ハガツオ

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浪速パーチ 2001.11.08  所用で三重県北勢地方(四日市市の近く)に行った時のことです。
 大手スーパー内のテナントに「メジマグロ刺身(キツネ)」というのがあったので、「この辺では一般にこう呼ぶんですか?」と聞いたら、「この辺のお客さんにはハガツオとかキツネガツオとかでは分からないから、こう書かないとだめなの」と言うことでした。
北勢地方ではこう呼ぶのかな。知っている方あれば教えてください。
琵琶湖オオナマズ 2001.11.08 地方名は難しいですね。
京都でも、昔はキハダマグロの幼魚を「カツオ」と表示して売っていました。
もっとひどい例では、「カツオ」で仲買さんに発注すれば、その日の入荷状況によって「キハダの幼魚」「ダルマ」「ヨコワ」「カツオ」「ハガツオ」のどれがくるかわからないなんて状況もあったのです。
まあ、このへんの事情は、下記に書いてますので、興味のある方は読んでみて下さい。
  http://www.ne.jp/asahi/to/fishroom/home/maguro.htm
  http://www.ne.jp/asahi/to/fishroom/katuo.htm

上記の三重県の例の場合は、私だったら、とりあえず経過処置として「ハガツオ(メジマグロ)」と表示し、半年ほどしてから(メジマグロ)をはずしますけどね。
たむやん@横浜 2001.11.08 >  大手スーパー内のテナントに「メジマグロ刺身(キツネ)」というのがあったので、「この辺では一般に
>  こう呼ぶんですか?」と聞いたら、この辺のお客さんにはハガツオとかキツネガツオとかでは
>  分からないから、こう書かないとだめなのと言うことでした。

この「メジマグロ刺身(キツネ)」という表示。
私には 「知っている人(通?)には断然お買い得」 というように読めます。
もう10年以上も前になりますが、ハガツオを一本釣ったことがあります。
たしかに「キツネ」という俗称があるように、口がとんがっていてキツネが連想される魚でした。
たぶん、中央の魚市場にまとまった数で上がるのはまれでしょうが、私が釣ったのは相模湾でしたので、それより南の事情は分かりません。
初めて釣った魚でしたが、じつに美味しかったという記憶があります。
「ハ・ガツオ」といいながら、これは「ホン・ガツオ」ではありませんでした。
身の色はメジマグロのようでした。
けれども食感はメジより、もっとこまやかであったという印象があります。
メジの身は幼魚の味ですが、ハガツオは成魚の味であると言ったら分かっていただけるでしょうか?
 (もう10年前の記憶ですから、間違っていたら「ごめんなさい」ですが。)
太栄丸@八丈島 2001.11.09 > この「メジマグロ刺身(キツネ)」という表示。
> 私には 「知っている人(通?)には断然お買い得」 というように読めます。

わたしもそう思います。
八丈でもキツネは釣れますが、時期によっては油が乗っていて、とってもおいしい魚です。
ただ、身割れが早い為、安い魚になっているのではないかと思います。
キツネは特にホンガツオと違い、お腹の部分に寄生虫がいないため、トロとして食べられます。
スマガツオも同じです。
あまり知られていなくて、安くて美味しい魚はたくさんありますね。
八丈でも、美味しいけれども出荷できない魚はたくさんあります。
そんな魚をみんなに食べさせたいー。
浪速パーチ 2001.11.09 >メジの身は幼魚の味ですが、ハガツオは成魚の味であると言ったら分かっていただけるでしょうか?
 有難うございました。美味しさでは上位なんですか。幼魚と成魚という表現はよく分かります。
 しかしながら、魚の種類としては違うのだと思いますので、ハ・ガツオ刺身とかキツネガツオ刺身として堂々と売ってあげなければ、魚にも申し訳ないですね。
プロとして、消費者にもっと情報を提供して本当に美味しいものを提供するという姿勢が欲しかったと思っています。 大変勉強になりました。

>ハガツオには、ホンガツオやメジマグロなどとは、見た目において明確に異なる特徴があると思いますが?
素人なもので、刺身になっては難しいかなと思っています。
売り場のプロが説明してくれたら嬉しいですね。
できるだけ本当の名前を表示してもらえば、すごく勉強になるかなと感じました。
図鑑見ただけではなかなか理解できませんでした。
 これからもご指導よろしくお願いします。
たむやん@横浜 2001.11.10 >  しかしながら、魚の種類としては違うのだと思いますので、
> ハ・ガツオ刺身とかキツネガツオ刺身として堂々と売ってあげなければ、魚にも申し訳ないですね。

