タコの胴

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京都府の山川 2001.05.14 スーパーさんのお魚売り場担当の方がおられましたら、お伺いしたいのですが、「たこの胴」は、どうされておられるのでしょうか???
最近スーパーさんでも、活けたこの足をばらしてパック売りされているのを見かけますが、胴は見ません。加工品として売られている様子もありません。
最初から、胴なしで仕入れされるんでしょうか?捨ててしまうのでしょうか?
商品として、なりたたないのでしょうか?
みなさまも、「真だこ胴」「水たこ胴」「岩たこ胴」とかのパック売りご覧になったことがありますか?
又、あったとしても、買われますか?
松尾@青森 2001.05.14 たこの胴=頭はやわらかくておいしいよ!
北海道産でよく見かけますよ
蛸の田中 2001.05.14 たこの胴の扱いは私の知る範囲ではマダコとミズダコで違いがあるようです。
マダコは活き、煮ダコとも胴腕を切りはなさない場合が多いようです。
ミズダコは地方にもよりますが胴は切り離して地元消費、腕は酢ダコ加工に回るようです。
松尾さんが言われるようにミズダコの胴はやわらく美味です。
蛸研究会に柏崎(新潟)、春日井(愛知)の寿司屋でミズダコの胴の寿司を食べた人からのメールで「うまいのに驚いた、原料と作り方を知りたい」と質問がありました。
蛸研究会でいろいろ工夫してミズダコの胴寿司の作りかたを試みていますがいまいちです。
詳しいかたおられたら教えて下さい。  
琵琶湖オオナマズ 2001.05.14 > たこの胴の扱いは私の知る範囲ではマダコとミズダコで違いがあるようです。
> マダコは活き、煮ダコとも胴腕を切りはなさない場合が多いようです。

これは、サイズによって違うのではないですか。
1尾1kgくらいのなら、足1本か2本をパックして売りますので、胴は切り離しますよ。
小さい場合で、半分カットで売る場合などは、胴はつけたままにします。
マダコの胴は固いですので、あまり売れません。たこ焼きやさんに行ってますね。

蛇足ですが、生物学上?は確かに「胴」なのですが、消費者のイメージとしては、あの部分は「タコの頭」です。
したがって、うちの場合、「タコの頭」という表示にしています。(これって、まずかったのだろうか?)
北海道や東北の場合、どういう表示なのでしょう。やっぱり、「タコの胴」ですか?
北海道 宗谷
mituru
2001.05.14 >北海道や東北の場合、どういう表示なのでしょう。やっぱり、「タコの胴」ですか?
あたまと言う方がしっくり来ますね。スーパーでも頭の表示だと思います。
煮蛸で出荷の時は、足と頭は別々に梱包し値段も別です。
他にエラ「ささめ」や、くちばし「とんびこ」つーのも有ります。
京都の山川 2001.05.15 地元で消費されたり、パック売りで売っていたり、何らかの形で消費されていたのですね。

>マダコの胴は固いですので、あまり売れません。たこ焼きやさんに行ってますね。
たこ焼きやさんですか〜。なるほど。

>北海道や東北の場合、どういう表示なのでしょう。やっぱり、「タコの胴」ですか?
私は親やそのまわりの人が「胴びん」(これは京都弁なの?)と言っているのを聞いて育ったので、「胴」と書きました。。
魚屋さんで、「胴びん使うか〜?」「もらうもらう」という会話も成り立つので、「胴」がポピュラーなのかと思っていました。。
なるほど。それでは以下は、頭と書きます。

生協さんでは、「タコの頭」が販売されているのですね。やっぱり行ってみないといけませんね。
生でそのままパックしてあるんですか??
生で、中身をきれいにしてパック?茹でて(蒸して?)パック??
頭だけのパック売りは、ほんとに見たことがないんです。
値段は足に比べると、どのくらい安いのでしょうか??
私がいつも行くスーパーさんには、ありません。
魚屋さんでは、足を買うと(ある時は)ただでくれます。
個人的には、水たこの頭やたるんだ皮のずるっとしたのは好きだし、小さめの真たこを丸まる買う時も、頭も酢の物やサラダにして食べてました。

頭の売っていないスーパーさんでは、足だけ仕入れているという風に解釈したらよろしいのでしょうか?
(一概には言えないと思いますが)
そんなに早くからバラバラにしても、たこさんは活きているのでしょうか?
並んでる商品が売れたら、その都度何匹かバラバラにするのかと思っていました。

えら「ささめ」っていうのは、どうやって食べるんですか??  頭のなかにあるやつですよね??
くちばしは、干したのを売ってるのを見たことがあるけど、自分で食べる時は捨ててました。。
地元ではどうやって食べますか?

