魚の加工サービスについて
投稿された 会員さん |
投稿日 | 投稿内容 |
のちゅ | 2004.06.06 | この間、パートさんに愚痴ってしまいました。 このイカを刺身にしてくれ!といったお客さんがいまして調理代、(つま、トレー代)として50円程度いただきますが・・・といったら、「え〜そんなに取るの」だって!! じゃあ自分でやったら?と思いましたが、刺身が作れるようになるまでにどれだけの年月がかかったか、どれだけ手を切ったか! それでもただでやれ!というか?(刺身にする時の為の値入はしてません!あくまでも素材をできるだけ安く売ろうとしています。) じゃあ、大工さんに家を買うからただで作れというか?やってくれるか? やるわけ無いだろ!!職人をなめるな!!!と言ってしまいました。 チヨット眠たいから乱暴になってしまいました。ごめんなさい! |
琵琶湖オオナマズ | 2004.06.06 | > このイカを刺身にしてくれ!といったお客さんがいまして調理代、(つま、トレー代) > として50円程度いただきますが・・・といったら、「え〜そんなに取るの」だって!! このへんは、どうなんでしょ。消費者の方はどう思われますか。 今、サービスと言うことで、職人の技術を「安売り」しすぎている傾向にあると思います。 こういう場合、消費者は、それなりの対価を払うべきだと思いますし、50円が高いとは、私は思いませんけどね。 |
紫苑 | 2004.06.08 | う〜ん 最初からトレーに乗っかっていたものなら、どうして またトレー代がかかるのだろう?とか、トレーに50円もかかるのか?1枚10円くらいでしょ、ぼったくりじゃんとか思ってしまいます。 50円と言うのは、人件費(自分の変わりにさばいてくれる人の技術、賃金含む)、出た廃棄物の処理費、刺身包丁・まな板代(備品減価償却代)・洗う水道・下水代・刺身(生食用に新規のトレー代) と考えるとほんとは高くないのですがねぇ。 でも 私が頼まなくても、従業員はいるじゃないか、包丁もまな板もあるじゃないか、イカのちょっとしたワタなんてたいしたゴミじゃないetcと、脳内反応しちゃうんでしょうね。 生ゴミも、一人一人にすれば、ちょっとしたことがつもると大ゴミになるんですけど・・・ 物を加工する、修理する等 技術や設備は自分の手には残らないものだから、お金がかかることだと、気がつきにくいです。 トレー代=50円じゃなくて 「人件費(自分の変わりにさばいてくれる人の技術、賃金含む)、出た廃棄物の処理費、刺身包丁・まな板代(備品減価償却代)・洗う水道・下水代・刺身(生食用に新規のトレー代)なんですよ。 まるのままのイカはそのまま買っていただくので、これらのお値段をお引きしているんです。」 いや・・・こんな説明できたら ご苦労はなさいませんよね。 |
のちゅ | 2004.06.08 | *新しいトレーにもちろん変えます。 生食用ですから、そのままのトレーを使うことは、衛生上よろしくありません。 また、刺身にすると言うのは御造りにすると言うことでして、お客さんとの考え方に違いがあったかもしれませんが、白い普通のトレーにただ切って乗せるだけならそのトレーでもいいわけですが、問題はイカなんですよ! そのトレーで家に帰ってからそのまま食べられるのですか?(乗せ変えると多分ばらばらになってしまうのでは?) もし、そのままなら「寂しい食生活してるなぁ」と感じてしまいます。 (見た目がよくない!!、料理などは目でも食べる!と思います。) やはり、680円(やりイカの値段)もだすのだから、きれいになっている方がいいと思いますけど・・・(当然私は、「お店で売っているおつくりと同じようにしてくれ」と受け取ったのですが。) すると、新しいトレー(刺身用)ですと50円くらいはします。 世間でよく売っている盛り合わせに使うトレーです。横25センチ、縦20センチくらいの物です。(イカが大きい物ですから)下手したら50円では買えないトレーですよ。 おまけにツマもたくさんいりますし、大葉も使います。 本当なら、50円では赤字ですよ。人件費等はサービスです! どこでも、今ではそれらがかかることをサービスでやっているし。(魚の調理) ありがとうございました。また、主婦、消費者としての意見を聞かせてください! |