釣り人の世迷い言(^_^;)を受けとめていただき恐縮です。
小生、自分のコメントを、ちょっとピント外れかなと思いつつも、ハガツオに反応してしまいました。
このハガツオのことを、九州北部や山陰地方では、「ホンガツオ」「マガツオ」と呼ぶのだそうな。
ほんとでしょうか?
ともかく鮮度がいいハガツオはほんとに美味いです。
太栄丸@八丈島さんから、ハガツオは身割れが早いというご指摘がありました。
仲買いや小売りの段階になると、扱いにくい魚なんでしょうね。
これはまったくの推測ですが、キツネという俗名は、その姿形だけではなく、もしかしたら「化ける」→「あしが早い」といった意味も含んでいるのかな、なんて思ったりします。
隠岐のなかがみ 2001.11.10 > このハガツオのことを、九州北部や山陰地方では、 「ホンガツオ」「マガツオ」と呼ぶのだそうな。
> ほんとでしょうか?

ウソです、隠岐では「キツネ」「ハガツオ」と呼びます。

> ともかく鮮度がいいハガツオはほんとに美味いです。
美味い美味い実にうまい!です。
ニンニク醤油にチョイトつけて・・もうたまらんぐらい美味いと思います。
たむやん@横浜 2001.11.10 > ウソです、隠岐では「キツネ」「ハガツオ」と呼びます。
隠岐ではそう呼びますか。

> ニンニク醤油にチョイトつけて・・もうたまらんぐらい美味いと思います。
いやあ、ハガツオ、食いたくなりますねえ。
今夜はしょうがないから冷凍庫にあるメジを解凍して刺身で食いましょう。
もちろん、ニンニク醤油で、ね。(^_^)
隠岐のなかがみ 2001.11.11 昨日[fish 607]で隠岐ではハガツオのことを、「キツネ」「ハガツオ」と呼ぶと書きましたが、もう一つど忘れしてました、「シマガツオ」です。
「キツネ」「キツネカツオ」「シマガツオ」が一番多い使われ方です。
琵琶湖オオナマズ 2001.11.11 京都の市場では「キツネ」ですが、小売りではいろんな表示があるようです。
「ハガツオ」または「キツネガツオ」が多いと思います。
「シマガツオ」は、「カツオ」の地方名というところが多いようですよ。
京都では、カツオを「本ガツオ」と呼ぶのですが、「キツネ」は「本ガツオ」が無いときの代替え品のような役割を担ってますよ。
琵琶湖オオナマズ 2001.11.11 >  しかしながら、魚の種類としては違うのだと思いますので、ハ・ガツオ刺身とかキツネ
> ガツオ刺身として堂々と売ってあげなければ、魚にも申し訳ないですね。
> プロとして消費者にもっと情報を提供して本当に美味しいものを提供するという姿勢が
>  欲しかったと思っています。

ハガツオ」を地方名で「メジマグロ」と呼ぶのでしたらいいのですが、単純に「ハガツオでは売れないので、販売戦略上、別の名前を使う。」ということでしたら、明らかに良くないことでしょうね。
浪速パーチさんがおっしゃるとおりでしょう。
ただ、こういうことがまだまだ多いのが水産業界です。
消費者が勉強してチェックをかけるのも重要ですが、そういう方面のプロである浪速パーチさんには、もっともっと頑張っていただきたいと思います。
たむやん@横浜 2001.11.11 > 京都では、カツオを「本ガツオ」と呼ぶのですが、「キツネ」は「本ガツオ」が無いときの代替え品の
> ような役割を担ってますよ。

