JAS法改正による「産地表示」について
JAS法が改正され、2000年7月1日から水産物にはきちんと産地を表示しなくてはならなくなりました。
このことについて、fishmlでいろいろと議論になっています。
参考になるご意見も多いように思いますので、会員さんの了解を得て、Webに公開することにしました。
非常に長いスレッドになっていますので、回線をつないだまま読むと電話代が高くなります。
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2000年6月26日
投稿された 方(仮名) |
投稿日 | メールの内容 |
Sさん | 2000.05.22 | JAS・日本農林規格が改正されます。 「品質表示基準に従った表示を製造者又は販売者に義務頭付ける品質表示基準制度」 あ〜〜めんどくさい。これが改正されます。 つまり魚屋やスーパーで販売する時、 「名称」「原産地」「解凍物の表示」「養殖物の表示」が義務頭付け。 レストラン・食堂などでは免除。 厄介なのが「原産地」です。原産国名=輸出国名(水域名)を記載となってます。 守るかな〜〜 特に有名デパートの魚屋。 イメージダウンになりかねない。 この法律、生鮮品が平成12年7月1日。加工品が13年4月1日より、施行される。 ちょっとデパートの魚屋を見てきました。 予想どうりひどかった。 マグロはすべて静岡産。アジの開きはすべて沼津産。たらこは宮城産。 ハマグリは三重産。キスの開きが千葉産。うなぎの蒲焼が浜名湖産。 などなど、よくもここまで表示できるよ。 アジはオランダ産。たらこはアメリカ産。ハマグリは中国産。キスはタイ王国産。蒲焼は中国産。 7月1日からこのように変るのでしょうか? |
琵琶湖の小鮎 | 2000.05.22 | > JAS・日本農林規格が改正されます。 改正されました・・・でしょ。 実施は、7月1日からですけど。 関西のスーパー関係でも、いろいろ試行錯誤してるみたいですね。 > 厄介なのが「原産地」です。原産国名=輸出国名(水域名)を記載となってます。 川上がきちんと情報提供してくれたら、我々はちゃんとやりますよ。 ちゃんとやることが、信用につながります。 消費者に正しい情報を提供することが、我々の責務だと思っていますからね。 数年前、ユデダコに「アフリカ産」の表示をつけたら、一時的に売れが止まりましたけど、ほどなく元に戻りました。 今度は「モロッコ産」という表示になりますが、うちは以前からそういう表示にしてるから、なんにも抵抗感は無いですね。 とにかく、川上が、正しい情報をくれるかどうか、一番心配なのは、その問題ですよ。 こちらがいくらきちんとやろうとしていても、川上が不正な情報を出してきたら、我々としては、どうしようもないですからね。 > 守るかな〜〜 特に有名デパートの魚屋。イメージダウンになりかねない。 守って当たり前。 罰則があります。罰則を食らえば、信用がだいなしになりますからね。 > マグロはすべて静岡産。アジの開きはすべて沼津産。たらこは宮城産。 ハマグリは三重産。キスの開きが千葉産。うなぎの蒲焼が浜名湖産。などなど、よくもここまで表示できるよ。 こりゃ、ちょっとひどいよ。 今回、加工品は対象になってないのでコメントしませんが、ハマグリは中国産で しょうね。 マグロは・・・・・どこかなあ、これ、一番難しいのです。 うちでも、マグロの産地表示をどうするか、悩んでいるところです。 > アジはオランダ産。たらこはアメリカ産。ハマグリは中国産。キスはタイ王国産。蒲焼は中国産。7月1日からこのように変るのでしょうか? 消費者の方の監視が必要だと思いますね。 がんばってくださいね、消費者の方々。 消費者の方も勉強しないと、ちゃんとした監視ができないと思いますよ。 |
MTさん | 2000.05.23 | (かんじへんかんができず、またパニックになっています。 すみません。) > 実施は、7月1日からですけど。 たいへんですよね。 しかし、しょうひしゃも、ちゃんとよめるようにしなけりゃなんのいみもないので、 こちらの、しみんだいがくで、1わくわけてもらいました。 もじ、のうりんすいさんしょう、ぎじゅつセンターからきてもらうことにしました。 まずは、くにが、どういったへんこうをするのか、ということと、 しょうひしゃがちゃんとひょうじをみれるようにするコツを おしえてもらうことにしています。 おさかなだけではなく、けしょうひんも、のうさんぶつも ひょうじが、ガラリとかわりますものね。 しょうひしゃもおべんきょう!!なのです。^^ >> 厄介なのが「原産地」です。原産国名=輸出国名(水域名)を記載となってます。 かごしまの、じもとデパートもおさかなコーナーには、やたらと「もじ」がめだつようになりました。 > 川上がきちんと情報提供してくれたら、我々はちゃんとやりますよ。ちゃんとやることが信用につながります。消費者に正しい情報を提供することが、我々の責務だと思っていますからね。 かがみですね^^! ありがたいことです。 >> 守るかな〜〜 特に有名デパ?トの魚屋。イメージダウンになりかねない。 ここでいう、イメージダウンっていうのは、 どういういみなんでしょうか? しょうひしゃにとってのイメージダウン? それとも、ゆうめいデパートのイメージダウン? かごしまには、にっぽんでゆうめいな、「み@こ@」もあります。 こんど、いってみてきましょう。 > 守って当たり前。罰則があります。罰則を食らえば、信用がだいなしになりますからね。 そうですね。 しんようもんだいですよね。 > マグロは・・・・・どこかなあ、これ、一番難しいのです。うちでも、マグロの産地表示をどうするか、悩んでいるところです。 わたしも、きょうみしんしん^^。 みなさま、どう、ひょうじするのかなあ、、って まぐろは、あちこちとおよいでいますからねえ、、^^ > 消費者の方の監視が必要だと思いますね。がんばってくださいね、消費者の方々。消費者の方も勉強しないと、ちゃんとした監視ができないと思いますよ。 6がつのラジオのきかくていあん、これにしよーっと!^^ 「7がつにかわる、おさかなひょうじ。 あなたは、ひょうじをどこまでよみとることができるか?」って。 ちょっと、いじわるですかしら? |
KSさん | 2000.05.23 | > 消費者に正しい情報を提供することが、我々の責務だと思っていますからね。 生協のパンフレットを見ると魚の本当の名前や輸入先などきっちり書いてありますね。 スーパーの商品も前から表示してあったと思います。 デパートの魚売場にも行きますが、うなぎの産地が書いて無いなあとは思ってました。 加工品、ハマグリ、マグロをチェックして きます。 > 消費者の方も勉強しないと、ちゃんとした監視ができないと思いますよ。 勉強しないとと言われてもどうやって? |
琵琶湖の小鮎 | 2000.05.23 | > 生協のパンフレットを見ると魚の本当の名前や輸入先などきっちり書いてありますね。 生協は、当然、そういう姿勢でおりますね。 そうでない生協があったら、それは生協の基本から逸脱してます。 > 勉強しないとと言われてもどうやって? このMLに入ってたら、かなりの勉強になると思いますよ。 お友達がおられたら、誘ってあげてください。 |
MTさん | 2000.06.14 | 29日のFM地元放送で、7月から始まる、産地表示について、どなたか専門家を招いてお話伺いたいなあと考えているのですが、どちらにお願いしたらよいでしょうね。
消費生活センターは、表示に関してはお話して下さるとは思いますが、さかなの事をどれだけ知っているかは今一つ、不安です。 漁業関係の方々のほうが面白いお話きけるんじゃないかなと思ったりするんですけど、何か良い案ありませんでしょうか? |
TNさん | 2000.06.15 | 受けて貰えるかどうかは別にしまして、正攻法であれば、 ○農林水産物全般の話であれば・・・
水産物のみであれば、最近話題のウーマンズ・フォーラム・魚(WFF) あたりも、現在勉強してるところのようですので、おもしろいのではないでしょうか。 |
MTさん | 2000.06.15 | > 受けて貰えるかどうかは別にしまして、正攻法であれば、−−−カット−−−水産庁の担当課です。 そうですね。 謝礼はスポンサーがいないんで、出せないんですよ。交通費も、、 もちろん私もいただいてませんです。 だから、公的な所の方がいいかな、、とは思い付いたんですけど、 今っ一つ、現実味にかけたりして、、と失礼な事を考えたりもするんです。 若い主婦に、言い包められないような人がいいなあと、、^^ 水産庁の企画班に聞いてみますね。 > 搦め手からであれば、農水産物全般なら、消費者団体やスーパー等流通関係者(現場)の方あたりとかはいかがでしょう。 これもいいなあと思ったんですけどね、、 ただ、話している間に、 業者の宣伝にもなりかねないかなあ、、とかですね、、^^;;; 表示するにあたっての、苦労話しも聞いてみたいし、、つてがないだけに、信頼関係がない高山です。、、 小鮎さま、いらっしゃいませんか?(とフル^^) > 水産物のみであれば、最近話題のウーマンズ・フォーラム・魚(WFF)あたりも、現在勉強してるところのようですので、おもしろいのではないでしょうか。 鹿児島でも会員はいらっしゃるんですよね。 私はまだ、加入していません。 河原様にも御紹介いただきながらも、、ごめんなさいまし。 主婦の立場で、なおかつ魚表示に詳しい人が最高なんですけどね、、 |
琵琶湖の小鮎 | 2000.06.15 | そちらの生協の水産のバイヤーなどはどうなのでしょう。 産地表示の問題では、どこの生協でも、かなり勉強しているはずですよ。 21日に、京都の荷受会社の社員の方に集まっていただいて、産地表示の問題でお話をさせていただくことになりました。プレッシャーがきついです。 魚の名前など、京都は特殊なこともありますので、みんなで勉強したいと思っています。 今日、Rというスーパーを見てきましたが、基本的にはまじめに表示されていますね。 ただ、条文の理解が我々とは違うところがあるようで、あれっと思うような表示もありました。 |
