フグとホルマリン問題について(1)

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フグとホルマリン問題について(2)  フグとホルマリン問題について(3)  フグとホルマリン問題について(4)
Roku@北摂
三田
2003.02.26 今朝(2/26)の朝日新聞(大阪版)社会欄(37面)に、かなり前に話題になったホルマリン問題に関連して、「ホルマリン禁止提案/愛媛県議会 アコヤガイ大量死で」のタイトルで報じられていますね。
 「全国有数の真珠生産量を誇る愛媛県で、水産庁の通達で禁止されながら養殖魚への使用が後を絶たないホルマリン(ホルムアルデヒド水溶液)について罰則を設けて禁止する条例案が25日、県議会に議員提案された。」
 「水産庁によると都道府県条例で使用を禁止するのは全国初。」云々と書かれています。“3月10日可決、5月1日施行”の見通しだとか。
 個人的には、もう既に過去の問題と思っていただけに、今だに引き続く課題に単純に驚いています。
 陸でも農薬取締法の見直しで、「特定農薬」に“アイガモ”や“木酢液”等々が指定されようとしていたり、訳の分からぬ行政の動きに戸惑う限りですが、海洋という無限に拡散する場所での“薬品”使用が“養殖魚”自体に限らず、海洋生物全般に何らかの悪影響を与えるのではと感じて(かっての投稿には、ホルマリン自体は、すぐに無害化するようなことが書かれていましたけれど)、一般のお魚消費者(私)としては、無知なだけに危惧を感じます。ホルマリン以外にも、使われている薬品類は色々とあるのでしょうね??
愛媛県 なみへい 2003.03.25 過去のML(1999〜2002頃)で、フグ養殖とホルマリン海中放出の話題を拝見し、大変興味を持ち、参加させていただきました。(まだ設定が完璧ではありませんが・・・。)
3月18日、愛媛県が、全国初の罰則付条例を発布しました。
「(県条例第39号)愛媛県漁業者等ホルマリン使用禁止条例」です。
ご存知の方も多くいらっしゃると思いますが、これは、違反者に「氏名の公表」と「5万円以下の過料」を課したものです。
施行は5月1日です。詳細は愛媛県報(愛媛県庁のホームページからご覧いただけます)最新号の巻末に記されています。
ホルマリンとアコヤ貝大量斃死の因果関係は証明されないままではありますが、そんな劇薬を海中に投棄していいはずもなく、そういう意味で、私個人としてはこの条例制定を評価してますが、(でも、もし因果関係が証明されたら、5万円弱の過料では、真珠一粒の値段を考えるとお話にならない気もしています。)様々な思惑の中で意図的に制定された、とか、これだけで、アコヤ貝大量斃死の問題が片付くわけではない、といった否定的意見をされる方もいらっしゃるようです。(たぶん、この条例だけで安心されては困る、ということでしょう。)
そこで、このMLに参加されている皆様のご意見を是非拝聴したく投稿させていただきました。(かたくて、すみません。)
みなさんは、この条例をどう見ていらっしゃいますか?
また、その後何かこの件で進展があったのか、ご存知の方がいらっしゃいましたら、教えていただけると嬉しいです。
「天草の海からホルマリンをなくす会」の
松本
2003.03.27 愛媛で同様の活動をやっている知人から、ホルマリン使用禁止条例が議員提案でできるとの話は聞いていました。
農薬や生活廃水の規制まで踏み込んだ、より厳しい町条例が愛媛県明浜町でも制定されたことも聞きました。(同町は、2002年には海水浴場からもホルマリンが検出されたりして、大きな問題になっていましたよね。)
熊本でも2000年に条例制定の動きはありましたが、当時はまだBSEも日本で発生しておらず、ホルマリンの水産生物に対する毒性の科学的根拠が不十分というまことに信じられないような理由で条例制定はなりませんでした。
代わりに、海区漁業調整委員会というところで、トラフグ養殖へのホルマリン使用禁止の「指示」という形で、当時としては全国で唯一罰則がある規制措置がとられました。
しかし、条例のような直接的規制ではなく、制定後も表に出ただけでも違反事例が2件出ています。
愛媛県も、これまで「ホルマリンの水産生物に対する毒性の科学的根拠が不十分」という理由で条例制定は全く難しかったわけですが、やはりBSE発生以降「食の安全」確保のために「予防原則」的な措置をとらざるを得なくなってきたのではないでしょうか?
今回の条例制定は、ホルマリン使用を抑制する意味では望ましいとは思いますが、条例制定ですべて「解決」というわけにはいかないと思います。
一つには、これまでのホルマリンがどこでどれくらい使われ、周辺海域の生物にどのような影響を及ぼしたかということがこれまで全く調べられて来ず、条例制定で今後ももっとも重要と思われるこれらの情報に蓋がされてしまうことでしょう。
二つめは使用禁止の条例ですが、ホルマリンに関して登録業者は販売に関してはいくらでも売ることが出来、購入に関しても特に制限はないという点です。
また、条例制定に伴ないその遵守状況をチェックするための監視体制がどのように整備されるのでしょうか?その辺がはっきりしないと隠れて使用される恐れは十分あります。
熊本では、ホルマリン使用についての締め付けが強くなり、トラフグ養殖業者は他県ではなぜもっと厳しく取り締まらないのだという不公平感を、強く持っているようです。
また、ホルマリンが使用しにくくなっただけでなく、価格の下落、病気の多発による歩留りの低下などもあり、生産量はおそらくピーク時の数分の一に減ってしまっています。
愛媛の養殖業者の人たちは今後どうするでしょうか?
ともかく、給餌型養殖については、魚病治療や魚網防汚剤などに用いる薬品使用や餌料添加物などに関する情報開示があまりに少なすぎます。
これでは無投薬や低投薬でがんばっておられる業者の努力も無に帰してしまうというものです。
愛媛県のなみへい 2003.03.27 > 愛媛県明浜町でも制定されたことも聞きました。
明浜町の町条例についても、ほんのチラリとは拝見していましたが、農薬や生活廃水の規制もされていたのは初耳でした。早速、内容を調べてみたいと思います。(私は関係者でも研究者でもなく、また関係者の知り合いもいないので(父がチヌやグレ釣りに行くぐらい)余程注意してないと、県南予のそういう情報を入手しづらいです。)

> 熊本でも2000年に条例制定の動きはありましたが、(中略)
> しては全国で唯一罰則がある規制措置がとられました。しかし、条例のような
> 直接的規制ではなく、制定後も表に出ただけでも違反事例が2件出ています。
過去ログでも拝見しましたが、表に出てこない違反事例も多い、ということなのでしょうか? この2件は、制定直後ですよね?
私の不勉強なのですが、例えば、そういった委員会の罰則規制では、違反した方は、その後どのような立場にたつことになるのでしょう?
県からの告発、略式起訴というところまでは読ませていただきました。
何か参考となるサイト等ございましたら、教えていただけませんか?

> 愛媛県もこれまで「ホルマリンの水産生物に対する毒性の科学的根拠が不十分」と
> いう理由で条例制定は全く難しかったわけですが、やはりBSE発生以降
> 「食の安全」確保のために「予防原則」的な措置をとらざるを得なくなってきた
> のではないでしょうか?