ハガツオは、関西から南の地区では、まとまった量が流通している魚なんですか?
関東では、伊豆諸島などで少しは漁獲されているようですが、一般の魚屋の店頭に上がっているのを見たためしがありません。
漁港(三浦半島)近くの地魚や活魚をおいている水産会社の店頭では、秋にホンガツオとともにおいてあるのをたまに見掛けるんですが、本数はわずかなものです。
竹内 2001.11.12 キツネ、(ハガツオ)はこちら名古屋市場には最近まとまって入荷しています。
今が旬らしく量も多いです。ほぼ一年中入荷しています。(夏にはなくなることがありますけど)
かつおが高くとてもスーパーで量販できない時、かつおが終わりに近づいてくるとお店に並べるようになります。
しかし、小生の住んでいる豊橋ではあまり見かけません。
でも、当店では売り続けています。だっておいしんだもん!
このキツネは血合いの変色が早いし、もともと良い色ではないから売り辛いです。足もはやい。
刺身では食べれなくなってくると切り身にしますが、これもまた(照り焼き)おいしい。
かつおのように焼いても身が堅くなくやわらかくとてもGOOD!
もし機会がありましたらみなさんも挑戦してみてはいかが?
当店ではキツネの刺身はキチンと”ハガツオ”と表示して売っています。
最近やっとお客様に認知していただけてきてようです。
魚屋さん、スーパーの方、売ってみてはいかがですか?
安いので儲かりますよ!ちなみに1尾1000円もしない時の方が多いです。
魚体がボツボツ大きいので、1/4のお造りで380円〜480円でボリュウムあります。
安い時はほんとうに儲かります。
儲かることばかり言っていると主婦の方も見ていられるのでやばい?
(^_-)v 2001.11.13 今朝06:30 ハガツオ Get!
今 食べてますが やわらかいお餅みたいです、もちもちしてる / そのまんまyaっ!(笑

> ちなみに1尾1000円もしない時の方が多いです。
 安いんですよねぇ〜  キロ500えんぐらいだそうでした(今日 土曜扱いやしneっ!)
 だから売りませんっ!  (^^;  3尾 ご近所に配りましたっ
 2〜3キロぐらいのモノですが。
ぼうずコンニャク 2001.11.13 秋も深まると東京(太田市場、八王子、小田原)にも、大量のハガツオが毎年きます。
特に富山、島根、愛知など、また相模湾、駿河湾など、八王子で地ものといえそうな場所からも到来します。
そんなハガツオ、八王子、多摩地区でも売る時の名前には苦労しているようです。
「しまがつお」「かつお」「きつね」などですが、八王子、多摩での本来の名前は「ほうさん」もしくは「とうさん」です。
これは織物の「唐桟」からきている様ですが、去年、築地で年寄りにぶしつけに聞くと確かに「とうざん」といったとのこと。
他の地域でこのような呼び方をする地域はあるのでしょうか? おしえて下さい。
神奈金 2001.11.13 ハガツオ  私、昔横浜の市場にいたときは、「ホウサン」と呼ばれていました。
鮮度が落ちると、ほう酸の匂いがするからと聞いていましたが。
皆さん云われるとうり、私のいる会社でもハガツオ、キツネ、ホウサンの名前では売っていません。
メジ、カツオ表示です。なじみがないので本当の名前で売っても売れないというのが理由です。
魚の名前の表示って難しいです。標準和名を表記すればいいってもんでもないですし。
浪速パーチ 2001.11.19 この頃は魚種の表示についてスーパー内の魚屋さんに聞いてしまいます。
なかなか魚の流通については不思議な体質があるみたいですね。
ある有名スーパーでは、ブリ刺身と書いてあるのを見るとブリらしくなくカンパチみたいだったし、カンパチ好きなのでつまみに買って帰って底を見ると「カンパチ」とあった。
ひっくり返して見ろと言うのかな。
あんな店では買うもんかと、別のスーパーに行ったら、今度は「近海生マグロ刺身」というのがあった。
マグロに見えなかったのもあるが、色がまったく違ったので思わず「この近海のマグロってどの辺で捕れたのですか」と聞いてしまった。
一瞬けげんな顔されたけど、二呼吸ほど置いてから「キツネ」だと言うことでした。
1週間に2回も出くわすということで多少げんなりの状態です。
琵琶湖オオナマズ 2001.11.19 > なかなか魚の流通については不思議な体質があるみたいですね。
ありますねーーー

> ある有名スーパーではブリ刺身と書いてあるのを見るとブリらしくなくカンパチみたいだったし、
> カンパチ好きなのでつまみに買って帰って底を見ると「カンパチ」とあった。
> ひっくり返して見ろと言うのかな。

