「ウニ」の陸上養殖について

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鹿児島の高山 2000.10.14 陸上養殖はヒラメだけかと思っていましたら、ウニもされていると耳にしましたが、本当でしょうか?
もし、本当なら、 産地表示は、海がない県でも書かれたりする可能性ありですね。
ウニはなにウニなんでしょう?
生育はどのくらいで出荷なんでしょう?
えさはなんでしょう?
おいくらなんでしょうね。。
ウニ丼がおいしい戸農町という宮崎の町に行こうかなあ。。。と言う話から、こんな話になっちゃった今日でした。
赤松@島根 2000.10.15 私のお客さんである漁協で、アワビとウニの陸上養殖の実験をしてらっしゃいます。
陸上と言っても、建屋の中に置いたFRPのタンクにポンプアップした海水を注いでいますので、まだまだ進化途上と言った所です。
アワビは小さい頃に緑色の強いエゾアワビ(自信なし)、ウニはバフンウニでした。
冬期に加温はしていないものの盛んに餌を食べて、通常の3/1程度の期間で出荷サイズにまで成長するそうです。
餌は夏場はアラメなどで、ホンダワラなどは駄目らしいです。
リュウグウノオトヒメノモトユイノキリハズシ 覚えたぁ (^_-) …藻塩草は手に入れやすいので何とかして食べてもらいたいとのこと。
冬は当地はワカメの産地ですので、加工場を一回りするだけで困るほど手に入るとか。
冬の餌はどうするんだろうと思ってましたが、確かに目からウロコでした。
夏は彼らの活動が活発で、餌もよく食べます。
餌になる海草も採取しやすいんですが、いかに雑草みたいな海草でも、取りすぎて磯焼けなどが発生でもした日には、漁協の職員が漁場を荒らしたなんて叩かれそうで…冗談でしょうが、実際に困っておられるご様子でした。
近いうちに板ワカメを食べさせてみましょうという話と、今開発中の小型の汚水処理機をタンクに組付けてテストする提案をして帰ってきたのでした。
鹿児島の高山 2000.10.15 > 陸上と言っても 建屋の中に置いたFRPのタンクにポンプアップした海水を注いでいますので、まだまだ進化途上と言った所です。
あっ、そうなんですか! 開発途中なんですね。

> アワビは小さい頃に緑色の強いエゾアワビ(自信なし)、ウニはバフンウニでした。冬期に加温はしていないものの盛んに餌を食べて、通常の3/1程度の期間で出荷サイズにまで成長するそうです。
なるほど。アワビに関しては、河原さまが御専門でいらっしゃいますので、過去聞いた事があるような気がします。

> 餌は夏場はアラメなどで、ホンダワラなどは駄目らしいです。リュウグウノオトヒメノモトユイノキリハズシ 覚えたぁ (^_-) …藻塩草は手に入れやすいので何とかして食べてもらいたいとのこと。冬は当地はワカメの産地ですので、加工場を一回りするだけで困るほど手に入るとか。
なるほど。^^. これっはいい考えですね。海藻は確保できるんですものね。

> 夏は彼らの活動が活発で、餌もよく食べます。餌になる海草も採取しやすいんですが、いかに雑草みたいな海草でも 取りすぎて磯焼けなどが発生でもした日には、漁協の 職員が漁場を荒らしたなんて叩かれそうで…冗談でしょうが、実際に困っておられるご様子でした。
メモメモ。。^^なるほど。。

> 近いうちに板ワカメを食べさせてみましょうという話と、今開発中の小型の汚水処理機をタンクに組付けてテストする提案をして帰ってきたのでした。
ありがとうございます。(__) ウニは海藻が好きなんですものね。
河原@福山 2000.10.15 > >陸上養殖はヒラメだけかと思っていましたら、ウニもされていると耳にしましたが、、本当でしょうか?  
種苗生産(もちろん陸上)は各地に、かなり多くの施設があると思います。
ちなみに、岩手には全国初のウニ専門(キタムラサキウニ、エゾバフンウニ)の栽培センターがあります。
年間百万単位の稚ウニを生産しています。用途は放流用がほとんどだと思います。  
陸上での養殖(出荷までの飼育)となるとまだあまり普及していないのでは無いでしょうか。

