海の異変---各地からのたより

「海がおかしい。」
どこに行っても、この言葉を聞きます。おさかなML(fishml)に投稿された「海の異変」について、まとめてみました。
2000年5月1日〜2000年 月  日までの分です。      前のページへ   次のページへ   TOPへ

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機械苦手の関根 2000.05.01 皆さん、最近「たこ焼き」に入ってる、タコが大きくなったと思いません?
水産業界では、タコ・イカは海から沸いて来ると言われます。 何年かに1度、異常なほど豊漁になるのです。 日本で食べられているタコの50%はアフリカ産です。
スーパーで売られているタコのほとんどが、アフリカ産です。
このアフリカ産のたこ、1997年冬から、豊漁が続いているのです。
おかげで日本のタコの相場は2年半で3分の1。国産のタコまでも安くなってます。
たこ焼きのタコも大きくなる訳です。
在庫も50000トン、バブルの93年以来の多さです。
タコを食べる国は意外と少なく、5月からモロッコでタコ漁がスタート。
3年続きの豊漁になるか?業界でも注目されてます。
ここ2年、消費が供給に追いつかない。いくら安く販売しても、追いつかない。
タコを輸入している会社は、数億単位で損が出ている。
タコ・イカの場合豊漁の後には、必ず不漁の時期がきます。
今の内に?い〜っぱい、たこ焼きを食べておきましょう!
機械苦手の関根 2000.05.01 問題です。「たらこ」と「数の子」どっちが高いでしょうか?
答え。 今年は「たらこ」です。
  国産たらこは、3000トン。輸入品が50000トン。
  国産数の子は、ほぼ0トン。輸入品が20000トン。
今年ついに輸入価格が、「たらこ」と「数の子」逆転しました。
たらこがここ2年で価格が3倍、数の子は横ばい。
今年、九州の明太子業界と、北海道・東北のたらこ・数の子業界の生き残りを かけた、「たらこ・数の子」戦争が勃発。現在九州勢が優勢を保っている。
今年2月に始まった、輸入たらこの入札、いきなり昨年の2倍近い価格で、九州の業者が落札。
北海道・東北の業者は手も足も出なかった。
そして4月、今度は数の子、今まで九州の業者は輸入したことが無い。
それがいきなり北海道の業者より先に、しかも高値で買い付けたらしい。
消費者無視のこの戦い、何か裏には「IQ」枠などにからむ商社の代理戦争のようなものが、見え隠れする。
機械苦手の関根 2000.05.01 今年の「土用丑の日」は7月30日です。
昨年の土用丑の日以来「うなぎ」の相場が大崩、うなぎ養殖業者の出荷する価格が3分の1にまでなって、死活問題となってます。
昨年(正確には98年12月〜99年4月)にシラスが豊漁。
日本だけでなく、中国・台湾と韓国も豊漁。東アジア全体で豊漁となった。
シラスを養殖池に入れたまでは良かったが、入れすぎと天候不順で成長が遅れ、土用丑の日に間に合わず、相場が崩れた。
そこに来て中国から蒲焼うなぎが、大量に輸入され、相場は大崩。
そのまた上に台湾のうなぎが、年明け後大量に輸入され、もう相場はどうしようもなくなっている。
この大量のうなぎで、蒲焼の値段は半値以下。スーパーなどの売上は、それこそうなぎ登り。
高級品からいっきに大衆食品に。我々にとっては、喜ばしいこと。
しかし養殖業者は、死活問題。 
今年もシラスの池入れは終りました。昨年の60%です。でもこの安値まだ続きそうです。
ちなみにシラスの値段、昨年始めの値段は1kg100万円。今シーズンは平均して25万円。
1kgにシラスは約5000尾。これが育ちがいいと6ヶ月で1尾200gにまでなる。
ざっと、1000倍に成長することになる。 今日の夕飯は「うなぎの蒲焼」に決まり!