なるほど、そういう考え方もあるんですね。勉強になります。
特に真珠や魚介類の養殖が県の主要産業の一つである当県にとって、それらの「食の安全」は死活問題となりますね。
では、似た環境にある各都道府県でも、同じように今後条例として制定されるような動きが出てきているのでしょうか。
熊本県では現在の動きとしてはどうなっているのでしょう?

私はもっと、政治的な絡みも大きいのだと勝手に解釈しておりました。
愛媛県議会では、もう随分前から議員より、県としての良識ある対応を求めた議員提案や質問がなされていたようですが、ここに来て制定に進んだのは、愛媛県知事がつい先頃2期目に入ったこと、というのも多少影響しているからかなぁ、と思ったりしていました。
(今が総選挙前、という考え方もあるかもしれませんが。)
現知事は八幡浜市出身者ですので、松山市などの、南予から遠く離れた人間よりも、海に近い県民の意向も入りやすいのかも、とか。(もちろん、それには、ROSAさんはじめ、天草や神戸他での皆様のご活動の成果も大きく起因していてこそ、の県民の意向でしょう。)

> 今回の条例制定はホルマリン使用を抑制する意味では望ましいとは思いますが、
> 条例制定ですべて「解決」というわけにはいかないと思います。
> 一つにはこれまでのホルマリンがどこでどれくらい使われ、周辺海域の生物にどのよ
> うな影響を及ぼしたかということがこれまで全く調べられて来ず、条例制定で今後も
> もっとも重要と思われるこれらの情報に蓋がされてしまうことでしょう。

はい、このことは、いろんな所で言われているようですね。
条例制定が負の方向に働く可能性ですよね。
せっかくの条例なのに、これで解決したと短絡的に考えてしまっては、進歩どころか退行してしまうし。
現在の県の条例は「愛媛県漁業者等」と条例名に銘打ってあるように、漁業関係者のホルマリン使用の抑制にしかなってない、とも言えます。

> また、条例制定に伴ないその遵守状況をチェックするための監視体制がどのように
> 整備されるのでしょうか?その辺がはっきりしないと隠れて使用される恐れは
> 十分あります。

これについては、一度、県側へパブリック・コメントか何かででも、質問してみたい内容ですね。施行は5月になってからですので、それまでにどんな体制が整備されるのか、注目したいところです。

> 熊本ではホルマリン使用についての締め付けが強くなり、トラフグ養殖業者は他県で
> はなぜもっと厳しく取り締まらないのだという不公平感を強く持っているようです。

難しいですよね。せっかく熊本や愛媛で取り締まりが行われても、隣県で取り締まりがされなければ、つながっている海ですから、何になるんだ、というのも理解できないわけではありません。
私が養殖業者でないから、こう言えるのかもしれませんが、でも、そういった考えをどこかでストップしないと、現在のような「軍縮」「非核」の問題と同じように、何も進まないことになるのでしょう。
地球温暖化問題然り。環境問題は、特にこの点が大きいですね。
でも養殖業者さんだって、自分で自分の首を締めることになるわけで、そう考えると、短期的利益よりも長期的利益を考えて、無投薬や低投薬で頑張ってらっしゃる業者の方々も存在するんですよね?
無論、純粋に海や魚のことを考えてそうされている方々も多くいらっしゃるのでしょう。
いや、私達自身の生活、とも言えるかな。

> 給餌型養殖については、魚病治療や魚網防汚剤などに用いる薬品使用や
> 餌料添加物などに関する情報開示があまりに少なすぎます。

給餌型養殖についても、過去ログ等で拝読しましたが、とても勉強になりました。
普通に海から離れた都会型生活(?)をしていると、養殖魚の表示を見ても、「安価+味が落ちる」という偏見ぐらいで、薬品や添加物入餌料の使用の可能性など考えることは少ないです。(味については、「偏見」ということで、勘弁してください。私個人では魚を購入することが少なく、食べ比べても、多分何もわからないです。)
もちろん、過去ログを読んで、養殖魚が全てそんな状態にあるわけではない、ということも理解したつもりでおります。
でも、スーパーで魚を買おうとすると、そんな区別も何もできません。(だから通販?)
野菜等や肉、卵などについては、遺伝子組換とか農薬とかいろいろマスコミ報道も多く、最近は多くの消費者が気にしているように、今後給餌型養殖についても、消費者がアンテナをピンとたてられるようになるといいですね。
ところで、少しばかり話が飛びますが、トラフグなどの寄生虫には、薬品関係以外の「天敵」みたいなものは、存在しないのでしょうか?
天然トラフグの場合は、寄生虫がつきにくいだけなのでしょうか?
天草の松本 2003.04.03 > ところで、少しばかり話が飛びますが、トラフグなどの寄生虫には、
> 薬品関係以外の「天敵」みたいなものは、存在しないのでしょうか?
> 天然トラフグの場合は寄生虫がつきにくいだけなのでしょうか?

まず、上記についてですが、天然のフグの場合は海底にいるヒトデなどを食べる際に砂などを同時に飲み込み、エラから海水と砂などを排出するので、その際にエラ虫などの寄生虫はとれてしまうとの話を聞きました。
いずれにせよ、イケスの中の密度と天然では全く違う(100倍以上?)ので、そのこと自体が病気や寄生虫の付きにくい環境であることは間違いありません。

> 私の不勉強なのですが、例えば、そういった委員会の罰則規制では、
> 違反した方は、その後どのような立場にたつことになるのでしょう?
> 県からの告発、略式起訴というところまでは読ませていただきました。
> 何か参考となるサイト等ございましたら、教えていただけませんか?
直接参考になるサイトはないのではないでしょうか。えひめのROSA(海をよみがえらせる会)=revive oursea association のホームページが参考になるかも知れません。(もうご存知かもしれませんが・・・)
 http://user.shikoku.ne.jp/nakato/
熊本県から告発〜略式起訴されたのは、違反使用した業者ではなくホルマリンの無登録販売をした会社員です。現時点では海区漁業調整委員会指示違反ですぐ罰則・罰金・氏名公表はありません。
2回同じ人が違反すると、「漁業法」違反ではじめて罰則対象となります。

> 難しいですよね。せっかく熊本や愛媛で取り締まりが行われても、
> 隣県で取り締まりがされなければ、つながっている海ですから、
> 何になるんだ、というのも理解できないわけではありません。
> 私が養殖業者でないから、こう言えるのかもしれませんが、
> でも、そういった考えをどこかでストップしないと、現在のような
> 「軍縮」「非核」の問題と同じように、何も進まないことになるのでしょう。

農水省のHPに、2月7日のプレスリリースが出ています。
「食の安全」確保のための法改正が、いくつか閣議決定されたというもので、その中に「薬事法の改正」というのがあり、順当にいけばこれによってホルマリンの使用が禁止されることになるはずです。
いろいろ抜け穴があるので、施行後どのようになるのか分かりませんが、少なくともこれまでよりは前進でしょう。
このような化学物質だけの問題以外にも、ダムや埋め立て、干拓など、海をつぶすような開発計画はまだまだ山積みです。
もうすでにその予兆はありますが、日本の漁業もますます厳しい局面を迎えるのではないでしょうか。
Roku(たむら)@北摂三田 2003.04.03 > > 難しいですよね。せっかく熊本や愛媛で取り締まりが行われても、
> > 隣県で取り締まりがされなければ、つながっている海ですから、

