海藻養殖

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symphily 2003.04.15 今朝の九州版、NHK放送だとおもいますが、大分県蒲江町では海藻に浄化作用があることに着目し、いけすで海藻を養殖し、あわびを飼育し、販売することに力を入れているそうですが、、
単純な疑問なのですけど、海藻は年中繁殖する訳じゃないですよね?
その時期の海藻の飼育ってどうするのでしょうかしら?
あわびも1年で成長してすぐ出荷するわけにはいかないんじゃないのかな?って 単純に疑問に思いました
海藻で富栄養化した海域を浄化すると言う試みはたのもしいですね^^
白山@三重 2003.04.15 海藻を養殖して海を浄化することを、大昔試験したことがあるので、ROMから出てきました。そのときに使ったのが「不粘性アナアオサ」です。

>単純な疑問なのですけど、海藻は年中繁殖する訳じゃないですよね?
そう、普通なら海藻は年中繁殖しません。
しかし、不粘性アナアオサは一年中繁殖します。
正確に言うと、普通のアナアオサはそのまま培養すると成熟して胞子を放出して繁殖しますが、不粘性アナアオサは成熟せず、葉体を大きしてはちぎれて、これを繰り返すことで増殖します。

>その時期の海藻の飼育ってどうするのでしょうかしら?
当時カニかごを使いました。
水温によっても違いますが、だいたい湿重8gのアオサを入れて、2週間で20〜40倍ぐらいになります。
ただ、収穫や種入れの手間は結構大変でした。
増殖しやすい場所としにくい場所があるようで、錦江湾海釣り公園あたりは成長がいまいちで、東町のブリ養殖場あたりは最高です。

>海藻で富栄養化した海域を浄化すると言う試みはたのもしいですね^^
ちなみに私がやった試験は、魚類養殖場の新しい堆積物(主に魚の糞や残餌)の栄養塩を溶出させて、アオサを培養することでした。
その結果による試算では、これら栄養塩を全部吸収するのに、魚類養殖場の約3倍の面積でアオサを養殖しなければなりません。
まぁ、それだけ魚類養殖は海への負荷が大きいということです。
ですから、魚を養殖すると同時に、海藻をも養殖しょうっていうわけです。
それで養殖したアオサでアワビを飼育することは、年中新鮮な餌が得られて非常使いやすいようです。
ところで天草では、そのアワビを使って、真珠養殖を試みたところ、なんと、世界でも類をみない、グリーンの真珠が出来たんです。不思議な真珠です。
また、この不粘性アナアオサは、食用としても使えるので、とくに、アジなどを包んで天ぷらにすると、磯の香りが口の中で広がって最高です。
機会あればぜひお試しください。
髭野鯰 2003.04.16 >この不粘性アナアオサは、食用としても使えるので、とくに、アジなどを包んで
>天ぷらにすると、磯の香りが口の中で広がって最高です。

 故平田教授(近畿大、元鹿児島大)がマリンレタスと言っていましたが、品種改良されていないならば、生食は、おやめになった方がよいと思います。 渋いですよ。
 油で揚げた場合は、渋みが消えますのでいけるかもしれないですが。
 また、アワビの餌としては、アワビはこれしかなければ、しょうがなく食べますが、他の美味しい海藻があれば、彼らはあまり食べません。
泡美 2003.04.16 ちょっと気になって出てきました。字が違うのではないでしょうか?
不粘性は,不稔性の間違いだと思います。ご存知ない方が誤解するといけないので。
ネバネバが無い,のではなく,稔らない,つまり配偶子を作らないので,枯れずに成長しつづける株(突然変異なのかな?)を培養したものだと記憶しています。

>  また、アワビの餌としては、アワビはこれしかなければ、しょうがなく食べますが、
> 他の美味しい海藻があれば、彼らはあまり食べません。

アオサに限らず,成長が盛んな時期の海藻は,海藻の生き残り戦略として,食べられまいとして忌避物質を出しますから,アワビはちょっとくたびれた海藻を好むようです。
餌として用いる時は,一晩陰干しするなど,活性を低下させると,生鮮のままよりよく食べると思います。
白山@三重 2003.04.16 > 故平田教授(近畿大、元鹿児島大)がマリンレタスと言っていましたが、
>品種改良されていな井ならば、生食は、おやめになった方がよいと思います。

マリンレタス、懐かしい響きですね。
当時、平田先生が一生懸命取り組んでおられ、産学官事業で「マリンレタス研究所」まで設立しました。
私もこの事業にお手伝いすることになったんですが、なかなか難しくて、結局事業の目処が立たなかったんです。
一番の難所は、意外にもその大量培養です。
海で培養すると、繁殖が早いかわりに、付着物もたくさんついてしまって、取り除くのに苦労しました。とくにカンザシゴカイ類の付着には参りました。