琵琶湖の小鮎 | 2000.06.18 | JAS法改定による産地名表示の実施が、2週間後に迫ってきました。 「JAS法改定に伴う「産地表示」の義務化」 ↑ こんなのをWebにしてみました。 ここです。 ↓ 興味のある人は見て下さい。 http://www.ne.jp/asahi/to/fishroom/santihyouji.htm 具体的な問題を中心にして、書いております。 中身としては、産地表示の問題より、正しい「魚名」の表示のほうが多いです。 なぜなら、この部分での曖昧さが、現実には非常に多いのですから、その部分の是正が必要になると思っているからです。 消費者に正しい情報を提供するのに、間違った「魚名」や消費者には分からないような「魚名」で表示するというのは、産地表示ができているかどうかという問題以前の、いわば初歩的な問題での誤りだと思います。 しかし、現実的には、そうした初歩的なところがきっちりとできていないということを否定しきれません。 それで、品名(魚名)のところでたくさん書いているのです。 産地表示は、小売店側の意識や技術的な問題もあるのですが、なんと言っても、川上側から正確な情報が発信されるかどうかが大事になります。 さらには、発信されたものを、川下の小売店側へ伝える役目をする、様々なレベルの中間業者の方がたの役割も大事です。 したがって、この問題は、決して小売店だけの問題ではありません。 水産業界全体の問題だと理解してこそ、実践が進むのだと、私は考えております。 |
Sさん | 2000.06.19 | JAS法改定、私は賛成です。 すぐにはすべて解決とは行かないでしょうが、 最初の一歩です。 「転送」物もそうですが、まだまだ問題は山積です。 とりあえず「国産と輸入物」、これだけでも評価できる。 後は、やりながら徐々に修正して行けばいいと思います。いきなりはとても無理です。 いままで「近海物・キスの開き」で販売していたものを、いきなり、「ベトナム産・解凍・キスの開き」に変えると思います? とりあえず7月に入ったら、報告します。 |
琵琶湖の小鮎 | 2000.06.19 | > JAS法改定、私は賛成です。 ボクも、そうですよ。 消費者に正しい情報を提供すること、それが、水産物の消費拡大につながるはずです。 そういう立場で、すべての関係者が努力をしていただきたいと思っています。 > 「転送」物もそうですが、まだまだ問題は山積です。 そうです。問題はいっぱい有ります。 ですから、このことをやり遂げるためには、業界の体質改善が必要だと思っているのです。 このMLでも、いくつか、消費者の不信を生み出すような事が出てきましたよね。 そういうことを無くしていかなければいけないと思います。 ですから、今回の「産地表示」問題は、スーパーやサカナヤさんがちゃんとやってるかどうかというのは、あくまで「氷山の一角」にすぎないのであって、その裏にあるものに注目していく必要があるのです。 > とりあえず「国産と輸入物」これだけでも評価できる。後はやりながら徐々に修正して行けばいいと思います。 そうなると思いますね。 現在、かなりのところが表示を始めていますが、やりかたはいろいろです。 個々の問題の具体化の上で、理解の仕方がいろいろあるから、それぞれ違うのですよね。 最初のうちは、消費者の方も混乱するのではないかと思いますね。 > いままで「近海物・キスの開き」で販売していたものを、いきなり、「ベトナム産・解凍・キスの開き」に変えると思います? 変えて当然でしょ。 やらないところが問題なのです。 こういうところは、消費者の方が抗議をすればいいと思います。 ラベルに「表示」するというのは、実際は、各店での作業ということになるのですが、ちゃんとできるのかどうか、心配ではあります。(^_^;) |
Dさん | 2000.06.19 | > 水産業界全体の問題だと理解してこそ、実践が進むのだと、私は考えております。 私もそう思いますし、またさらにお客様の視点もいるのではないでしょうか。 たとえば「うなぎ」の養殖、あるいは天然の表示は 現在、養殖しか流通していないということで「養殖」の表示はいらないそうです。 たまに、お店に応援に行くとお客様から「このうなぎは天然ですか。」と聞かれることがあるからです。 |
Sさん | 2000.06.20 | > この問題では、消費者の方からのレスを期待しているのですが・・・(^_^;) 私もそうです。 でも、消費者の方はピンと来ないかも知れませんネ。 店頭で表示されている物が正しい、店員の言ってることが正しい、 と思いこんじゃってますからネ。 昨日新宿に本店のある、有名デパート魚売り場を見てきました。 「ひどい」の一言。JAS法を逆手に使ってました。 「近海・キス開き」が「タイ産・解凍・キス開き」になってると思ったら・・ ・ 「千葉県・キス開き」と表示されてました。 「ニュージー産タイ」は「長崎県・タイ」に 「中国産ハマグリ」は「三重県桑名・ハマグリ」 その他輸入物・解凍物がことごとく国産表示に変わってました。 さすがに、ブラックタイガー、サケ、は国産表示はありませんでした。 あきれて物も言えませんでした。 人為的としか言いようがありません。 7月1日からはもっと克明に、書きたいと思います。 |
琵琶湖の小鮎 | 2000.06.20 | > 昨日新宿に本店のある、有名デパート魚売り場を見てきました。「千葉県・キス開き」と表示されてました。
「ニュージー産タイ」は「長崎県・タイ」に。「中国産ハマグリ」は「三重県桑名・ハマグリ」。その他輸入物・解凍物がことごとく国産表示に変わってました。 こういうのは論外ですね。 |
Sさん | 2000.06.20 | 私は川上も末端もJAS法はあまり守られないと思ってます。 今ただでさえ、売上・利益が取れないのに、わざわざイメージを悪くしてまで販売しない。 だから、人為的に誤った表示をするだろうし、罰則に関しても責任のなすりつけが必ず生じる。 最終チェックのできるのは消費者しか居ない。 > 他のことも、疑問や質問があれば、出していただくと嬉しいですね。 罰則とはどの程度なのでしょうか? アメリカでは2〜3日の営業停止だと思ったのですが・・ > こうすべきだというご意見も頂きたいです。 消費者の皆さんが一言「ほんと?」と疑ってかかるのが1番だと思います。 ちょっと寂しいですけどね。 ただ表示がすべて正しいと思いこんでしまうのが、危険! 良心的な店ばかりじゃ無いと思います。 家辺さんいかがでしょう。 全国のサカナMLの会員さんに7月1日、魚屋さんをのぞいてもらっては? |
Aさん | 2000.06.20 | > 店頭で表示されている物が正しい、店員の言ってることが正しい、と思いこんじゃってますからネ。 この問題は、売る方にも買う方にも問題があると思います。 消費者は魚が国産であることに本当にこだわってるのでしょうか。 感覚的にはこだわってるような気もします。 けれど、たとえば 海はひとつでどこの港であがったかという問題にすぎないこと、日本の食卓の多くのものは輸入品であること 実は魚に詳しくなく”国産のものはいいのでは”というイメ−ジ だけでしか商品を判断できないこと 等考えると、売る方は正直であることが一番重要な気がします。 ノルウエー産鯖などは、堂々とノルウエー産と言ってるから ”安いけれど脂が乗ってて塩焼きには美味しい”などというようなイメージで名乗ってることは必ずしもマイナスになってない気がします。 ところで、肉などは魚より、産地についてはイメージよりも味での判断ということによほどなってる気がします。 もちろん、魚は同じ産地や同等の品質のものがいつもあるわけでないので私自身も自分の感覚を買い物時にフィードバックするのは困難ですが。 また味的な判断と関係なく、たとえば多くの店でたこの多くがモロッコ産と書いてあればそういうものだと自然に思うように なるんじゃないのかなと思います。 ところで私は加工品にも(こそ)原産地表示が欲しい気がします。 お土産品はもちろん、そうでなくても何かその地のイメージで売っていてそうでないのはサギっぽく感じてしまいます。 干物になると表示不要ってそれだけでも何か変ですよね。 そう考えるとそもそも”産地表示”って誰のために何を目的と してるものなのでしょうか。 素朴に考え直したくなりました。 |
琵琶湖の小鮎 | 2000.06.20 | > 海はひとつでどこの港であがったかという問題にすぎないこと 確かにそうですね。 日本海で、日本の船が獲ったら国産、すぐ近くに韓国や中国の船がいて、同じサカナをそちらの船が獲って日本に持ってきたら輸入品になります。 しかし、現状では、鮮度保持の意識や能力が、日本の船と外国の船(この場合、中国や韓国)ではかなりの違いがありますから、やはり、国産品のほうがいいと思いますが・・・・ > 日本の食卓の多くのものは輸入品であること それはそうなのですが、サカナヤ(スーパーのサカナヤ含む)の売場にある生魚は、国産品のほうが多いです。加工品の場合は、輸入品のほうが多いかもしれませんね。 > 等考えると、売る方は正直であることが一番重要な気がします。 そのとおりですね。 売る方が誤魔化すなんて、論外です。 これは、小売り段階だけでなく、産地メーカー・中間流通業者も含めてのことで す。 > ノルウエー産鯖などは、堂々とノルウエー産と言ってるから”安いけれど脂が乗ってて塩焼きには美味しい”などというようなイメージで名乗ってることは必ずしもマイナスになってない気がします。 そうです。 ところが、来年4月1日から実施される加工品の表示は、原産地の表示は義務づ けられていません。 これは、現行より後退と言えます。 現在、加工産地が銚子で、原料がノルウェーから輸入された鯖の場合、ほとんどのメーカーがなんらかの形で「ノールウェー産」と表示しています。 来年4月1日からの表示では、この鯖は「銚子産」となります。 私自身も、これには納得できないので、うちの関係の業者さんには、「原料原産地」と「加工産地」の両方を明示するようにお願いするつもりです。 > そう考えるとそもそも”産地表示”って誰のために何を目的としてるものなのでしょうか。素朴に考え直したくなりました。 水産庁のほうでは、できるだけ早く「原料原産地」と「加工産地」の両方を表示させるように考えているとは聞いていますが・・・・・ このへん、詳しい方、おられませんか。 オフィシャルな立場の方は、なかなか、話しにくいのかも・・・・・ |
