フグとホルマリン問題について(2)

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フグとホルマリン問題について(1)  フグとホルマリン問題について(3)  フグとホルマリン問題について(4)
なみへ〜@愛媛 2003.04.27 > 違反者は1年以下の懲役または50万円以下の罰金ということになっています。
> つまり、同じ人が2回つかまった場合にだけ罰則が適用されるということです。

なるほど、それで、やっと納得がいきました。
これまでに出てる2件の違反のその後、というのは結局2回捕まってないのか、公表されてないのか、のどちらか、ということなんですね。
と、いうことは、もし、同じ人でなければ、同じ団体でも罰則は適用されない、ということなのでしょうか?
また、懲役は普通受けませんから、罰金となるのでしょうが、この場合も氏名の公表などはされない、ということですか?
もし、そうなら、消費者や仲買人が、そういう違反行為をしている団体の商品を扱わないようにする、というのも困難だということになりますでしょうか・・・。

> 熊本の水産部署の情報閉鎖体質はたいしたものです。
水産部署も何も、通常の公の場所はそうなのでしょうね。
現在各地で情報開示は言われていることではありますが、多少でも開示されれば、それ以外にもある、なんて、普通は思いませんから、安心して終わり、という部分もありますね。
近年、次から次へと出てくる、情報隠蔽問題ですけれども、後に続けよ、と言うべき一番上のところが問題になっているのですから、それより更に下に位置する、地方部署のお役人さん達に期待はできないかとも思います。手足だし。
ただ、地方の特別職については、私達が直接投票することで人選や政策に関わることが出来るのだから、と思うと、明日(既に今日)の地方選も、大事な事だなぁと、再実感。
選挙速報が長引いて、明日のドキュメント番組と重ならないことを祈ってます。(一応、番組の方を優先して見ますけど。)

> 活動は決して養殖の人たちと敵対するためにやっている訳ではありません。
> ただでさえ厳しい沿岸環境をホルマリンによってさらに海にダメージを漁民自らが
> 与えてほしくないからです。

それは、多分みなさん、理解されていると思いますよ(^^)
やむを得ず(?)ホルマリンを使用されている関係者の方も、実際には良心が痛んでいるのではないでしょうか。
でも、上の命令には、このリストラ、不況の中、従わないわけにいかないんじゃないか、と思います。
先日の報道番組を見た感じでは、やはり、業者の上の方は「命令」してるだけ、ご自分の手は汚されていないようですしね・・・。(しかし、あの箱を焼くのも、問題ありそうですね〜。)
漁民の方達だって、自ら海にダメージ与えたい、なんて考えてお仕事される方はいらっしゃらないでしょう。
各人の良心だけに訴えても、事はなかなか解決しないし。
道徳心って、衣食住という基本的ニーズが満たされないと、普通は生まれないもの・・・と、どこかでお勉強しました(-.-)>
雪印の時も、牛肉の時も、内部告発などで露呈した事件を思い返すと、ご自分が命令に従って、良心に反する行動をとらざるを得ないことに、かなりの葛藤をされたと思います。
ただ、ホルマリンのと違う点は、海などの誰に目撃されてもおかしくない場所でなく、会社の敷地内だったということ。
ここは、結構ポイントかも。海だったら、誰に目撃されてもおかしくない。つまり、他の人達がやっている現場もずっと皆見てきている。→それが当たり前のこととなっている。→
良心の痛むこともない。(もともと、水産庁の指導だし。)→しかも、「アコヤガイの大量斃死」とは因果関係がないという公式発表があった。→別に問題はなかったと理解。
・・・ちょっと極端ですが、そんな考え方しててもおかしくないですよね??? 自分がやってたら、しがみつくかな・・・。
明晩(今晩?)の番組で、考え直される方々が増えることは間違いない、と期待しております。でも、やっぱり、怖そう(^^;
それにしても、発表のあった、500トンって、数字が大きすぎてよくわかりません。
が、以前どなたかのメールかHPかで、年間推定最低3000トンのホルマリンが全国で海中に流されている、という文があったと思います。
長崎だけで500トン(しかも公表分)とすれば、全国ではどうなっちゃうの? 
ちなみに、海の水って、沿岸だけで、何トンぐらいあるものなんでしょう? 
影響にしても、これだけあったら、日本国内だけじゃ終わらないでしょう?

> 口がすっぱくなるほど報道の人たちに言うのですが、やはり「食の安全」の
> 方が彼らの興味を引くみたい。私も消費者ですが、(ちょっと乱暴ですが)消費者の人
> たちにも「自分たちが食うものさえ安全ならそれでいいのか、育てる過程で周辺環境に
> ダメージを与えて作られたものかどうかの見極めもしてほしい」と言いたい気持ちで
> す。しかし、見極める情報さえまともに得られない状況であれば、それも不可能か・・

見極める情報、もそうですけど、正直な話、私個人の意見では、まずは「自分の衣食住に関わる安全」というのが第一優先です。
こればかりは、格好つけることも出来ません。
そりゃあ、もちろん見極めるべきとは思っていても、自分に直接影響のないことであれば、気づかずに見過ごすことが多くなってしまいます・・・。
ちなみに、私も今回の会の事業のことがなければ、新しい県条例についても、ホルマリン問題についても、知らなかったと思うのです。
ただ、こうして松本さんのメールや他のいろんなHPでのコラム等を読んでいましたら、「食の安全」の面でも、やはり、天然魚も、他の養殖魚も同じ危険にさらされており、同じ「食の安全」に関することのはずだと思います。
それをマスコミがとりあげてくれないとしたら、大問題ですね。
また、ホルムアルデヒドについては、一時期かなりマスコミでも取り上げられていましたが、ホルマリンとの関係を知らない(=ホルマリンが何か知らない)方々も多いのでは?
私は、実際、全く知りませんでした。ラボとかで使ってる、としか・・・。
これから夏に入り、海水浴場の危険を訴えることが出来れば、小さいお子さんを持つ親御さん達が、真剣に考えてくださるようになるか、と期待したいところです。
この辺は、実際に番組を見て、訴えられているようでなければ、直接局に抗議したいですね。しかも、深夜だし。反響大きければ、ゴールデン・タイムに再放送?
琵琶湖オオナマズ 2003.04.28 関係者の方はご存じだと思いますが、4月25日付けで、「ホルマリン不正使用問題に関する情報(第1報)」が水産庁よりプレスリリースされています。
 http://www.jfa.maff.go.jp/release/15.04.25.3.html