> 私のお客さんである漁協で、アワビとウニの陸上養殖の実験をしてらっしゃいます。陸上と言っても 建屋の中に置いたFRPのタンクにポンプアップした海水を注いでいますので、まだまだ進化途上と言った所です。
それは、アワビとウニの混合養殖(同じタンクに同時に入れる)ですか?  
大分だったと思いますが、アワビとウニの混合養殖でアワビの成長が改善されたという例があったと思います。
アワビのタンクの上にカゴを入れて、カゴの中でウニを飼うだったかな?  
ウニの糞(未消化な海藻片が主体)がアワビにとってはよい餌となるようです。
ちょっとばっちいようですが、ウニの糞て海藻のみじん切りを固めて粒状にしたようなものです。  
アワビにとっては、バリバリの生海藻よりは少しくたびれたような、たとえば波でちぎれて海中を漂ったような海藻のほうが好ましいようですから、ウニによってかみ砕かれた海藻を餌として利用するって、自然界でも起きている可能性があると思います。

> 夏は彼らの活動が活発で、餌もよく食べます。餌になる海草も採取しやすいんですがいかに雑草みたいな海草でも、取りすぎて磯焼けなどが発生でもした日には、漁協の職員が漁場を荒らしたなんて叩かれそうで…冗談でしょうが、実際に困っておられるご様子でした。  
ウニってホントに大食漢です。(でも、前述の通り、消化吸収率はよろしくないようです。)
その上悪食で、さかなのアラでも食べます。
ただし、生殖巣もさかな臭いものになってしまい、商品価値が無くなるそうです。
また、陸上植物でも食べるそうで、北海道では「オオイタドリ」を餌として利用しているということを聞いたことがあります。
岩手で仕事していたときには、隣の部が管理していたウニは「ヨモギ」を食べていました。
食品としての試験では無かったので味は? です。  
餌が無くなると、カゴや水槽を囓りはじめます。
アクリル水槽で飼っていると、囓りあとでアクリルが傷ついてくもってしまいます。

> 近いうちに板ワカメを食べさせてみましょうという話と、今開発中の小型の汚水処理機をタンクに組付けてテストする提案をして帰ってきたのでした。  
喜んで食べると思います。 お仕事うまくいくといいですね。

> また、詳しいお話や 新しいお話を聞いておきますね。
よろしくお願いします。
鹿児島の
Panta
2000.10.16 陸上養殖に関してなんですけど、結局ひらめの養殖も、話題にはなったけど採算が合わなくて現実は厳しいらしいと聞きますが、そんなに普通に出回ってるものなんですか?
それとも、『陸生まれ』とかって、あえて名乗っちゃったりするもんなんでしょうか。
いわゆる、特別待遇ですか?
鹿児島の高山 2000.10.16 > そんなに普通に出回ってるものなんですか?それとも、『陸生まれ』とかって、あえて名乗っちゃったりするもんなんでしょうか。いわゆる、特別待遇ですか?
どうなんでしょうね。
鹿児島は、ヒラメ、 大隈半島、鹿児島湾岸部で養殖していると聞いた事がありますよ。
確かな情報かどうかはちとわかりません.^^;
鹿児島の高山 2000.10.16 > 年間百万単位の稚ウニを生産しています。用途は放流用がほとんどだと思います。
そうなんですか!
私は、すぐさま、出荷しちゃうのかと考えていました。 食いしん坊なんで、、^^;;
放流用ですね。なるほどぉ。@@!メモメモ。^^

>  大分だったと思いますが、アワビとウニの混合養殖でアワビの成長が改善されたという例があったと思います。アワビのタンクの上にカゴを入れて、カゴの中でウニを飼うだったかな?
ふむふむ。 混合にすることで、成長促進になるとは、これは興味深いですね。

>  ウニの糞(未消化な海藻片が主体)がアワビにとってはよい餌となるようです。 > ちょっとばっちいようですが、ウニの糞て海藻のみじん切りを固めて粒状にした > ようなものです。

そうですか。そうすると、、我が家にはなぜかゴカイも5匹程砂の中で暮らしていますので、ゴカイの成長促進にもなったりしますかしらね。。^^

>  アワビにとっては、バリバリの生海藻よりは少しくたびれたような、たとえば波でちぎれて海中を漂ったような海藻のほうが好ましいようですから、ウニによってかみ砕かれた海藻を餌として利用するって、自然界でも起きている可能性があると思います。
わかりました。。