多田@東京都調布市 | 2004.06.08 | 「トレー代」と言われると50円はちょっと高い感じを受けます。 # 100円ショップに10枚以上入ったのがあるぞってね。 # まぁ文句を言う金額でも無いですが。 でも「調理代」と言われれば格安に感じますね。 私だったらもし(速度的に)同等の技術があったとしても、50円でやってって言われたら「冗談はよしこさん」ですもの。 しかも私の作った刺身が陳列されたら、「金返せ」もんですし。 >サービスと言うことで、職人の技術を「安売り」しすぎている傾向にあると思います。 >こういう場合、消費者は、それなりの対価を払うべきだと思いますし、50円が >高いとは、私は思いませんけどね。 私も、それなりの対価を払うべきというのに同意見です。 もっとも、「それなり」というのが「自分のサイフ」との相談で、「実際の技術面」ではできないビンボ人なんですが。 でも「お造りサービスします」の看板が出ていても、何か申し訳なくて頼みにくいんですよね。 だから逆に、「お造り:イカ50円、××100円」とか明記されていると頼みやすい感があります。 ただちょっと考えると、無理はないけど疑問に思える点があります。 刺身とかお造りのパックは、当然加工費込みで丸のまま1尾より高めです。 これはもちろん当然の事だと思います。 でも、同じ魚が丸のままだとお造りよりかなり安く売られてます。 これもまた当然かと思います。 ところが「お造りサービスします」ってお店も、けっこうあるんです。 「サービスで3枚に卸します」程度ならわかります。 見栄えも鮮度の保持もまるごとの方が有利ですし、3枚や2枚に卸すだけならそれほど時間も手間もかかりませんから。 でも「お造り」となると違いますよね。相当の手間暇がかかります。 はたしてそこまで「サービス」するの? って。 で、結果として「お造り」のパックよりずっと安く、しかも切ってから時間の経っていない作りたてのが手に入る。これって何か矛盾している気が…… でも「サービス」って難しいですよね。 どこまで無償でするか。有料ならいくらに設定するか。 客層によっても感じ方が違いますし、その部分ってそのまま人件費にかかわってくる部分です。 暇な時間帯なら「あいよっ」って無償でサービスできても、忙しい時間帯に集中したら、その為に新たな人を雇うのは無理だし。 もぅだいぶ前ですがフェリーのキャンセル待ちで小樽に泊まって、港の朝市に6時前に行った事があります。 そこで朝あがったばかりのスルメイカが氷の上で足をピトピト動かして、生きたまま陳列されてたんです。それが1パイ200円。 都内じゃそんな光景は絶対見られません。 まぁ都内でもちょっと高級な居酒屋だと円筒のイカ用水槽があって、それを活き作りにしてて、食べた事はあるんですけどね。 刺身にしても、切らずに一緒に並べてある足の部分は動いててね。 イカも鮮度が重要っていうけど、ホントに美味しかったです。 蛇足ですが、一緒にいたのが私も含めて変なヤツらで、全員アーミーナイフとかを常時持ち歩いているんですよ。 身の刺身は短時間の争奪戦で皿から消えて、残ったのは動いている足と頭。 「足も美味そうだな」と一人が自分のナイフ付属のハサミで先を切り取り、「おぉ、やっぱ美味いぞ」と言ったとたん、全員が自前のナイフを持ち出し、足をちょんちょん切って食べて残るは頭だけ。 そこに店員が来て「では足の部分を茹でてきますので下げさせて……」(*_*) 目が点になっていましたっけ。たしか1パイ1500円だったかなぁ。 それでも食後の感想としては高いとは思いませんでしたね。 話がそれました。小樽朝市に戻ります。 水槽で何日も飼っているくたびれてるイカと違って、朝水揚げされたばかりのメッチャ元気で新鮮なイカなんですよ。それがたったの200円。 メチャクチャ魅力的だったんだけど、このMLに入る前でイカなんかさばいた経験の無い私です。 手持ちのアーミーナイフで挑戦するのはちょっと無謀な気がして、注目しながらも購入をためらっていたんですよね。 そしたら店のおばちゃんが、「どう、おにいちゃん、朝うちのとうちゃんが獲ってきたばかり。まだ生きているよ。刺身にしたらもぅ最高だよ。どうだい?」って声をかけてくれたんですよね。で、正直に答える私。 「いやぁ、メッチャ美味しそうなんだけど、アーミーナイフしかないし、このまま朝のフェリーに乗っちゃうから、さばく場所もないし……」 「なんだ、それじゃ今刺身にしてやっから。時間はあるかい?」 えっ、まじっ!? 「はいっ、ありがとうございますっ!!」狂喜する私。 