今までに報道されていない興味深い点は・・・・・
 ○魚介類への残留調査、水質環境調査(4月16日)
  ・ 北松浦郡鷹島町で養殖トラフグを含めた21検体を採取し残留調査を行った
    ところ、全ての検体についてホルマリン検出限界値未満であった。
  ・ 北松浦郡鷹島町等で37検体の海水を採取し水質調査を行ったところ、全
    ての検体についてホルマリン検出限界値未満であった。

というのがあります。
166万尾も、ほんとに捨てるのかねーーー?
愛媛県なみへ〜 2003.04.28 > 関係者の方はご存じだと思いますが、4月25日付けで、「ホルマリン不正使用
> 問題に関する情報(第1報)」が水産庁よりプレスリリースされています。

ホルマリン検出限界値未満ってのが、どの程度かはわかりませんが、「安心してね」という意味なんでしょうか? ま、事実結果の報告のみなんでしょうけれども。
実際、普通の水道水にでも微量のホルマリン(愛媛県松山市の場合はホルムアルデヒド目標暫定値が0.08mg/L)があると考えると、結果としてほぼ検出されないのなら、出荷したってかまわないんじゃないのー?というような気もしないでもありません。
(そう言えば、先日はミネラル・ウォーターも話題になりましたね。)
でも、現実問題として、購入する消費者はいるでしょうか?
中国野菜の時のことを考えると、どうかな、と思いますが。
今回の発表で、長崎フグを売る店は信用問題ですよね・・・?
長崎の漁民のみなさんには、とにかく、同情いたしますが・・・。
それよりはいっそ、問題が報じられたフグは出荷しない、と発表することで(闇で売るとしても)、一般消費者が安心して、養殖魚を購入し続ける、と考えると、他の養殖業者を救うという意味もあるのではないでしょうか・・・?
嫌な考え方ですが、実際には他の場所でも使われてるんだろうし、発覚した場所のだけを出荷停止にしてどうする?みたいな部分もあるんですよね。
それでも、福山さん(でしたっけ?)のように、全くそういう化学物質を使っていない養殖業者までがあおりを食う形にしないように、という、ある種の有効策と言える気がします。
しかし、どうして牛肉は買い取って、フグは買い取ってくれないの? 下手すると、当時の轍を踏むことになっちゃうから?
さて、上のプレス・リリースで私が気になったのは、別の点です。
「養殖水産物」の食品としての安全性ばかり強調されていること。
ホルマリン検出がほぼ無かったとしても、です。
その周りに棲む天然の魚貝類の食品としての安全性は???
ここで上がっている対策本部は、「養殖」モノだけですね・・・。
シート内で「薬浴」される「養殖魚」だけが、危険なのでしょうか?
これに関連して、愛媛県の明浜町(以前、松本さんの仰っていた、海水浴場からもホルムアルデヒドを検出された、海の町です)が、こんな発表をWEBページ上でされています。

愛媛県東宇和郡明浜町 ホルマリンの人体への影響について
 http://www.town.akehama.ehime.jp/formalin/index.html

どうなんでしょうねー? 人体への影響は全くない、とのこと、なのに、自然生態系には悪影響??? 何だか腑に落ちません。
海水利用の「塩風呂」も売りの一つの同町です。
皆さんは、これを読んでどう思われますか? 何か変と思うのは私だけ?

☆ついでに、以下、愛媛県内の動きもご紹介します。(4/25新規)
平成15年度愛媛県漁業違反取締対策本部の設置について
http://www.pref.ehime.jp/060nourinsuisan/110suisan/00002753030423/index.html

これによると、愛媛県では、今日から6月始まで、取締船を出して違反者が出ないように厳しく監視をしていくとのことでした。
県警ヘリも使うそうですよ! 5月1日の条例施行にあわせて?
琵琶湖オオナマズ 2003.04.29 > ホルマリン検出限界値未満ってのが、どの程度かはわかりませんが、
> 「安心してね」という意味なんでしょうか? 

ここに、水産庁のプレスリリースのベースがあります。
長崎県水産部の発表ですね。
 http://www.n-suisan.jp/newdata/torahugu.htm

ホルマリン検出限界値未満も、書いてありますよ。
  • 21検体すべてホルマリン検出限界値未満
        (魚体の検出限界値:1ppm)
  • 37検体すべてホルマリン検出限界値未満
       (海水の検出限界値:2ppb)
> 事実結果の報告のみなんでしょうけれども。
これはこれとして、そういう事実があったという理解でいいと思いますけど。

> でも、現実問題として、購入する消費者はいるでしょうか?
> 中国野菜の時のことを考えると、どうかな、と思いますが。

中国野菜とは、問題が全く別でしょう。
中国製品というのは、いい悪いは別として、国民一般には見えない部分が多いため、無意識な忌避反応があるんです。(嘘かほんとか分からないようなテレビ報道もされますから、国民のなかに疑心暗鬼になってる部分が多いのですよ。)
比較するのは適当ではないと思いますよ。
実際に中国に行ってみれば、二極分化だということははっきりわかります。
つまり、日本人が常駐している工場で生産された物は、日本の工場で生産されたものよりレベルの高い商品ができる。
中国の人に任せた場合、彼らの衛生観念等(これは、民度と言い換えてもいいかもしれません。)が影響するため、残念ながら、我々日本人から見た場合、問題の発生する商品が出てくる可能性があります。