>  陸上植物でも食べるそうで、北海道では「オオイタドリ」を餌として利用しているということを聞いたことがあります。岩手で仕事していたときには、隣の部が管理していたウニは「ヨモギ」を食べていました。食品としての試験では無かったので味は?です。
なんと!! ヨモギ、植物も食するのですね?! なんとッヘルシーな^^
隠岐の中上 2000.10.16 > 実は、水槽の中でウニも飼ってみたいなと思っている、かごしまの高山です。
今年は、昨年暮れうまれのウニ(主に赤ウニ)が大量にイタヤガイの養殖篭に住み着いて、殺してしまうのはもったいないので、日々拾い集めて港に放流しています。
もう数千個は放流したでしょう。
これ毎年やっていたら、そこいら中ウニだらけになるんでしょうか?
海童 2000.10.16 > ヨモギ、植物も食するのですね?!なんとッヘルシーな^^
20年ほど前、下関の吉母漁協でウニの陸上養殖を川上さん(故人) がされていたとき、お手伝いしていました。
このとき野菜屑を餌に していましたが、よく食べていました。
関根@浦和 2000.10.16 先週、我が社のノルウェー事務所の人が来ていて、ノルウェーではすでに、ウニの陸上養殖を行なっていて、近い内、日本に輸出すると言って、写真を見せてくれました。
緑色してましたので、バフンうに系と思います。
子供の拳ほどには成長してました。
この他、タラがすでに起動に乗ってます。 タラバガニのトライしてますが・・・・
鹿児島の高山 2000.10.16 > 20年ほど前、下関の吉母漁協でウニの陸上養殖を川上さん(故人)がされていたとき、お手伝いしていました。このとき野菜屑を餌にしていましたが、よく食べていました。
ふむふむ、、メモメモ。。
繊維質がお好き?? 見習わなきゃいけませんね。。。^^.
ますます、食べている所をみてみたい高山です。
そして、子供達にもどうどうと言おう!!
ウニさんも野菜大好きなんだよ!たべよーねぇ!と^^
ところで、水族館では、ムラサキウニとナガウニがタッチプールにいまして、海水の中で子供達の手にそっとのせて、管足が出てきて、もにゃもにゃと動く感触を体験させています。
  • 子供達:うわっ、ナマコもいるっ、ウニだっ!気色わりい〜、キモイィ〜〜  いたそう。はりついてとれないっ!!(と、いいつつ触りまくっている)
  • 私:こんにちは!^^  ウニってさ、どこ使って動くか知ってる?(といいつつ近くにいるウニをとろうとする)
  • 子供達:トゲトゲじゃないの?
  • 私:違うんだよ。ほらっ、見ててごらん、こうやって手の中にいれるとね、、(といいつつ、ウニがまだはりついていて、、とれない。すると、人さし指に突き刺さって血が。。。)
  • 子供達:あっ、やっぱり、刺さるんだ!危ないよね。。
教えたい事が向こうの世界に行ってしまったあの日から 私はこのタッチプールにはあまり近付かないようにしています。。^^;;;;
鹿児島の高山 2000.10.16 > 緑色してましたので、バフンうに系と思います。子供の拳ほどには成長してました。
それは、大きいですね。
むかし、おばあちゃんとバケツいっぱいにバフンウニとってきて、スプーンで卵とってた、あの時がいちばんしあわせな時間だったような気がします。
奈良近ハンブル 2000.10.16 > 先週、我が社のノルウェー事務所の人が来ていて、ノルウェーではすでに、ウニの陸上養殖を行なっていて、近い内、日本に輸出すると言って、写真を見せてくれました
この養殖は閉鎖式養殖なのでしょうか?
またいつ頃からおこなっているのでしょうか?
ウニって放流は頻繁に行なわれているのに養殖の例は少ないです。 特に陸上養殖は。
先生にウニ養殖のことを調べてくれ言われてたのでちょうどよかったなぁ。
それと、このウニ輸入するときどういった状態で輸入されるのでしょうか?
奈良近ハンブル 2000.10.16 > 20年ほど前、下関の吉母漁協でウニの陸上養殖を川上さん(故人)がされていたとき、お手伝いしていました。このとき野菜屑を餌にしていましたが、よく食べていました。
下関でウニ陸上養殖をおこなっていたとははじめて知りました。一応山口県出身なのに。
吉見は知ってても吉母は知らなかった。
このウニ養殖はどういったかたちで、また生産量はどのくらいだったのでしょうか?
今でも誰かが引き続き行なっておられるのでしょうか?
よろしかったら教えていただけないでしょうか。
そういえばトラフグも完全陸上養殖してました。
山口県萩市の業者でHACCPにも合格し、アメリカにも唯一輸出のできる養殖フグとして紹介されていました。
町田@知床三佐ヱ門本舗 2000.10.16 >  さかなのアラでも食べます。ただし、生殖巣もさかな臭いものになってしまい、商品価値が無くなるそうです。
魚まで食べるのですか!知りませんでした。
ウニって夏の風物詩として知られてますが、羅臼では2月〜6月半 ばまでです。(えぞばふんうに)
ウニ漁師と昆布漁師は同じなので、夏は昆布漁だけになるんですね。
昆布の作業を取材したら、ウニも付いていました。  http://www.siretoko.com/konbu2.htm 
昆布の粒そのまんまでやはり未消化な感じでしたね。
でも羅臼では夏場のウニはとても融けやすくて出荷できないとも言ってました。
やはり餌のせいなのでしょうか。
吉母には、思い出いっぱいの河原@福山 2000.10.16 以下の件、思いっきり笑わせていただきました。