これは、「不思議な体質」では無いと思います。
有名スーパーであれば、本部レベルでは、そんな単純な誤魔化しはしません。
体験的に言うならば、表の表示と裏の表示が違うというのは、けっこうあるのです。
決して、意図的にやっているわけでなく、担当者の勘違いor不注意か、パートさんが表の表示を間違ってつけたのだと思います。

> 「この近海のマグロってどの辺で捕れたのですか」と聞いてしまった。一瞬けげんな顔されたけど、
> 二呼吸ほど置いてから「キツネ」だと言うことでした。

これは、意図的でしょうね。
「キツネ」なり「ハガツオ」なりでは売れないから、「近海生マグロ刺身」と表示したのでしょう。
こういうローカルスーパーは、残念ながら、まだまだ多いです。
まだ、「カツオ」の表示なら許せるのにねーーー。
浪速パーチ 2001.11.20 「近海生マグロ刺身」はおかしいですよね。
産地表示がなかったから俗に言う虚偽にはならないようですね。
所属しているグループでの議論では、知識情報はプロから直接聞くのが一番いいということが基本になっています。
しかし、いつも話題になるのは「誰でも働いているから必ずその筋のプロなんだというのはシンドイね」ということです。
会員交流会での発表(そんな大層なものではないですが!!)を「次は誰が話するのか」という時は毎度困ってしまいます。
仕事している限りプロですが、プロにふさわしい知識や情報を持っていたり、持っていても理解していないのが実態だよとなってしまいます。
売り場の人はプロなんだからと思っていますので、納得できない答えが返ってきたら、グイグイ詰めにかかってしまいます。
プロらしく積極的に情報提供して「わからん事は何でも聞いて」ぐらいの気概があれば、売れ方が変わると思うのですが、どうでしょうか。
電化製品関係に関する時の話し方なんかより、チョー優しい喋り方しているはずなんですが。
たむやん@横浜 2001.11.20 今回の「近海生マグロ刺身」という表示は、不当表示とまでは言いませんが(言ってもいいのかな)、おかしいですね。
前回の「メジマグロ刺身(キツネ)」という表示も、すこしは良心的に感じますが、今回のと五十歩百歩のように思います。
売る側としては、やはり、きちんと正式名の「ハガツオ」と表示すべきでしょう。
あるいは、その地方で親しまれてきた地方名があるなら、「ハガツオ(キツネ)」あるいは「ハガツオ(○○)」と表示したら、より的確かつ親切になると思います。

「ハガツオ」を、「近海生マグロ」などという名前で売ること自体、消費者をバカにしていることにもなりかねません。
刺身にしたら消費者には見分けがつかないとは思いますが、売る側としても「説明の手間を省く」とかいう思いがあるのでしょう。
だから、分かっていても、ついこのような安易な表示を用いるのだと思います。
堂々と「ハガツオ」の表示で販売するほうが、売る側、買う側ともにメリットはあるでしょうに。
それには消費者から「ハガツオってどんな魚?」とか、「うまいの?」とか、店頭での一言がなければなりませんがね。
それに対して売る側は、「近海マグロより脂がのってうまい魚だよ」とか、「足が早いから刺身は夕食まで、明日まで置くならムニエルに」とか、価値のある情報をそえて応対する姿勢が必要でしょう。
それには魚についてきちんとした知識を持つことが前提ですが。
店が言ったように、買ったハガツオがほんとうに美味しければ、その消費者は次もハガツオを買うようになるでしょう。これは顧客獲得のイロハですね。
魚というのは昔から身近なものだからなんとも言いようがありませんが、もし魚を再認識しなければならないとしたら、そうやって消費者に徐々に認知されていくのではと思います。
店頭というのは、売り手が消費者を教育する場なんでしょう。
逆に、売り手も消費者から教えられる場なんだと思いますよ。
琵琶湖オオナマズ 2001.11.21 > 「近海生マグロ刺身」はおかしいですよね。
> 産地表示がなかったから俗に言う虚偽にはならないようですね。

おかしいですよね。
いつまでも、こういう表示がまかり通っているようではダメですね。
今では、業界人よりいろいろと業界のことを知っている消費者が増えていますから、そういうことをしているお店は、そのうち淘汰されますよ。
浪速パーチさんの前回のメールに、下記のように書いておられました。
> あんな店では買うもんかと、別のスーパーに行ったら・・・・・略
    ↑
実は、これが一番怖いのですよ。
文句を言う人は、まだいいのです、そのお店に期待を持ってくれているのだから。
何も言わない人は・・・・・「この店はダメだ」と突き放してしまって、二度と来てくれません。