> 今回の発表で、長崎フグを売る店は信用問題ですよね・・・?
個別のお店の信用問題は関係ないと思います。
なぜなら、お店自体が不法なことをしたわけではないですしね。
河内ヤさんが書いてましたが、どこでも「証明書」をもらってるはずです。
その「証明書」自体がいい加減なわけで、そこまでの問題を追求することは、普通、一般のお店単独では無理でしょう。

> 嫌な考え方ですが、実際には他の場所でも使われてるんだろうし、発覚した
> 場所のだけを出荷停止にしてどうする?みたいな部分もあるんですよね。

そのとおりだと思います。
それに、たしか「薬浴」するのは、トラフグだけではなかったはず、カンパチだったか、シマアジだったかも、「薬浴」していると思います。
本気で取り組むなら、行政の側も、覚悟がいるでしょうね。
前のメールにも書いたけれど、現場ではほとんど効果がないと言われているマリンサワー、これを開発して以後、目立った対策が取られていないのが現実じゃないでしょうか。
いっぽう、バブル崩壊、デフレの進行の元で、河内ヤさんとこのお店のような「価格破壊」店が出てきた。こういう客観情勢のなかでの問題だと思いますね。

> しかし、どうして牛肉は買い取って、フグは買い取ってくれないの?
> 下手すると、当時の轍を踏むことになっちゃうから?

問題の性格が違います。
牛肉は、BSEという人の生命に直接かかわる危険性がはっきりしていた事象についての対策です。その対策が、いろんな意味で、正しかったのかどうかは厳しく問われなければいけないのですが、それはここでは別の問題。
今回のホルマリン問題は、そこまでの直接的な危険性を持ったものではありません。(悪い言い方をすれば、裏で売られたトラフグを食べたとしても、死ぬわけではないし、変な病気にかかるわけでもないのですよ。)
別の角度から言えば、肉の業界は団結力が強いんです。
政治的圧力もすごいもんがあるんですよ。(いい悪いは別にして)
魚の業界は、残念ながら、そこまでの団結力がない。
残念ながら、全漁連も、肉の業界団体ほどの力は持ってないでしょう。
ホルマリン問題にしても、最初は、フグ養殖業界と真珠養殖業界の喧嘩から始まったようなもんですから。(政治的な駆け引きも有ったようですけどね。)

> 「養殖水産物」の食品としての安全性ばかり強調されていること。
> ホルマリン検出がほぼ無かったとしても、です。

それはそれとして、事実でしょう。
それに、フグ以外の検査もされていますね。

> その周りに棲む天然の魚貝類の食品としての安全性は???
> ここで上がっている対策本部は、「養殖」モノだけですね・・・。
> シート内で「薬浴」される「養殖魚」だけが、危険なのでしょうか?

だいぶ前にも書いたように、ホルマリン問題は環境問題として捉えるべきだと考えています。ですので、そうした考え方でのアプローチは非常に大事です。
それとは別に、具体的な食品としての「養殖魚」の安全性もチェックされるべきです。
今回は、成り行き上、後者の問題が表面に出てきただけだと思いますけどね。

> どうなんでしょうねー? 人体への影響は全くない、とのこと、
> なのに、自然生態系には悪影響??? 何だか腑に落ちません。

海水中に拡散されたホルマリンの人体への「直接的な影響」については、学者のなかでも評価が定まっていないのが現状ではないでしょうか。

> 平成15年度愛媛県漁業違反取締対策本部の設置について
> 県警ヘリも使うそうですよ! 5月1日の条例施行にあわせて?
うーーん、どうなんでしょ。
これは、文字どおり、密漁とか違法操業とかの監視が中心ではないのかな?

みなさんは、トラフグを、年に何回食べますか?
私は、昨年末、忘年会で3回食べました。
夏場は食べないんで、たぶん、それだけでしょう。
私自身の身体に対する影響というのは、全く関係ないなと思っています。
クジラの水銀にしても同じです。
クジラなんて、今の状況なら、5年に1回ぐらいしか食べないでしょう。
多少水銀が含まれていても、全く影響はないですよ。
これが、イワシやサバに、大量に水銀が含まれていたら大問題だと思いますけどね。
愛媛県なみへ〜 2003.04.30 > 中国製品というのは、いい悪いは別として、国民一般には見えない部分が多い
> ため、無意識な忌避反応があるんです。
> 比較するのは適当ではないと思いますよ。

確かに、比較するには適当でなかったかもしれません。
商品の売れ行きや売価を上げる等々の策としての農薬使用とホルマリン使用と・・・根底は同じと思ったんですが・・・。
先日アップされた「大量廃棄」の過去ログとかを読んでると、琵琶湖オオナマズさんの食へのスタンス、敬意を感じます。
ちょっとぐらい体に悪い(かもしれない)からと言って、大切な生命をつみとって得た食料を、無造作に廃棄することは、問題だと思います。
でも! 他人に提供する側としては、どうなのかなーとも思っています。
ちなみに、体に悪いから買わない、とは、私は申せません。
もっとはっきりと体に悪いとわかってるものも好きですから。
「モッタイナイ・オバケ」も時折傍に寄って来ますし・・・。
住んでいる環境によっては、多少の非衛生的な物にも寛容。
自分の衣食住に関わる安全が第一優先とか前に書いたのと矛盾してはいますけど、ある程度共生できてるかどうか、の違いという意味でご理解ください。
しかし、大事な友達が訪ねてきたときに、そういう危険性を知ったものは、多分出さないです。売る側が、顧客に対して、大事なお客様と見れば、処分の方法論は別にしても、やはり出せないという考え方もアリ、なのではないでしょうか・・・?
そうすると、出荷しないというのも、一つの良心ともとれます。
出荷しなけりゃOK、という姿勢は批判されるべきでしょうが。
ま、でも、今回のフグに有害性が現状認められていないってところも争点ですよね・・・。うーん。(u_u) 悪そうではあるけど・・・。
愛媛県なみへ〜 2003.04.30 ドキュメント番組、拝見しました。
松本さん、本当にたくさん出てらっしゃいましたね。
あの黒いノートでいつもレスされてるんですね!
海岸で遊ぶ子ども達の映像、アサリ(怖かった!)や、ウニ産卵(前のくりさんのページを思い出しました)を使った実験、思っていたよりは・・・という感じでしたが、それにしても、ホルマリン違反関係の映像が長かった。
あれは、ほとんど、戦争報道と似たような効果では?
「あいつらが悪い!」みたいな・・・。視点を変えると、前半だけなら昔の水曜スペシャル(川口浩)のようにも(^^; 続編にはこの辺の改善を期待します。
中盤、あの漁師さん達のお宅を訪問されての質問のシーンは、少しかわいそうな感じで、見てられなかった。
実際に手を下した人達は、今年はどうやって過ごすのでしょうか。
漁業組合は何か策を考えてらっしゃるのでしょうか。
長崎県のトラフグ関係者にとっては、今年は辛い一年となりそうですね・・・。(もっとも、長崎近辺の他の被害者(物)もまた辛いんですけど。)
自業自得という言葉で片付けてはいけないような気がしました。
ところで、話は変わりますが、安全面で言えば、実は一番危険なのは、ホルマリンを直接扱われていた、漁師さん達?
ホルマリンを流し込む作業の際、取扱者はその気体を吸い込んでしまう可能性もあるんですよね??? その辺、ちゃんと保障がされるのなら、いいんですけど・・・。