> ところで、水族館では、ムラサキウニとナガウニがタッチプールにいまして、海水の中で子供達の手にそっとのせて、管足が出てきて、もにゃもにゃと動く感触を体験させています。
(以下略)
前の職場で「一般公開デー」とか子ども達の見学時に、同じようなことやってました。
子どもの反応見てると面白いですよね。反応もそれぞれだし。  
確かにウニを海水中に戻すと管足がもにゃもにゃでるのは、知る人ぞ知る現象ですよね。
壁にへばりついているのを無理矢理はがすと、管足がちぎれて壁にぷつぷつ残ったりして「しまった!!」てなことも。

> 教えたい事が向こうの世界に行ってしまったあの日から、私はこのタッチプールにはあまり近付かないようにしています。。^^;;;;  
まぁ、そうおっしゃらずに、使用済みのテレカなどを手のひらに忍ばせてペロッとはがして見せてあげたらどうでしょう(思いつきなのでうまくいくかどうかは??)
カニ@沖縄 2000.10.17 タッチングプール、最近はあちこちに あるみたいですね。
ウニは、本体から外れた叉棘に挟まれるのが嫌で、あまり触りたくないです。(シラヒゲウニ)

>  (といいつつ、ウニがまだはりついていて、、とれない。すると、人さし指に突き刺さって血が。。。)
子供達:あっ、やっぱり、刺さるんだ!危ないよね。。
先の育成礁掃除の時に、右の前腕(?)に4本、右足のかかとにナガウニの棘がささってしまいました。
なかなか抜けなくて苦労しました。
そして、かかとの方は、さっきまで全然気付かなかったのですが、イスの足にかかとがぶつかったときに、鋭い激痛が走って、それで、踵の皮を少し削ったら、出ました、出ました。
3ミリくらいの棘の先端。5日間、入ってました。
棘は、ほうっておくと、吸収されるのでしたっけ?
高山@鹿児島 2000.10.18 >  前の職場で「一般公開デー」とか子ども達の見学時に、同じようなことやってました。子どもの反応見てると面白いですよね。反応もそれぞれだし。
そうですね。 流行語や方言までもが、わかってしまうタッチプール!!
おとなは、たいがい知ったかぶりか、 「キャー、さわれないのぉ!!こっわいしぃ!!」って甘えるか。。 (私も甘えてみたかった。機会を逃しましたですよ。ぬっはは^^;)

>  確かにウニを海水中に戻すと管足がもにゃもにゃでるのは、知る人ぞ知る現象ですよね。壁にへばりついているのを無理矢理はがすと、管足がちぎれて壁にぷつぷつ残ったりして「しまった!!」てなことも。
えっ? むりやり、はがすといけないんですね!!
ちぎれちゃうんですか。。そこまで、配慮が足りませんでしたぁ。。
教えて下さって感謝です。

