殺菌剤について
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ごんずい@髭野鯰 | 2001.09.06 | ある食品メーカーの方から聞いた話なので、詳細は不明なのですが、漁獲後、水氷で漁獲物を冷却します。このときに高度さらし粉(正式名称不明)を溶かし込んだ水氷を使うという話しです。 この保存剤は何でしょうか。またこのような保存剤、もしくは添加剤はかなり使われているようなのですが、今よく使われているものは何でしょうか。 この高度さらし粉と呼ばれるものが入った水氷で冷却された漁獲物を食べると、アレルギー体質の方でなくとも体に拒否反応がでる方がおられるそうです。 これも同じ方からなのですが「滅菌済み」と印刷した透明シートをトロ箱にかぶせた魚が、魚市場に出ているそうです。 この滅菌シートは、シ−ト自体が滅菌してあり安全という意味なのか、このシートをかぶせるとかぶせた部分が滅菌される、つまり包装された漁獲物の表面が滅菌されるという意味なのか、よくわかりません。何を対象とした滅菌シートなのでしょうか。使われている滅菌剤は、なんでしょう 以上2点について、ご存じの方ご教授下さい。 |
琵琶湖オオナマズ | 2001.09.06 | 高度さらし粉 次亜塩素酸カルシウム/Ca(ClO)2 プールや浄化槽などの消毒剤、また漂白剤として使用。 http://www.pref.fukushima.jp/eisei/kankyou/pool/pool_09.html プールの水の消毒に使われているのだから、大丈夫なのでしょう。 添加物表示はいらないのだろうか。そのへんが気になる。 |
かごしまのたかやま | 2001.09.12 | まず、サラシ粉は有効塩素を25〜40%以上含むのに対して、高度サラシ粉は60%以上含んでいる。 白色の粒、または、粉末。殺菌料。 長期間保存していてもほとんど減少することなく、したがって、殺菌力も変わらない。 指定は1959年。(昭和34年。) 果物や野菜、油脂、デンプンなどの殺菌や漂白に使われる。 ただし、有効塩素が多いため、水煮とかした場合にカスができにくく、しかも保管が容易なので、使用量が増加している 加工助剤とみなされているので、表示されない。 石灰乳と塩素を原料として製造されている。 以前はサラシ粉も殺菌剤として指定されたが、1993年(平成五年)指定から削除されています。 食卓の化学物質事典 渡辺雄二 より。 =============================== さて、私も知らなかったんですけど、、というか、魚という言葉がこの本には出てこなかったので、関係ないと思っていたんですが、実際に使用している訳ですね。 指定から除外されていると言うことですから、消費者には、しる所にないのですね。 容量をまちがえれば危険性はないとはいえないでしょうし、アトピーやアレルギーもっている子供達は学校のプールは過剰反応で赤くなったり、かゆくなったり、していますね。。。 さいきん、O-157もあることですから、ますます、強化されている話もきいています。 しかし、クリプト原虫みたいに、塩素じゃきかない虫もいるしね。。。。。 ホンコンじゃ、コレラ 今年、今までで19件あったそうです。韓国もコレラ騒動だし、、、 このような、加工助剤っていったい何種類あるのでしょうねぇ。。。。興味がでてきました! 小麦粉も漂白してるって聞いたことあります。。 デンプンとおなじだから、、、書かれてないけど、妙にまっしろいのはなにかあると私は勘ぐってたりしますね。。^^/ |
海童 | 2001.09.16 | >アトピーやアレルギーもっている子供達は学校のプールは過剰反応で赤くなったり、かゆくなったり、 >していますね。。さいきん、O-157もあることですから、ますます、強化されている話もきいています。 そのようですね。 次亜塩素酸カルシウムや次亜塩素酸ナトリウムは、安価で効果の高いことからプールの水や食品加工場の器具などの殺菌剤として広く使用されています。 魚介類の種苗生産や養殖場でも、器具などの殺菌によく使われています。 先日、マスコミでも取り上げられていましたが、プールの多くはこれまで有効塩素濃度0.5ppmとしていたのを、今夏は1ppmにしたところもあったようですね。 ちなみに、水道の蛇口から出てくる水の中の残留塩素濃度は0.1から0.2ppmとなるように決められています。 0.1ppmなら感受性の強い魚なら死にますし、1ppmなら多くの魚は死ぬと思います。 死なない場合(0.01から0.5ppm)でも、鰓の上皮細胞などが崩壊し、生理機能、とくに免疫能(病気に対する抵抗力)に影響のあることをすでに発表しています。 宣伝で恐縮ですが、今月末、宮崎で開催される魚病学会でもその続きの詳細を発表します。 単純に魚と人を比較できませんが、おそらく、敏感な体質の人は塩素で皮膚の上皮さらに皮下の細胞が障害を受けて変性し、これが抗原となって免疫応答が敏感になる(眼や鼻などの粘膜などを通しても?)のではないかと思います。 新聞記事では、プールの底を調べるとダニの死骸が多く見つかると書かれていましたので、とくにダニアレルギーの人は要注意かもしれません。 ところで、食品加工場などでは20から100ppm、あるいはそれ以上の高濃度で使用されるので、殺菌のため使用された塩素が中和されないまま排水されて、河川や海に流れ出た場合(流れ出ています)、流れ出た近くではまだ有効塩素濃度は高く、生物、とくに魚介類に影響があるのではないかと心配にしています。 |
ゴンズイ | 2001.09.17 | 有効塩素濃度についてですが、電気分解による次亜塩素酸液の多くはphが酸性になっています、これが刺激物となって居るみたいで、次亜塩素酸自体は無刺激物です。 現在私たちが使っている30ppmの有効次亜塩素酸液は、結膜、口腔粘膜創傷面、腹腔内、の消毒に使っていますが、刺激性が全く認められません。 ウサギを使ったテストでも無刺激物の認定を貰っています。 ただし、おっしゃるとおり生きた魚には有毒みたいです。 次亜塩素酸自体、有機物にあった途端に塩化ナトリウムに変化しますし、アルカリでは溶液として存在できません、低温にも弱くてマイナスでは全て分解してしまいます。ご参考まで。 |
海童 | 2001.09.17 | 次亜塩素酸のことだけで話しを済ませてしまい、有機ハロゲンについては触れずに失礼しました。 塩素は溶解すると水中の有機物と反応して、トリハロメタンなどの揮発性有機ハロゲン化合物やジクロロ酢酸などの不揮発性有機ハロゲン化合物を生成します。 これらの化合物は発ガン性や肝毒性を有することから、水道の分野では塩素消毒の是非が問題になっており、欧米では代替消毒剤の導入が進んでいると思います。 有機物を多く含む生活排水や工場排水はトリハロメタン生成能、あるいは全有機ハロゲン生成能が水道水よりも数倍程度高いことが報告されています。 また、トリハロメタンは難分解性であり、水中で分解せずに長時間残留するという研究もあります。 そのため、トリハロメタンを含めた有機ハロゲン化合物が河川などに放流された場合、魚類などの水生生物への毒性、催奇形性、突然変異性ばかりでなく、免疫毒性(病気に対する抵抗性の低下)が現れるのではないかということを心配しています。 |
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