シシャモを食べよう
投稿者 | 投稿日 | 投稿内容 |
関根 | 2000.04.27 | 皆さんもご存知の「ししゃも」、国産は北海道で少し捕れます。 スーパーなどの「ししゃも」は、ほぼ100%輸入品です。 アイスランド・ノル ウェー・カナダなどから輸入されます。 シシャモは日本でいうとイワシのような扱いで、食用にされるのはほんのわずか、 ほとんどが飼料・肥料に なります。 日本のシシャモの需要は、年間30000トン。 ここからが問題なのです。 皆さんシシャモを食べなくなっていませんか? 消費の減退と輸入増加で現在日本に、30000トンの在庫があります。 つまり1年間輸入しなくても良いだけ、日本の冷蔵庫にシシャモが眠ってます。 そして今年、アイスランドからシシャモ漁から始まり、ノルウェーも終わり、 次にカナダで漁が始まります。 すでにアイスランドでは、日本向けに4600ト ン・ノルウェーでは26000トン 生産済みで、現地の冷蔵庫に眠ってます。 つまり世界中で、現在日本の需要の2年分のシシャモが眠ってるのです。 日本は、ノルウェーの26000トンの引き取りで、もめております。 輸入する日本としては、「価格が高すぎる」と値下交渉をしてますが、 もともとそんなに高くない魚、消費者にとって多少安くなっても、 安値感はまったく在りません。 とにかく問題は、2年間分以上あるシシャモ、いかに皆様に食べていただくかです。 良い案ありませんか? |
石黒 | 2000.04.27 | シシャモの話題が出てきました。 私の研究テーマの中の魚なので1つ話題を。 「シシャモ」は確かに北海道の太平洋岸、日高地方などの河川に遡上してきます。 しかし、北欧、北米、ロシアなどから輸入される「シシャモ」は、 正確には「シシャ モ」ではありません。 「カラフトシシャモ」という全く別属の種です。鱗が小さいので光って見えます。 「シシャモ」は鱗が分かります。図鑑などで見てみて下さい。 「 シシャモ」は高級魚となってしまい、店先には並ばず、 料亭などに行ってしまうそうです。 |
高山 | 2000.04.27 | カナダでのししゃもの漁業状況を写したテレビを見た事があります。
メスばかりを選択して、オスはすてさられるのみとか。 そういえば、ずっと前に、6ねんまえだったかなあ、、 オスも一緒に入れて生協で売っていた事ありましたが、 今は、ないですねえ、。 私はししゃも大好き人間なので、 冷凍の生ししゃも1キロパックをいつも常備しています。 2年分もの在庫をかかえているとは、、知りませんでした。 もっと食べようっと。^^ いわしは水族館でも展示されていますけど、 ししゃもが泳いでいるのは見た事がありません。 北の方、、、北海道にはいるんですよね。 展示するには難しいのかも知れませんね。 小さな子どもにも頭からパリパリと食べられるし、 口の中で刺さらないし、 焼いたのをそのまま持たせて食べさせていましたけど、、 (ちょっと手が汚くなりますが、、御愛嬌。) 今からの季節、バーベキューにも持って来い!!ですけどね。 魚を焼いてても独特の魚の匂いはそんなにしないし、、 表現が変ですが、、 山の中で海の幸を食べられるのはもう、ごちそうですよ。 焼き立てのししゃもにレモンをさーっと絞ってですねえ、、 パリパリっとしたところを食べるのです。うーーーん、、、美味しい。^^ それと、生ししゃもは、てんぷらもいいですね。 あおのりをちょっと生地に混ぜ込むと風味がいっそうと出ますね。 学校給食に取り入れるってのはいかが? うーーーん、、、さめたのは美味しくないかなあ、、 先生が、40人分、教室で焼く。 ビ−ルが欲しくなったりして、、^^ しかし、家庭科の料理も学校でありますし、 ししゃも振興会とかいう大きな団体(あるんですかしら?)で 文部省に牛乳もカルシウム供給源だが日本人の魚離れにも役立つし 魚をもっと親しめるようにもなるし、カルシウムもとれる。 学校で利用普及をお願いしたらば、1年分の在庫なんて、あっという間でしょ。 今、資料がありませんが、鉄分もししゃもには多く、はいっていると思います。 成長期の子供達にはうってつけでしょう。 まえに、Rokuさまが、紹介されていましたが、学校給食に魚を積極的に 取り入れている自治体ありましたよね。 ししゃもにかかわらず、色んな魚がこの日本に輸入されて来ている事も 知らなきゃいけませんよね。勉強になりました。 ししゃもってそこらへんを泳いでいるって思っている人多いんじゃないかなあ、、、 それか、あってもなくてもいいやって思われているのかなあ、、、危機ですね。 今日は、夕御飯のおかず決定!! |