食用での研究もありました。
確かに生食用には向きません。
でも天ぷらは美味しかったですし、ポタージュに入れても美味しかったです。
また、ふりかけの素材としても十分使えます。
臨床実験もやりました。
どうやらコレステロール降下作用があり、錠剤として商品化までしました。
しかし残念ながら、付着物のないマリンレタスの栽培がうまくいかず、そのあとは開店休業状態になってしまいました。
今、「マリンレタス」研究所はどうなっているかは分かりません。
休眠状態でしょうか、思い出せば気になります。
sea-chan@山岸 2003.04.16 不稔性アオサ・・・・・・・・・なつかしいです。
飼ったこと、いえ培養してたことあります。
学生時代に室内で培養していたときはわからなかったのですが、会社に入ってちょっと扱っていたとき、やはり海に出したら、あっというまにカンザシゴカイにおおわれたのを思い出しました。(遠い目)
あれはなんでも、昔長崎大学の右田先生がただよっているのを見つけて培養をはじめたのが最初とか。
今手元に本がないので、聞き覚えなのですが(会社に本があります)・・・・・・。
今、日本各地で大増殖して海水浴場などで問題になっているのも、不稔性アオサといわれていますよね。
実際はアナアオサではなく、他の種類とか(和名覚えてません)。
細胞の並び方とか厚さとか、いろいろ比較して調べられています。
ちょっとアオサが話題になっているのに気がつかなくて、いきなりびっくりしてしま
いました。明日資料ちゃんと読んでおきまする。
sea-chan@山岸 2003.04.17 > 長崎大学の右田先生がただよっているのを見つけて培養をはじめたのが最初とか。
右田先生の論文はわかりました
長崎大学水産学部研究報告に載っていました。詳しくお知りになりたい方は、DM下さい。
あと、アオサ利用について本があります
「能登谷正浩著 アオサの利用と環境修復 成山堂書店」です。

> 今日本各地で大増殖して海水浴場などで問題になっているのも不稔性アオサと
> いわれていますよね。
> 実際はアナアオサではなく、他の種類とか(和名覚えてません)。
> 細胞の並び方とか厚さとかいろいろ比較して調べられています。

調べられてはいるようですが・・・・・。
何種類も入っているようで、(また雑種の問題もあるようで)はっきり結論づけられてはいません。
ただ、不稔性アオサとして培養されているものは、オオバアオサではないかと言われているようです。
これはヨーロッパなどの沿岸で大量発生して問題になっているのと同じヤツらしいです。
やっぱり船のバラスト水などに取り込まれてやってきたのですかねぇ〜
symphily 2003.04.17 いつのまにやら、海藻養殖が海藻のお話になって、かなり勉強になっています。
じつは、今回、2週間程海藻から酸素がでる実験を水槽の中でしたんですけど、その海藻は、アオサでした。
館長は海藻専門なんですけど、なかなか海藻の同定というのは難しいのだそうで、アオサの仲間ということで、紹介しました。

白山さまは なるほど!
長水路の海釣り公園のちかくでするとそうでもなく、東町だとかなりの成功だったのですね。

>なんと、世界でも類をみない、グリーンの真珠が出来たんです。
すっごいですね!
緑の真珠!!  見て見たいです。どんなひとがつけるんでしょうねぇ。。
石垣島川平湾では、黒真珠はみてきましたけど、、、
いろんな色があるんですねぇ。。。これって食べ物によるんでしょうかしら??
貝によってちがうんでしょうかしらね。。ふしぎですね。

> この不粘性アナアオサは、食用としても使えるので、とくに、
> アジなどを包んで天ぷらにすると、磯の香りが口の中で広がって最高です。

アオサは 谷山のある場所にけっこうたくさんある所はしっています。
この3月からかなり採取しては余ったものを口にいれてましたけど、、、、
海藻をテンプラにするという事は考え付きませんでした。
次回はぜったい、ミルを食べてみようと思っています。
マリンレタス 今度、水産学部の学生さんにあったら聞いてみます。
白山@三重県 2003.04.18 ご紹介された右田先生の論文と能登先生の本は手元にあります。
確かに、このアオサの分類については異論がたくさんあるようです。
私は海藻の専門家ではないのでよくわかりませんが、葉体の厚さだけをとってみると、普通のアオサより薄くて、アオサのように、食用にするとき口に残ることはありません。
普通のアオサはよく冬に生えますが、不稔性アナアオサは年中成長し、特に初夏の成長が早いです。日照時間との相関はありそうですね。
一つだけ分からないのが、不稔性とはいうものの、ときどき、普通のアナアオサと同じように、成熟(?)して腐っていくこともあります。
胞子の放出は調べなかったのでわかりません。
時期として、だいたい4月か5月です。
sea-chanさんは培養したことがあるというので、そのような現象を観察されたことはありますか?
白山@三重県 2003.04.18 >じつは、今回、2週間程海藻から酸素がでる実験を水槽の中でしたんですけど
>その海藻は、アオサでした。