家辺@さかなや 2000.05.02 佐賀新聞のWebでみつけました。
唐津と言えば、アジやサバの水揚げ港の一つですが・・・・・・ この辺の港は、全部厳しいようですね。
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昨年の唐津港の水揚げ量はサバ類やマアジが激減し、過去最低の4万340トンにとどまった。
販売額も前年より25億5千万円少ない80億2千万円と低迷 し、過去10年では最低となった。  
昨年の水揚げ量は前年より1万8762トン(32%)と減少し、統計を取り始めた1961年以来、初めて5万 トンを割り込んだ。
ピークの77年に比べると、ほぼ3割に落ち込んでいる。  
1キロ平均価格は前年より20円高い199円だったが、水揚げ量の減少で、総額は24%の大幅ダウンとなった。  
唐津魚市場によると、同港のアジ、サバ類は長崎県の船が中心で、漁場は壱岐 ・対馬や五島周辺など。
県玄海漁連は「近海物はほぼ前年並みだったが、全般的 に減少傾向にあり、今後も育てる漁業に力を入れたい」と話している。
家辺@さかなや 2000.05.02 > 今回は、「かに」です。特にロシア産タラバガニ問題です。
今年、カニは厳しいですね。 カナダもアラスカもロシアも無いようですね。
今年の冬は、あんまり「カニすき」を食べることができないでしょうね。
小売価格で、昨年の20%〜30%のアップになりますか。
yusa@かつおが好きだよぉ 2000.05.08 多くのかたがカツオに興味を持ってくれると嬉しいです。
これが、Webを立ち上げた当初からの目標ですからね!
ところで、最近のカツオ硬くて嫌ですね〜(^_^; 気をつけても苦情が。。。。
硬い(ゴリ)だと食べたくないし、売りたくないし。
もったいないと思っても廃棄するしかないんですよね(^_^;
近年カツオもなかなかの値段ですから、勇気が要ります。
早く、美味しいカツオが売りたい(T_T)ウルウル
はじめは良かったんですが、最近不調な当店のカツオ情報でした!
魚河岸小僧 ゲンゲン 2000.05.09 カツオなかなかいいのに当たりませんネェ〜。
チョットまえまでの八丈の物は下りきらなかったものなのか、脂もあっていいけたのですがねぇ。

>焼こうが煮ようが、まずい(T_T)ウルウル  以来、こりゃ捨てるしかない!と思い込んでいますが(^_^;
そうですね。カツオはあたりはずれがあってむずかしいですよね。
築地場内の某すし店のだんなも、「使えないのはどうしようもないから捨てちゃうよ。」なんていつも言ってますよ。
魚河岸小僧 ゲンゲン 2000.05.09 昨日、銚子と塩釜で巻き網マグロの水揚げが ありましたね。
今日初物が築地にもきますね。 初夏だなぁ〜。
機械苦手の関根 2000.05.09 マグロはいかがでした。うちの担当も築地に見に行きました。
うちは輸入マグロ(特にボストン中心)にやってますので、昨年の塩釜の大漁には、ほんと手を焼きました。輸入マグロは軒並み安値になってしまい、大損した会社も多かった。
今年はインドマグロも安くなりそうだし、塩釜も昨年程は望みませんが、捕れてほしいですね。
昨年は、6月15日初水揚でしたよね。
魚河岸小僧 ゲンゲン 2000.05.09 マグロのセリ場は連休にお金を使い切ったのか、相場はいまいちでしたね。
うちの会社では、早速銚子の生キハダをたべてみましたよ。
やっぱり夏場はさっぱりしたキハダがいいですネェ〜。 (これは役得ですよね。)

> 塩釜も昨年程は望みませんが、捕れてほしいですね。昨年は6月15日初水揚でしたよね。
今年は早いスタートとなりましたが、漁場は紀州沖なんで那智勝浦で水揚げされる延縄物と同じサカナなんでしょうが、アミで取れたマグロはヤケがあるので延縄物よりワンランクおちますね
機械苦手の関根 2000.05.10 > 富山県からも、鮭・ますを獲りに行くのですね。
春鮭鱒、私も1番好きな鮭です。 5月6日に大阪で初セリがありました。
5kgの大物はkg当たり4100円もついたそうです。 これでも昨年より1000円近く安い。
ちなみにその日昨年の秋鮭は350円。
もうじきアラスカでも鮭のシーズンが、始まります。