家辺@滋賀 | 2000.04.27 | > そういえば、ずっと前に、6ねんまえだったかなあ、、
> オスも一緒に入れて生協で売っていた事ありましたが、 > 今は、、、ないですねえ、、、。 うちでは、ずっと前から、おすししゃもを扱ってますよ。 オスは、卵は無いけど、味はいいですよ。 最近は特売をしないので、あまり売れてないようですが、 以前はけっこう利用さ れていました。 |
さけ館ボランティアの鳥居 | 2000.04.27 | 昨年はとうとう、シシャモ寿司食べたさに産地まで行ってしまいました。
残念ながら、遡上・産卵・捕獲風景は見る事が出来ませんでしたが。 > 皆さんもご存知の「ししゃも」、国産は北海道で少し捕れます。 > スーパーなどの「しし ゃも」はほぼ100%輸入品です。 > アイスランド・ノルウェー・カナダなどから輸入さ れます。 > シシャモは日本でいうとイワシのような扱いで、食用にされるのはほんのわずか > ほとんどが飼料や肥料になります。 ここ数年はカラフトシシャモに目もくれず、 数少ない本物のシシャモが店に並ぶのを狙っています。 日本では大量に入って、皆さんに食べられているカラフトシシャモも、 産地での扱いは酷いようですね。 高級魚となってしまったシシャモも大量に捕れていた時代には 同じ様な扱いだったん でしょうか。 > 2年間分以上あるシシャモいかに皆様に食べていただくかです。 > 良い案ありませんか? カラフトシシャモは、札幌のスーパーでは昆布巻になって売っていますよ。 シシャモの産地、北海道日高では、鍋・柳川・刺身・姿揚げ・木の芽味噌焼・ 酢の物・ 寿司などもあるようです。 |
関根 | 2000.04.27 | > > そういえば、ずっと前に、6ねんまえだったかなあ、、
> > オスも一緒に入れて生協で売っていた事ありましたが、 今は、ないですねえ。 > > 私はししゃも大好き人間なので、 冷凍の生ししゃも1キロパックを > > いつも常備しています。 > うちでは、ずっと前から、おすししゃもを扱ってますよ。 > オスは、卵は無いけど、味はいいですよ。 > 最近は特売をしないので、あまり売れてないようですが、 > 以前はけっこう利用さ れていました。 そのとうり6年前です。シシャモのオスも輸入したのは! 海外から輸入するシシャモは、基本的にメスだけです。 しかもメスだけを輸入するのは、日本だけです。 6年前、オスも試験的に輸入販売したのですが、大失敗。大損しました。 いくら安くても、加工・流通費を入れると、けっこう高くつくのです。 現在はオスの製品はないのですが・・・・ ただ現地で、オス・メスの選別は面倒で、オスも混じるとは聞いていました。 |
高山 | 2000.04.28 | おすししゃもも味がありますよね。 昨日は、魚屋さんに言って、298円で30匹は、はいっていました。 さっそくぱりぱりと、食べました。 水族館でも宣伝促進しときますね。 |
次郎長@中田 | 2000.04.29 | 「おっすー!」あっしも雄がすきですぇ。 去年から今年にかけて広尾のものをよく食べました。 あっしも基本的には貧乏性なので、大きくて、 身が付いていて、脂が乗っていて、 それでいて子持ちの約半値というのがいいっすよね。 ところで、輸入もんの状況はすさまじいんですねぇ...。ビックリしやした。 どういうふうに消化したら解決するかはわかりませんが、 一般の消費者に購買意欲をわかすには、 やっぱ「みのさん」に語って頂くのが一番でしょう。 かれのマインドコントロールはすごいですよ。 「これが効くの!」ってお昼に番組でしゃべると、 夕方にはみんな「これ!」をお求めに来る。 お客様ながら、半分きとくに思いつつ、「あんま振り回されないようにね」と 忠告してあげますが、スー パーでも、「本日のもんたさんのお薦め!」なんていう タイムサービスをかけるなど、その効果を積極適に取り入れてるところも見かけます。 「ししゃもを食べると脚線美!」なんて言ったりされたら、 うちの女房はそればっか食べたりして...。(鬼の寝るまの何とやら...) 雌がとにかく珍重される「ししゃも」ですが、捕った船の上で、 雄の腹に注射針で、何の卵か解らないけど注入して即凍結させるということを しているという噂をきいたことがございます。 少し大型の 「雄の子持ちししゃも」になるのでしょうかね。 それとも「がさネタ」でしょうか? |