> しかし、いつも話題になるのは「誰でも働いているから必ずその筋のプロなんだ
> というのはシンドイね」ということです。

これは正しいと思います。
「販売のプロ」と言ったって、売ること(技術)は上手かもしれないけれど、それと「商品知識」を知っているということは別のことです。
また、包丁さばきはすばらしいけど、お客を前にしたら全くしゃべれないという人もいます。さまざまです。

> プロらしく積極的に情報提供して「わからん事は何でも聞いて」
> ぐらいの気概があれば、売れ方が変わると思うのですが、どうでしょうか。

そうあるべきだと思うし、自分としてもそうありたいと思いますが、実際はなかなか難しいことでしょうね。
まだまだ「情報公開」したがらない人のほうが多いと思いますよ。
しかし、浪速パーチさんたちの立場として、「詰める」のは仕方ないでしょうし、やるべきだと思います。
浪速パーチ 2001.11.22 >今回の「近海生マグロ刺身」という表示は、
>不当表示とまでは言いませんが(言ってもいいのかな)、おかしいですね。

 不当表示まではないでしょうね。
しかし、産地が書いてあれば、それ次第で不当表示ということになりそうです。
「メジマグロ刺身(キツネ)」という表示でも、私もすこしは良心的に感じますが、産地表示しにくいでしょうね。

>売る側としては、やはり、きちんと正式名の「ハガツオ」と表示すべきでしょう。
>あるいは、その地方で親しまれてきた地方名があるなら、「ハガツオ(キツネ)」あるいは「ハガツオ
>(○○)」と表示したら、より的確かつ親切になると思います。
>刺身にしたら消費者には見分けがつかないとは思いますが、売る側としても
>「説明の手間を省く」とかいう思いがあるのでしょう。

 そうですよね。「ハガツオ」に怒られますね。
「説明の手間が省け」ますし、ぞっこんのお客さん以外も省けますね。
「刺身にしたら消費者には見分けがつかない」との気持ちも理解できますが、売るプロよりも鋭い消費者がいることをご存じないのでしょうね。
ズバリではないですが、最近のみなと新聞のコラムでも少し似たようなことが載っていたかと思います。
牛肉を買った消費者が食した結果、絶対におかしいということで店に追求して認めさせたという伝聞は嘘ではなさそうです。

>「近海マグロより脂がのってうまい魚だよ」とか、
>「足が早いから刺身は夕食まで、明日まで置くならムニエルに」とか、
>価値のある情報をそえて応対する姿勢が必要でしょう。

 言われるように、「買ったハガツオがほんとうに美味しければ、その消費者は次もハガツオを買うようになるでしょう。これは顧客獲得のイロハですね。」は素敵ですね。

>店頭というのは、売り手が消費者を教育する場なんでしょう。
>逆に、売り手も消費者から教えられる場なんだと思いますよ。

 詳しくは解りませんが、新しい教育方針で農業だとか食物だとかをしっかり教えるというように聞きました。そのための教科書(というより、副読本かな)づくりが急ピッチで進んでいるとか。
その副読本を使って教えるための虎の巻も必要になりそうです。
関わっているわけではありませんが、大変な作業かなと思います。
教育というのは国家大計の事業ですが、売り手のプロが少し教えてくれたら貢献度は大ですね。
こういう貢献度を正当に評価することが必要なのかなと思います。
必要ならば財政支出だって検討されるべきかなと思います。
「丸の魚を見ても名前がわからないという消費者の意見をよく聞いているから、名前と産地を表示してよ」と言ったのに「聞かれたら答える」の一点張りだったので、ついつい詰めてしまいました。

>「販売のプロ」と言ったって、売ること(技術)は上手かもしれないけれど、それと「商品知識」を
>知っているということは別のことです。
>また、包丁さばきはすばらしいけど、お客を前にしたら全くしゃべれないという人もいます。
>さまざまです。まだまだ「情報公開」したがらない人のほうが多いと思いますよ。

 それはそうですね。
しかし、教育というのじゃなくて「こうしたら旨いよ」ぐらいを簡単に伝えてほしいですね。
構えすぎるとダメですよね。自然体が最高です。
包丁さばきのすばらしい方は「俺を見てくれ」が一番なのでは。
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