」 があるんですか?
これはなんでしょうね。
氷見の値段からすると、ヨコワの小さなのような気がしますが、「白」というところから連想するとハガツオかもしれません。ハガツオは本鰹より、身が白っぽいですからね。

> どうやって見分けて、どんな風に味が違って、そんなに値段の差がつくのでしょう?
見分けは難しいです。
ヨコワ(本マグロの子)、キハダの子、ビンチョウの子、ダルマ(メバチの子)、本鰹、ハガツオ(キツネ)、スマ(ヤイト)、ヒラソーダ、マルソーダ。
これらはみんな、背が青黒くて腹が白い。
体形や青色の濃さが少しずつちがったり、腹に筋があったり、ヒレの長さが違ったり、目の大きさが違ったりしますが、魚に慣れていない人では、なかなか見分けがつかないでしょうね。

> 魚の本名と俗名、地元の通称、実際の姿 ボウズコンニャクさまのサイトなども
> 拝見しますが、素人は 混同するばかりです。

それはやむをえないでしょう。
こればかりは、実際に見て、覚えるしかないです。

> ちなみに東京の日本橋高島屋の地下で魚売り場を見ると
> 福岡産の鯛 1kg弱で8400円!!! 恐ろしい値段がついて売られていました。

魚の値段が適正かどうかは、買う人が考えればいいのです。
以前、こんなことをやりました。
 http://www.eonet.ne.jp/~namadu/taihikaku.htm

養殖鯛なら、1kg弱なら1尾1000円前後で売られることがあります。
(今、ちょっと値上がりしてるかな?)
福岡産の天然鯛に、養殖鯛の8倍以上の価値を認める人が買えばいいのです。
我々なら、養殖鯛で十分。
養殖鯛はよくなっていますよ。以前ほど、天然との差はありません。
僕だったら、天然鯛の産地にもよりますが、高くても3倍以上の値段の差は認めないですね。
氷見のキトキトなお 2005.01.21 > ‘白ガツオ’???  なんですか? 本鰹の小さいの? それともキツネ?
ヒラソウダのことです。
氷見には、マンキ(本カツオ)やキツネ(ハカツオ)とゆう刺身用に使えるカツオが少ないので、同じソウダでも刺身用として使えるヒラソウダは、高く取引きされます。
琵琶湖オオナマズ 2005.01.22 白ガツオとはヒラソウダのことですか。それはしらなかったです。
それにしても、500gほどの大きさで1尾3,000円とは、びっくりする値ですよ。
氷見は、「氷見相場」がありますからねえ。買付が難しい浜ですよ。





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