家辺@滋賀 | 2000.04.29 | > 雌がとにかく珍重される「ししゃも」ですが、捕った船の上で、 > 雄の腹に注射針で、何の卵か解らな いけど注入して即凍結させるということを > しているという噂をきいたことがございます。 > 少し大型の 「雄の子持ちししゃも」になるのでしょうかね。 > それとも「がさネタ」でしょうか? こういう話を聞くのは初めてですが・・・・ 本当なのでしょうか。 どっから出たウワサなのでしょう。 でも、シシャモは、たしか雄と雌でシリビレ(だったか?)の形が 違うんじゃなかったかな。 だから、そんなことしたら、専門家にはすぐ分かると思うのですが。 |
ぼんくら 二代目 |
2000.04.30 | この話は私も聞いたことがあります。 不思議に思っていました。 雌ばかり捕れるはずはないですし、 捕れた雄はどうするのか? まさかつぶして肥料というわけでもないでしょう。 |
園@消費者 | 2000.04.30 | > こういう話を聞くのは初めてですが・・・・
本当なのでしょうか。 > どっから出たウワサなのでしょう。 > でも、シシャモは、たしか雄と雌でシリビレ(だったか?)の形が > 違うんじゃなかったかな。 > だから、そんなことしたら、専門家にはすぐ分かると思うのですが。 こういう話を聞くと、雄雌区別のできない消費者としては、 業界に不信感を持っ てしまいます。本当のことを知りたいですね。 私はあまり「ししゃも」は食べないのですが、1年分も余っているということで 久しぶりに買いに行きました。 デパ−トの鮮魚店には売ってなかった。 ス−パ−では三つの銘柄の大きさも値段も同じくらいのが置いてありました。 「北欧産」「ノ ルウェー産」「北海道?」.....よく見たら「北海産」でした。 でも、ししゃもはほとんどが輸入物という事情を知らなかったら 「北海道産」とまちがえて、この商品をかったと思います。 |
ぼんくら 二代目 |
2000.04.30 | 普通、スーパーに出回っているししゃもはほとんどが外国産の近縁種?です。
国産の正真正銘のししゃもは値段も倍近くします。 #昔、国産の物を出していたら高いとお客におこられました。(泣) #悔しいのでししゃもはやめました。 外国産と国産の見分け方 国産は魚体の飴色が強く外国産は白銀に近い。 並べておいて有ればどなたでもわかるレベルです。 リファレンスがないとちょっと解らないかもしれません。 ずいぶん間違えて買ってきてしまいました。 北海道の一部ではししゃもを刺身にして食べる所が有るそうですね。 #どんな味なんでしょう?興味があります。 |
さけ館ボランティアの鳥居 | 2000.04.30 | > 私はあまり「ししゃも」は食べないのですが、1年分も余っているということで
> 久しぶりに買いに行きました。デパ−トの鮮魚店には売ってなかった。 > ス−パ−では三つの銘柄の大きさも値段も同じくらいのが置いてありました。 > 「北欧産」「ノルウェー産」「北海道?」.....よく見たら「北海産」でした。 > でも、ししゃもはほとんどが輸入物という事情を知らなかったら > 「北海道産」とまちがえて、この商品をかったと思います。 北海道産のシシャモは、デパートなどの北海道物産展以外では、 ほとんど出ないと聞 いた事があります。 また、カラフトシシャモとシシャモは、違いさえ覚えれば、簡単に見分けがつきますよ。 シシャモの見分け方の資料で分かりやすい物としては、 ししゃも物語(鵡川町の特産品シリーズ2) 発行元 鵡川町地域振興協議会 事務局 北海道鵡川町商工水産観光課 TEL 01454-2-2411 FAX 01454-2-2711 がお薦めです。 |