琵琶湖の小鮎 | 2000.06.20 | > 罰則とはどの程度なのでしょうか? アメリカでは2〜3日の営業停止だと思ったのですが・・ 消費者団体がモニタリングをするのですが、それで不正や虚偽の表示が発見された場合、農水大臣から該当事業所に指示が行われます。 それで、改善されない場合は、名前が公表されます。(こりゃ、恥ですよ。) それでも改善されないときは、大臣が改善命令を出します。(こうなると、だいぶ悪質ですね。) それでも駄目なところには、50万円以下の罰金が課せられます。 罰金、安いですねえ。 せめて、500万とかにすれば、実効があると思うのですが。 > 家辺さんいかがでしょう。全国のサカナMLの会員さんに7月1日、魚屋さんをのぞいてもらっては? いいですねえ。 全国の消費者の皆さん。 7月1日はオサカナやさんに行って、どんな表示がされているか見てきて下さいますか。 そして、MLに報告をいただけたら嬉しいです。 あ、オサカナやさんもたくさんおられるのですけど・・・・・ちゃんと表示しましょうね。 そのことが、消費者の信頼を得、お店の評判、繁盛につながると思いますよ。 |
Fさん | 2000.06.20 | > JAS法改定、私は賛成です。 よこからすみません。私も賛成ですが。 一般消費者としてのイチ個人の意見で言わせてもらえば。 表示されると少し考えてしまうというのが私の本音です。 今まで全てとは言いませんが、日本産という事で買っていた訳ですから、これが急にアジア産、南米産のどこどこと書かれて店頭に並べられてしまうと、日本産だけの所へ手がでてしまうと思うのです。 何処も一緒なんでしょうけれども。 寒い国からの製品ならともかく、温かい所の産地の物は、やはり衛生面と新鮮さが命で、私自身正直なところ判ってていても考え込んでしまってます。 魚屋さんには大変な事かも知れませんが少し時間がかかるような気がします・・。 これからどんどんこうゆう風に魚に限らず変わって行くんでしょうね。 |
KSさん | 2000.06.20 | > 7月1日はオサカナやさんに行って、どんな表示がされているか見てきて下さいますか。そして、MLに報告をいただけたら嬉しいです。 どのようにチェックしてくればいいのでしょうか? 私は、Sさんのように表示の嘘は絶対見抜けない訳だし。 |
MTさん | 2000.06.20 | 産地表示の件で、いろいろと朝から依頼していました。 まずは、水産庁から、TEL、農林水産省に紹介されて、北九州の門司にある事務所を紹介されたんですが、ここは、9月に講話してもらう事になっていますし、また、わざわざ来ていただくわけにもいかず、正味、40分しかないトーク番組には、呼べないでしょう? それに、この門司の人の話は私聞いてるし、、 地元でだれかと思って探したら、消費生活センターの相談員でした。 結局、灯台もと暮らし。^^ 彼女が冗談で言った言葉が、高山さんの方が知っているんじゃない? ちょっと待ってよねえ、、、^^;;おいおいって感じです。 私は初心者だよー! 22日、最終打ち合わせがあるんですけど、現場でどのように表示するのかをちょっと取材しようかなと考えています。 生協、Mデパート、Yデパート、スーパーなど大手の消費者が頻繁に通う担当のお話も聞きたいですしね。 こんな事聞いたら面白いよってな質問があったら、お教え下さいませ。 聞くコツ御教授ください。 ディレクターは強い反応示しました。面白い企画ですねって。 やっぱり、小鮎さまが来て下さるのがいちばんだよねえ、、 と思いつつ今日は終わったのでした。 |
Sさん | 2000.06.20 | > どのようにチェックしてくればいいのでしょうか?私は関根さんのように
表示の嘘は絶対見抜けない訳だし。 そうですよネ。 園さんみたいな消費者がほとんどですからね。 とにかく、「今までと変わった」魚をチェックして頂けば、その後はMLの皆さんがコメントくれますよ。 しかしこのJAS法、我々はしばらくの間水産物の相場・売上が落ちると見てます。 それでなくても7〜8月は売上が落ちるのですから。 消費者にとっては、いいことだと思いますが、業界にとっては、「何で、こんな景気の悪い時に」って感じかな。歓迎されてません。 とりあえず注目は、蒲焼うなぎです。7月が土曜丑の日もあり、売上がのびます。 そこに「国産・養殖」「中国」「台湾」と3種類並びますから。 どれが1番売れたかはっきりしてしまいます。 うなぎ業界にとっても、白黒はっきり決着つくでしょう。 頑張れ!国産 でも安くして! |
MNさん | 2000.06.21 | 販売者同士、ライバルとして意見させて頂きます。 そもそも、こうした問題がでてきたところには、売り上げ至上で突っ走ってきた「量販店(の中のテナントも含む)」の魚の取り扱い方にあったと思います。 他社に負けられない、価格でも、品揃えでも。数字を出さなきゃ昇級もないってんで、規格がまばらで数がそろわない、当てにならない近海魚をさけ、価格が安く、規格、数量が安定した品物を市場やメーカーに求めた結果、「養もの」や非常に多くの「混乱品」が流入してきたのではないでしょうか? 何時しか売り手の市場よりも買い手の方に主導がと、完全に立場が逆転してしまい、なおさら拍車がかかったように思います。 POPや表示ラベルの情報でしか「信用」するしかない、知識のない一般消費者が、一番都合の良い相手にされてきました。 逆に多くの専門小売店は、地場の鮮魚や、旬の美味しい近海魚を提供することで、量販店との差別化をはかると同時に、対面という接客方法の中でお客様との信頼関係をつくって生き延びているのだと思います。 「嘘が自分の首を絞める」そんなことは、この「法律」が出来る以前から、身にしみて実践していることじゃないかなぁ。 違反すれば、会社は叱られ罰金50万。内部関係者は始末書と減給くらいでしょうが、個人で努力されている方々は死活問題です。 > そのことが、消費者の信頼を得、お店の評判、繁盛につながると思いますよ。 「サカナヤ」は俺達のことも含んでだよなぁ...と思ったので、折角の助言ですが、ちょっぴり ひっかかりました。 失礼、言い過ぎか...。 私が、むしろ今回のことで心配していることは、マスメディアが誤った捉え方をして報道してしまうことです。 以前、私は自分自身の過去のログで、「表示ついでに旬魚の産地地図やカレンダーを提供したら...」とのべましたが、皆さんのご意見を聞き、それも少し考えなおしてお ります。 法律自体は、家辺さんや皆さんもおっしゃる通り、正義、正当性をもった本来あるべき線引きですし、表示が正しくされていることにこそ意義があると思います。 しかし、そこから増長 し、何が良い品悪い品、どこどこ産なら合格、といったことが取りざたされると、必ずそこに消費する側の偏見がおこります。 一時的というかもしれませんが、バランスは崩れると思います。更に進めば「ブランド化」ということになります。 こういう傾向ははたして水産業界にとって良いことなのでしょうか? また法律改正を逆手にとって販促に結び付けようとする手法については...? 皆さんのご意見聞かせて下さい。 私も、外国産の輸入物や養殖ものを扱っております。 美味しい物、良い物であらば内地外地に問わず販売して行く姿勢はあります。 表示が変わっても中身や味は変わらないのですから、マスコミはそこを説得努力することをしていただきたいですね。 以下余談: お刺身の盛り合わせを造りながら、今日の素材は、マグロはペルーで、甘海老はノルウェー。 いかはモロッコ、アジは地場物。なんてこと呟きながら、旗でも立てたら「お子様ランチ」だ なと苦笑しました。 それとも「刺身の語源」のスレッドのように、何か目印刺しておこうか! |
Hさん | 2000.06.21 | 産地表示の件、盛り上がっていますね。 私も基本的には表示に賛成ですが、少し疑問があります。 なんのためにやるのでしょう?目的をはっきり明示しないと、小売店や消費者はよけい混乱しますよね。 ブランド化はよいことですが、「国産ならなんでもOK」では続かないと思います。 基本的には、水産物は鮮度が命です。目の前にあるものが「美味しそう」であればアフリカ産であろうが東南アジア産であろうが関係なく、あとはお財布との相談です。 でも、やはり問題があります。 それは、見た目はよくても、味の悪いものが販売されていることです。 沖縄でも生産量は年々減少し、フィルピンやインドネシアなどの東南アジアから相当量の魚介類が輸入されています。 現地では主に香港向けに活魚として漁獲しますが、死んだものは沖縄向けになります。 現地の交通の便のいいとこ ろは鮮魚として空輸されてきます。 これは条件は国産と同じなので、見た目の鮮度だけで判断できます。 問題は冷凍魚です。 交通の便の悪いところでは、日本資本が冷凍施設を設置 し、冷凍魚として船便で輸入されます。 沖縄ではイマイユ(今魚、今獲れたばかりの魚)というのが昔からのブランドで、サンマやサバ等は冷凍のままで売 れますが、県産と同じ魚種は冷凍では売れないので解凍して売っています。 見ただけではイマイユと区別できません。 市場で4千円/kgのアカジンミーバイ (スジアラ、ハタ類)がスーパーで2kg一尾15百円で売っているので、オカ シイナーと思いながら私も買いました。でも、お汁のダシも無ければ、刺身の旨味もなく失敗でした。 同じ話を沢山聞きます。そしてその結論は「もう魚は買わない」ということです。 冷凍魚でも輸入魚でもなく「魚全てを買わない」ということです。 これは、業界にとっては大問題です。リピターがいなくなっては商売になりませんよね。 小売店の中には、解凍品をイマイユと表示している店まであります。 私は、市場価格との比較で判断するのですが、一般の消費者では無理ですよ。 この他、資源保護、国内生産者の保護、消費者の保護などいろんな視点が絡んでいるので、全てを一度に解決するのは難しいですよね。 |
琵琶湖の小鮎 | 2000.06.21 | > そこに「国産・養殖」「中国」「台湾」と3種類並びますから。どれが1番売れたかはっきりしてしまいます。うなぎ業界にとっても、白黒はっきり決着つくでしょう。 鰻は「養殖」の表示はいりません。 理由は、市中に流通しているものの、ほぼ100%が養殖なので、表示しなくても良いのです。 養殖で表示しなくて良いのは、「鰻」「カキ」「帆立貝」の3種類です。 「カキ」「帆立貝」は、養殖でも「人間がエサをやらない」ので、表示しなくてもいいことになっています。 |