シーズン中、わざわざハワイから漁に出る人もいます。
今年は日本の冷蔵庫に、鮭がいっぱいあるので、 よっぽどの不漁じゃない限り、安く食べられます。
家辺@さかなや 2000.05.11 伊勢新聞のWebでみつけました。
よこわはウマイですねえ。 小さくても本マグロですから、コクが違います。
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ヨコワが大漁/近年まれ市場に活気    
尾鷲市港町の尾鷲港で十日、ホ ンマグロ(クロマグロ)の幼魚ヨコワ(一匹三 ―四kg)の大量水揚げがあり、同港市場は活気づいた。  
鮮度抜群で、一kg平均669円(カツオは一kg平均110円)が付き、地元をはじめ県内外に出荷された。  
ヨコワは「まとまった漁はめったにない」 (同漁協)が、北牟婁郡海山町、引本浦船籍の中型カツオ一本釣り漁船「第25春丸」 (九一トン、一井和芳船長ら十七人乗り組み)が三宅島沖での漁で、カツオ十一トンと一緒に二・七トンを持ち帰った。  
一井船長によると、ヨコワはカツオの群れに交じっていたといい、漁協関係者らは「今年初めての大漁はもちろんだが、近年でも本当に珍しい」と話していた。  
ヨコワは背びれから腹に薄い線が入っていることから、その名前が付いたという。
家辺@さかなや 2000.05.12 ここ数年、モジャコが獲れてなかったのですが・・・・今年は多いようですね。
獲れすぎて、予定より早く終漁にしたところもあったと聞いています。
来年のハマチは大丈夫だな。 (大分合同新聞のWebより)
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ブリの養殖漁業に使う稚魚のモジャコ漁が今年、七年ぶりの豊漁だったことが大分県のまとめで分かった。過去に例のない不漁で韓国側排他的経済水域で違法操業していた蒲江町の漁船が拿捕(だほ)される事件が起きた昨年から一転しての豊漁に、県海洋水産研究セ ンター(上浦町)は「原因がよく分からない」と首をひねっている。  
モジャコは体長三cmから五cm程度のブリ。東シナ海域で産卵され浮遊する藻に付いて黒潮に乗り、県内水域まで流れてくる。  
モジャコ漁は藻ごと網ですくい上げる。県漁業調整規則では体長十五cm以下のブリの捕獲は禁止されているが、年間二十三日を上限に養殖用稚魚の捕取が許可される。  
今年は四月十一日から五月三日までの間に蒲江町と米水津村の漁船百七隻が操業。捕獲許可枠の六百二十九万五千匹に対して五百七十一万三千匹(九〇・八%)を捕取した。  
今年と同数の許可枠に対して捕獲率が九〇%を超えたのは九三年以来で、不漁 だった昨年は三四・〇%しか捕れなかった。  
センターによると、昨年は流れてくる藻の量と藻に付いているモジャコの数がともに少なかったが、今年は反対。
水温は過去五年間、高めの傾向が続いていたが、今年は平年より低めだった。
だが「水温が元に戻ったから藻とモジャコが増えたと言い切れる根拠はない」とセンター。  
漁期は昨年、例年通りの四月二十八日から始まったが、今年は鹿児島や宮崎の様子を見て十七日早く操業を始めた。
しかしセンターの調査では漁期が終わった後も多くの藻が流れてきており、昨年と同時期に始めていたとしても豊漁だったとみられている。  
一方、漁業者は一転しての豊漁にも複雑な表情。蒲江町の上入津漁協では「鹿児島や宮崎でも多く捕れたと聞いている。
量はないよりあった方がいいが、需給バランスというものもある」と話し、値崩れを警戒している。
三重yaku 2000.05.20 今日19日、岩がきを注文したところ、その業者は名古屋の市場で買うのですが、つい先週まで400〜450円していたのに、今日は一個なんと200円!!  
モノだって良いんです。
いままで(と言っても3年前から)こんな200円なんてことなかったですよ! う・れ・し・いな〜^^)/  
こう言う場合は単純に喜んどけは良いんですよね??・
関根@浦和 2000.05.23 > ホッケ漁は激減してるようですが、日頃、食べた記憶が私にはないように思います。名前だけは良く聞く魚ですよね。水産利用上、地域性の大きい魚なのですかねぇ?