坂本@茨城 | 2000.04.30 | > でも、シシャモは、たしか雄と雌でシリビレ(だったか?)の形が > 違うんじゃなかったかな。 それ程詳しくはないのですが一言レスさせてください 例えば加工から小売りまで素人が扱うと言うなら 雄のシシャモに卵を注入したものが末端まで素通しするかもしれませんが、 シシャモは一匹ずつ串にさしていくものですから 雄,雌の違いは鰭の大きさですぐに違いの分かるものですので 加工の時点で業者から供給会社(商社等)にクレームがでるはずです。 雄は雄シシャモとして流通したり衣をつけてフライになって 給食になったりしているのが殆どだと思います。 加工している人間も消費者のひとりですので 例えば雄のししゃもに卵が入っていたら、そのスーパーに 文句をつけますよ。 > > だから、そんなことしたら、専門家にはすぐ分かると思うのですが。 > こういう話を聞くと、雄雌区別のできない消費者としては、業界に不信感を > 持ってしまいます。本当のことを知りたいですね。 私のところではシシャモは扱ってませんが以上のような理由で そんな事はまず有り得ないと思います > でも、ししゃもはほとんどが輸入物という事情を知らなかったら > 「北海道産」とまちがえて、この商品をかったと思います。 もちろん,北海道産の本物のシシャモのほうが全然うまいですけど 輸入物でもそれなりに美味いと思います。 アイスランドのものなどは身に油があっていいですよ。 ちなみに、輸入物はキュウリウオの種類だと思いましたが |
札幌のあいみ | 2000.05.01 | 今日は自慢。 さっき、現場からししゃも(もちろん鵡川産)をもらってきました。 今から夜が楽しみです。 |
園@消費者 | 2000.05.01 | 坂本@茨城さん、「雄のシシャモに卵を注入」のレスを読んでほっとしました。
>もちろん,北海道産の本物のシシャモのほうが全然うまいですけど >輸入物でもそれなりに美味いと思います。 >アイスランドのものなどは身に油があっていいですよ。 >ちなみに、輸入物はキュウリウオの種類だと思いましたが はい、久しぶりに食べた「ししゃも」はおいしかったです。 キュウリウオの干物は食べたことがありますが、 汽水域と海を行ったり来たりしている魚だと聞きました。 シシャモは海にいるんですよね。 >こんにちは、さけ館ボランティアの鳥居です >北海道産のシシャモは、デパートなどの北海道物産展以外では、 >ほとんど出ないと聞いた事があります。 北海道産のシシャモを是非たべたいですね。 有楽町プラザというところで5月末まで「どさんこ展」をやっているそうです。 もし かしたら北海道のシシャモを置いていないかしら? 行ってみようと思います。 |
ぼんくら二代目 | 2000.05.02 | 確実に、国産ししゃもを手に入れる方法がありますよ。
築地、魚河岸に行かれてはどうでしょう。 結構、一般の方も買いにいらっしゃっていますよ。 魚河岸入門には乾物?は良いかもしれません。 ただ、中のお店は12時ぐらいに終わってしまうのと、11時までは車での入場が 出来ない点は気をつけなくてはならないですが。 あと、あまり少量だと買えない場合があります。 まあ、常識で判断出来る程度ですが。 不景気のため料理屋でもアジ3尾とか鰯0.5キロなんて買い方をするんですよ。 #素人さんの方が沢山持っていくことが結構あるんだよなー。(泣) 干物屋さんで国産ししゃもいくら?と聞けばOKです。 パック詰めならば4つ、5つ位ならば売ってくれるはずです。 #朝もししゃも、昼もししゃもになったりして。(笑) |
石黒 | 2000.05.02 | > はい、久しぶりに食べた「ししゃも」はおいしかったです。 >キュウリウオの干物は食べたことがありますが、 >汽水域と海を行ったり来たりしている魚だと聞きました。 >シシャモは海にいるんですよね。 ずっと海にいるのは、子持ちししゃもとかとして買わされているカラフトシシャモです。 本物のシシャモは遡河回遊魚といって、産卵のために河に遡上してくるのです。 サケ のように。 シシャモは今でこそ少なくなりましたが、最盛期は川底に足をつける前に シシャモを 踏みつぶしてしまうほどだったとか。 |
関根 | 2000.05.02 | 次郎長@中田さん、正解です。がさネタではありません。