> 「薬事法の改正」というのがあり、順当にいけばこれによってホルマリンの使用が
> 禁止されることになるはずです。
> このような化学物質だけの問題以外にもダムや埋め立て、干拓など海をつぶすような
> 開発計画はまだまだ山積みです。

 アコヤガイとホルマリン問題には、環境汚染問題としても興味を持っていて、スレッドを追っており、時折、発言するのですが、なんせ素人なもので個人的には色々と疑問を抱えたままです。
 先日(4/01)の毎日新聞のマイ・オピニオン「論」欄に、「真珠とNPO」のテーマで「生産と品質ともに危機 海外産増え感染症も 日本の自然美『アコヤ』に凝縮」と題して、“世界的な真珠の集散地・神戸”で、今年3月3日に誕生したNPO法人「ひと粒の真珠」代表理事・高橋洋三(58才、タカハシパール副社長)への取材記事が出ています。
 その文中、“生産面の危機は、96年夏以降目立ち始めたアコヤ貝の大量死です。
当初は、海の汚染や感染症などが疑われましたが、今では、中国産の稚貝による感染症ではないかという考えが真珠業界内にはあります。
何百万個という中国産を大量輸入したからです。
また、通称ハーフと呼ばれる交雑種のアコヤ貝の問題もあります。……”と書かれています。
 以前にもアコヤ貝の大量死の主犯は、この“感染症”説が主流となっている旨の記事がありましたが、個人的には判然としないままでいます。
業界の補償問題や政治的な判断による思惑とか、様々な要因も絡んで“真相”が隠蔽されているのか……??
 やはり、複合的な要員が絡み、“感染症”が引き金となっていると解するのが、科学的な判断としても妥当なのでしょうか……??
 なお、引用した記事の主眼は、後半に書かれている“リアス式海岸に真珠貝が生息し、森に降り注いだ雨が川から海に流れ、そして四季の気候変化が真珠の美しさに反映している、ということ。
アコヤの真珠こそ、日本の自然美のたまものだ、と確信しました。
 つまり日本の自然の美しさそのものが、真珠の「揺りかご」になってる。
アコヤ独特の美しさを決める、ミクロン単位の真珠層の干渉色は、日本の自然の美しさそのものだと思う。……”(諸外国の、白蝶貝真珠、黒蝶貝真珠や淡水真珠などとは違うのだ。日本のアコヤ貝真珠を守りたい。/Roku@三田の解釈)
 したがって、“広葉樹の植林キャンペーンも考えています。”と(牡蠣養殖業者さん達とも同じ発想での活動の展開ですね)抱負等を語っておられますので、アコヤ貝大量死の原因を主眼に述べた記事ではありませんから“感染症”主因説は、単に、真珠を扱う業者さんとしての感覚的判断なのかも知れませんが……。
 何れにせよ、森や河川、海岸、海洋と繋がる環境の悪化が大きな問題であることには違いないわけですね。
愛媛県のなみへい 2003.04.03 > 天然のフグの場合は海底にいるヒトデなどを食べる際に
> 砂などを同時に飲み込み、エラから海水と砂などを排出するのでその際に
> エラ虫などの寄生虫はとれてしまうとの話を聞きました。

じゃ、餌に海砂を混ぜちゃう・・・なんて、素人考えです(笑)
病気にかかりやすいってのは、つまりストレスなんですよね?
少し前までなら、自然界のストレスなんて、誰が考えたでしょう。
山の恵みと海の恵みの繋がりなんて、誰が考えていたでしょう。
(あ、でも、大昔の人達はご存知だったんですかね?)
本来の循環を一度崩した場合、元に戻すためには、いろんなところで同時解決を図っていかなければならないんですね。
とっても勉強になります。Rokuさん、ありがとうございます。

最初にROSAさんのサイトは拝見しました。
残念ながら、最近更新されていないようですね。近々期待します。
ところで、そのROSAさんのサイトの中で、「回復する宇和海」という文と写真説明がありましたが、先日覗いた愛媛の水産試験場のサイトで気になることを発見しました。
「アコヤガイ測定結果の概要」、というページなのですが、
 http://www6.ocn.ne.jp/~aisuishi/m2/m2_11.htm
これによると、天然アコヤ貝の斃死率は、ROSAさんの記事の通り平成11年から12年にかけて下がっているのに(44.2%から17.3%)、なぜか、その後の13年に再び60.8%、14年には少し下がったものの40.3%となっていました。
これは、一体何を意味しているのでしょう?
つまり、一度回復してきていたのに、また悪化したということでしょうか?
何かご存知の方がいらっしゃいましたら、教えてくださいませ。

> このような化学物質だけの問題以外にもダムや埋め立て、干拓など海をつぶす
> ような開発計画はまだまだ山積みです。

ホルマリン使用禁止条例を制定した愛媛県でも、ダム建設の予定があります。
愛媛では、ダム建設は治水だけでなく渇水対策の意味が大きいです。
お隣の高知県では水がいっぱい余ってるのに・・・。
現在、そのダム建設は見直し中です。建設予定地である肱川水系は天然アユが激減しており、近辺の方は、天然アユの絶滅を危惧しておられるようです。
最近、愛媛の中予地方では、「節水のご協力を」という言葉が聞かれなくなる時期が、全くと言っていい程なくなってます。
とりとめなくなってきてますが(眠い)、アユの塩焼き大好きです。
でも、ワタは苦手です。おやすみなさい。
天草の松本 2003.04.11 全国的な大量死が起こって以降、日本の真珠生産量が1/4-1/5に落ち込み、高品質品もそれ以上に減ってしまいましたが、あれほどの大量死が起こっても、結局まだ感染症の病原体は見つかっていません。
また、仮に感染症としてもそれが日和見感染なのか、「何か」によって免疫力低下が起こされたのか、ということは一切調査・研究されていません。
素人の飛躍した論理かもしれませんが、BSEが異常タンパク質「プリオン」によるものと知ってから、例えばタンパク質の変性を起こすホルマリンなどによるアコヤガイ版「プリオン」の可能性も否定できないと考えています。
以前も書きましたが、真珠振興会や全国真珠養殖漁協連合会(全真連)などは、水産庁が眉をひそめるような行動はほとんど起こしていません。
水産庁も各県の水試も業界も、感染症以外のことは最近一切口にしていません。
多くの現場の業者はそのことに相当な違和感を抱いています。
母貝生産地では、大量死とほぼ同時に海藻などがさっぱりなくなり、ひどい「磯焼け」状態になったところが多いようです。
アコヤガイ大量死原因として感染症の講演会が開かれた際、ある業者が講師にその病原体はアコヤガイも海藻も殺すのですか?と尋ねたところ、返事はなかったそうです。
また、優良母貝の生産地として有名だった大分県蒲江町で大量死に関するシンポジウムが開催された際、甑島でのホルマリンによるアコヤガイ被害を事例報告しようとした真珠業者に水産庁が圧力をかけてきた事実もあり、上記の《補償問題や政治的な判断による思惑とか、様々な要因も絡んで“真相”が隠蔽されているのか…?》と言う指摘は、非常に鋭いところを突いておられると思います。

>  何れにせよ、森や河川、海岸、海洋と繋がる環境の悪化が大きな問題である
> ことには違いないわけですね。
>  何か、ちょっと疲れてるせいか、論旨がおかしいかなぁ〜。今夜は、もう寝
> るとしよう。^^;

いえいえ、私も全く同感です。
全国的なアサリが激減し、有明海のタイラギも壊滅状態、各地で麻痺性、下痢性の貝毒
が発生したり、沿岸環境の指標の一つともいえる貝類の異変が浅海の危機を感じます。
天草の松本 2003.04.11 > 平成11年から12年にかけて下がっているのに(44.2%から17.3%)
> なぜか、その後の13年に再び60.8%、14年には少し下がったものの
> 40.3%となっていました。これは、一体何を意味しているのでしょう?