MTさん | 2000.06.21 | > POPや表示ラベルの情報でしか「信用」するしかない、知識のない一般消費者が、一番都合の良い相手にされてきました。 確かに、その通りだと思います。悲しいことです。 > 逆に多くの専門小売店は、地場の鮮魚や、旬の美味しい近海魚を提供することで、量販店との差別化をはかると同時に、対面という接客方法の中でお客様との信頼関係をつくって生き延びているのだと思います。 これもわかります。 私は、魚屋のお兄さんと話をするのが好きです。 営業妨害になるくらい、話し込んだりする。^^;;(もちろん買いますよ) しかし、ずっと前に、女性記者の方が、アンケートを取られたその結果も思い出されます。 このMLで出されていました。 専門小売り店をさけ,popや表示のパック入り魚を買う、、消費者。 > > そのことが、消費者の信頼を得、お店の評判、繁盛につながると思いますよ。 > 「サカナヤ」は俺達のことも含んでだよなぁ...と思ったので、折角の助言ですが、ちょっぴりひっかかりました。 いえ、わかります。 ここでひっかかりを感じ取られる方とそうでない反応は、さかなに関わらず、どこの世界でもある事なのかもしれません。 消費者に向けて、背信的な商いを常とするのか、こだわりを持って、商うかは、お店に行けば、わかりますよ。^^言い過ぎかもしれませんが。 私が食品業者間懇談会で意見しているのは、勘違いさせるような言葉で消費者を翻弄しないでいただきたいと言う事なのです。 「読み取れない、あなたが悪い」「嘘は書いていないですよ」となるかもしれませんが、御年配の方に、「高級アルコール系洗剤」と表示されたのを見せ、うかがうと、 「高級な値段が高いアルコールのいいものを使った洗剤だ」となるわけです。 ちょっと魚と話題がそれましたが、今回のお魚表示を含めて、野菜や化粧品なども表示が来年4月から変わっていきます。 私のまわりでは、表示が変わるなど、私がわあわあ言っているから、知る人が多くなりつつありますが、今回の電話での反応を見ますと鈍いです。 「ええ〜?なに?それっていつからそうなるのお?」が主な反応です。 > 私が、むしろ今回のことで心配していることは、マスメディアが誤った捉え方をして報道してしまうことです。 そうですね。 29日にラジオの40分企画でこの表示をテーマに提案したんですが、ディレクターは、この話を持って行ったら、強く反応しました。それこそ、明日、話し合いです。 今回は魚だけにこだわらず、表示が変わって行く事を伝え、消費者、(リスナー) が少しでも表示を意識して見る力ができればと言う、さわりで終わると思います。 > しかし、そこから増長し、何が良い品悪い品、どこどこ産なら合格、といったことが取りざたされると、必ずそこに 消費する側の偏見がおこります。 これこそ、私達消費者ももっとも危惧するところだと思います。 さかなに関わらず、今までにブランド化した「モノ」がはたして「いいもの」なのかは非常に疑わしいです。(あっ、中には、しっかりとした本当にいいものありますよ。) しかし、 何も考えない消費者ほど、ブランドのものに頼りすぎる傾向はあると思います。 (ちょっと偏見かなあ、、) 「発信するー受ける」と言う間の、信頼関係がしっかりと出来ていれば、私は今回の表示改正は消費者にとって、目覚めるいい機会だと考えているのです。 考えが、甘いでしょうか? 情報操作は、たあいもなくやる事が出来ます。 そこにのっかるか、のっけるかの、利益を求める方法は、いくらでもできるでしょう。 > また法律改正を逆手にとって販促に結び付けようとする手法については...? 業者と消費者の信頼関係の復活です。 表示をネタにして話が出来る関係になれれば、、 もっとお顔を見せて下さい。 もっと苦労話しも聞かせて下さいませんか? ししゃもの話は私は会う人たちに話しています。みなさん聞いて下さいます。 食べなきゃね^^と話して下さる方もいらっしゃいます。 ウナギの季節だねえ、、となれば、今年のシラスの話は、こうでさ、業者もたいへんよ。となるのです。 魚やのお兄さんや働いている人と話すと勉強にもなります。魚のさばきかたも 教えてくれたり、、^^ しかし、このMLで私はお教えいただいていますが、消費者は背景がわかりません。 この魚がどれだけの人を介してどんなふうに運ばれて来たかもわかっていません。 **さまがおっしゃるように、ましてやスーパーでは、人に会う事もなければ、情報はPOPや表示のみです。 > 表示が変わっても中身や味は変わらないのですから、マスコミはそこを説得努力することをしていただきたいですね。 おそらく、消費者はこんなにも輸入されているとは思いもしないでしょう。 反動はあるでしょうね。 しかし、現実は今まで通り何も変わらないわけですから、いかに消費者が、今、私達の食卓にのぼっているものが、いかに地球規模なのかが わかればいいと思っています。 「現実を知るべし。」 「国産」指向も考えるいい時期なのだと思います。 > お刺身の盛り合わせを造りながら、今日の素材は、マグロはペルーで、甘海老はノルウェー。いかはモロッコ、アジは地場物。なんてこと呟きながら、旗でも立てたら「お子様ランチ」だなと苦笑しました。それとも「刺身の語源」のスレッドのように、何か目印刺しておこうか! くくっ^^ 私がひらがなしか書けなかった時、書いたのですが、 子ども向けの雑誌に、おさかなの産地を考えたページがあったんですよ。 にぎり寿司に旗が立っていましたよ。それこそ、万国旗でした。 |
琵琶湖の小鮎 | 2000.06.21 | この問題で、たくさんの方のご意見が出されるようになりました。非常に嬉しく思っております。
私の立場は、生協という消費者団体でありながら、一方では事業活動=平たく言えば商売をしているということで、微妙な立場にあります。 しかし、日常的には、消費者の要求を売場で実現していくことが仕事ですので、大きな矛盾を持っているわけではありません。 そういう意味では、今回の問題は、実行して当たり前という立場ですし、いろんな困難を乗り越えて実行していきたいと思っております。 今日は、京都の荷受会社や仲卸の方、約60名ほどの方の前で、産地表示の話を してきました。 質問もいっぱい出ました。 お世話して下さった仲卸の方は「大成功だ。」と言ってくださり、ほっとしています。 サカナヤさんとしてのご意見が頂けたことを嬉しく思います。 町のサカナヤさんすべてが、次郎長さんのようにお考えでしたらすばらしいと思います。 私の見る限り、残念ながら、そうした意識を持っておられるところは少数派のように思います。 それで、あのような書き方をしてしまいました。失礼をお許し下さい。 > 販売者同士、ライバルとして意見させて頂きます。 ここで言われている「ライバル」という意味が、よく理解できません。私への返信ということで書いておられますし、「ライバル」とは私のことを言っ ておられると理解せざるを得ないのですが、ちょっと違うような気がします。 量販店のことについて書いておられますが、これについての是非や反論は、私の所ではしません。(うちは、言われるような量販店ではないです。) なぜなら、指摘されるような内容について、私のところが率先して実行してきたというようなことは無いと思っているからです。 > 逆に多くの専門小売店は、地場の鮮魚や、旬の美味しい近海魚を提供することで、量販店との差別化をはかると同時に、対面という接客方法の中でお客様との信頼関係をつくって生き延びているのだと思います。 うちでも、近海魚重視・地場の魚重視ということで、舞鶴からの産直を約20年前から続けています。 他の量販店やスーパーが見向きもしないときから、多大なリスクを覚悟して、そうした事を実践してきました。 他のスーパーがやってると言う、「市場から入れて、産直と言って売る」ようなごまかしもしていません。 店から、「売場に穴が空く。」と怒られても、「産直だから、水揚げが無いときは無い。」で押し通します。(もちろん、代替え商品を市場から入れますが、それは「産直」としては売りません。) 今日、仲卸さんと話をするなかで、こんなことが言われていました。 「中国から輸入した蛤を、量販店では三重産として売っている。ちゃんと、中国産という情報は渡してあるのになあ。あれ、中国産の表示をしたら売れなくなるで。」 うちは、以前から、中国産は中国産と表示して売ってます。 当然のことですし、それで売れています。 > 違反すれば、会社は叱られ罰金50万。内部関係者は始末書と減給くらいでしょうが、個人で努力されている方々は死活問題です。 我々も死活問題ですよ。 消費者団体である生協が、意図的に不当な表示をして警告を受けたりしたら、全く立場がありません。 生協の存立の意味が問われることになります。 マスメディアがどう扱うかに付いては、私にはなんとも言えません。 アナウンサーの方がおられましたね。 もし、このメールを見ておられましたら、コメント頂けませんか。 また、業界紙関係の方も何名かおられるはずですが、いかがでしょうか。 |
琵琶湖の小鮎 | 2000.06.21 | > どのようにチェックしてくればいいのでしょうか?私は関根さんのように表示の嘘は絶対見抜けない訳だし。 そうですねえ。 消費者の方は、「何が正しい表示なのか」という事自体が、はっきり分からないのですね。 とりあえず、サカナの名前と「養殖」「解凍」を見ていただけますか。 産地は、なかなか難しいと思いますので。 でも、これにも問題があるなあ。 養殖物かどうかが判断できなければ、「養殖でありながら、養殖の表示がない」 という事はわからないですからね。 関根さんがおっしゃるように、「今までと変わった」魚のチェックをお願いできますか。 |
琵琶湖の小鮎 | 2000.06.21 | > 少し疑問があります。なんのためにやるのでしょう?目的をはっきり明示しないと、小売店や消費者はよけい混乱しますよね。ブランド化はよいことですが、「国産ならなんでもOK」では続かないと思います。 私のWebに載せている文章ですが・・・・・・下記の3点を基本姿勢としています。
今は、その情報が、アイマイにされてるということです。 > 基本的には、水産物は鮮度が命です。目の前にあるものが「美味しそう」であればアフリカ産であろうが東南アジア産であろうが関係なく、あとはお財布との相談です。 国産が良くて輸入が悪いという問題ではないと思います。 輸入物の比率が非常に高まっていること自体は、食料の自給の問題として別に議論が必要だと思いますが。 輸入物であるのに、いかにも国産品のように売っている実態こそ問題なわけで、そこをはっきりしようと言うことでしょう。 実際はどうであるかは別にして、フグのホルマリン問題に見られるように、養殖魚については、まだまだ不安な点があると考える一般消費者は多いです。 ですから、「養殖魚」はちゃんと「養殖魚」と表示しようということです。これも、当たり前のことだと思いますが。 > 問題は冷凍魚です。 > 市場で4千円/kgのアカジンミーバイ(スジアラ、ハタ類)がスーパーで2kg一尾15百円で売っているので、オカシイナーと思いながら私も買いました。でも、お汁のダシも無ければ、刺身の旨味もなく失敗でした。 こういう実態が問題なわけで、「解凍もの」は「解凍もの」と表示すれば、納得 した人だけが買うわけですよ。 > 小売店の中には、解凍品をイマイユと表示している店まであります。 残念ながら、これが現実です。 次郎長さんのようなオサカナやさんは少数派でしょう。 だから、きちんと表示していくようにしなければいけないと思うのですが。 > この他、資源保護、国内生産者の保護、消費者の保護などいろんな視点が絡んでいるので、全てを一度に解決するのは難しいですよね。 確かにそうなのですが、今回の問題で言えば、「ごまかしをやってはダメだ」と いうことを(業界全体として)徹底しなければいけないと思います。 |