> 長崎のみならず、他県も同様だと思いますが、その実態調査はなされたとしても
> 形式的なものに終わるでしょう。

そうならないよう、各関係者の良心を期待しますが、単に実態調査にとどまらず、その先を水産庁や役所がちゃんと考えてくださることを祈るばかりです。
実態調査は、罪(?)をあげることが目的ではないですもんね・・・。
愛媛県なみへ〜 2003.04.30 ホルマリンの復習をしておりましたら、偶然こんなページに当たりました。
これって、効果の程は? 
利用されてる方はこちらの会員さんにもいらっしゃるでしょうか?
九州の株式会社ワイ・ビー・エムさん
海水再生装置(キャビテーション・システム)
噴流層+泡沫分離利用飼育水浄化装置"AES-3000"
 http://www.ybm-mfg.co.jp/newtech/funryuusou/aes-3000.htm

「冬に美味なトラフグとYMBさん」
 http://www.ybm-mfg.co.jp/Shanaihou/YBMNews24-1.htm

過去に既に話が出てたら、すみません。
琵琶湖オオナマズ 2003.04.30 誤解を招かないように、一つだけお断りしておきます。

> ちょっとぐらい体に悪い(かもしれない)からと言って、大切な生命をつみとって
> 得た食料を、無造作に廃棄することは、問題だと思います。
> でも! 他人に提供する側としては、どうなのかなーとも思っています。
私は、「ちょっとぐらい体に悪い(かもしれない)から」というような書き方はしていません。あそこで書いているのは、なんら食べることについて問題が無いにもかかわらず、他の理由で大量廃棄されていることについて、疑問を呈しているのです。
また、提供する側にたった場合は、別の考え方があることも、ちゃんと書いております。
危険性があるものを売らないのは当然のことです。
今、多くのところで行われていることは、危険性が無いにも関わらず、別の理由で大量廃棄されているのです。
今回の166万尾のトラフグも、ホルマリンが検出されていないのですから、その限りにおいては、問題がないと思います。でも、廃棄される。これは、論理的におかしい。

疑心暗鬼に陥り、そこから発想し行動することも、それは個人個人の自由です。
しかし、発生するいろんな事象に右往左往せず、冷静に考えて欲しいと思います。
あ、これは一般論であって、どなたかの発言に対して言っているわけではありません。
(まあ、私の投稿の流れを見てくださればわかると思いますが。)
琵琶湖オオナマズ 2003.04.30 今日は仕事が休みだったので、市場に行ってきました。
久しぶりに、仲卸さんとウナギやフグの話をしてきました。
中国産の鰻蒲焼の認証制度が始まり、認証シールを貼った蒲焼きが売り出されていますが・・・・・・某仲卸さんの話では、「あきまへんで。あんなもん、あてになりまっかいな。もう、クレームが出てますがな。」 なかなか、難しいようですねーーー。
日鰻連から脱退した養殖業者さんが結成した「全国養鰻漁業協同組合連合会」。
この団体の地盤は九州なんで、九州の養鰻業者さんがみんな加入しておられるのだと思ってましたが、実はそうでないらしい。入ってない養殖業者さんもいるという。
「九州でも、いろんな派閥がありますからねーーー」 
うなぎ業界は、ようわからんですね。

フグを扱ってる人と話して・・・・
私・・「おい、フグのホルマリンの話、どうなってんねん?」
その人・・「えっ? ホルマリン? さーーー? 聞いたことはあるけど、別にねーーー。特に、なんてこと無いです。」
私・・「ふーーん、そうか。まあ、そんなもんやろな。」

仲卸の社長との話
社長・・「ホルマリンの話か? いっぺんおさまってたのになーー、また、ひっぱりだしよって。あれは水産庁がわるいんや。はっきりささへんのがいかん。」
私・・「みんな、ホルマリンを使わんとできひんて言うモンな。」
社長・・「こういう条件ならつこてもええということを、水産庁がはっきり出したらええんや。」
私・・「マリンサワーもきかへんらしいし。」
社長・・「(笑) なんにしても、あいまいすぎるんや。もっとはっきりせなあかん。」

もう、フグのシーズンは終わったし、市場では切迫感は無いですね。
これからは、ウナギですね。
昨年は、偽産地表示や水銀問題で、中国ウナギは散々でしたし、認証制度でどうなるのか、そのほうが話題になっていくでしょう。
「産地」、「消費地」、その間をつなぐ「流通」、この3者が交流し、できるだけ考え方を一致させる、このことが一番大事だと思うのですが、残念ながら、なかなかそうはならないですよね。(鰻業界なんて、産地自体が分裂してるし・・)
先は長いなと思います。
中上 2003.04.30 > 「産地」、「消費地」、その間をつなぐ「流通」、この3者が交流し、できるだけ
> 考え方を一致させる、このことが一番大事だと思うのですが、残念ながら、
> なかなかそうはならないですよね。