平成12年は、どの県も大量死が発生した8年(一部地域では6年)以降、一番まともに真珠が生産され、斃死も少なかった年です。
決定的な、これが理由と言うものは分かりませんが、雨量、水温、餌料環境など総合的に、たまたまいい年回りだったのではないでしょうか?
やっと大量死の長い長いトンネルを抜け出たと判断して、再び漁場拡張をした業者はまたまた縮小したり、廃業したり、しました。
琵琶湖オオナマズ 2003.04.13 > BSEが異常タンパク質「プリオン」によるものと知ってから、
> 例えばタンパク質の変性を起こすホルマリンなどによるアコヤガイ版
> 「プリオン」の可能性も否定できないと考えています。

この点ですが、こうお考えになる前提条件というか、事象というか、そんなものをお持ちなのでしょうか。
魚類のプリオンについては、以前に少し話題にのぼってはおりますが・・・
Roku@三田 2003.04.13 > あれほどの大量死が起こっても、結局まだ感染症の病原体は見つかっていません。
 病原体が見つかっていないのに、“感染症”として発表するという手法が理解しがたいのですが……、現段階では“感染症”であろうという推定だと考えればいいのですか?
 今話題の、SARS(新型肺炎「重症急性呼吸器症候群」)の取り組みほどには、原因究明にも対策にも力を入れてはおらぬという印象を、素人なりに感じます。
目に見える死亡被害が出ないと動けないのかなぁ……。
 まだまだ、タブー的な要因が潜んでいるように感じますが、いずれ真相は明るみに出てくるのでしょうから、注目しておきたいと思います。
 5月施行の愛媛県の“ホルマリン規制”条例が、生きた成果をあげる事ができれば良いのですが……。
愛媛のなみへ〜 2003.04.13 > 雨量、水温、餌料環境など、総合的にたまたまいい年回りだったのではないで しょうか?
総合的にたまたまいい年回り、なんてことって、水産業関係では多いことなのでしょうか??? どなたかのサイトでも、イワシの話で、何十年ごとか何百年ごとかの大漁周期について、確か触れてらっしゃったかとは思いますが・・・。
素人だからか、なかなか腑に落ちないんですが、環境問題などで騒がれて、良くないものを垂れ流しするのが減った年、なんてことはないのでしょうか? 
それが、喉元過ぎれば熱さ忘れる、で再度悪化させてしまった(これって、自分の経験?)・・・とか。
ところで、今日は地方選挙があったこともあり、昨日から、愛媛県議会のネット上の議事録を読んでおりました。
例のホルマリン使用禁止条例の制定議決前の水産部の報告では、特に「天草での漁業調整委員会のホルマリン規制」についても取り上げられ、大きく考慮されていたようです。愛媛の今回の条例制定は、松本さん達の御活動の賜物でもあるようです。
琵琶湖オオナマズ 2003.04.14 >  病原体が見つかっていないのに、“感染症”として発表するという手法が
> 理解しがたいのですが……

読まれたとは思うのですが、下記にそのあたりの事がふれられています。
 http://www.fishml.com/yousyokunouo/horumarinsiyou.htm
天草の松本 2003.04.15 > > 例えばタンパク質の変性を起こすホルマリンなどによるアコヤガイ版
> > 「プリオン」の可能性も否定できないと考えています。

> この点ですが、こうお考えになる前提条件というか、事象というか、そんなもの
> をお持ちなのでしょうか。

素人で確固たる研究結果とか検証された訳ではなのですが、下記の理由でその可能性をアプローチする価値はあるのではないかと思ったのです。
  1. ちょっと前まで真珠生産量日本一だった愛媛の水試 の人から聞いた話です。数年前のことで厳密には覚えていませんが、『アコヤガイの赤変化〜大量死の感染実験は行ったが、血球を海水でリンスすると感染は起こらない。従って、感染症とはいえるが、ウイルスではないと自分は思う。』(ウイルスなら血球の中まで入り込むだろうから、と言う感じの説明だったように記憶しています。)
  2. 私自身はよく分かりませんが、多くの真珠業者が『健康な貝の近くの漁場に赤変した病気の貝を持ってくると、やはり赤変症状が起きて、ひどいときはそれも大量死する。』と言っている。
  3. 1996年からウイルスや原虫など感染症の病原体を水産庁や各県の水試 が探しているが、いまだに見つけていない。その間、生産量が1/4以下になるような大量死が起こっている。あれほどたくさんの貝が死んで、病原体も見つからないのは素人考えではいかにもおかしい。彼らは『いないもの』を探しているのではないか。
  4. 以前、名古屋大の臨界実験所長の先生(専門は分子生物学)に病気のアコヤガイについて調べてもらいました。決定的な結果ではありませんでしたが、電気ゲル誘導(?だったかな?)にてDNA解析をしたところ、細胞の自殺死=アポトーシス的な兆候が見られた。ウイルスなどによるものであれば、細胞の他殺死=ネクローシス的な結果が出るはず、とのことでした。プリオンなら、アポトーシス的な兆候が見らるのかどうか分かりませんが、その先生も(「カンピュータ」だが、プリオン的な感じがする)とのご意見でした。
  5. ホルマリンの直接的毒性については幾つかの研究報告があるようですが、例えば、ホルマリンと結合したアコヤガイのエサである植物プランクトンが貝に取り込まれた場合の影響については誰も調べていない。(つまり、ホルマリンの反応生成物の影響など)赤変化した病気の貝は筋肉が断裂し、細胞組織がまばらになります。
天草の松本 2003.04.15 >  病原体が見つかっていないのに、“感染症”として発表するという手法が
> 理解しがたいのですが……、

全く、同感です。体液を病気の貝から注射して感染実験が成立したと言うことで、感染症と断定したようですが、体液に何か毒性のものが含有されていても、同じことが起こると思うのですが・・・

>  今話題の、SARS(新型肺炎「重症急性呼吸器症候群」)の取り組みほど
> には、原因究明にも対策にも力を入れてはおらぬという印象を素人なりに感
> じます。目に見える死亡被害が出ないと動けないのかなぁ……。

アコヤガイ大量死のことでなく、劇物ホルマリンが海に大量に流されているということを問題視して、かつて厚生省の課長補佐がお忍びで愛媛に視察に行きました。
彼がそこで述べたことは、『何人か人が死ぬほどのことにならないと、我々は無力です!』
天草の松本 2003.04.15 > 環境問題などで騒がれて、良くないものを垂れ流しするのが減った年、
> なんてことはないのでしょうか? それが、喉元過ぎれば熱さ忘れる、で
> 再度悪化させてしまった(これって、自分の経験?)・・・とか。