> 雌がとにかく珍重される「ししゃも」ですが、捕った船の上で、 > 雄の腹に注射針で、何の卵か解らないけど注入して即凍結させるということを > しているという噂をきいたことがございます。 > 少し大型の 「雄の子持ちししゃも」になるのでしょうかね。 シシャモの場合、卵率(全重量に対する卵の重量の割合)19〜20%のものを 輸入します。 それ以下だと、卵が未成熟で歯ごたえが無く、 それ以上だと卵が成熟しすぎて硬くなります。 オスには、注射をしませんが、メスには入れて卵率をごまかす事が、 かつてあったそうです。 現在はその手間の方がかかり、漁法も進歩して、 この卵率に近いシシャモだけを漁獲することが出来ます。 なんせノルウェーから輸入しても、100g・30円くらいの魚です。 |
廣田@ニューファンドランド | 2000.05.02 | ししゃもの話題に現地からおまけです。 もう少しし、5月末になりますとカナダでもししゃも漁が始まります。 それは海一面ししゃもになり、 浜辺にはししゃもがうちあげられるというすごい光景になります。 この時期に鯨も当地から見えます。追っかけてくるんですね。 腹に注射するというのは最近はやっておらず、 ししゃもが入荷するたびに卵率を調べ、それで値段を変えたり、 買わなかったりしています。 ししゃもが入荷するようになるとそれは朝も夜もなく ししゃもまみれになります。もうすぐそういう時期です。 ここ、ニューファンドランドは今日も雪が降りました。 いいカニが取れています。 |
次郎長@中田 | 2000.05.03 | > 雌がとにかく珍重される「ししゃも」ですが、捕った船の上で、 > 雄の腹に注射針で、何の卵か解らないけど注入して即凍結させるということを > しているという噂をきいたことがございます。 > 少し大型の 「雄の子持ちししゃも」になるのでしょうかね。 あっしがこんなことを書いたばっかりに、一般のかたには 不信感を抱かせてしまったようで、申し訳ないです。 本来は「在庫過多のししゃもの有効利用」についてのアイデア募集であったと思います。 本題をそらしてしまったこと反省しておりやす。 関根さん、廣田さん、ホローして頂いて有り難うござんした。 「本物」と「偽物」の関係を考える場合... 1.「内地物」に対して「外国産」 2.「天然もの」に対して「養殖もの」、「純粋なもの」に対して「人工的なもの」 3. 同種族内での代表魚とサブ的な魚。(表現が悪いっすが、過去に話題に あがった「本金目鯛」と「南洋金目鯛」などや、「本かます」に対して 「水かます」のような関係) といったとらえ方がされると思います。 3.はともかくとして、大量消費の環境に対して、「国産」の「天然」のものは、 特に希少です。 もし輸入ものや養殖やコピー品が無かったら、この「本物」の価格は 一体どうなるのでしょうか? 「偽もの」が相当数あって支えている部分を、何時も考えずにはいられません。 加工品の例をとってもしかりです。例えば「ねぎとろ」。 現在の寿司ブームの立役者でもあります。 お寿司やさんがスプーンで剥いだ、マグロの中おちのたたきを「本物」とするならば、 こんなに大量に一般に普及はしていないはずです。 実は、「ししゃもに卵注入」の話しは、あっしが既に5年前くらいに聞いた話でした。 家辺さんがおっしゃった通り、「雄」「雌」の区別は分野に携わる人間なら 解ることなので、信用性のある市場などには当然出てきませんし、 あっしもみたことがございません。 だから店頭にもおそらく列ぶことはなかったと思います。 でも、我々は思考をやめません。 だから、限りなく「本物」に酷似した魚や加工品を商品化して、 これまで一般に紹介してきたのだと思われます。 だから、ししゃもも「雄は用無し」みたいな扱われ方を、 何とか消費資源に持っていこうと考えた苦肉の策の様に とらえることもできます。皮肉なものです。 大河ドラマ「葵三代」で、ここ静岡もわいておりますが、 家康がこよなく愛したと言われる 「興津鯛」(清水市興津付近でとれる 白かわ甘鯛のこと)も昔から殿様の食べるお魚で、 一般の人がたべてはいけないお魚でした。 今では幻となってしまったかのように、滅多に水揚げがないことから、 本当に高級魚ということになっております。 なんか昔に戻っている部分もありますねぇ。 希少な「本物」よりも、量産可能な「偽物」の方が圧倒的に売れて 儲かっているのが現状だと思います。 ヴィトンやシャネル。特にブランドに指向を抱く反面、弱い我々日本人ですので、 魚のことは良く知っているつもりでいるところにも、 以外と落とし穴があるのでご注意。 あんまりテレビ の情報ばかりに頼らず、 自分で現場に行くなり勉強することも大切ですよね。 |