MNさん | 2000.06.21 | > 消費者団体である生協が、意図的に不当な表示をして警告を受けたりしたら、全く立場がありません。生協の存立の意味が問われることになります。 私の知っている近くの生協は残念ながら、そうではないようです。 個人攻撃をしているつもりはございませんが、貴方の店舗を「量販店」の範疇に入れて考えてしまったことは確かです。こちらこそ失礼いたしました。 > うちは、以前から、中国産は中国産と表示して売ってます。当然のことですし、それで売れています。 毎年あさりは、浜名湖のものか千葉の木更津のものをつかいますが、今年、あさりは韓国の青海(ちんかい)島の輸入物を売りました。 蛤ほどの大きさのものもあった素晴らしい味のあさりでした。内地物より良いと認めたからでした。 内地にこだわることも日本の漁業(漁師)を活かすために必要かと思う反面、外国産に偏見をもつことは消費者に対してもマイナスイメージだとも思います。 以前どなたかがおっしゃっておりました「清水産まぐろ」の表示のお話。 わたしはこれを最も複雑な気持ちで読ませていただきました。 うちの親父さんのこだわり(選別)が何処かへぶっ飛んじゃうような空しさに苛まれました。 マグロの産地には既存のブランドも有ります。いったいどう表示し、どう差別化をしたら宜しいのでしょうか? > ここで言われている「ライバル」という意味が、よく理解できません。 今回の家辺さんのご意見は、全ての小売りの販売者に問いかけたこととお見受けいたしました。 しかるに同業者と呼ぶには販売スタイルもちがえば、このような表現に至りました。 私はあくまで個人です。貴方は団体の立場を主張しますが、やはり数少ない意識派だと思います。 立場やスタイルこそ違えど、実直をモットーに実践されている者同士と認めていただけるなら ば、「ライバル=好敵手」とご理解してもらえますか? このスレッドに関してはまだまだ、注目しつつ意見を述べてゆきたいと思います。 |
MTさん | 2000.06.21 | > 今日は、京都の荷受会社や仲卸の方、約60名ほどの方の前で、産地表示の話を
してきました。質問もいっぱい出ました。 おつかれさまでした!! 質問はどのようなものが出たのでしょう? さしつかえなければ、お教え下さいませ。 すごいですね。近ければ、部屋のはしっこでいいから、拝聴したかったです。 私はまだ読み込みがたりないので、あわてています。 |
Kさん | 2000.06.22 | ◆産地表示にまつわるエピソードをひとつ◆ 先日私がスーパーで買い物をしていたら,小学生の女の子が,お母さんに書いてもらったらしいメモを見ながら買い物をしていました。 すると,その子はシイタケ売場の前で,近くにいたよそのお母さんをつかまえて,「国産のシイタケはどれですか?」と 聞いているではありませんか。 よそのお母さんは少々面食らった様子でしたが,中国産が幅を利かす売場の中から「これね」と教えてあげていました。 その子のお母さんは,何を思って国産を買ってくるように言ったかは知る由もありませんが,表示さえあれば子どもにも買ってこさせることができるというお話でした。 >しかし、現状では、鮮度保持の意識や能力が、日本の船と外国の船(この場合、中国や韓国)ではかなりの違いがありますから、やはり、国産品のほうがいいと思いますが・・・・ そんなに違うんですか。その辺は,値段に反映しているんでしょうか? >ところが、来年4月1日から実施される加工品の表示は、原産地の表示は義務づけられていません。これは、現行より後退と言えます。現在、加工産地が銚子で、原料がノルウェーから輸入された鯖の場合、ほとんどのメーカーがなんらかの形で「ノールウェー産」と表示しています。来年4月1日からの表示では、この鯖は「銚子産」となります。 ええっ。信じられない。 > 私自身も、これには納得できないので、うちの関係の業者さんには、「原料原産地」と「加工産地」の両方を明示するようにお願いするつもりです。 > > ところで私は加工品にも(こそ)原産地表示が欲しい気がします。お土産品はもちろん、そうでなくても何かその地のイメージで売っていてそうでないのはサギっぽく感じてしまいます。 岩手にいたとき,アワビのおみやげ加工品のほとんどは,チリのラパス貝かロコ貝という偽物でした。 パッケージの写真はしっかりエゾアワビ,でも,うらの表示にはしっかり,ラパス貝と書いてありました(ちょっと悪質なのはチリアワビと書いてあった ような)。 岩手の人間はアワビがめちゃめちゃ高価だってことは良く知っているので「当然」まがい物だってわかるけど,よそから来た人は,だまされちゃうんだろうなぁ。 もひとつ。私がだまされた例。 瀬戸内沿岸に引っ越してきて,サワラがおいしいので家族でよくサワラを食べるようになりました。 でも,さすがに煮付けや塩焼きばかりでは飽きてきて,いつもフィレーの状態で並んでいるとなりに,「サワラのみそ漬け」 なるものが和風のシールつきで並んでいたので買ってみました。 ところが家に帰って焼いてみると妙に鋭い骨がいっぱい(それはそれはいっぱい)ある魚のみそ漬けでした。 「こ,これはサワラじゃないぞーーー」と,叫んでも後の祭り,よくよくパックの裏を見たら,「ニュージーランド産オキザワラ」 とありました。 味も良くなければ,(だまされたようで)後味もよくありませんでした。 おまけに鋭い骨が歯茎に突き刺さり,口の中血みどろになってしまいました。 もう2度とあのみそ漬けは買わないぞと心に決めたのでした。 でも,原料表示がなければ,本当のサワラの名誉も傷つくところでした。 和風のシールは明らかに消費者に,国産品を想起させる 「手」だったのでしょう。く,くやしーーーー。 ところで「オキザワラ」とは何者でしょうか? >水産庁のほうでは、できるだけ早く「原料原産地」と「加工産地」の両方を表示させるように考えているとは聞いていますが。 なんで,後退してしまうことになったのでしょうね。どこかから圧力があったのでしょうか? |
SOさん | 2000.06.22 | 手元の資料によると [オキザワラ]って、ひょっとして 和名:バラクータ 学術名:thyrsites atun オキサワラとも言われているが、クロタチカマスの一種で、通常のサワラやカマスの仲間ではない。 南半球の温帯域のニュージランド、オーストラリア南部、チリ、アルゼンチン南部、南アフリカの沿岸に分布 。 が、ありましたが学術名での検索が不可なので。 学術名で検索可能な方、フォロー願います。 |
Sさん | 2000.06.22 | 産地表示の件、いろいろ見方があり楽しみにしてます。 この産地表示のチェックですが、やはりマスメディアの影響力が、1番だと思います。 今年だと思うのですが、鹿児島の「黒豚」の表示で、新聞の埼玉版でスーパーの抜き打ち調査があり、DNA鑑定で、調査した6社中6社すべてが、黒豚ではありませんでした。 (埼玉県人として、はずかしい・・・・) 私もその新聞を見た後近所のスーパーに行ったら、「黒豚」シールはすべてなく、張り紙に「ただいま調査中」とでてました。 今回のJAS法はまだまだ不十分ですが、とにかく気にはとめておきましょ う。 このJAS法を逆手にとる業者も必ず出てきます。 一人一人注意して見守って行きたいものですネ。 |
Tさん | 2000.06.22 | Kさんより引用 ◆産地表示にまつわるエピソードをひとつ◆ 同様で、米国産さんくらんぼなどと指定してあるとハズバンドが買い物に行ったときなど高い国産と間違えて買ってきて奥方様の逆鱗に触れなくてすみます。 >しかし、現状では、鮮度保持の意識や能力が、日本の船と外国の船(この場合、中国や韓国)ではかなりの違いがありますから、やはり、国産品のほうがいいと思いますが・・・・ これは、確かに改善されてきていますが、まだそう思います。 > 今日、仲卸さんと話をするなかで、こんなことが言われていました。「中国から輸入した蛤を、量販店では三重産として売っている。ちゃんと、中国産という情報は渡してあるのになあ。あれ、中国産の表示をしたら売れなくなるで。」 > うちは、以前から、中国産は中国産と表示して売ってます。当然のことですし、それで売れています。 家辺さん、良い業者とのおつきあいがあるようでうらやましい限りであります。 蛤に関して、大量に出荷できる産地はあまりないはずです。 我々がよく見ているものは ほとんどが外国産だと思います。 したがって、特定の魚介藻類(マダイ、シマアジ、ハマグリ、アカガイ、他の魚種はみなさんにお知恵拝借です。)であれば、産地や養殖等は一般の方でも見分けられると思います。 7/1以降、これらの指標魚介藻類の表示がおかしかったら、その店は一応×というやり方はいかがでしょうか。 > 毎年あさりは、浜名湖のものか千葉の木更津のものをつかいますが、今年、あさりは韓国の青海(ちんかい)島の輸入物を売りました。蛤ほどの大きさのものもあった素晴らしい味のあさ りでした。内地物より良いと認めたからでした。 次郎長さんがおしゃっられるように外国産でも良いものがいっぱいあります。 しかし、現在国内では下記のようなことがまかり通っています。 国内の貝類の産地で、漁協も悪い(三種の区画漁業権の設定が必要。設定しているところとしていないところがあります。)のですが、漁獲の不振からと貝類の業者の思惑により、これら産地の干潟が業者の保税倉庫代わり(例:あさり、はまぐり、etc:中国、韓国、北朝鮮から輸入(産地から4日以内で入荷してくる。)となっているところが増えています。 この場合、一時でも日本の干潟に入っていれば、国内産地の表示が付いています。 これは、新jas法でもやはり・・・・・産となるのでしょうか。 この表示方法で、一番割を食うのは、末端の小売業者でしょうね。 産物には、いちいち名前を示しているものがないから、仲買の言ったことをそのまま信じて表示する しかないのだから。 仲買がちゃんとした情報を出してくれればよいのですが、いくつもの業者の手を通ってくるとわからなくなるのでしょうね。意図的な部分も含めて。 差別化に関しては、対面販売で、消費者に「このカツオ、宮崎で、焼津のじゃあないけど、 やすくてうまいよ。」と商品を説明して、「次郎長さんのところに行けば、安くてうまい良いものがある。」 次郎長さんを信じて買っていくファンを作っていくしかないのではないかと思います。次郎長さん、みんなのためにがんばってくださいね。 ちなみに私は、買い物に行くときは、魚を買わないでも、市場のすべての魚屋を見て歩いています。 で、魚の売り方や扱い、この店は売りきりをやるのかどうかを見て歩いています。 追伸 環境も悪化してないのに漁獲量が不振なことってよくありますよね。 因果関係がわからないものの中で、先ほど、干潟を保税倉庫代わりに使うことから、どうも外国からの魚介藻類の風土病が入ってきて、免疫のない内地産は、ばたばたやられている疑いがあるようです。 (たんなる、噂ですけれどもね。) |