もちろん、例えば、ホルマリンを垂れ流す量が減ったとか(中国からの輸入が増えて、国産のトラフグではペイしにくくなった)、と言うこともあると思います。
ホルマリン自体も温度が下がると、急激に毒性が下がります。
これも、私の推定の域を出ないのですが、これまで大量に使われてきたホルマリンの代謝生成物(反応生成物)が海底に沈殿しており、台風やしけの影響で巻き上げられたときは海況が悪化すると言うことが各地で言われており(以前は台風後は、海況はむしろよくなった。)、2000年(平成12年)はたまたまそういう影響が少なかった??などなどいろいろありますが、はっきりは分かりません。

> 制定議決前の水産部の報告では、特に「天草での漁業調整委員会の
> ホルマリン規制」についても取り上げられ、大きく考慮されていたようです。
> 愛媛の今回の条例制定は、松本さん達の御活動の賜物でもあるようです。

ありがとうございます。自画自賛ではありませんが、やはり、天草での騒動は大きく影響していると思います。特に天草では、かつての水俣病のこともあってか、報道が大きく取り上げてくれました。愛媛でも、活動しているROSAなど市民団体の動きも大きいと思います。
漁場環境への影響と言う視点がないのが気に入らないのですが、食の安全確保という観点からやっと、農水省(水産庁)も薬事法改正(薬事法は厚生労働省管轄ですが、動物用医薬品は農水省管轄)でホルマリンの使用禁止をやっと決めたようです。下記参照
−(前にも書きましたが) 罰金300万とのことで、かなり効果はあると思います。
後日、別メールでお知らせしますが、再びホルマリン関連の1時間ドキュメントが放映
される予定です。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 
平成15年2月7日
農林水産省
 
食品の安全性の確保のための農林水産省関係法律の整備に関する法律案について 
 
農林水産省生産局総務課
事務次官等会議 2月6日(木)
閣     議 2月7日(金)

 1 趣旨
  この法律案は、人畜に被害を生ずるおそれがある農畜水産物の生産を防止するため、生産資材の安全性の確保及び使用の適正化の徹底、事故発生時における対応措置の拡充、厚生労働省等との連携の強化等の措置を講ずるものである。

2 法律案の概要
(1)肥料取締法の一部改正(略)
(2)薬事法の一部改正
@ 許可を受けていない者による動物用医薬品の製造・輸入を禁止する。
A 適正な表示のない動物用医薬品を食用に供される動物に使用することを禁止する。
B 動物に使用される蓋然性が高い医薬品に関して使用時期等についての遵守を義務づける。
(3)農薬取締法の一部改正(略) 
(4)家畜伝染病予防法の一部改正(略)

3 施行期日
 この法律は、一部を除き、公布の日から起算して3月を超えない範囲内で政令で定める日から施行する。

(問い合わせ先)
 生産局総務課
 пF03-3502-8111(代表)
   03-3506-3617(直通)
  長 井(内線:4090)
  山 里(内線:3884)
愛媛のなみへ〜 2003.04.15 農水省の文書、ありがとうございます。
ところで、無知な質問で申し訳ないのですが、例えば、県条例と薬事法とで罰則があった場合は、違反があれば両方が適用されることになるのでしょうか? 
それとも、法律の方が上位だから、県条例はせっかく制定されたけど、今後は無用のものになってしまうのでしょうか?
こういう場合の法律や条例、通達などの関係って、どういうところで調べられるのか、ご存知の方がいらっしゃったら、教えていただけないでしょうか・・・?
天草の松本 2003.04.17 > こういう場合の法律や条例、通達などの関係って、どういうところで調べられるのか
> ご存知の方がいらっしゃったら、教えていただけないでしょうか・・・?

私もよく分かりません。どなたか、法律に詳しい人、ご教授ください。

−−−−−
一連の魚類養殖におけるホルマリン問題に関するテレビ放映がありますので、お知らせします。
深夜ですので直接放送をご覧いただくのは難しいかもしれませんが、ビデオの留守録などで見ていただければと思います。(お知り合いの方々にお知らせいただければ幸いです。)
また、お茶の間からの問題解決のお手伝をしていただくのは制作担当者にご意見・ご感想を届けていただく事です。

放映予定日:2003年4月27日(日)24:25〜 55分間
放送局:日本テレビ系列 (愛媛は南海放送)
タイトル(仮題):「裏切りの海」〜トラフグとホルマリン〜
番組へのご意見・ご感想は下記まで。
〒102-8004 千代田区二番町14番地
日本テレビ視聴者サービス部
TEL:0570−040−040
愛媛のなみへ〜 2003.04.19 先日、お世話になってる県の職員の方に質問してみたんですが、残念ながらご存知ありませんでした・・・やはり管轄外の方では難しいのかもしれません。
法律に詳しい人に聞いてみます。
ちなみに、漁業調整委員会の罰則はどうなる見込みですか?

> タイトル(仮題):「裏切りの海」〜トラフグとホルマリン〜
「裏切りの海」って・・・(^^;
すごいタイトルですね。何だかちょっぴり怖いなぁ。
早速、友人知人他にメールまわしておきます。
松本さん達+天草も登場されますよね? 
MANA・なかじま 2003.04.19 ご無沙汰しています。いつもご活躍拝見しています。
ホルマリン使用禁止問題は、議論にはなかなか加われないほど無知ですが、いつも関心を持ってROMしています。27日放映のテレビ番組必見ですね。