産地・・その中の漁協でさえ生産者、漁協職員、理事、監事、それぞれが自分の利害関係でものを言いますよ。生産者の息子が職員であったり、組合長の甥っ子が職員であったり、町長の息子や娘が職員であったり、その伴侶がつぶれかけた水産会社の責任者であったり、魚屋が監事であったり、どう考えてもそんなに伸びるはずのない漁業をのばせのばせと言う町会議員の息子が職員であったり。漁業生産ではなく地元で生活する職員の救済のための職場という意味合いが強いです。
潰れそうな組合をつぶさないようにするのは雇用の場の確保であり、漁民はそのための出汁であり続けています。プライドを保ち続けるだけの資源も所得も文化も崩壊しつつあります。
生協組合員の鯖 2003.04.30 なんだか淋しいお話ですね。
私たち消費者は、生産者がいなければ飢え死にしてしまいます。
だからこそ、生産者のみなさんには「商品」を生産しているのではなく、「食べ物」を生産しているのだという誇りを持っていただきたいです。
もちろん、「食べ物」を「商品」にしてしまったのは消費者や流通の責任大です。
生産者の方はもっと消費者にモノ申してほしいのです。
ある農家の方が言いました。
「農家だって息子を大学にやりたい。お洒落をしたい。海外旅行に行きたい。」と。
また、こうも言われました。
「農家の方も、今まで黙っていた。消費者に情報を公開しなかった。消費者はお客さ
んだと思っていた」
生産者も消費者も流通業界の人間も、同じ生活者です。
大きな同じ利害関係の中に生きています。
どうせ「利害関係でものを言う」なら、仲間内で傷つけ合わずに、「食べ物」が「商品」になってしまった、このおかしな社会に言いませんか?
こういう発信をしても、なかなかみなさんに反応していただけないので、最近ちょっと悲しいです。
でも、今私は畜産や農産の農家の方とのネットワークづくりに一歩を踏み出しています。
ぜひ、水産生産者のみなさんとも連帯したいです。
消費者の言うことにも、耳を貸してください。よろしくお願いします。
天草の松本 2003.04.30 今回のホルマリン問題で水産物の生産・販売などに携わる方々が影響を受けていると
すれば、残念です。
ただ、前に書いた気もしますが、ホルマリンが流され、ホルマリンが検出、残留していないから「安全」と言うことにはなりません。
ホルマリンは反応性が強く、すぐタンパク質などの有機物と結合します。
ホルマリンとタンパク質と結びついたものが無害とは証明できていないはずです。

> ホルマリン検出限界値未満も、書いてありますよ。
  • 21検体すべてホルマリン検出限界値未満
        (魚体の検出限界値:1ppm)
  • 37検体すべてホルマリン検出限界値未満
       (海水の検出限界値:2ppb)
いつ、どこでどれくらいのホルマリンを流して、潮流がどうなっていて、風向がこうで、いつどこで採水、飼育されていた魚をサンプルとしたかなどをすべて明らかにしないと、ただ、現在飼育中のものを調べて検出されないからOKと言うことにはならないと思います。それに、今はそれほどホルマリンを使わない時期だと思います。
簡単な実験で分かりますが、25℃程度の水温で淡水、人工海水、普通の海水に10ppm程度のホルマリンをいれて経時変化を見ると、海水だけが3〜4日ほどでホルムアルデヒド反応が消失し、淡水、人工海水からは反応が相当長期間出るはずです。
2つ原因が考えられます。
  1. ホルマリンが海水中の有機物と反応して別の化合物を生成する。
  2. ホルマリンがバクテリアによって化学的に別のものに変わる。
それらの化学構造式はまだ特定できていませんが、全く無害とは言い切れません。
逆に、ホルマリンが大量に使われてきた漁場周辺で、海が白く濁る現象がたびたび観察され、それを採取して有機溶媒で抽出して、不溶成分を精製水に溶かすと再びホルムアルデヒド反応が出る場合があります。
つまり、流されたホルマリン由来の化合物が安定的に海水中に存在している可能性がある。
ホルマリン反応がなくてもこの白濁現象が見られるときに海藻が枯れたり、貝が死んだりするという現場の報告があります。

> みなさんは、トラフグを、年に何回食べますか?
(中略)
> クジラなんて、今の状況なら、5年に1回ぐらいしか食べないでしょう。
> 多少水銀が含まれていても、全く影響はないですよ。

私たちが「水俣病」や「奪われし未来」で問題提起された環境ホルモン(内分泌撹乱化学
物質)によって学んだことは自分自身、あるいは成人が何ともなくても次の世代、あるいは胎児、乳幼児には重大な影響を及ぼすことが化学物質によってはあると言う事ではないでしょうか。
「奪われし未来」の201ページには次のようにあります。(多少変えてあります)「合成洗
剤それ自体に環境ホルモン作用がある訳ではないが、そこの含まれるアルキルフェノール・ポリエトキシレートがバクテリアなどで分解されるとノニルフェノールなどの環境ホルモン作用を持つ化学物質ができるのだ」
「アエラ」の2002年11月25日号には「マグロで水銀中毒」〜米国で水俣問題〜と言う記
事が載っています。
ことさら、危機感を煽り立てる気はありませんが、FDA(アメリカ食品医薬品局)が発表した安全な魚食ガイドによると妊娠可能または妊娠・授乳中の女性と子供はマグロ、カジキマグロ、サメ、オヒョウなどを食べるべきでない、となっているそうです。
その中には「水銀はそれ自体が有毒物質だが、魚のタンパク質と結び付くとより有毒なメチル水銀になる」とも書かれています。
全く影響がないと言うのは自分に限って言えばそうかもしれないけど、次の世代や母体内の胎児が大丈夫とはならないと思います。
ホルマリンはともかく、水銀は生体間濃縮を考えなければなりません。
天草の松本 2003.05.01 > 今回の166万尾のトラフグも、ホルマリンが検出されていないのですから、
> その限りにおいては、問題がないと思います。
> でも、廃棄される。これは、論理的におかしい。

養殖現場と唐戸など魚市場とのやり取りはよく分かりませんが、現時点でホルマリン使用履歴があるものは市場が受け入れないから、やむなく廃棄することにしたという考え方は出来ませんか?
もうかなり前ですが、管さんが厚生大臣のときにO-157騒ぎがあり、カイワレ大根を食べると言うことが報道されました。あれってなんだったのでしょうか?
千葉@きんのり丸 2003.05.01 > もうかなり前ですが、管さんが厚生大臣のときにO-157騒ぎがあり、カイワレ大根を
> 食べると言うことが報道されました。あれってなんだったのでしょうか?