Sさん | 2000.06.22 | 改正JAS法今日の水産経済新聞にも出てました。 まだまだ不十分と、めんどくさいの半々な気持ちです。 以下抜粋
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TTさん | 2000.06.22 | 産地表示の件について沢山のメールを興味深く読ませて頂いております。 私が養殖研究所を定年退職する何年か前、養魚の経営と流通研究をてがけたことあって一層深い関心をおぼえます。 ところで、現在毎週2日通っている中央水産研究所で、本日を含む6月20〜22日の3日間、平成12年度水産利用加工研究推進全国会議が行われています。 出席者は水産庁、農水省関係部局、水研、県水試、大学、民間団体など計220名余の多勢です。 中央水研の首脳部にJAS法改正についての話題の有無を聞いたところあるとのこと。 そこで、今日昼休みに水産庁から説明に来てほしいむね頼んだところ2名がOB事務室に来てくれました。 限られた時間で十分な話し合いは出来ませんでしたが結論として水産庁の「原料原産地」と「加工産地」の両方を表示させるという考え方は後退してないとのことでした。 いまは情報公開の時代です。 守秘義務はごく限られたやむをえない条件に限られておりますことをご理解ください。 関根さんが紹介された本日付水産経済新聞の生鮮食品品質表示基準Q&Aの中に次の記載があります。 (問35)水産物で輸入品の原産国はどのような基準で判断するのですか。 (答)世界関税機関の協定に基づき、関税法基本通達では、「原産地とは、ものの起源、由来、素性を示す地名をいう」とされており、水産物の場合(中略)(輸送または保存のための乾燥、冷凍、塩水漬けそのほかこれに類する行為)などは 加工処理されたものに含まれないものとしています。 実にややっこしいことです。 つまり干物の原産地を考えると、むしろ「原料原産地」と「加工産地」は併記しなければならないと思いますが。 |
琵琶湖の小鮎 | 2000.06.22 | > 私の知っている近くの生協は残念ながら、そうではないようです。 生協にもいろいろありますし、内部でいろいろといいことをやっていても、外部の方にはわからない場合もあります。 僕らも、いろいろ、批判されることもありますから。 > 内地物より良いと認めたからでした。内地にこだわることも日本の漁業(漁師)を活かすために必要かと思う反面、外国産に偏見をもつことは消費者に対してもマイナスイメージだとも思います。 これはそのとおりだと思います。 日本漁業を守ることや、食糧自給率を高めることなどは、それはそれとして重大な課題ですが、それだからと言って、輸入物を否定してしまうことはおかしいです。 良い物は良いわけで、輸入物に良いものがあるなら、それに負けないものを国産で作ればいいのです。 > うちの親父さんのこだわり(選別)が何処かへぶっ飛んじゃうような空しさに苛まれました。マグロの産地には既存のブランドも有ります。いったいどう表示し、どう差別化をしたら宜しいのでしょうか? 対面販売ならなんとかなると思います。 うちなんかのような販売法の場合は、POPとかシール、パネルくらいしか訴えるものがありません。(最近は、サウンドポップも使う。) ものによっては、他との選別ができないのが出てきそうです。 > 今回の家辺さんのご意見は全ての小売りの販売者に問いかけたこととお見受けいたしました。 そういう事ですね。 そして、その裏側では、中間におられる業者の方や産地メーカーさんにも呼びかけているつもりでした。 なぜなら、次郎長さんにせよ私どもにせよ、仕入先から受けた情報によって「表示」をしなければならないのです。 川上側から間違った情報が来れば、我々はまちがった表示をし、「結果的には」 消費者にウソをついてしまうことになってしまうのです。 だから、川上からの正確な情報が、絶対的に必要なのです。 > 立場やスタイルこそ違えど、実直をモットーに実践されている者同士と認めていただけるならば、「ライバル=好敵手」とご理解してもらえますか? 了解です。 今後も、そうしたお立場から、いろいろご意見を頂けるとありがたいです。 |
琵琶湖の小鮎 | 2000.06.22 | > 質問はどのようなものが出たのでしょう?さしつかえなければ、お教え下さいませ。 参加された大半の方は、荷受会社の現場担当者です。 つまり、全国、全世界の産地から、魚を京都市場に入れている人達です。 ですから、実務的な質問ばかりでした。
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琵琶湖の小鮎 | 2000.06.22 | > 新聞の埼玉版でスーパーの抜き打ち調査があり、DNA鑑定で、調査した6社中6社すべてが、黒豚ではありませんでした。(埼玉県人として、はずかしい・・・・) 去年じゃなかったですか? 新聞報道になりましたね。 うちは、正真正銘の黒豚でしたから、堂々と売ってましたよ。 > このJAS法を逆手にとる業者も必ず出てきます。 たとえば、どんなことが考えられますか。 |
琵琶湖の小鮎 | 2000.06.22 | > この場合、一時でも日本の干潟に入っていれば、国内産地の表示が付いています。 今後は、これは認められないことになりますね。 このへんは、産地側がきっちりと認識していただかなければいけないと思います。 ごまかしの商売は長続きしないでしょう。 |
TTさん | 2000.06.23 | さて、JAS法改定に伴う「産地表示」の義務化、早速たちあげて拝見しました。
早速ですが細部は後ほどにして、お教え頂きたいことがあります。 3頁の「転送もの」とは何かの3.に例として記された氷見の業者名入りのパーチ はどうしても博多で自分のそれをかぶせなければならないのでしょうか? というきわめて素朴な質問です。 |
琵琶湖の小鮎 | 2000.06.23 | > 3頁の「転送もの」とは何かの3.に例として記された氷見の業者名入りのパーチはどうしても博多で自分のそれをかぶせなければならないのでしょうか?というきわめて素朴な質問です。 これは、本来なら、現場の出荷業者の方にお答えいただけたらいいのですが・・・なかなか、難しいでしょうね。ご存じのように、産地には、出荷仲買と言って、地元で売るだけでなく全国各地に出荷することを中心としている業者さんがおられます。 こうした業者さんの場合、転送ものを扱う事を嫌う業者さんが多いのですが、取引先からの注文の商品が地元であがっていない場合などは、転送ものも扱います。 この場合、意図的に「騙す」わけではないでしょうが、自分のところのパーチに張り替えることが多いようです。(全部が全部・・というわけではありません。) 特に、スーパーが「産地直送」を取り組んだ時などは、そういうことが起こりやすいです。 さらに、某所(具体的な地名は書きづらい(^_^;)の場合、自分とこのパーチのほうが、消費地で値が出るという理由で、パーチの張り替えをしています。 これがどこかと言うことをどうしてもお知りになりたい場合は、DMを下さい。 ですから、この「パーチの張り替え」という行為は、産地では普通にやられていることだと、私は思っています。 私が、産地表示について、「水産業界の体質改善」と書いたのは、ここらへんの現実を含めて考えている為です。 問題は、これだけではありません。 河原さんの指摘されているのは、メーカーさんの姿勢の問題ですし、平田さんの指摘は、小売り段階での問題です。 つまり、川上から川下まで、水産に関わる業界全体の体質の改善がなされなければ、本当に「消費者本位」の表示は実現できないと思っています。 |
MNさん | 2000.06.23 | > 次郎長さん、みんなのためにがんばってくださいね。 皆さんの励ましのお言葉で、まただんだん「次郎長モード」に戻ってまいりやした。(ニ コッ) 「美味しかったよ」という言葉を、聞きたいがために、あっしら魚屋さんはひたむきにがんばりたいですね。 自信を持ってすすめられる品を求める結果が、旬や新鮮なものへのこだわりだったり、産地の追求だったり、下魚(表現わるいけど)を加工して美味しくする技術だったりするわけです。 干物などは、清水の魚屋さんでは「自前で作る」お店が多いですから、産地表示の基準でいくと、産地は自分のお店ということになります。面白いっすね。 今回の法律改正は、小売り販売者の中でも「ちゃんとやってる人、ちゃんとやろうとしてる人」にしてみれば、公平な処置として必ずメリットがあると思っておりやす。 スーパーや量販店の「競合店視察めぐり」は趣味なので、私も7/1以降は各店舗へのチック、それから魚屋さん同士の店での反応と対処についても話し合いをしていこうと思います。 消費者の方が一番混乱するかもしれやせんね。 皆の衆からのご質問にもなるべくレス(対応) していこうと思います。 |
TTさん | 2000.06.23 | 良く分かりました。 これまで級友の何人かは魚市場に就職した関係で、いろいろ話を聞いてきました。 私自身、蛸の加工業者のところに1年間寄宿して水産物の流通を学ぶ機会がありました。 それで水産物流通のうえで出荷仲買の方々の重要性と取扱の転送について理解できます。 ただ、パーチの張り替えが、短時間処理などそれなりに労力とコストがかかるとと思いますので、張り替えることによって消費地でそれ以上の利益が出るということが分かりません。 張り替えずに原産地表示のまま転送して消費者に提示されるのが望ましいと思いますが、いかがでしょうか?家辺さんの言われるように、どなたか「現場の出荷業者の方」のレスをお待ちします。 |