ホッケはあまり詳しくないのですが・・・・ ところがですね、ホッケ捕れてるのです。恐ろしく大量に!
昨年日本で浜値の1番安かった魚なんだと思います?
イワシ? いいえホッケです。 
平均18円/kg すべてひっくるめての値段で、市場に出るときはそれなり高くはなります。
北海道ではすり身にまわっているそうです。
鮮度の良いホッケはフライにして食べると美味いんですよ。
まっちゃん@明石 2000.05.23 今日、昼網で釣りサバが大漁に揚がりました。
刺身で試食したところ、美味しかったです。
刺身で食べるなら、今の時期のアジとサバを比較した場合、サバに軍配が上がると思います。
しかし浜ではアジに高値がつきます。イメージ的なものもあるのでしょうか。
サバは鮮度落ちが速く、またアレルギーの人がいたり、中毒の心配があるので、我々もあえて、刺身用としては提示せず、きずし用で提示してます。
関根@今回だけ築地 2000.05.23 皆さん、鮪と鰹を食べてください。!!!
魚屋さん・スーパーさん、冷凍鮪は後回しにして、鰹・鮪をバンバン売ってください。!!!
今、日本近海で鮪と鰹が豊漁です。
なんと築地魚市場では、もうさばき切れないのです。 売り残りが出てます。めっちゃ安いです。
カズ@東松山さん、スーパーで遅い時間に仕入れる事できませんか?
ついに鰹のセリ残りは100円/kgを切りました。 メバチ鮪は200円/kgを切りました。
サイズ・脂乗りには問題がありますが、捨てるよりましです。
なんと本鮪と呼ばれるクロマグロも3本に1本売れ残ってます。 処分価格は、なんと500〜700円/kg。
TVのグルメ番組でよくみられる、1個ん千円する寿司ネタと、同じ種類のマグロですよ。しかも国産。
マグロは刺身だけでなく、フライパンで焼いてステーキでもうまいっすよ。
今日も塩釜でクロマグロが100トン水揚予定です。
明日も築地はマグロの山です。
皆さんスーパーに行って、店員さんに言いましょう。 「塩釜のクロマグロ、ください」って!
西やん@漁協系統職員 2000.05.26 > 日本は周囲が海で囲まれており、魚の自給率は100%だと聞いております。
残念ながら、日本の魚介類の自給率は、1975年以降100%を 割り込んでおり、H10年で57%(速報値・非食用を含まず)まで落ち込んでいます。(日本で生産された養殖魚も含みます。)
何故ここまで落ち込んだかというと、水産資源の減少してる割に、輸入が増えたため、魚の価格が低迷し、漁師が儲かんなくなって経営体・就業者が減少したことなどによるようです。(その他にも理由はありますが・・・)
昔は、魚が捕れなきゃ市場原理で値が上がって有る程度カバー出来たのですが、昨今は輸入でカバーされたりで上値が抑えられてます。(安くなるのは底なしなのですが・・・)
  漁業・養殖業生産量 H1年 1,191万トン→H10 668万トン
  水産物輸入量 H1 229万トン→H7 358万トン→H10 310万トン  
  経営体数 S63年 約19万 → H10 約15万
  就業者数 S63年 約39万人 → H10 約28万人

> しかしこういった養殖物・輸入物に押され、産地では思ったように出荷できず、せっかく捕ってきた魚が、肥料等になってしまったりというのも事実ではないでしょうか。もっと天然の国産魚に目を向けるべきでは。
同感です。 漁業者も自分の捕ってきた魚を、いかに高く(適正価格で)売るか、いかに効率よく(水産資源も経費もロスを少なくするか)操業するか考えつつあります。
ただ一方で、自分達が水揚げする時の価格のあまりの安さに、やる気をなくしてる漁業者が居るのも確かです。 (漁業はオレの代で終わりと考えてる人が多いです。)
輸入水産物もいつまでもあるかどうかは分かりません。
水産物流通も、どっか一部だけが儲けてるひずみが出てきているのでは・・・。
近い将来、国産の水産物が高級品になってしまう可能性もなきにしも あらずです。

> 安定供給には・・まず安定した利益の確保が優先されているのでは?