> どなたか、法律に詳しい人ご教授ください。
上記の件、漁業法を含めて、いちおうぼくの関われる傘に入ってきましたので、友人と相談してお答えしますね。
でも、前の議論をよ
く読めば出ていると思うんですけれど、県条例、薬事法に漁業調整規則がどのように関わってくるのかという点と、罰則規定だけでよいのかを、ちょっと関連条項など教えてもらえますか。
愛媛県のなみへ〜 2003.04.19 すみません、個人的好奇心で聞いてるだけですので、私に関しては、特に何が必要、というわけではありません。
こういう場合って、どうなるのかな〜と、子供のように疑問を感じてしまっただけで・・・ですから、特にお手数でなければ、両方知りたいですね。
「天草の海からホルマリンをなくす会」
松本
2003.04.21 明日、4月22日(火) 17:53分頃から日本テレビ系列の「ニュースプラス1」にて、ホルマリン問題の放映があるそうなのでお知らせします。
さらに、4月27日(日) 24:55〜 55分間 やはり日本テレビ系列の「ドキュメント’03」でも、より詳細に問題を追求した放映がなされるとの事です。
タイトルは「裏切りの海」〜トラフグとホルマリン〜ということです。
ただ、漁業者の違反行為ということではなく、業界の抱える構造的な問題まで描かれるといいのですが・・・
なお、お茶の間から可能な問題解決の応援は視聴者から制作者への反応だと思いま
す。
ぜひ、番組へのご意見・ご感想を下記までお寄せ下さい。
〒102-8004 千代田区二番町14番地 
日本テレビ視聴者サービス部 TEL:0570−040−040
http://www.ntv.co.jp/又は http://www.ntv.co.jp/document/
茨城鹿島のPON 2003.04.23 日本TVの天草の養殖フグのホルマリン問題見ました。
TBSの「これが知りたい」以来の衝撃でしたね。
その時の、養殖魚(ハマチ)を当事者の漁民が、「おれは怖いから食わない」って言ってたのが印象的でした。養殖魚は食べる気になりません。
天草の松本 2003.04.23 4月22日放映の日本テレビ「ニュースプラス1」の映像は天草ではなく、現在養殖フグ生産量日本一の長崎の映像です。
かつて、トラフグ生産量日本一だった天草では3〜4年前に同様なことが起き、その後日本一のシェアを持つ長崎がこの有り様です。
他の2位以下の生産量の県はどうなのでしょうか?
ただ、ホルマリンを使っていないと言いながら裏で使っていたのは明らかにルール違反ですが、そうせざるを得ない構造的なところまで目を向けないと根本的な解決はないと思います。
かつての背曲がりハマチの衝撃的映像の際には、TBTO(有機スズ化合物)入りの魚網防汚剤使用が問題とされましたが、ホルマリン、TBTO、抗生物質などその恐ろしさを知らされないでどんどん薬屋の勧めに従って買わざるを得ない養殖業者の人たちの立場も分からないでもありません。
水産物の自給率は半分を切り、沿岸の産卵場・稚魚の成育場や優良漁場とされる浅海や干潟、藻場は埋め立てや、干拓、ダム建設による砂の供給減など、陸の開発でぼろぼろにされてきました。
そのような中で養殖をはじめた人たちは、何も危ない食品をつくり、海を汚すつもりでやっているのでは決してないはずです。
結局、儲けたのは誰か?
水産用医薬品販売会社や薬品メーカー、その手先的により多くの薬を使う事で病気を治すよう指導してきた一部の研究者たちではないでしょうか?
琵琶湖オオナマズ 2003.04.23 この問題については、せめて、このMLに参加しておられる方ぐらいは、冷静に見て貰いたいなーと思っております。
なんども書いていますが、養殖魚は「何を食べさせているか、どんな薬を使っているのか」、養殖業者が公表すれば、すべてわかるのです。
天然魚は、なんにもわかりません。(推測でしかわからないと言うべきでしょうか。)
まあ、そのことはおいといて・・・・
とりあえず、この問題については、以前にも議論になっていますので、下記を読んでいただきたいと思います。
 http://www.ne.jp/asahi/to/fishroom/fishml/hugudangi.htm
 http://www.fishml.com/yousyokunouo/yousyokugyonituite.htm
 http://www.ne.jp/asahi/to/fishroom/fishml/horumarinsiyou.htm
 http://www.ne.jp/asahi/to/fishroom/fishml/yu-kiyousyoku.htm

> ただ、ホルマリンを使っていないと言いながら裏で使っていたのは明らかに
> ルール違反ですが、そうせざるを得ない構造的なところまで目を向けないと
> 根本的な解決はないと思います。
全くそのとおり、同意します。

> かつての背曲がりハマチの衝撃的映像の際にはTBTO(有機スズ化合物)入りの
> 魚網防汚剤使用が問題とされましたが、ホルマリン、TBTO、抗生物質など
> その恐ろしさを知らされないでどんどん薬屋の勧めに従って買わざるを得ない
> 養殖業者の人たちの立場も分からないでもありません。

背曲がりハマチの原因が、上記ご指摘の点だとは言い切れないと思います。
複数の種苗業者さんと話したのですが、奇形や変形については、種苗段階でわかるということですから、生育段階での環境や餌・薬品の問題とは限らないと思います。
この問題は産地の人と話したこともあるのですが、奇形や変形は天然でもあるし、必ずしも「養殖対象魚」だけではないということです。
変形ハマチについては、紀州オフ会の定置網の引き上げの時にも入ってましたよ。
あのへんに、養殖生け簀はあるんですかね?
 http://www.fishml.com/yuasateitiami.htm

> 水産物の自給率は半分を切り、沿岸の産卵場・稚魚の成育場や優良漁場とされる
> 浅海や干潟、藻場は埋め立てや、干拓、ダム建設による砂の供給減など、
> 陸の開発でぼろぼろにされてきました。
> そのような中で養殖をはじめた人たちは何も、危ない食品をつくり、海を汚すつもり
> でやっているのでは決してないはずです。

ご指摘のとおりだと思います。

> 結局、儲けたのは誰か?
> 水産用医薬品販売会社や薬品メーカー、その手先的により多くの薬を使う事で
> 病気を治すよう指導してきた一部の研究者たちではないでしょうか?

大筋、同意できます。
(一部の研究者が儲けた・・・とはならんと思いますが、結果責任は負わなければいけない部分はあるのではないかとは思いますね。)

こっから下は独り言です・・・・・・・
「ホルマリンが使われた百六十六万匹の出荷停止」らしいですが、これでいいんですかねーーー。違うと思うんだけどなーーーー。
つかってんのは長崎だけじゃ無いと思うし・・・・・

> 記者会見した金子原二郎知事は「指導後の実態把握が不十分だったことに
> ついて深く反省している」と陳謝した。

  ↑
これは、白々しいよ。現地の水産関係者なら、誰だって知ってるはず。
まして、金子さんは長崎水産界のドンだからねーー。

> ホルマリンを使用した漁協がある松浦市の担当者も「ホルマリンが安価で
> 効果が高いという話は聞いたことがあり使用のうわさはあったが、これまで
> 確認されたことはなかった。出荷停止は業者には大変厳しいものだ」と語った。

   ↑
これもねーーーー。んーー、もう書くのやめとこ。

最後に、
人間だって病気になれば薬を使います。
使い方を間違えば危険な薬でも、効能があれば使いますよね。
養殖魚だって同じだと思うのです。
マリンサワーSP30が、ほとんど効果がないというのは、僕が現役バイヤーのころから言われていました。
その後、それに代わる有効で安全性の高い薬品が開発されたとは聞いていません。
そのため、ホルマリンに頼る状況が続いているのでしょう。
これは、明らかに「国の怠慢」であろうと、川下にいるトラフグ好きの一消費者である私は思います。
河内や 2003.04.23 この件はさすがにショックですね。
うちはちゃんと生産者さんの証明書は取ってるのですが、テレビのなかではそんなものどうとでも発行できるみたいなこと言ってたようですね。でもその証明書を信じるしかないんですわな。けっこうひつこく確認いれてますけどね。