MTさん | 2000.06.23 | > ・「かつおたたき」の産地はどこか。 > ・エビの表示はどうなるのか。 > ・加工品の産地表示はどうするのか。 > ・ナイルパーチは「すずき」の表示で売っている店が多いが、これを「ナイルパーチ」と表示すると売り上げが落ちないか心配である。 よっしゃ!模範解答、覚えました!^^ 4月からの加工品表示は、落とし穴ありますね。 まだまだ、神経尖らせて見ないといけませんね。 消費者のみなさま。 地元、消費生活センターでこの表示に関しては、学ぶ事ができますが、まだ、啓発活動ってところまで、行っているとは聞いておりません。 判断できる力ってのをつけるために、どこか近くで、勉強したいですよねえ、、。 メルルーサとか、面白い名前だなあ、、と私はかえって興味を示してしまうんですが、 (はじめて見ると試したくなる私の性格、、^^;;) ナイルパーチもそのままで、いいんではないでしょうかねえ、、 ただ、どんな味がするのか、どういう料理法にいいのかなどちょっとしたアドバイスが あれば、買うと思います。 「昨日のスズキと同じ魚さ!」ってのはまずいかな、、^^;; スズキにもいろんな種類があるんでねえ、、とか言えば、、く、苦しいですか? これって、抵触もの? |
Sさん | 2000.06.23 | JAS問題は、奥が深くて、なんか抜け道ばかり考えてしまう。 > うちは、正真正銘の黒豚でしたから、堂々と売ってましたよ。 すすす〜〜ごい! ちなみに黒豚いくらで販売されてるのですか? やっぱ、味が違いますか? > > このJAS法を逆手にとる業者も必ず出てきます。 > たとえば、どんなことが考えられますか。 加工すれば、原産地どころか表示も要らない。 これが1番のネックですよね。 また鮮魚でもタイ切り身5枚パックを作って3枚を国産、2枚を外国産。 これは重量の多い方を明記だから、国産になります。 同じように生イカ3杯に解凍イカ2杯まとめて売れば生イカ。 お刺身も1品なら鮮魚。2品が1パックなら加工品。 ちょっと考えればおかしいのですが、正式に認められてしまう。 |
MTさん | 2000.06.23 | > JAS問題は、奥が深くて、なんか抜け道ばかり考えてしまう。 、、、ッて言うよりも、法って、すりぬけできるように 「あそび」の部分があるでしょう? そこを、送り手が利用するかしないかの違いですよね。 ここで、消費者が見る目を持っていればいいんだけど、 出来ませんよ。そこまでは。 だけど、「金」がカラムだけに、、 > > うちは、正真正銘の黒豚でしたから、堂々と売ってましたよ。 > やっぱ、味が違いますか? 鹿児島に住んでいるので、書きますね。^^ 豚シャブにすると、味がすぐにわかりますよ。 キメが細かいです。 こっちでは「モチモチっとした」と言う表現します。 50〜100円位のさなんじゃないかなあ、、値段は。 黒豚がなんで割高なのか、、美味しいのもありますけど、一般のぶたさんよりも、2週間ほど長く生育させて出荷するのだそうで、それだけ、飼育費もかかっているわけです。 いも、とか食べさせてるって聞いた事もあります。 肉だけでなく、油がどれだけ美味しいかってのもポイントだってな話しでしたよ。 関東に住んでいた時、某、有名なスーパーの食肉部にいた友人と話したら、「黒豚」のシールがものすごく売れていたんだそうですね。 シール業者も儲かったと聞いています。 新潟の魚沼産の米袋と同じですよね。 |
MGさん | 2000.06.23 | > JAS問題は、奥が深くて、なんか抜け道ばかり考えてしまう。 いいかもしれませんよ・・・ プロが真剣に抜け道を考えて、こんなインチキがまかり通るザル法なんだよ〜って、消費者のみなさんに教えちゃう! |
FNさん | 2000.06.23 | ようやく、当社も、JAS法における対処のめどがつきました。 産地表示における技術的処理は、オートプリンターでします。 この場合、産地表示枠を越えたところで問題点が発生しますが、この法律の趣旨は産地を何はともあれ表示してくださいという点。 次に、商品名についてですが、市場内における業者間の隠語は使わない、 しかし生産者−荷受−仲卸−小売業者で一貫として使われている商品名は使用します。 ビンチョウ、豆アジ、平子イワシetcは、使用して行くつもりです。 この点については、行政から指導がある時その方と議論し納得した時点で変更とします。 以上の考えに沿って、改正JAS法に対処いたします。 琵琶湖の小鮎さんのHPも参考にさせていただきました。 ありがとうございます。 この件については、人それぞれに魚介流通におけるポジションが違っているだけでなく、業種業態が違ってくると意見は一致しないのが当然。 ただひとついえることは “消費者に正しい情報を付けて魚を買っていただき、安心して召し上がっていただく事!” ですね。 |
琵琶湖の小鮎 | 2000.06.23 | > また鮮魚でもタイ切り身5枚パックを作って3枚を国産、2枚を外国産。 これは重量の多い方を明記だから、国産になります。 こういうことが認められる業界だから問題なのですよね。 > 同じように生イカ3杯に解凍イカ2杯まとめて売れば生イカ。 うーーーーーーーん、水産庁さん、どうしましょう。 > お刺身も1品なら鮮魚。2品が1パックなら加工品。 たしかに、これは不可解。 > ちょっと考えればおかしいのですが、正式に認められてしまう。 たしかに、今回の法改定は、いろいろ、妥協的なところはありますね。 |
琵琶湖の小鮎 | 2000.06.23 | 転送の問題ですが、転送そのものは、水揚げ量が毎日変化する天然魚を、需要と供給のバランスを取るという意味で行われていることですから、理解できることです。
今回、私が指摘したのは、あくまで「転送と関わって行われる可能性があるパーチの張り替えが、本当の産地をアイマイにする。」という点です。 > ただ、パーチの張り替えが短時間処理などそれなりに労力とコストがかかるとと思いますので張り替えることによって消費地でそれ以上の利益が出るということが分かりません。 今朝、出しましたメールの内容には、一部、不十分な点があったように思っています。 出荷業者の方は、パーチを張り替えることによって、出荷者の責任を明確にしている。・・・こういう部分もあると思います。 したがって、こういう業者さんは、転送ものであっても、鮮度や品質に自信を持って出荷されているでしょう。 消費地市場では、産地業者の評価というものがあります。 どこそこのなんという仲買は、いいもの専門に出してくる・・・とか、 あそこの仲買は、安いものを出してくるけど、悪いのも混じっている・・とか。 私などでも、よく行く産地では、仲買さんの買い方を見ていると、良い物を買う仲買さんとそうでない仲買さんは分かりますから、京都市場でそれらの仲買さんのパーチを張られた箱を見つけたら、それぞれなりの評価をすることになります。 したがって、評価の高い産地仲買さんが出荷したものなら、たとえ転送ものであっても、セリ値は高くつくということがあります。 それ以前に、産地自体に格差がついていますね。 私が経験したのでは、氷見から入った「ぶり」と新湊から入った「ぶり」の値段が違うということでした。 私が見た限りでは、氷見と新湊で、水揚げ処理のところで大きな差があるようには思えません。 どちらも、富山湾のものですし、個体差を考えなければ同じものです。 それでも、氷見の業者の出した「ぶり」のほうが、高い値がつくのです。 そうなると、新湊であがった「ぶり」を、氷見に持っていき、氷見のパーチを張って出荷した方が得だとなるのですね。 (この場合、いずれも富山湾ですから、産地的には大きな問題は無いですが。) もう一つは、スーパーなどの「産地直送」の取り組みです。 これの注文が入った場合、無いというわけには行かないので、産地仲買さんはあちこちから品物を集めます。 そして、じぶんとこのパーチに張り替えて出荷します。(それが多いです。) うちも、産地直送をやっていますが、集める魚の漁獲海域の範囲を決めています。 これをアイマイにしていると、日本海の魚が太平洋側に送られて、太平洋側の産地から「産地直送」として送られて来ることになるのです。 > 張り替えずに原産地表示のまま転送して消費者に提示されるのが望ましいと思いますが、 いかがでしょうか? 私も、そのように思っております。 産地の方、なにかご意見、ございませんか。 |
琵琶湖の小鮎 | 2000.06.23 | > よっしゃ!模範解答、覚えました!^^ ボクが書いたことが「模範解答」かどうかというのは、現時点では微妙です。 エビのところで書きましたが、表示をする業者が、それぞれに「独自の判断」で表示するわけです。 同じものでも、業者によって違うと言うことは、当然でてきます。 そして、何ヶ月かたってから、落ち着くところに落ち着くだろうと思います。 その時には、ボクの書いているのは、すべて否定されているかもしれませんよ。 > 「昨日のスズキと同じ魚さ!」ってのはまずいかな、、^^;; > スズキにもいろんな種類があるんでねえ、、とか言えば、、く、苦しいですか? これって、抵触もの? スズキ、ヒラスズキ、タイリクスズキの3種類しか流通していないと思います。 ヒラスズキはは滅多に見ないので、無視してもいいかもしれません。 この3種類以外を「スズキ」と表示するのは、問題だと思います。 ブラックバスを、昔、「姫スズキ」と呼んでいました。(^_^;) |
MTさん | 2000.06.23 | > ようやく 当社も JAS法における対処もめどがつきました。 お疲れ様でした。^^ ここまでに、整える環境つくりがたいへんなんですよね。 まぐろやさま、なかなか、その「ざる」であるところさえも 判別がつかないほど、消費者は判断する能力は期待できませんです。 できましたら、 > ただひとついえることは “消費者に正しい情報を付けて魚を買っていただき安心して召し上がっていただく事!”ですね。 と言う方々がお手間はかかるのは十分にわかりますが、たくさんいてほしいなあと希望します。 理想論ではなく、現実として、、 消費者もひび、勉強ですね。今からは、、 これからは、選ぶ人にかかってきますから。 7月1日にお魚やさんめぐりはおもしろい企画になると思います。 友人にも頼んでみましょう。 |