儲からない商売は誰も好きこのんでやろうと思いませんよね。
「板子一枚・・・」なんて危険な商売はなおさらです。
heita 2000.05.30 沖縄近海では、今、本マグロの最盛期(のはずです)を迎えています。
毎年この時期は全国から小型マグロ延縄漁船が糸満漁港に集合しピストン運行で操業 します。
もちろん今年も船は集まり、本マグロも水揚されていますが、何かおかしいのです。
今年は200kg以上の大型が多いのですが、大きすぎて扱いにくいと言うことでまともな値段が出ません。
漁師はやる気をなくし、漁港内でゆっくりとしています。魚はいるのに獲りに行こう としません。  
実は、海況もおかしいのです。
水温が例年より2℃ほど低く、例年ならマグロと一緒に大量に水揚されるシイラがほとんど獲れません。
マグロも餌が少ないのか、脂乗りが非常に悪いのです。  
なにはともあれ、最高級の寿司には無理でも、普通の寿司や刺身としては全く問題ありません。
全国のみなさん、漁師が生活できるよう、マグロを買ってください。
関根@浦和 2000.06.06 月曜日はちょっと良いが、火曜日はもう中だるみ。
仲買は口々に「売れない」「客が来ない」 そんな中元気がいいのが、観光客。世界中から集まってくる。
前もって連絡しとけば、英語の通訳までつけてくれる。
今日は鮪のセリ場は、仲買さんより見物人の方がおおかった。
200kg近い台湾鮪をバックに台湾人グループが写真をとっていた。

今日も「ヨコワ」「カツオ」「鮪」がい〜〜〜〜〜ぱい有りました。
今が旬のアユ。今日は大苦戦。昨日売り残したアユを、 1尾50円で売っている店もある。
それから「くじら」。今日から、鯨研が1843トンを販売開始。 3300円/kgレベル。あきまへんでした。
ごっそり売れ残しました。 一般消費者から完全に、消費離れです。
小売りになって、100g・600円 牛肉で同じ値段出せば、すげ〜の買えますよ。
日本の捕鯨は、政府・業界指導で一般消費者を無視してる。
琵琶湖の小鮎 2000.06.06 > 今日も「ヨコワ」「カツオ」「鮪」がい〜〜〜〜〜ぱい有りました。
京都の市場も、ヨコワが多かったです。 値段は・・・・悲惨ですねえ。
網物で、kg200円とか300円とか・・・・ 釣り物の良い物でも、1000円超えてなかったようです。
これでは商売になりませんよ。 価格が下がったからと言って、その分多めに売れる物でもないしね。
248kgの本マグロがありましたね。
150kgクラスの、沖縄産の本マグロがありましたが、値が付かなかったです。 どうするんだろ、あれ。
Roku@三田 2000.06.08  今日8日(夜の)NHKニュース列島各地の話題で“外来魚を「なれ鮨」に” などというのが、短時間でしたが、ありました。  
琵琶湖でブルーギルを使っての“なれずし”が水産研究所?での試作で上々?の出来だったようです。 
試食も旨そうに食べてましたね。  
「ギルがフナの領域をも侵すようになった」と、アナウンサーがコメント したのが印象的でした。
# “なれ鮨”ってのは、食べる人も馴れないと…?? 旨いとは思わないのでは………、と食べたこと無いので、理屈で考える。σ^^;
琵琶湖の小鮎 2000.06.08 熊本日日新聞のWebからです。
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アサリ稚貝が育たない! 干潟の砂質に原因か 有明海  
緑川と白川の河口に近い熊本市川口町沖の有明海でアサリの生態などを調べている県立大環境共生学部の海洋生態学研究室は「アサリの幼生は多数生息しているが、干潟に定着し稚貝に変態後間もなく消えてしまっている。砂に原因がある可能性が高い」とする調査結果をまとめた。
昭和四十年代後半から五十年代にかけて全国一だった県産アサリの漁獲量は現在、最盛時の三%に激減しており、不振の原因解明につながる研究として注目される。  
同研究室の堤裕昭教授らが、県水産研究センターとの共同研究で確認した。
七月に発行される日本ベントス学会誌(二〇〇〇年版)で発表する。  
研究グループは、平成七年から毎月、同海域内の一般漁場に設定した調査地点で、約五百平方センチメートル内に存在するアサリなどの二枚貝、底生生物の大 きさや分布、干潟の土砂質などを継続調査している。