> マリンサワーSP30が、ほとんど効果がないというのは、僕が現役バイヤーの
> ころから言われていました。

・・・、マリンサワーか。
この前とあるところのとある勉強会でそこの先生にとある人を紹介されました。
まずうちの会社の説明をしますわな。フグ扱ってるから自然とその方に話が行ってしまったんです。
『・・・云々、ホルマリンに代わる(いろんな意味で)良い薬て無いみたいですねー。困ったもんですわ。』
『マリンサワーってあるでしょ?うちが作ってるんですわ。』
背中にイヤな汗流れたよ。
水産物の供給は、今後も養殖に頼る部分があると思います。
これ以上人間が増えるのなら、頼らざるをえないでしょうね。
『大量生産のためならしょうがない。』じゃぁ、いつまでも付いて回って堂々巡りでしょう。
『じゃ、無くしちゃえ。』ってのもこれまた困る。
ほんとの意味で(どういう意味?)人間がみんな進歩しなきゃ、させなきゃな、ってキザに本気で思うよ。
まぁ、兎に角うちにとっても笑いごとやないもんな、ちょっと調べたろ。
琵琶湖オオナマズ 2003.04.23 > 言ってたのが印象的でした。養殖魚は食べる気になりません。
お気持ちは分からないではないですが・・・・・・
養殖魚は、こんなにあります。
 http://www.yoshoku.or.jp/02howto/fs-howto.htm
   ↑
これ以外にも、サーモン、トラウト、銀鮭、鯖、鰻、あゆ、鯉、いわな、あまご、にじます、カレイ類、etc。
たとえば、一般に売られている塩鮭、ほとんどが養殖物です。
鰻もそうですね。鮎もそうです。ブリ、ハマチ、鯛・・・・言い出したらきりがないです。
主要な魚種は、養殖がなければ、食卓にのぼらないというのが現状なんですよ。
食べる食べないは、個人の判断ですが、国民全体として見るならば食べないでは済まないと思うのです。
その点で、河内やサンが書かれている
>『大量生産のためならしょうがない。』じゃぁ、いつまでも付いて回って堂々巡り
>でしょう。『じゃ、無くしちゃえ。』ってのもこれまた困る。ほんとの意味で
>(どういう意味?)人間がみんな進歩しなきゃ、させなきゃなってキザに本気で思うよ。

これは、そのとおりだと思いますね。
やはり、国としてのきちんとした対処が必要でしょうね。
(小手先の対策ではなくてね。)
茨城鹿島のPON 2003.04.23 琵琶湖オオナマズさんの仰るとおりだと思っています。
天然ものの海産物のみではとても供給がまかなえません。
だからこそ、消費者は正確な情報が欲しいわけで、疑いを持ちながら買うのはイヤです。
生産者サイドが、積極的に悪質な漁業者(業者)を告発するくらいでないと、消費者の信頼は得られないのではないかと思います。
私は肉をほとんど食べません。魚大好き人間です。
なみへ〜@愛媛県 2003.04.24 > なんども書いていますが、養殖魚は「何を食べさせているか、どんな薬を使って
> いるのか」、養殖業者が公表すれば、すべてわかるのです。
> 天然魚は、なんにもわかりません。

本当にその通りだと思います。(このMLで勉強したオカゲ?)
韓国や中国で食卓にのぼる「狗肉」だったら、天然、いやその、野犬を使ってる、なんてことは絶対自慢になりません。
まず、養犬場で育ってることが、店の信用第一条件になるわけでして、これは、通常、どんな方にもご理解いただけることでしょう。(ちなみに、余談ですが、6年ほど前に、野良犬問題を持つモンゴルが、韓国に「犬の輸出」をするという話が流れましたが、すぐに、韓国側から「そんなの輸入しない!」という公式報道が流れた(笑)のを記憶しております。狂犬病の関係ですけど。)
では、何故、お魚だけ? 元来は「旬」の問題なのでしょうが・・・。
(過去ログで、この辺りの討論を読ませていただきました。)
農産物だったら、「旬」のモノは「安いし旨い!」ですよね?
お魚も大漁なら、基本的には安くなりますよね? 
田舎モンのヒガミなのですが、地方の農水産物というのは、通常「最高級」はほとんど全て、大都市の市場へ流れていきます。
これは、ミカンでもなんですよね〜。(ミカンは山ごと買われてる)
理由は勿論、差別化が成功していて、値を高く付けられる、大都市へ、ということでしょうと、勝手に理解しています。
やはり、グルメ・ブームが一般消費者に異常な消費動向を促してしまっているのでしょうか。これは、どこかの漫画家にでも頼んで、「高級」養殖魚の巻、を早急に描いてもらわないと・・・。
 養殖魚に対して多少の偏見を持っていた(それでも、買ってた) 私がこう書くのも何ではありますが・・・。
あ〜、話がズレてました。元に戻します。

> 「ホルマリンが使われた百六十六万匹の出荷停止」らしいですが、これでいい
> んですかねーーー。違うと思うんだけどなーーーー。

本当に同感です。じゃあ、ホルマリンが流された海域を泳いでいた、または、その周辺に住んでいた、多くの魚介類はどうなるの?
長崎の沿岸でとれた海産物類は全て出荷停止、なんてことができるはずはありませんからね。海藻さんなんて、逃げられませんし。
ここは、ホタテかホッキ貝粉末の大量投入かな・・・(^^ 半分本気です。
ホルマリン問題は、養殖魚だけでなく、天然魚他にも大きな被害を与えていると思います。一部の養殖魚がホルマリン漬(実験でなく)にされて、より安全面で問題があるのも事実ですが、いくら濃度が薄くても、そのホルマリンが海へ入れば、天然のお魚さん達がそこを避けて泳ぐ、なんて芸当は期待できませんし。
長崎までわざわざ釣りに行ってる人達にとっても、大問題のはずです。
「Catch & Eat」だって、怖いですよね・・・。
マスコミ報道が、間違った方向へ操作されないことを祈るばかりです。
せっかくの、問題提起が、養殖魚の虐待?へと向かいませんように。
チェルノブイリ後のヨーロッパ産商品と似た状況なんだと私は勝手に思っています。(ちょっと大袈裟ですか?)

> つかってんのは長崎だけじゃ無いと思うし・・・・・
長崎だけだとしても、長崎の海は九州の海、ですよね。
それに、使っているという情報があったからこそ、愛媛県でも、罰則付の県条例を制定、ということが実現したのだと思います。
5月から施行ですが、その前までに使ってしまえ、なんて心無い方が、どうか、一人もいませんように・・・。そして、自治体を含めて、「条例があるから」とこれで終わりにされることがありませんように。
なみへ〜@愛媛県 2003.04.24 > だからこそ、消費者は正確な情報が欲しいわけで、
> 疑いを持ちながら買うのはイヤです。
> 生産者サイドが積極的に悪質な漁業者(業者)を告発するくらいでないと
> 消費者の信頼は得られないのではないかと思います。

同感です!
マスコミ報道側も、実際の企画者が意図する方向とは別へ流れる事実を、悩んでいらっしゃることと思います。
以前、どこかで、管理人さんが書かれていたことですが、マスコミの報道が悪いだけでなく、また、生産者サイドの姿勢の問題だけでなく、消費者側の意識、問題の捉え方を考えさせられます。
消費者は、確かに弱い立場ですが、消費活動自体が、生産者の意識も育てるんですよね、きっと。
だから、それが、生産者のやる気をなくさせる形になったら、それも大きな問題なのでしょう。一消費者として、精進、精進・・・。
天草の松本 2003.04.24 > ちなみに、漁業調整委員会の罰則はどうなる見込みですか?
漁業調整委員会指示違反は、ちょっと複雑です。
まず、誰かが違反を現認された場合、それだけでは罰則はありません。
委員会が知事に対して、その者に指示に従えと言う命令を出すよう申請し、それを受けて知事が裏付け命令を出しても、なおそれに従わないときにはじめて罰則が適用されます。(漁業法違反)
違反者は、1年以下の懲役または50万円以下の罰金ということになっています。
つまり、同じ人が2回つかまった場合にだけ罰則が適用されるということです。
2000年4月のこの指示が発令されてから、熊本では表に出ただけでも2件違反が判明していますが、同じ人が2回捕まり、実際に罰則が適用されたことはありません。(あるかも知れませんが、表に出さないだけかも。)
熊本の水産部署の情報閉鎖体質はたいしたものです。