その昔、バカガイは大きいもので1杯3000円以上の相場のときがありました。
小さいもの(新子)でも1杯1200円でした。
一人で漁に出て1日で10万円になった時もあります。
今は500円から800円と言うありさまです。1日1〜2万円が良いところです。
その境目は、テレビ報道でした。
バカガイから大腸菌が検出された・・と言う報道から、一気に需要がなくなりました。
その後バカガイは白と判断されましたが、後の祭りでした。
それから何年経つのでしょうか?
デフレと言う事もあり、未だ相場はよくありません。
私は夏場バカガイ漁をしていましたが、商売にならなくあさり漁に変わりました。
今回のホルマリンの件は良い事ではないと思います。
ただ・・誰かが望んでこのようになったと思います。
誰なんでしょうか??
もっと生産者・消費者・流通業者・環境を考える人たちで大きな輪を作って考えてもらいたいですね。
もっとも漁協はこのような話し合いは嫌う傾向にありますが・・
もっと漁協幹部も変わらないと・・・困ったモンです。
ぶり・ふぐ養殖業者の福山 2003.05.01 ホルマリン使用が大問題になっていますので、とらふぐの生産者として少しだけ意見を述べさせていただきます。
 ホルマリンの使用、確かに許されるべきでないと思います。
 今回問題になった長崎、鷹島の関係者のみなさんは深く反省すべきです。
 またテレビでもふれていましたが、履歴書には薬剤の使用なしと記載されているのですから偽装にもなります。
 長崎県知事さんも謝罪されたのですから、長崎県を挙げて再発の防止を願いたいものです。
 しかし琵琶湖大ナマズさんも再三述べられていますが、ホルマリンしか有効な薬剤がないことが一番の問題です。
 水産庁などの関係研究機関では代替の薬剤は開発されてないのでしょうか?
 ホルマリンの禁止だけでは何も解決しないと思うのですが。
 水産振興のための水産庁があるのですから、禁止するだけではなく、解決のための方策を早急に検討していただきたいものです。(私にはしてるようには見えませんので)
 またふぐ業界関係者の方々も、生産を養殖業者だけに任せるのではなく、ちゃんとチェック機能を持つべきではないでしょうか?
 履歴書は自己の経営の安全性のために取るのではなく、食品としての安全を証明するために取るのですから、「一枚もらってはいOK!」というものではないと思います。
  今回の件でのホルマリンの不使用により、確実に日本の養殖ふぐは生産量が減少すると私は感じています。
 天然物が枯渇している現在(今年は久しぶりの豊漁でしたが)、養殖ふぐが激減すれば、ふぐ関連産業全体が衰退するのではないでしょうか?
 日本一の生産地だった天草は生産量が激減しましたが、今回は「鷹島は天草の二の舞になる」という声も出ています。 
 私はマスコミの報道による問題の強引な解決には少し違和感を覚えます。
 現在、私もまだ魚を出荷していますが、相場はやはり落ちています。
 量もぱったり少なくなっているそうです。
 うちの売り上げも100万くらいはすぐに違ってきます。
 私はホルマリンを、本当に全く使用していません。
 私のほかにも現在では使用していない人はたくさんいます。
 でも今回の件では、とばっちりくっています。
 本当はこんな時にホルマリン使用していない業者が儲かるような社会にならないと問題の解決にはならないと思うのですが!
 生産で大きなリスク(この場合寄生虫による斃死)をとって健全な養殖をしているのに、リターンは同じですから馬鹿らしいのが現実です。
 海を本当に大事に思ってないとできません。
 マスコミの報道は、例えが悪いですが、戦争に例えるとピンポイント爆撃ではなく、誤爆でもなく、悪も善も関係なく潰してしまう無差別爆撃のようなものです。
 生産者以外にもふぐに関係する業者さんみんなが、それぞれ被害にあわれていると思
います。
 話題の中心の松本さんは何度かお会いしたこともあり、今でも交流のある人ですが、今回の件では少しホルマリンや養殖の弊害に固執しすぎのように、環境優先養殖を模索している私としても感じています。
 海という現場に毎日出ているものとして思うことは、ホルマリンだけで海が悪くなるほど海は薄っぺらいものではなく、もっと奥ゆかしい存在だと私は思っています。
 ホルマリンの使用は私も断固反対で、環境にも影響を与えているとは思いますが、松本さんのこれまでの経緯上、今回の一連のメールは少し「ホルマリン憎し」に傾き、他の環境破壊を結果として見逃しかねないと思うのですが・・・ 
 話はかわりますが私の養殖漁場である鹿児島錦江湾は最近少し環境改善の兆しが見られるような気がしています。
 うちの作業場の前浜である若尊鼻ではホンダワラなどの海藻がうっそうと茂っています。 またすぐ近くでアマモがかなり増えている場所もあります。
 水自体もデータではなく、毎日海に出ているものとして「なかなかいいよな」と思える昨今です。
魚河岸小僧ゲンゲン 2003.05.01 >ぜひ、水産生産者のみなさんとも連帯したいです。
>消費者の言うことにも、耳を貸してください。よろしくお願いします。