このうち、八年一月から十二月までのデータを分析した。  
採集したアサリの八割近くは貝殻の中に肉質がみられない“死貝”だった。
月 ごとの大きさの分布をみると、プランクトン幼生から変態して間もないとみられる殻長〇・五?一・五ミリの稚貝が一、二月を除き毎月、存在した。
しかし、変態後一カ月ほどの稚貝(殻長が二ミリ以上)は全体の一割に満たなかった。  
漁獲対象ではないが、同じ二枚貝類のホトトギスガイにも同様の傾向がみられた。
繁殖期の七月には殻長一ミリ以下を中心に一平方メートル当たり約十万四千個が存在したが、一カ月後には二百八十六個しかなかった。  
一方、前年四月に熊本市がアサリ漁場造成事業として沖合で採取した砂で覆った地点での調査(十月)では、殻長一ミリ以上のアサリが一平方メートル当たり四百二十三個あったが、約三百メートル離れた一般漁場では確認できなかった。
ただ、その後の追跡調査で「覆砂した地点も三年ほどたつとアサリの存在が激減する」(同研究室)という。  こうした調査結果から、堤教授は「三、六、十月をピークに連続的に幼生が他漁場から流入したり、そこで生育していることが裏付けられた。干潟の砂質が原因で稚貝が育たず、一カ月ほどで死んでしまうと考えられる」と話す。  
県内のアサリ漁獲量は昭和五十二年度の約六万五千七百トンをピークに激減。
平成十年度は当時の三%足らずの千八百七十五トンにとどまった。
アサリ減少の原因としては、集中豪雨による土砂たい積や淡水化、乱獲、食害など諸説あるが、特定できていない。  
同教授は「今後は他県産地の砂との成分比較などを進め、アサリが減った原因 を究明していきたい」と話している。
わみ 2000.06.13 今年に入ってからですが、釣れるべき時期を大幅に過ぎても釣れるべき魚がほとんど釣れていない。
どうもただ遅れているだけではないような感じがします。
「去年の秋からこんな状態だよ」という釣具店のおやじさんもいたりしてですね、ずっと心配していたんです。 東京湾の釣具店さんからは「重油流出の影響」という言葉も出てきています(ち ゃんとした根拠はないと思いますが)。
また、4月頃ですが、相模湾に船釣りで出たときに感じた、江ノ島沖のどよ〜んとしたいやな感じ。
工事の影響もあるのでしょうが、気になります。
やはり4月ですが、シケ後にワカメを拾おうと思って通りかかった観音崎で見たたぶん赤潮。
ちょっと早いんじゃないの? と首を かしげました。
まあ、確かに釣具店に何年もの間電話をかけ続けていると、常に「今年は例年 は違う」という言葉が聞かれるんです。
そりゃそうでしょう、いい年もあれば悪い年もあるし、海は生き物なんだから。
でも、どうも今年聞かれる「今年はいつもの年とは違う」は、いつものそれとはひと味違う、そんな気がしてならないんです。
琵琶湖の小鮎 2000.08.04 このところ、京都の市場にはトリガイの入荷が多いです。
今日、見たのは、愛媛の物でした。
なんで、今頃、トリガイがでてくるのでしょうか。 これも、海の異変ですね。
Roku@北摂三田 2000.08.29  地元紙(神戸)を見ると、「列島渇く」の特集記事の中に“海水が逆流 /汽水魚そ上”“上流17キロでチヌ釣れる”と題する報道があります。
「京都府北部の由良川では、連日の日照りで水量が減り、海水や汽水にすむセイゴ(スズキの幼魚)やヒイラギ、チヌなどが次々と釣れている。  
特に釣れている大江町高津江は,、河口から十七キロも上流で、釣りファンを驚かせている。 −以下略−」  
大江町と言えば“鬼退治”で有名な街、こんな事もあるのですね。  
わが町を流れる武庫川の下流でも、水流が切れて水たまりとなり、取 り残された魚などの救出作戦がテレビや紙面を賑わせています。
平田@沖縄 2000.09.04 毎日港の中の事務所に通勤していますが、慣れとは恐ろしいもので、気がつくと大好きな海を見なくなっていました。
沖の波は気になっていましたが、足下の海中のことは長らく忘れていました。  
そこで、先週、意識的に港の中を見てみたら、クラゲがいっぱいいました。
クラゲについては全くの門外漢で名前も知りませんが、茶色で傘経15p、体長 30pくらいでしょうか。
毎年秋口に来ていたと思うのですが、こんなに早かったかな〜?