手際よくワタを抜いて、肝に塩をふり、まず身の方を刺身にして発泡トレーに乗せて醤油とわさびもつけて出してくれて、そのまぁ美味しい事。 そのあと「ここが一番美味しいんだよ」と言って、その肝を刺身にしてくれたの。 いやぁ、独特の甘みがあるあの美味しさは筆舌につくせませんね。 しかも驚いたことにその調理はサービスで「いや何か申し訳ないしホントに美味しかったし、もうちょっと取ってください」って言ったら、「そんなもん、いいわ。また来て美味しいの食べて」って。 結局、そこではあと塩辛と何かをお土産に買っただけで、その後は小樽朝市に行く機会がなく現在に至っているんですけどね。 こういうのを「サービス」でやられちゃうと、私みたいな消費者は、もぅ1発KOで、完全に参っちゃいますね。 次に行く機会があったら絶対にそこで買おうって思っちゃいます。 っていうより、機会があれば無理してもその為にそこに行きたいくらい。 うろ覚えですが、たしかどこかの自動車メーカーの話です。 「弊社の自動車にご満足されていますか」の質問に、80%がイエス。 でも買い換え時に他社の車に乗り換えた人は50%以上。 「不満ばかり」は論外。 「満足」は当たり前でごく普通。 「感動」「感激」があって初めて固定客になる。 のだそうです。 なるほどと思いましたね。客の立場では私もそうですもの。 私の勤務先である給食会社は方針書でしっかりうたっています。 ----- 効率よりもお客様に満足して頂けるサービスを提供する。 我が社の人間関係は第2次。利益は第3次である。 製品とは価格的・合理的かつ効率を重視して、作業的に作った品物。 商品とは人に喜んで頂く事を前提に、愛情をかけ、手間暇かけて作った品物。 これを我が社の商品の定義とする。 我が社はこの「商品」を作る事によりお客様の支持を得るようにする。 それなしに我が社の存続はない。 ----- これは一部分の要約なのですが、客の立場で考えると「なるほど」ですね。 だって自分が客だったらそっちを選びますから。 でも自分自身社員の立場だと面倒で大変でなかなか実践できないのですが。 最近色々な経営セミナーに参加させてもらって、成功しているオーナー社長、 数々の成功者を輩出している指導者の話を聞いてます。 業種や表現方法は違いますが、内容の根本は一緒です。 ・挨拶と5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)は基本中の基本 ・しっかりした思想/経営理念を持ち明文化している。 そして社員全員が一丸となりその思想を共有している。 ・お客様の【身になって考え】喜ばれるサービス(商品作り)をする。 お客様の【為に】ではダメ。 ・価格品質勝負である大量生産の時代は終わった。 「何を」売るかではなく「誰が」売っているかが問われる時代だ。 当たり前で一見簡単なようだけど、実践は難しいんですよね。 |
紫苑 | 2004.06.08 | 私の想像と違っていました。ごめんなさい > イ カが大きい物ですから)下手したら50円では買えないトレーですよ。 > おまけにツマもたくさんいりますし、大葉も使います。 > 本当なら、50円では赤字ですよ。 > 人件費等はサービスです! ひぇ 正直な感想です。 私は、お刺身用にお願いしたら、白の発泡スチロールトレーにさばいて、皮を剥いた状態を想像しておりました。 (今まで、無料でしかしてもらったことは無いのですが、お刺身用にお願いしますと頼むと、魚だと三枚おろしでさくにしてくれるか、皮をひいた3枚おろしのままの経験しかなかったもので・・・) 投稿を拝見して、単純消費者の私が考えても、50円はいるかなぁと思っていたもので投稿しました。そんなに丁寧にしてもらっての、50円だったのですね。 う〜ん のちゅさんのおっしゃるようにしてもらうのに、その文句を言った人は、正直わかりません。 でも今回のこと とても勉強になりました。お返事いただいて、ありがとうございます。 |
びわこオオナマズ@また横レス | 2004.06.08 | > そんなに丁寧にしてもらっての、50円だったのですね。 だいぶ前のことです。うちでも、この問題で議論がありました。 店によって、料金を取ったりとらなんだりしていたので、統一させようという話でした。 たしか、お造り盛り合わせまでにする場合は、調理代として150円いただくという話になったような気がします。(今はどうかわかりません。) 丸魚の調理と、それを原料に使ったお造りパックの値段との関係は、非常に難しいですね。 |