見ることと聞くことは“インプット”
書くことと話すことは“アウトプット”に分類できるそうです。
HPを開設して最近思うことは“聞く”ことの重要性です。
最近はサカナの流通の世界も動きが早く、適応できずに戸惑う毎日ですが、市場やココでの皆様のお話をしっかり聞いてインプットしていこうと思っています。
琵琶湖オオナマズ 2003.05.01 前提としてですが、ホルマリンが無害だとか、ホルマリンを無制限に使って良いとかいう主張をしているのではありません。

> ただ、前に書いた気もしますが、ホルマリンが流され、ホルマリンが検出、
> 残留していないから「安全」と言うことにはなりません。
> ホルマリンは反応性が強く、すぐタンパク質などの有機物と結合します。
> ホルマリンとタンパク質と結びついたものが無害とは証明できていないはずです。

逆に、それが有害だという証明も、現時点では明確にはなっていないのでしょう。
フグのタンパク質と結びついて、別の物質が生成されていると証明されているのでしょうか。
また、それがあったとして、その物質が人体に有害だと証明されているのでしょうか。
有害だと証明されていた場合、全く食べてはいけないものなのか、それとも、年に××g程度を何年間食べ続けても、実害は無いという程度のものなのでしょうか。

> 簡単な実験で分かりますが、25℃程度の水温で淡水、人工海水、普通の海水に
> 10ppm程度のホルマリンをいれて経時変化を見ると、海水だけが3〜4日ほどで
> ホルムアルデヒド反応が消失し、淡水、人工海水からは反応が相当長期間出るはずです。

実験の結果がどうであったかについて、否定するつもりはありません。

> ホルマリン反応がなくてもこの白濁現象が見られるときに海藻が枯れたり、
> 貝が死んだりするという現場の報告があります。

つまり、環境の問題として主張されていると思うのですが、これ自体を否定するつもりはありません。
しかし、この考え方でいけば、危険性はフグだけではないわけですね。
その海域に棲息する魚介類すべてに当てはまります。
そうすると、フグだけ出荷停止となると、今回の長崎県の処置は、片手落ちのような気がしますが。

> ホルマリンはともかく、水銀は生体間濃縮を考えなければなりません。
自然の中には、いろんな有害物質が含まれています。
昔、焼き魚のコゲに発ガン性があるとして問題になりました。
ゼンマイにも、発ガン性があると報道されましたね。
ある意味、こんな事例は、いくらでもあると思います。
しかし、ほとんどすべてが人体にとっては程度問題なのです。
マグロの水銀について書かれておられますが、どの種類のどのマグロでそうなのか、そして、食べる頻度についてはどうなのか、具体的な影響はそのあたりを明らかにしないといけないと思います。
そうしないと、意図しないにもかかわらず、恐怖感を煽るだけになりかねないと思いますが。
私は、マグロの水銀についてはあまりよく知りません。
最近では、マグロはダイオキシンの含有が多いと報道されることが多いです。
そして、これをそのまま受け取り、マグロを食べると危険と考える人もおられるようです。
でも、マグロにもいろいろあって、種類によって含有量が違う。
ここ数年、脂肪分の多いマグロにダイオキシンが多いという結果が、安定的に出ており、その種のマグロの赤身や他の種のマグロについては、他の魚より含有量が低いということもわかってきています。
そうすると、その種のマグロの脂肪分の多い部位にだけ気をつければいいわけで、マグロ全体を忌避するような論理は正しくないわけです。
また、実際に一般人がその種のマグロのダイオキシンの多い部位をどの程度食べているのかを調べれば、問題性が大きいのかどうなのかも明らかになるわけです。
報道されたことをどう受けとめるかは、それぞれの個人の自由ですし、どうのこうのと他人が言うべき問題ではないでしょう。
でもね、なんども書きますが、報道は、ショッキングにされるのが通常ですから、そのことを考えて、冷静に受けとめて欲しいというのが、この間のメールで何度も書いている私の主張です。
琵琶湖オオナマズ 2003.05.01 > 養殖現場と唐戸など魚市場とのやり取りはよく分かりませんが、現時点で
> ホルマリン使用履歴があるものは市場が受け入れないから、
> やむなく廃棄することにしたという考え方は出来ませんか?

どうでしょう。
唐戸のことはわかりませんが、消費地市場ではそんなに神経質なのかどうか?
いい意味でも悪い意味でも、消費地市場のふところは深いですからね。
ただ、この時期に発表した意図については分かりますよね。
何故かと言えば、フグの消費量が落ちてきている時期ですから、もう大勢に影響ないという判断です。
これが、一月頃にやられていれば、フグ業界だけでなく、旅行業界なんかも巻き込んだ大騒動になりますもんね。

> もうかなり前ですが、管さんが厚生大臣のときにO-157騒ぎがあり、カイワレ
> 大根を食べると言うことが報道されました。あれってなんだったのでしょうか?

あれは濡れ衣、可哀想だった。
裏には、いろいろあったような気がするけど。
そのくみ 2003.05.01 「裏切りの海」放送を見ました。
ホルマリンを海に投棄することは違法であるからでなく、海の環境のためにやめるべきだと思います。そして、このスクープがきっかけになってホルマリン投棄がなくなり、ダメージを受けた海が回復してくれることを願います。
フグ養殖業者の方はホルマリン使用如何に関わらず厳しい状況のようですが、いえ、養殖業者、水産業界全部が厳しいようですが、一般消費者の私としてはそういう話を聞くたびにハラハラ、ドキドキするぐらいで何をすればいいかもわかりません。

> ぜひ、水産生産者のみなさんとも連帯したいです。
> 消費者の言うことにも、耳を貸してください。よろしくお願いします。

生協職員の鯖さんがおっしゃるように、消費者と生産者が連帯すれば、消費者も何らかの形で生産者をサポートできると思います。

> もっと生産者・消費者・流通業者・環境を考える人たちで大きな輪を作って
> 考えてもらいたいですね。

きんのり丸さんがおっしゃるようにさらに大きな輪ができれば、コミニュケーションがはかられ、優良業者の評価もできてくるのではないでしょうか。
そういう「輪」というかネットワーク作りを始めている人もいるんじゃないかしら?
いたら、私も何か協力したいです。
愛媛県なみへ〜 2003.05.01 > あそこで書いているのは、なんら食べることについて問題が無いにもかかわらず、
> 他の理由で大量廃棄されていることについて、疑問を呈しているのです。
> 提供する側にたった場合は、別の考え方があることも、ちゃんと書いております。