これらのクラゲは、日が経つに連れ足が短くなり、最後は傘だけで元気に泳いでいます。
多分何かに食べられているのでしょうが、平気なんで しょうか?  
ハブクラゲも一匹(?)泳いでいたので、これはタモですくって岸壁に放り投げておきました。
昨年はハブクラゲに刺されて、3人くらい亡くなっていると思います。  
昨日の日曜日のお昼ごろ、沖縄本島中部の公営ビーチの隣にあるコートで死にそうになりながらテニスをしていたのですが、ビーチ管理者がスピーカーを通して、「ハブクラゲが沢山いるから、防除ネットの外に出ないように」と悲痛な声で叫んでいました。  
私は那覇の海岸近くで育ったのですが、小学校が海岸に隣接していたこともあって、一年中ほぼ毎日水泳や魚釣りで海にいました。
でも、子供の頃はクラゲなど見た覚えはありませんし、学校の子が刺されたという話も聞いた覚えがありません。
(もっとも、海に隣接しているとはいえ、海で泳ぐのは極めて少数派でした。)  
沖縄の海も変わってしまったのでしょうか?それとも私が無知なだけなのかな〜?
隠岐の曽田 2000.09.04 隠岐でも今年はクラゲ(アンドンやアカなどの刺されると大変なの)の到来は 例年に比べて早い様な気がします。
おかげで子供もあまりおよげなかったようですね。
また、5年ぶりくらいにエチゼンクラゲの到来があったり、カツオノカンムリなんていう 変わったクラゲも見られました。
ギンカクラゲの数も例年より多くて、内航船から河童の頭のようなのがずいぶんと見られました。  
隠岐ではクラゲの多い年があると、ダルマ漁(メダイ)が良くなるといいますが、実際に大型のクラゲの下側にはメダイの稚魚らしいのが付いているのを見かけます。
どうもクラゲをかじってるようですが(ヘンゼルとグレーテルのような…)。
クラゲ(家?)がなくなる頃には海底での生活に移行するのでしょうか?
関根@浦和 2000.09.05 今年は、サンマも秋鮭も今のところ、だめですね。
漁模様が悪いから、値の取れる築地に荷が集中。
築地だって、連日売れ残り。 安値処分。
現在は不漁=高値と言う従来の形式で無くなった。 消費者が賢くなった証拠ですね。
今年の傾向は、サンマは脂乗りが悪い。 秋鮭は生鮮フィーレ主体。
どっちにしろ、大衆魚ですから、安くないとネ。
関根@浦和 2000.09.07 8月27日に解禁になった秋鮭漁。
今の所、不漁だった昨年を、さらに下回ってます。 昨年の6〜7割くらいです。
北海道の加工業者は、早くも仕事買い。 昨年より高い浜値となっている。
秋鮭はイクラを取るための魚となってしまった。
親の方は、ありがたくない商品。 親の損をイクラで補う。
現在築地には、生秋鮭フィーレが連日入荷。 換金販売って感じですか。
従来の新巻スタイルは、ほとんど見当たりません。
 Roku@北摂 三田 2000.09.07 > 8月27日に解禁になった秋鮭漁。今の所、不漁だった昨年を、さらに下回ってます。昨年の6〜7割くらいです。北海道の加工業者は、早くも仕事買い。昨年より高い浜値となっている。  
北海道標津漁港(サケの水揚げ日本一)の漁協によると、水温が高く回帰率が落ちてるせいか? 「サケの水揚げは去年に比べ半分ほど」。  
しかし、「カラフトマスの水揚げは昨年の倍で当たり年」だそうですね。
琵琶湖の小鮎 2000.09.07 舞鶴では、サゴシの300gくらいのがあがってます。
サバの小さめのやつくらいですね。
刺身にしたらいいようですが、味は保証できません。
関根@浦和 2000.09.07 築地魚市の7月の取り扱い量で、大衆魚が豊漁にもかかわらず昨年より減少している。
 カツオ 1780トン  12.4%減少
 マイカ 1770トン  17.1%減少
 イワシ 1228トン  13.3%減少
 サバ   642トン   7.4%減少
 アジ  1920トン   9.8%増加

イワシは大不漁なので納得できるが、その他の魚種はアジ以外鮮度落ちが早く、スーパーによる早取りが規制された為と思われる。
東京近郊のスーパーで、スルメイカの1杯100円特売が、ほとんど出来なかったのもセリ導入のためらしい。
東京近郊にお住まいの方、 この2ヶ月スーパーの魚、悪くなったと思いませんか?