MTさん | 2000.06.23 | > 同じものでも、業者によって違うと言うことは、当然でてきます。その時には、ボクの書いているのは、すべて否定されているかもしれませんよ。 流動的なものがあるんですね。 それは先走りました。申し訳ありません。(__) 「と、言う判断をされて表示した業者もいる」というのを付け加えます。 頭の中に。^^ > スズキ、ヒラスズキ、タイリクスズキの3種類しか流通していないと思います。ヒラスズキはは滅多に見ないので、無視してもいいかもしれません。この3種類以外を「スズキ」と表示するのは、問題だと思います。 なるほど、、問題あり、ですか。 > ブラックバスを、昔、「姫スズキ」と呼んでいました。(^_^;) んんん?にゃんでしゅと? 姫スズキと呼んでおったんですか? 今は違うんですよね? 販売されていたんですね、、 あのお顔を見て、姫スズキと名付けたのですね。 |
琵琶湖の小鮎 | 2000.06.23 | > 販売されていたんですね、、あのお顔を見て、姫スズキと名付けたのですね。 15年以上前のことです。 ブラックバスは、スズキの親戚なんですよね。 色はそっくりだし、体型はスズキを引き延ばしたようなものだし、顔は似ている し・・・・・・ スズキもルアーで釣るンですよね。 身だけ見たら、スズキと間違えますよ。 昔は、製品になっていたのです。 だから、店で「アライ」を売ってました。 今は、それほど獲れないようです。 もちろん、店で売っていません。 |
琵琶湖の小鮎 | 2000.06.23 | > 産地表示における技術的処理は オートプリンターでします。この場合 産地表示枠を越えたところで問題点が発生しますが。 簡単に投資するわけにはいかないので、このへんは、既存の設備でやろうとする と問題が出やすいところですよね。 > 次に 商品名についてですが、市場内における業者間の隠語は使わない、しかし生産者−荷受−仲卸−小売業者で一貫として使われている商品名は使用します。 > ビンチョウ、豆アジ、平子イワシetcは、使用して行くつもりです。 でしょ。 最終表示者のところでは、いろんな判断があるのです。 > 琵琶湖の小鮎さんのHPも参考にさせていただきました。ありがとうございます。 お役に立ちましたでしょうか。 お役に立っていたとしたら、Webにして良かったと思います。 > “消費者に正しい情報を付けて魚を買っていただき安心して召し上がっていただく事!” そういう事ですね。 |
KSさん | 2000.06.24 | いくつかの魚屋で産地表示を見てみました。
ちょっと前よりシンプルな表示になっていました。 7/1にはどのように変わるかもう 一度チェックしてみます。 # デパートでおおっぴらにレポート用紙にメモを取っていたら、お店の人がとんできて「何かの調査ですか?一言店に断って下さい。同業者の価格調査ではないですね。そういうことは違反になるので...」と言われてしまった。思わず「子供の勉強のためです。」といって誤魔化してしまいました。7/1は何と言い訳しようかな? |
FNさん | 2000.06.24 | 魚の小売り業者は、いま大変なんです。 でも、この改正法の為、今までそんなに気にしてなかった産地が透けて見えてきました。 その点は、いい勉強になっています。 商品名に、解凍、養殖表示に加えて産地表示ですと国内都道府県で45程のメモリ、旧国名に20程、海域に20、外国名に40ほど入力すると、 最新のオートプリンターもメモリーオーバーです。 メモリーオーバーからの産地からは、仕入れできないなんちゃって・・(^^;) 笑えないほんとの話になりそう・・。 ところで 産地表示をしっかりしている店だが、鮮度はやや悪く価格も高い店と、産地表示はラベルでは十分ではないが、鮮度は見ただけで良く価格も安い店・・ あなたは、どちらのお店のファンになりますか? |
MTさん | 2000.06.24 | > # デパートでおおっぴらにレポート用紙にメモを取っていたら、お店の人がとんできて「何かの調査ですか?一言店に断って下さい。同業者の価格調査ではないですね。そういうことは違反になるので...」と言われてしまった。思わず「子供の勉強のためです。」といって誤魔化してしまいました。7/1は何と言い訳しようかな? さしでがましいですが、この行動は、十分に気をつけた方がいいです。 以前、鹿児島市の消費生活センターで、毎月品物の値段を調べる情報連絡員になって市場調査をしましたが、 「鹿児島市」と言う肩書きがついていても嫌われるスーパーやデパートがありました。 メモをとられるのであれば、必ず前に、店員さんにお伺いをたてたほうが良いと思います。 |
琵琶湖の小鮎 | 2000.06.24 | ご苦労様でした。 なかなか、面白い調査結果が出ましたね。 7月1日には、この状態から、そう大きくは変わらないと思いますよ。 たぶん、どこでも、すでに7月1日用の表示に変えてますからね。 > ・高級スーパーの魚売場・・・こちらも産地表示は国内物のみ。以前はタコなど外国の産地表示があったと思う。 ユデダコは加工品扱いですから、表示をしなくてもいいのです。 (来年の4月1日からは、加工産地の表示が必要になる。) ですから、このスーパーのように、以前は表示してたのに、しなくなってしまっ た・・・という店がでてくる可能性はありますね。 > ・近所のスーパー・・・すべての商品に産地、養殖、解凍表示がしてある。インドネシアのエビ、モーリタニアのタコ、解凍メバチマグロ、養殖鯛など。 立派です。 > # デパートでおおっぴらにレポート用紙にメモを取っていたら、お店の人がとんできて「何かの調査ですか?一言店に断って下さい。同業者の価格調査ではないですね。そういうことは違反になるので...」と言われてしまった。 おかしいですね、「違反」なんて。 そんな法律、ありませんよ。 でも、お店におことわりしておいたほうがいいと思いますね。 そのほうが、堂々とやれるでしょ。 |
琵琶湖の小鮎 | 2000.06.24 | > メモリーオーバーからの産地からは、仕入れできないなんちゃって・・(^^;)
笑えないほんとの話になりそう。 これ、ほんとなんです。 うちでも、どうしょうかと悩んでます。 こないだも、冗談半分ですが「わけのわからん産地のは入れるなーーー。」と叫んでしまいました。 産地側としても、大変なことになるかもしれませんね。 メモリに登録してもらえるかどうかが、運命の分かれ目になったりして(^_^;) |
TTさん | 2000.06.24 | 東京で会合があって1泊、戻ってメールを立ち上げたら30数件ありました。 うち2件は**研究会のもので、他はすべてfishMLでした。 転送によるパーチの張り替えに、「出荷者の責任を明確にしている」、「消費地市場での産地業者の評価」、「スーパーなどの産地直送の取り組み」など、種々の問題について大変良い勉強になり ました。 私もさらに、産地の方々、仲買業者の方々のお考え、ご意見を伺いたく思います。 7月1日、どのように表示されるのか、カミさんが日参しているスーパーを見に行ってきます。 |
MGさん | 2000.06.24 | > そんな法律、ありませんよ。 以前スーパーの立ち上げに加わった事があるのですが・・・ 明らかに価格調査目的であるような場合は、威力業務妨害で告発できるようなお話しを伺った事があります。 つまり販売店側は、購買目的がある客様のために売り場を開放する営利団体ですから、生協さんはまた目的が別かもしれませんが、「買うのが目的で無い人は入らないで」が出来るわけです。 大手やデパートさんも建て前上はアミューズメントを気取りますが、結局は売ってナンボであることに変わりはありませんし。 園様が調査して頂ける情報はとても貴重であり嬉しいのですが、なかには気の短い方もいらっしゃいますので、 できればテープレコーダーでコソっと・・・ |
B2さん | 2000.06.24 | > 同じように生イカ3杯に解凍イカ2杯まとめて売れば生イカ。 ごめんなさい、仮定に反論してしまいます。 でも例として挙げられた事をやる者、必ずいるでしょうね。 確かにぱっと見ただけでは一般の方は判りませんね。でも食べてみてはどうでしょう。 比べる物が1パックの中にあるのですから、食べ比べれば判ると思います。 この比率がいつも同じだとしたら、より一層判ると思います。 全部が一つの種別で、表示だけごまかしをやっていた方が、判りにくいと思います。 比べる物がその場に無いですから。 たとえば、刺身パックは大抵、同一の魚を使いますから味は大体同じはずです。 にもかかわらず味が大幅に違う場合、疑ってかかった方が良いかもしれません。 #たたきで混ぜられたら詳しい方でもお手上げだと思います。 一つでもこの様な混成をやっている事が判明した業者は、ポリシーに問題が有るのですから、消費者からの「信頼」を得ることは出来ないでしょうね。 この様な業者はほとぼりが冷めたならば、同じ事をまたやると思います。 > お刺身も1品なら鮮魚。2品が1パックなら加工品。ちょっと考えればおかしいのですが、正式に認められてしまう。 確かに不可解ですね。 案外と、盛り合わせの刺身の場合、複数の品表示するのは、シール等の面積の問題で難しいと考えたのかもしれませんね。(だから加工品扱いに したのかな?) ところでダイコンけん、大葉等の産地表示はいるのでしょうか? #厳密に考えすぎですね。多分いらないとは思いますが... #ここまで必要だとすると成分表のようです。 PS 築地では6/23より仲買さんが一斉に産地表示等を始めたようですね。 |
琵琶湖の小鮎 | 2000.06.24 | > 威力業務妨害で告発できるようなお話しを伺った事があります。 メモを取るだけで、「威力業務妨害」にあたるのですか? 何も、「妨害」していないのに。 このへんのことに詳しい方、おられませんでしょうか。 |
琵琶湖の小鮎 | 2000.06.24 | > 築地では6/23より仲買さんが一斉に産地表示等を始めたようですね。 組合で、そういう事を決めたのでしょうか。 そうだとしたら、進んでますねえ。 京都では、そんな動きは無いようですよ。 |
MYさん | 2000.06.24 | > 同じように生イカ3杯に解凍イカ2杯まとめて売れば生イカ。 そのようなことをする店はまず無いと思います。 営業活動の中でも、リピーターを増やすことは重要視されます。 どのお店でも固定客を少 しでも増やそうと必死なのでは。 もしそんなことするお店があったらほっといてもつぶれると思いますよ。 最近の消費者は賢明ですぞ! 競合店がそんなことすれば、きっと笑って見てるでしょう。 今日び、そんな自ら墓穴を掘るような店ないと思うのですが・・よほど一元さん狙いのどうしようもない店以外。 |
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