> 松本さん達+天草も登場されますよね? 
登場しすぎて、なんだか養殖業者の敵のようなイメージを作ってしまうかも・・・
しかし、活動は決して養殖の人たちと敵対するためにやっている訳ではありません。
ただでさえ厳しい沿岸環境を、ホルマリンによってさらに海にダメージを、漁民自らが与えてほしくないからです。
どんな風な扱いになるか、私も分かりませんが、とにかく少しでもこの問題が改善されて海の元気が戻ってくるように願ってやみません。
天草の松本 2003.04.24 > 「ホルマリンが使われた百六十六万匹の出荷停止」らしいですが、これでいい
> んですかねーーー。違うと思うんだけどなーーーー。
> つかってんのは長崎だけじゃ無いと思うし・・・・・

全く同感です。
大体何年も前から熊本などで問題になっているのに、全国的に問題解決につながるような対策を水産庁が打ってこなかったからずるずると事を長引かせるような結果になってしまったと思います。
その度に他の水産物まで影響を受けて・・・
いま、薬事法改正でホルマリン使用禁止法制化にがんばってくれている水産庁の課長補佐の人は、「これまでの担当者は何をやってたのか!」と怒っています。

> 記者会見した金子原二郎知事は「指導後の実態把握が不十分だったことに
> ついて深く反省している」と陳謝した。
>   ↑
> これは、白々しいよ。現地の水産関係者なら、誰だって知ってるはず。
> まして、金子さんは長崎水産界のドンだからねーー。

そうです。そうです。
実兄は**の社長だし・・・**も使っていたのでは?・・・

> マリンサワーSP30が、ほとんど効果がないというのは、僕が現役バイヤーの
> ころから言われていました。(中略)
> これは、明らかに「国の怠慢」であろうと、川下にいるトラフグ好きの一消費者
> である私は思います。

下に同じ。
天草の松本 2003.04.24 > でも、前の議論をよく読めば出ていると思うんですけれど、県条例・薬事法に
> 漁業調整規則がどのように関わってくるのかという点と、罰則規定
> だけでよいのかを、ちょっと関連条項など教えてもらえますか。

今回の薬事法改正は、適正な表示のない動物用医薬品の使用禁止ということになるようです。
それと、県条例(愛媛の場合)、漁業調整規則(熊本の場合、長崎が現在適用を検討中)との絡みはよく分かりません。
しかし、熊本の漁業調整規則は2000年に2年間の時限措置で適用され、2002年にさらに2年間延長されました。(途中で2件の違反が判明したため。)
しかし、いずれも使用禁止というだけで、毒劇物販売の登録業者から購入することに対する制限は、今のところないはずです。
使ってはいけないものを、売るのも買うのもOKなんておかしいと思いませんか?
天草の松本 2003.04.25 > そのホルマリンが海へ入れば、天然のお魚さん達がそこを避けて泳ぐ、
> なんて芸当は期待できませんし。長崎までわざわざ釣りに行ってる人達に
> とっても、大問題のはずです。 「Catch & Eat」だって、怖いですよね・・・。

        ↓
このことは、口がすっぱくなるほど報道の人たちに言うのですが、やはり「食の安全」の方が彼らの興味を引くみたい。
私も消費者ですが、(ちょっと乱暴ですが)消費者の人たちにも「自分たちが食うものさえ安全ならそれでいいのか、育てる過程で周辺環境にダメージを与えて作られたものかどうかの見極めもしてほしい」と言いたい気持ちです。
しかし、見極める情報さえまともに得られない状況であれば、それも不可能か・・・
「磯焼け」がすべてホルマリンのせいだとは決して言いませんが、ホルマリンを使ってきたところはほとんど例外なく「磯焼け」が起きているのではないでしょうか。
「必要十分条件」ではないが、十分条件みたいな感じ?
なんでも反対するわけではありませんが、1kg太らせるのに15〜20kgのエサが必要な(と聞いています)マグロの養殖の有機物負荷が心配です。
なみへ〜@愛媛県松山市 2003.04.25 > しかし、いずれも使用禁止というだけで、毒劇物販売の登録業者から購入する
> ことに対する制限は今のところないはずです。使ってはいけないものを、売るのも
> 買うのもOKなんておかしいと思いませんか?

制限とは少し表現が違うかもしれませんが、愛媛県の条例は
*********************************************
第5条
何人も、この条例に違反するおそれのある者に対し、ホルマリンを販売し、又は授与しないよう努めなければならない。
第6条
県は、市町村、毒物劇物営業者及び薬局開設者等に対し、この条例の施行に関し必要な協力を求めるものとする。
*********************************************
となっています。詳しくは、愛媛県庁のHPから愛媛県報
 http://www.pref.ehime.jp/kenpo/2003k03/kp1440g1.pdf
(愛媛県報「平成15年3月18日第1440号外2」の25〜26頁)をご覧下さい。
まぁ、努力と協力、なんですけど・・・。
他にも難しい書き方(他の法律の条項などが入るとサッパリ)をされていて、何を意味するのか私には不明な部分も多いですが。
「天草の海からホルマリンをなくす会」
松本
2003.04.25 先日お送りしたホルマリン問題放映のお知らせの時間が間違っていました。
申し訳ありませんが、次のように訂正します。

4月27日24:25〜 55分間
-------------------------------------------------------------------
 「天草の海からホルマリンをなくす会」
松本です。
 近年、魚類養殖現場で寄生虫駆除の為に発ガン性の有害物質「ホルマリン」が大量に使用されています!
食の安全と漁場汚染の観点から極めて深刻な問題ながら、ほとんど知られていません。この養殖魚のホルマリン問題に関するテレビ放映がある予定ですので、お知らせします。
深夜なので直接放送を見るのは難しいかも知れませんが、ビデオの留守録などで見ていただければと思います。
お知り合いの方々にもお知らせいただければ幸いです。

放映日:4月27日(日) 24:25〜 55分間 
放送局:日本テレビ系列
番組:「ドキュメント’03」
タイトル:「裏切りの海」〜トラフグとホルマリン〜

ただ、漁業者の違反行為ということではなく、業界の抱える構造的な問題まで描かれるといいのですが・・・
なお、番組に先立ち、主な舞台となる長崎県(トラフグ生産量日本一)は4月22日、県知事の緊急記者会見にて県内トラフグ業者151業者のうち95業者が年間平均500トン程度のホルマリンを使用していたとする調査結果を発表しました。
民放のスクープでホルマリン問題をすっぱ抜かれるよりは自主的に出したほうがまだ、ダメージが少ないと判断してのことでしょう。
長崎のみならず、他県も同様だと思いますが、その実態調査はなされたとしても形式的なものに終わるでしょう。
フグとホルマリン問題について(2)  フグとホルマリン問題について(3)  フグとホルマリン問題について(4)



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