琵琶湖の小鮎 2000.09.08 北海道の胆振沿岸で、6日に解禁された秋サケ定置網漁で、登別周辺の定置網から暖流で生息するブリが大量にとれ、登別や白老の漁業者を驚かせているということです。
津軽海峡あたりで、冬場にブリが獲れるというのは聞いたことがあるようなきがするのですが・・・
秋鮭の定置にブリが入ったというのは、初めて聞きました。
やっぱり、水温の問題でしょうか。
関根@浦和 2000.09.26 今回はイワシの話です。
イワシが大ーーーーー不漁です。
8月の漁獲は前年に比べて、82%減少。
浜値も銚子で3倍・石巻8倍・小名浜5倍となっている。
生食用選別イワシが銚子で1000円/kgを超えたそうです。
このごろ築地市場でもあまり見かけません。
スーパーでも取り扱いを止めてる店が多いと思います。
しばらくはダメみたい。 こうなると、食べたくなるのですね。 刺身に塩焼きそれにつみれ汁。
関根@浦和 2000.09.28 三陸の養殖ギンサケは今年採算割れ。
アラスカ・ベニサケは輸入業者の損失販売。
秋鮭は不漁。
さて、次に来るのは 養殖トラウトサーモン。
サケ業界は、もう一波瀾。
今年のトドメは、ノルウェー産トラウト。
この驚異的なユーロ安、史上最安値の登場も時間の問題?
消費者にはいいクリスマスプレゼントになるかも。
くさもち@石垣 2000.10.01 サザエやタカセガイを潜って採っている漁師が、 「台風の前になると、海が荒れる何日もまえから、サザエとか貝がいつもよりしっかり岩にへばりつくので、もうじき台風が来るとわかる。」と言ってました。
ちょっとおもしろいなーと思ったので書いてみました。
そういえば、沖縄本島では、今年は,サザエが異常発生(ちょっと大げさ)してると聞きましたが,どうですか。
それは、前々から言われていたように、サンゴの白化現象と関係ありそうですか。(でもちょっと早すぎるよね)
そして、ハリセンボン大漁との関係は・・・
まっちゃん@明石 2000.10.02 ご存じの方も多いかと思うのですが、 昨年は、年末へ向けて養殖鯛が大暴落しましたよネ。
1Kg位のモノで、卸値が`500円位にまで下がりました。
その結果、多くの養殖業者が廃業に追い込まれてしまいました。
不景気という逆風もあったと思います。
その為、今年は養殖の鯛は激減しており、年末に向けてまだまだ相場が上がってくると予想されています。
年末、焼き鯛にするニュージーランド産の冷鯛も、この影響を受けなければ良いのですが・・
かに@沖縄 2000.10.02 > そして、ハリセンボン大漁との関係は・・・
小型のハリセンボンが例年になくたくさん発生しているのですが、それと白化の関係は、..どうでしょう?
あの種類は台湾あたりのものだ、と誰かが言ってましたが、確認していません。
型は小さいけど、肝は大きいのだと、これもウミンチュが言ってます。
沖縄ではその肝が文字通り肝心のアバサー汁が珍重されてます。
   情報は、随時追加していきます。
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