多田@東京都調布市 | 2004.06.08 | >私の想像と違っていました。ごめんなさい おなじく私もごめんなさいです。 のちゅさんよりあとですが、この書き込みを読む前に書いた文章をアップしちゃいました。 >私は、お刺身用にお願いしたら、白の発泡スチロールトレーに >さばいて、皮を剥いた状態を想像しておりました。 私の想像も同じでした。 それでも調理の手数料だけでも50円は安いと思いますが。 とか書いていて思い出しました。 隠岐全国オフ会のあと、隠岐からの帰りのフェリーに乗る前もやっちゃったんですよね、私。 前日ご馳走になったイサキの刺身がメッチャ美味しかったんです。 で、フェリー乗る前に土産物物色していたら、魚屋さんにイサキが。 お値段を聞いたら1尾700円とか。 往復ともお世話になった関口さんご夫妻にもぜひ食べてもらいたい。 # 本音は帰りのフェリーでこいつを肴に宴会したいだったかな? でも今回は飛行機だからいつものアーミーナイフすら持ってない。 で、聞いちゃいました。 「あの、お代は払いますので、刺身にして頂けませんか?」 一緒にカワハギ3尾も刺身にして頂いて調理代はサービス。 刺身のパック売りすらしていない小さい魚屋さんなので、もちろんツマもなく白い発泡皿に盛ってあるだけです。 イワガキとは比べられませんが、両方ともメッチャ美味しくて、おかげで帰りのフェリーも楽しく過ごせました。 もう、ひたすら心から感謝でした。 |
のちゅ | 2004.06.08 | > う〜ん のちゅさんのおっしゃるようにしてもらうのに > その文句を言った人は、正直わかりません。 でも、最後に出来上がったイカ刺身を見て、「わぁおいしそう!」といっていただけたので救われました! 食べたあとにも「おいしかったよ」といっていただけたら、また造ってあげたくなったのですが・・・ それ以来、そのお客さんを見ていません! たまたまだと思うのですが・・・いつもこられると言っていたので・・・ 最近は、バックヤードでひたすら調理していますので、店頭に出られないのです。 決してまずかったわけではないと思いますが・・・ |
スガヤガラ | 2004.06.08 | >このイカを刺身にしてくれ!といったお客さんがいまして調理代、(つま、トレー代) >として50円程度いただきます・・・と>いったら、「え〜そんなに取るの」だって!! >略 >じゃあ、大工さんに家を買うからただで作れというか?やってくれるか? >やるわけ無いだろ!!職人をなめる!!!>と言ってしまいました。 レス遅くなりましたが、それで正解だと思います。 技術習得までの苦労を想像できない気の毒な人は結構いますよ。 いとも簡単にしちゃうから有難味に気が付かないんでしょうね。 剥き出しの言葉投げつけるのも職人の特権だと思います。 |
のちゅ | 2004.06.09 | ご理解ありがとうございます。 本当は、職人と呼べるほどのもんではありませんけどね・・・ あまりにもサービスが当たり前になってきていて、お客さんが自分でできないようになっているから、少しでも努力してほしくて・・・ 自分でやってみれば少しはわかってもらえるかな?なんて思っております。 |
スガヤガラ | 2004.06.09 | そうですよね。自分でやってみてすこし分かって、そういうところから信頼関係や尊敬なんかに発展していければいいのにネ。 みんな気のいい仕事人なんだから、じょうずにつきあって教えを請うて、魚の消費者としてのIQを上げていけば、ひいては偽装表示やインチキ商売を駆逐する賢い消費者になれると思います。そういう意味でも、このMLのもつ重要性を改めて感じます。 |
ボラの岡村 | 2004.06.09 | 20年くらい昔、釣り人として駆け出しのころ、チヌ(黒鯛)の40センチ超のを日本海で釣りました。 家内が、近所のスーパーの魚部門に持って行って、捌いてもらいました。 100円前後払ったが、気の毒なくらい安かったと申しております。 技術に対して、不当に低い扱いをしたといわれればその通りです。 近年は、出刃で自分でもしております。 多田さんの買われたイサキとカワハギを隠岐で釣り、恵曇の友人の教えに従って、カワハギの肝を白味曾のお汁にしました。 ほっぺたの落ちるくらいにおいしかったです。この料理法はお勧めです。 |