神戸のamile | 2000.05.03 | > もう少しし、5月末になりますとカナダでもししゃも漁が始まります。
> それは海一面ししゃもになり、浜辺にはししゃもがうちあげられるという > すごい光景になります。 一度みて見たいですね、 以前バンクーバーに言ったときは鮭の工場しか見て無かったですから・・・・ でも生検品をすると夜も寝れないらしいですから(笑) 今年のノルウェー産ししゃもの値決めでもめてるそうですね。 日本側との価格の開きが70円以上あると聞きました。 安く入ってきても加工屋さんも大変でしょうね。 去年の300円以上ついた原料が約1年分有るらしいですから・・・ 幾ら170円くらいになっても小さい加工屋さんは在庫もあんまり無いから いいけど 大手はね・・・・・ 加工屋の社長と付加価値をつける売り方&商品を話していたんだけど 中々良い案がうかばなかったです(笑) |
園@消費者 | 2000.05.03 | >あっしがこんなことを書いたばっかりに、一般のかたには不信感を抱かせてしまっ
>たようで、申し訳ないです。本来は「在庫過多のししゃもの有効利用」についての >アイデア募集であったと思います。本題をそらしてしまったこと反省しておりやす。 次郎長@中田さんに反応した私もさらに本題をそらす方向に向けてしまいました。 でも勉強になりました。 今回のシシャモのお話で、今まで漫然と魚を食べてきましたが、 消費者も地球全体のことを考えて買い物をしなくてはいけないと思いました。 シシャモの雌は食べるけど雄はいらないなんて、考えたら自分勝手ですよね。 ほかにもいろいろ考えさせられることや、もちろん魚の知識も増え、 このfish mlに登録して半月にしてこの進歩! なんて自分で言ってりゃ世話ないけどスゴイな あとおもってます。 シシャモ本題の有効利用ですが、 1電子レンジでチンできる「ししゃもの天ぷら」とか「フライ」などの商品を作る。 (もうありそうですね) 2「シシャモを食べよう」キャンペーンのT-シャツ (アイロンプリントで作る)を 作ってみんなで着る。 なんてむりやり考えました。 |
神戸のamile | 2000.05.04 | 私の知りうる範囲ではレンジ対応の商品は無いと思います。
学校給食でししゃもフライは多く企画されていますが、家庭では どうしても フライと言えばエビフライその他メジャーどころが幅を利かしてるみたいです。 どうしても家庭で揚げる・・・と言う商品になっちゃうのですね、 この間も『ししゃもの南蛮漬け用』と言う商品をバイヤーに提案 したのですが、 『やっぱりししゃもは素焼きが一番だね!』とボツになりました。 夏向けに良い商品と思ったんですけどね・・さっぱりしていて美味しかったし・・ これからはご提案のように利便性にも目を向けなくてはいけないのかもしれませんね。 |
関根 | 2000.05.06 | > ここ、ニューファンドランドは今日も雪が降りました。
いいカニが取れています。 現在NF(ニュー・ファンドランド)ですか? お仕事は水産インポーターで すね。 私も9年ほどカニの仕事についたいました。 アラスカのコジャック・ダッチ ハーバー・セントポール・ピータースバーグ・ノーム、 カナダのガルフ、NF いろいろカニを追って走り回りました。 C/Pにもずいぶん乗りました。MAMBOブランドのかに製品を作っていました。 5年前かにの業界から身を引きました。 私の納得するカニが捕れなくなったため?かな。 NFと聞いてなつかしく思いました。 始めのころNFのカニは身入りが悪く、汚れが多く、死にガニだらけでした。 だいぶ良くなったとは聞いてますが? 今年は$4.00/lbs 大変ですね、 この価格だと、一般の人はまた、食べられなくなりますね。 6月一杯の長丁場、頑張ってください。 そうそうシシャモですが、ノルウェーとの価格交渉は進展なし。 どちらかと言うと、日本側が無理をいってる気もします。 GW明け政府もからんで、国際問題化するかも? |