>  まぁ、そうおっしゃらずに、使用済みのテレカなどを手のひらに忍ばせてペロッとはがして見せてあげたらどうでしょう(思いつきなのでうまくいくかどうかは??)
なるほどね。 これはいいアイディアですね。
こんどやってみます。あ、あした行くんだった。^^

> タッチングプール、最近はあちこちにあるみたいですね。ウニは、本体から外れた叉棘に挟まれるのが嫌で、あまり触りたくないです。(シラヒゲウニ)
うははっ^^ 、お客のマナーがあまりにわるいので、なくしちゃえ!っていう意見も、実は出ていたりします。
ある館では、時間をきめてプールに生き物を運んで触らせたりしているんですよ。

> 先の育成礁掃除の時に、右の前腕(?)に4本、右足のかかとにナガウニの棘がささってしまいました。なかなか抜けなくて苦労しました。
うわっ!! いたっそう(××)
私は、穴があいただけだからいいけど、刺さるってのは、痛そうです。。

> イスの足にかかとがぶつかったときに、鋭い激痛が走って、それで、踵の皮を少し削ったら、出ました、出ました。3ミリくらいの棘の先端。5日間、入ってました。棘は、ほうっておくと、吸収されるのでしたっけ?
わわっ、吸収されるかどうかは、、わかりませんです。
ああ、、今から冬になるから、、、こんな話もありましたよ。。
若いお母さんが、パッチワークに没頭しちゃって、、、これはいいんです。
趣味ですからなんでもトライする趣味を持つってのはいいですよね。
しかし、彼女には赤ちゃんがそばにいた。
管理不足ですね。 針を飲んじゃってた。
気付いて、それから救急車で病院へ。
最悪だったら切開、麻酔と、、夫も行かなくちゃいけなかったんですが、検査でね、針が粘膜、排泄物、に包まれていたんですって。
だから、消化管に突き刺さると言う事はなかった。。 そのまま出てしまったそうです。
人間の体っていうのも不思議ですね。異物を包んでしまう。
担当だった内科医の友人が感激していましたよ。
針、釣り針も危ないですね。
私は知っている、4階の水槽にいるクエの口の中に釣り針が刺さっている事を。
海童 2000.10.18 >下関でウニ陸上養殖をおこなっていたとははじめて知りました。一応山口県出身なのに。吉見は知ってても吉母は知らなかった。このウニ養殖はどういったかたちでまた生産量はどのくらいだったのでしょうか? 今でも誰かが引き続き行なっておられるのでしょうか?
当時、始まったきっかけはよくわかりませんが、おそらく川上さんが積極的に吉母漁協に働きかけて始まったのだと思います。
そこへ、学生で何もわからず手伝いに行ってました。
施設は確か、学校の教室ほどの平屋の建物で(倉庫か何かの利用)、水槽は腰までの高さの木枠で組まれて、シートを張って、よく憶えてませんが、片側から注水して、反対側から排水していたと思います。
水槽内には、縦横深さ数10cm程のカゴを列べて、稚ウニを収容し、海藻をやったり、野菜屑も与えていました。
生産量はよく憶えていません。すみません。現在、 どうなっているかはわかりません。
奈良近ハンブル 2000.10.18 さっそく地図で位置を確認しました。吉母。
下関水産大学校のすこし北になるのですね。
実は数年前同校には行ったことあるんですよ。 2年続けて、春先に。
でも結局はいま奈良にいます。その後行く事は有りませんが。
下関で、馬関の方には時々ヤボ用で行きます。綾羅木には友達もいるんですよ。

> 当時、始まったきっかけはよくわかりませんが、おそらく川上さんが積極的に吉母漁協に働きかけて始まったのだと思います。
川上さんは時代を先取り(?)された方でしょうか。
ウニの陸上養殖って、いまだにあまり行なわれていませんね。
なんでだろ?結構やってそうな気もしますが。
でも野菜クズとは・・・、ちと乱暴な気もします。 まぁ食べてくれればいいか。
河原@福山 2000.10.20 > 魚まで食べるのですか!知りませんでした。
餌をやらず(ひどい話ですね)に、アワビと一緒に飼っていたら、アワビがウニに食べられてしまったこともあります。トホホ。