アオサは酸素を出すだけでなく、二酸化炭素を吸収する能力が大きいですよ。
水揚げして利用できるようになれば、地球温暖化の抑止に一役買うことできます。

>長水路の海釣り公園のちかくでするとそうでもなく、東町だとかなりの成功だったのですね。
そうなんです。ただ、原因についてはよくわかりません。
栄養塩濃度も調べましたが、はっきりとした相関は見出せませんでした。

>緑の真珠!!  見て見たいです。どんなひとがつけるんでしょうねぇ。。
ネクタイピンにしたものをみたことがあります。一つで百万円するとか。
今は亡き平田八郎先生がこれを付けて、よくあちこちと出歩いていました。
高価なものだそうで、強盗に襲われないように気を付けて、と、しょっちゅう奥さんに言われたそうです。

>海藻をテンプラにするという事は考え付きませんでした。
ことマリンレタスたる「不稔性アナアオサ」は、天ぷらに相性抜群です。
東町鷹巣のちいちゃなフランス料理屋(名前忘れてすみません)で、マリンレタスのフルコース試食に参加したことがあります。なかなか楽しかったと覚えています。
sea-chan 2003.04.19 > 葉体の厚さだけをとってみると、普通のアオサより薄くて、
> アオサのように、食用にするとき口に残ることはありません。
> 普通のアオサはよく冬に生えますが、不稔性アナアオサは年中成長し、
> 特に初夏の成長が早いです。日照時間との相関はありそうですね。
たしかに普通のアナアオサに比べてやや黄色みが強く、薄いことで区別ができると思
います。
不稔性アオサは、やや高い温度(25℃程度)でも生長がよいのだと思います。
日照時間というよりは、適温度の差も効いていることが考えられます。

> そのような現象を観察されたことはありますか?
はい、あります。
期間は不定でしたが、2,3年の間に何度か成熟していました。
そのときに培養していたのは20℃だったか、15℃だったか不確かなんですが、ある日培養庫をのぞいたら、崩れてしまっていて「あらあら」って思ったのは覚えています。
先生とも「不稔性なんじゃなくて、成熟しにくいってことなんですかねー」などと、のんきな会話をしていました。
当時自分のメインのテーマとそれほど関連がなかった培養だったので、そんな程度の認識しかできませんでした。
symphily 2003.04.21 昨日は桜島北部にある新島に漁船で渡って、島一周歩いて来ました。
アサリもいました。海藻はミル、ヒジキ、ワカメ、フクロノリ、アオサも!その他いろいろ たっくさん、ありました♪
ミルをゲットしてささっと、湯をとおして鮮やかな緑になったところでみじんぎりにして、ところてんといっしょに食べてみました。
なかなか、、、食感がおもしろいですね。若者にはうけるかも^^/
私の子供達は、ミドリムシみたいだ。。って言ってましたけどね^^;

> アオサは酸素を出すだけでなく、二酸化炭素を吸収する能力が大きいですよ。
> 水揚げして利用できるようになれば、地球温暖化の抑止に一役買うことできます。
おぉ@@/、、これは、、私達の市民団体のテーマです。
温暖化をどうするか?って、、、 まずは私が痩せなきゃ。っても思うんですけど^^;
CO2換算する環境家計簿も作りましたしね。。
アオサを肥料にするってのも、たしかあったように記憶していますが、、ちがいましたっけか?
まだ、マリンレタスは聞いていません。鹿児島大学、まだ、やってるかなぁ。。。

> そうなんです。
> ただ、原因についてはよくわかりません。

アオサは東町のほうが住み心地がよかったんでしょうね^^

> ネクタイピンにしたものをみたことがあります。一つで百万円するとか。
そ、そうかも^^
100万円ですか!100万円と知ってたらほんと盗む人いたかも。
どんな色なのでしょうね。牛乳に抹茶入れたような色なのかなぁ。。
想像ができません。  パールのいろがほんわかと緑が買っているのでしょうね。。
たぶん。

> ことマリンレタスたる「不稔性アナアオサ」は、天ぷらに相性抜群です。
昨日、海藻を取りながら、アオサの天ぷらの話を同行のみなさんにしましたら、意外だわ!って反応がかえってきまして、さっそく採取してたひともいました。



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