北海道から沖縄まで、質問すれば回答をいただき、MLに参加して、びっくりしています。
一消費者として、近所の店の売り場の方とお話することはあっても、「川上」の方にお話を伺う機会などほとんどありませんでした。
琵琶湖オオナマズ 2001.05.15 > 私は親やそのまわりの人が「胴びん」(これは京都弁なの?)と言っているのを
> 聞いて育ったので、「胴」と書きました。。魚屋さんで、「胴びん使うか〜?」
> 「もらうもらう」という会話も成り立つので、「胴」がポピュラーなのかと思っていました。
へーーー、これは初めて聞きました。
私は、今でこそ滋賀県に住んでいますが、京都で生まれて京都で育ったのですが、「胴びん」と呼ぶのは知りませんでしたね。

> 生協さんでは、「タコの頭」が販売されているのですね。やっぱり行ってみないといけませんね。
> 生でそのままパックしてあるんですか??

生のタコはあまり売ってませんね。
産直で入ったときとか、市場で安くて鮮度のいいやつがあったときぐらいでしょう。
普通は、西アフリカで獲れたやつをメーカーさんがボイルしたものを品揃えしています。
加工センターでパックしますので、頭のパックも発注したお店でないとありません。
ですので、タコの頭が必要な場合、前もってお店に確認の電話を入れられたほうがいいですね。

> 値段は足に比べると、どのくらい安いのでしょうか??
グラム単価にして、半額くらいですかね。

> 魚屋さんでは、足を買うと(ある時は)ただでくれます。
タコ一尾で、いくらの金額をあげるかでしょう。
頭(胴)も計算のうちに入れれば、多少なりとも、足は安くなります。

> 頭の売っていないスーパーさんでは、足だけ仕入れているという風に解釈
> したらよろしいのでしょうか?(一概には言えないと思いますが)
> そんなに早くからバラバラにしても、たこさんは活きているのでしょうか?
> 並んでる商品が売れたら、その都度何匹かバラバラにするのかと思っていました。
一般的に、スーパーで売っている蛸は、大半が西アフリカを中心にした輸入物を原料にしています。
これを、メーカーさんがボイルするのです。
スーパーさんはこれを仕入れて、適当にカットして、パックして売り場に出すのです。
ですから、頭もあるはずです。
(生協の場合は、加工センターでパックしているのが多いので、頭の品揃えが無いお店もありますよ。)
活タコの場合は、そのまま売る場合もありますし、店内でボイルする場合もありますが、普通は頭をつけたままボイルしますね。
マダコの場合、足だけ仕入れるというのは、ほとんど無いと思います。
ボイルした水ダコは、足だけの製品が流通しています。
活の水ダコは大きすぎて、丸ごと一尾仕入れても、小さなお店では売り切れません。
その場合、足を何本かずつ、ちがうお店に送って、トータルで一尾仕入れると言うようなことはします。
この場合、お店で売るのは「刺身用」ですね。ボイルはしませんね。

> 北海道から沖縄まで、質問すれば回答をいただき、MLに参加して、びっくりしています。
> 一消費者として、近所の店の売り場の方とお話することはあっても、
> 「川上」の方にお話を伺う機会などほとんどありませんでした。

fishmlは、全国各地、産地からも消費地からも情報が入るので値打ちがあるのです。
山川さんの思っておられることを裏返せば、産地としても、各地の消費者のいろんな意見を聞けると言うことになります。これは非常にすばらしいことなのです。
山川 2001.05.15 私が気になっているのは、、舞鶴とか、北海道とかの生の活けたこの足が、パックとか、金魚の袋みたいなのでたまに売ってるんです。
それのことです。最近見かける頻度高いですよ。
もう一件の小さめスーパーでは、明石の産直があって、くねくねしてます。
そこのは、小さめのたこなのですが、余ったら翌日茹でて売ってるんですけど、頭はとってありました。
北海道 宗谷mituru 2001.05.15 >えら「ささめ」っていうのは、どうやって食べるんですか?? 頭のなかにあるやつですよね??
北海道のミズダコの流通ですが、漁業者が漁獲した蛸はほとんどの場合、地元加工場でボイル&酢だこに加工して、ボイルは市場・酢だこは専門商社にと言う過程で消費者に届くと思います。
(一部活だこでも出荷されます)・・これは後ほど
で、近所の加工屋さんでは、蛸の大きさにより足の部分を何本かに分け、頭の部分を切り離し内臓を取り除き、くちばしも解体します。
ボイルする時点で先ほどから言っている部分はバラバラなんです。
「ささめ」なんですが、ボイルしたものは柔らかく山葵醤油で食べるとか野菜の油いために入れたり・・私は玉ねぎといためたものが好きです。

>くちばしは、干したのを売ってるのを見たことがあるけど、自分で食べる時は捨ててました。。
>地元ではどうやって食べますか?