神戸のamile | 2000.05.06 | 価格交渉に進展なしですか・・・・・・ 例年GW明けには搬入していたんですけどね。 今年のノルウェーの品質はどうだったんでしょう?? 去年解禁して初めての魚は、禁漁前の脂たっぷりの魚と言うイメージが無くなり アイスランドとカナダの中間みたいな脂・卵率でしたね・・・・。 今年の魚が良質なことを・・・・・楽しみにしています。 |
家辺@さかなや | 2000.05.14 | fishml第2回オフ会「fishml in YOKOHAMA」の報告より 園さんが、「ししゃもを食べよう」とプリントしたTシャツ(自作品)を着てこられました。 これは、すばらしい事です。 消費者の方のこうした行動が、大げさに言えば「日本の水産業」を救うと思います。 今後も、このMLにおいて、日本の水産業にかかわる諸問題を議論し、消費者の方をはじめとするたくさんの方に理解を広げていければすばらしいと思います。 |
さけ館ボランティアの鳥居 | 2000.05.25 | > お礼を申し上げるのが遅くなりましたが、ご紹介いただき鵡川町にお願いして > 「ししゃも物語」を送っていただきました。その節はありがとうございました。 いいえ。 御丁寧にどうも。 如何でしたでしょうか? あの冊子の中にはカラフトシシャモの写真がありませんでしたので、比較がしづらかっ たかと、後になって思っていたのですが。 ちなみに、道東のシシャモの捕れる町の役場に電話をしてみたのですが、鵡川のようなパンフを製作しているところはありませんでした。 秋には是非、鵡川でシシャモ寿司を食べてみて下さい。美味しいですよ。 |
園@消費者 | 2000.05.27 | > あの冊子の中にはカラフトシシャモの写真がありませんでしたので、比較がしづらかっ
> たかと、後になって思っていたのですが。 そうでしたね。 カラフトシシャモとの違いを知るために取り寄せたのですが、築地で国産 シシャモを買って食べたのでもう違いはわかりました。 ウロコの大きさですね。国産は味も ぐっと良かったです。 パンフを読んでみて鵡川町のシシャモに対する思い入れがじわーと伝わってきました。一緒に送ってきた鵡川ガイドマップで「八王子千人同心の碑」を見つけ、八王子在住の私は鵡川町との不思議な縁を感じたのでした。 開拓時代に八王子から応援に行っていたので しょうか? |
さけ館ボランティアの鳥居 | 2000.05.27 | > そうでしたね。カラフトシシャモとの違いを知るために取り寄せたのですが、築地で国産シシャモを買って食べたのでもう違いはわかりました。ウロコの大きさですね。 > 国産は味もぐっと良かったです。 ししゃも物語やパンフと一緒に 「ししゃも(北海道鵡川町特産品・柳葉魚) 神様の贈り物」 というA4一枚紙で三つ折りの資料は入っていましたでしょうか? この資料にはシシャモとカラフトシシャモの顔付きの違いがイラストで紹介されていましたが。 > パンフを読んでみて鵡川町のシシャモに対する思い入れがじわーと伝わってきました。 北海道東部(釧路など)や十勝の方が水揚げは多いはずなのですが・・・。 町の取り組みも凄い物がありますね。 11月にはシシャモのすだれ干しが至る所に出て、晩秋の風物詩になっています。 > 一緒に送ってきた鵡川ガイドマップで「八王子千人同心の碑」を見つけ、八王子在住の私は鵡川町との不思議な縁を感じたのでした。 > 開拓時代に八王子から応援に行っていたのでしょうか? これについては、「鵡川町 ふるさと情報」というパンフに軽くですが触れられてい ました。 魚の話題から逸れてしまいますので、ここでは書きませんが、もしこのパンフが手元 にないようでしたら、DM下さい。 内容をメールにてお送りします。 > シシャモ寿司は食べたいけど、北海道は遠い!でも、結構行く気になってます。10月 下旬から11月ですね。 押し寿司であれば、通年で食べられますよ。 生寿司とは違う味わいがあり、こちらも美味しいですよ。 少し酢がきつかった感はありますが。 ちなみに昨年、北海道新聞にはシシャモ寿司の開始の記事が載っていました。 |
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