> ウニって夏の風物詩として知られてますが、羅臼では2月〜6月半ばまでです。(えぞばふんうに)ウニ漁師と昆布漁師は同じなので、夏は昆布漁だけになるんですね。昆布の作業を取材したら、ウニも付いていました。  http://www.siretoko.com/konbu2.htm
ホームページ拝見しました。
マスコミの取材の様子とかあって、有名なんですねぇー。  
コンブ洗浄機も写っていましたね、
昔、アワビの餌用に養殖していたコンブに、びっしりついたウズマキゴカイの棲管(石灰質の白いポツポツでよく見るとウズマキ状、地元の人は「セ」といっていました)を落とすのに使ったことがあります。  
ウニを割って中身が見える写真がありましたが、中心部の口というか歯を動かすランタン型の骨格(「アリストートルのランタン」というのらしいですが、なぜアリストテレスなのかは知りません。)が良く見えますね。
あれを動かしてガシガシとものを囓るのですね。

> でも羅臼では夏場のウニはとても融けやすくて出荷できないとも言ってました。やはり餌のせいなのでしょうか。
うろ覚えですが、放卵、放精の時期が近づくせいではないかと。
その、何というか、彼も彼女も ”anytime OK.”モードといったところでしょうか?
鹿児島の高山 2000.10.20 昨日水族館に行って、テレホンカードで、ウニはがしを試しました。
結果は、、うぅ〜〜ん。。。 ウニの力が思った以上に強い事が判明!!
テレカはふにゃふにゃして、スパっとはがす事ができませんでしたなり。^^
水槽掃除のコケ取りよう、スケッパーがいいかもしれない!と思いました。
今度、また、やってみます。
成功したら、ボランティアのおかくれ7つ道具商品になりそうですじゃ。
ありがとうございます。(__)
それと、「磯焼けの海を救う」は、持っています。
石灰藻ですよね。。。だんだん多くなってきちゃっていて、、問題なのは。
我が家は異常にコンブ、海苔を消費します。 前世はウニだったかもしれません。。。^^:
栗原@横浜 2000.10.20 >  中心部の口というか歯を動かすランタン型の骨格(「アリストートルのランタン」というのらしいですが、なぜアリストテレスなのかは知りません。)が良く見えますね。
アリストテレス(Aristoteles:紀元前384〜前322)は、プラトンと並んで、古代ギリシャ最大の哲学者ですが、博物学や倫理学、形而上学等沢山の業績があるようですね。
アリストテレスの「博物誌」に、ウニの口器について詳細に述べられていますので、「アリストテレスの提灯」の名が付いたようですね。
松井魁先生のウナギの博士論文の緒言には、「アリストテレスは、鰻に生殖腺が発見されないところから、水中に生息する小虫から変化したとか、水中に落下した馬毛が化したとか、泥から発生したもの等と記載されている」とあります。
鰻の記載と比較すると、ウニの口器の記載は、正確だと思います。
河原@福山 2000.10.20 > アリストテレスの「博物誌」に、ウニの口器について詳細に述べられていますので、「アリストテレスの提灯」の名が付いたようですね。  
なるほどなるほど、そうでしたか。
奥が深くて、しゃれた名前を付けるものですね。  
そういえば、ウニの放流効果を追跡するときに、なかなか有効な標識が無いということで、前の職場ではこの提灯を赤く染める試験をしていました。  
アリザリンコンプレクソン(ALC)という、カルシウムを赤く染める薬品があるのですが(以前に話題に出たかも、よく魚の耳石を染めて標識として使われます。) その溶液に放流前のウニをどぼっとつけ込みます。
するとこれがホントに骨身に染みるともうしますか、骨が染まるらしいのです。  
さて、放流されて海で生活していたウニは大きくなるわけで、それが放流したものかどうかを確かめるためには、その骨の一部を研磨して蛍光顕微鏡で見るのだとか。  
すると、成長に伴って沈着した骨の内側に、放流前に染色した跡を見つけられるのだそうです。
つまりそれがあれば、放流ウニだということになります。



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