ボイルした物を丸かじり。酢につけた物も有ります。
北海道 宗谷mituru 2001.05.15 >舞鶴とか、北海道とかの生の活けたこの足が、パックとか、金魚の袋みたいなの
>でたまに売ってるんです。それのことです。最近見かける頻度高いですよ。

活蛸ですが、水揚げ時点では1匹ずつ玉ねぎの袋に入れて漁船のいけすに入れます。
運送中もそうです。
なぜそうするかと言えば、蛸どうしがくっ付いて死んでしまわないようです。
小売時点ではばらして金魚の袋になるんですね・・・
札幌のあいみ 2001.05.15 近ごろ、水だこ・北海真ダコ(水ダコのメス)のハナシで、部署内でも盛り上がっています。

> 活蛸ですが、水揚げ時点では1匹ずつ玉ねぎの袋に入れて漁船のいけすに入れます。
> 運送中もそうです。

市場内でもタマネギの袋に入れられて、大きな水槽に入っているか、1袋ずつタコ風船になっています。
あ、タコ風船というのは大きなビニール袋の中に、タマネギ袋に入れられたタコと海水(?)をいれて、酸素を充満させたものです。そのお友達に“イカ風船”もあります↓。
 http://www.marusui-net.co.jp/whatsnew/gumboots/nikki010122/010122ika.htm

全然関係ないハナシですが、先日、カメラをむけてバシバシ撮ったらタコ墨を吐いてしまいました。
北海道 宗谷mituru 2001.05.15 >あ、タコ風船というのは大きなビニール袋の中に、タマネギ袋に
>入れられたタコと海水(?)をいれて、酸素を充満させたものです。

今年も蛸の漁は芳しくないようです・・
を・・なるほど酸素を入れて生き伸ばしさせるんですね。
山川 2001.05.16 >私は、今でこそ滋賀県に住んでいますが、京都で生まれて京都で育ったのですが、「胴びん」と呼ぶのは知りませんでしたね。
そうなんですか??
実家は市内中心地の古い町家で、今は府下の新興住宅地なんですが、どちらでも通じたんですが・・無理を通していたのかも。
ちょっと不安、、聞き込みしときます。
山川 2001.05.16 ゴム長日記拝見しました。
写真がいっぱいで、コメントも上手でわかりやすく楽しく読ませて頂きました。
新しいのから見てまだ全部見てないので、またおじゃまします。
タコ風船にイカ風船ですね。なるほど〜。
山川 2001.05.16 >「ささめ」なんですが、ボイルしたものは柔らかく山葵醤油で食べるとか
>野菜の油いために入れたり・・私は玉ねぎといためたものが好きです。

湯がいて、食べられるんですね。機会があれば挑戦してみます。

>>くちばしは、干したのを売ってるのを見たことがあるけど、自分で食べる時は捨ててました。。
>>地元ではどうやって食べますか?

>ボイルした物を丸かじり。酢につけた物も有ります。
これも機会があれば、挑戦したいですが、、、水たこのは入手困難そうです。。
山川 2001.05.16 >活蛸ですが、水揚げ時点では1匹ずつ玉ねぎの袋に入れて漁船のいけすに
>入れます。運送中もそうです。
>なぜそうするかと言えば、蛸どうしがくっ付いて死んでしまわないようです。
>小売時点ではばらして金魚の袋になるんですね・・・

くっつくと窒息するのかな?と浅い想像力で考えましたが、玉ねぎの袋に入ってるのですね。
なるほどー。
なんだか、又長々となって申し訳ないんですが、活けたこで流通する場合は、玉ねぎ袋でそのまま流通されて、消費地で、バラバラにするっていうことで解釈したらよろしいのでしょうか?
(一概には言えないと思いますが)
水たこのばあい、はるばる北海道から1本足でやってきたのなら、どのくらい活きていられるのだろうというのが、疑問だったのです。
又、お店でバラすんなら頭はいったいどうなったの??というのが次の疑問だったのです。
消費地市場で、足だけになってるのかな?
スーパーさんの加工所があって、そこで足だけになるのかな?という感じの所に、来ました。。
どうでしょう?
真たこの場合、頭がない場合は、たこ焼き屋さんに回っているなどしてるんですね。
とにかくやっぱり、捨ててるのではなくて、何らかの形で消費されてるんですね。
なんとなく、わかりました。解釈が間違ってたら、ご指摘ください。
琵琶湖オオナマズ 2001.05.16 > 消費地市場で、足だけになってるのかな?スーパーさんの加工所があって、そこ
> で足だけになるのかな?という感じの所に、来ました。。どうでしょう?

京都市場には、舞鶴とかから、生きた大きな水ダコが入っています。
これは、無茶苦茶大きいですから、そのままお店には出ていないでしょう。
売り方はお店によって違いますから一概には言えないでしょう。
生協の場合は、刺身用で売ってるのが多いです。
大きなものですから、お店でボイルする場合は、カットしなければ無理でしょう。
水ダコのボイルした足は、そうした製品が北海道から入ります。これは、冷凍品もあります。
札幌のあいみ 2001.05.16 気になったので、今朝、セリ場のタコを見てきました。
今日も入荷は少なかったです。
やはり、地物が中心で、アフリカや真だこは見当たりませんでした。
こっそり会社のHPにアップしておいたのでご確認ください
   http://www.marusui-net.co.jp/fishmail/tako.htm
琵琶湖オオナマズ 2001.05.17 見ました。
「活だこ」ですが、こちらでは、本当に生きてるタコを「活だこ」と言います。
そちらでは、「本当に生きてる水ダコ」が市場に出ることはないのですか?
あ、そうか。
「たこ風船」が、「本当に生きてる水ダコ」なんですね。
しかし、水ダコは大きいけど、大きいのが「たこ風船」になってるのですか。
これも、みつけたら写真にとってアップしといてください。
こちらでは、大きな箱にそのまま入れてあるから、元気な奴は箱から逃げ出してますよ。(^_^;)
札幌のあいみ 2001.05.17 > 「たこ風船」が、「本当に生きてる水ダコ」なんですね。
そうなんです。
でも、「たこ風船」と呼ぶのはあたしだけです。
生きているタコも「活ダコ」って呼んでいるのです。
実は、あの写真の「活ダコ」は正しく言うと、「出荷するときはまだ生きているタコの足」だと上司は言っていました。
さすがに生命力の強いタコでも、市場につく頃には動かなくなるようです。
たまに、ツンツンとつついたら“にゅる”っと動きます。
どちらも同じような呼び方でゴチャゴチャになりがちですが、取り扱う部署がちがうし、本当に生きたまま入荷されるのは決まった日だけのようです。

> しかし、水ダコは大きいけど、大きいのが「たこ風船」になってるのですか。
結構小さめのタコのようです。タマネギ袋に納まりきらないですからね(笑)。
琵琶湖オオナマズ 2001.05.19 > 生きているタコも「活ダコ」って呼んでいるのです。
やっぱりねーー。

> 実は、あの写真の「活ダコ」は正しく言うと、
> 「出荷するときはまだ生きているタコの足」だと上司は言っていました。

そうでしょうね。
ところで、「生きているタコ」を、京都とか大阪とかに送ることってあるんですかね。
暇な時でいいですから、その上司の方に聞いておいて下さいね。
札幌のあいみ 2001.05.25 > そちらでは、「本当に生きてる水ダコ」が市場に出ることはないのですか?
> しかし、水ダコは大きいけど、大きいのが「たこ風船」になってるのですか。
> これも、みつけたら写真にとってアップしといてください。

風船が見つからなくて、四苦八苦していました。
よく聞いてみたら、仲卸さんに引き渡してから風船になっているらしいです。
活イカもセリ場の横のホームで風船にしていますからネェ。
で、活だこは大きな水槽で保管(?)されていました。
入荷するときは水槽付を積んでいるトラックでゴトゴト揺られてくるようです。
そんなグロい様子を写真に収めてきました。↓
  http://www.marusui-net.co.jp/fishmail/tako.htm

うにうに蠢いていてちょっと気持ち悪かった。。。
山川 2001.05.28 イカ風船、活けタコの足、タマネギ袋入りのタコ、拝見しました。

生きているタコは、タマネギ袋で流通、風船になったり、加工されたり、
タマネギ袋のままの場合もあったりと、買われた先でいろいろ変わるんですね。
京都で北海道のミズタコの活きた足を買うことも可能なわけですね。
ちょっと話題にも時差がありますが、春先に見た北海道表示のミズタコの足は
指で押すと、波紋のように押した所から色が変わって、しっかり活きていました。
値段が高かったので、買ってないんですけど、ツンツン押してしまいました。
お店の人ごめんなさい。
タコのお話勉強になりました。ありがとうございました。



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