おっと、ごめんなさい! これは、大変失礼致しました。
誤解と読み飛ばしてしまった部分がありましたこと、お許しくださいませ。お恥ずかしい限りです。
トラフグの件については、皆さんのメールを読んでいると、出荷してても、してなくても、影響面では大差なかったのかとも感じます。
どうするのが適当だったか、というのは、もっと先にならないとわからないことなのかもしれません。
自分が考えていたことと違う結果報告などが出てくると、なかなかそれをそのまま受け止めることが難しいなぁと感じています。
そこが冷静になれるかどうかという点なんでしょうね。(主張を引っ込めるのとは別、で。)
愛媛県なみへ〜 2003.05.02 > ただ、この時期に発表した意図については分かりますよね。
> 何故かと言えば、フグの消費量が落ちてきている時期ですから、もう大勢に影響
> ないという判断です。
> これが、一月頃にやられていれば、フグ業界だけでなく、旅行業界なんかも巻き
> 込んだ大騒動になりますもんね。

横槍メールで、すみません。上の部分は、ご主張の趣旨から少しズレてしまうのですが、気になっていることの一つです。
発表時期についてですが、毎回そうだな、と思っています。
最近では、インフルエンザ・ワクチンの副作用が印象的でした。
ワクチン摂取を避ける人が増えて、それでインフルエンザが猛威を振るうと、大変なことになるよなあ、とか思いながらも、納得いかない思いがひっかかります。
情報の開示って、何のためにあるのかを考えてしまいます。
必要以上に流れる情報に、多くの人が翻弄されるのも事実です。
そして、それにより、多くの人が被害を被っていることでしょう。
しかし、必要な情報が開示されていなかったがために、被害を受けてきた人達が少なくなかったのも、事実ではないでしょうか。
生協組合員の鯖さんのメール、感銘を受けました。
消費者は、提供する側ほどの情報を持たず、提供する側を信じて購入し、消費します。そして、提供する側も、消費者が消費することを信じて提供します。
信頼関係を保ち続けるには、お互いが、良心的に歩み寄る必要があるのでしょうね。
先ずは、現在の疑いの輪を断ち切る糸口を見つけたいです。
混乱を避けるため、というのは、冷静になれない消費者の(自分を含め)勉強不足、考えの至らなさ故かと思われますが、疑いを増長させる(疑えば疑うほど、冷静さを失わせます)、鎖の一端ともなり得るようにも思います。
* 一消費者としては、便利さばかりの追求を反省し、より良い生産者や
* 流通関係者との関係構築を考えたいです。提供側に信頼関係を築きたいと
* 思ってもらえるような消費者を目指します。
* (「客だぞー」という態度をまずは反省しなくちゃ・・・。)
琵琶湖オオナマズ 2003.05.02 > 横槍メールで、すみません。上の部分は、ご主張の趣旨から
> 少しズレてしまうのですが、気になっていることの一つです。
どこがずれてるんでしょうか? 具体的にご指摘いただけませんか。
愛媛県のなみへ〜 2003.05.03 琵琶湖オオナマズさんのご主張は「冷静に受け止めること」だったかと思いますし、発表時期についてのご意見は、ご主張の枝葉の部分だと思ってました。
それなのに、私がここで発表の時期を問う発言をすると、(現在ある情報をどう受け止めるかという、情報の受信側ではなく、情報提供側の考え方(情報開示の在り方、情報提供の方法論等)へ)話の方向をずらすことになるかな、と心配しつつ、こう書きました。
本筋がずれていないのであれば、私の気にしすぎでしょう。失礼しました。
(これまでにもズレたり誤解あったりの前科者ですし・・・(^^)
琵琶湖オオナマズ 2003.05.06 「冷静に受けとめる」という問題と、発表時期についての私の推測は、全く関係がありませんので、心配無用です。
それに、MLでの議論の場合、スレ主の意向に関わらず、いろんな話が出てきて、あらぬ方向に議論が進むこともありますし、それはそれでいいと思ってます。
そういうなかで、新しい視点や新しい発見があったというのを、今までにも何度も経験していますからね。
なお、発表時期については、まだまだ裏があるのではないかと思ってます。
テレビ報道と水産庁・長崎県の発表が連続したのは、そこになんらかの合意?(または「談合?」)があったことすら推測できますからね。
まあ、これ以上は書くのをやめときますが。
琵琶湖オオナマズ 2003.05.06 >  水産庁などの関係研究機関では代替の薬剤は開発されてないのでしょうか?
>  ホルマリンの禁止だけでは何も解決しないと思うのですが。
>  水産振興のための水産庁があるのですから、禁止するだけではなく、
> 解決のための方策を早急に検討していただきたいものです。

全く、そのとおりだと思います。
ここ数年でも、熊本県では何度かホルマリンの販売で、業者が摘発されたりしていますから、フグ等の養殖でホルマリンが使用されている現実があることは、各県や漁協、水産庁も(もちろん流通業者も)認識していたはずです。
それに、マリンサワーがほとんど効力が無いと言うことも、同様に認識しているはずなんです。このことは、このMLでも何度も出てきており、そのスレッドを公開していますから、漁業者も行政もマスコミも見ているはずです。
したがって、すべては「既知の問題」だった。
今回、マスコミが取り上げたのは、決してスクープなんてもんじゃないのですよ。
そういう状況がありながら、放置していたんですよ。 ここが最大の問題!!!
  1. ホルマリンは使えない。
  2. マリンサワーは効かない。
  3. その他の方法は、大きなコストアップ要因の上、リスクも高い。
  4. 消費地は、デフレで安いもんしか売れない。(買ってくれない。したがって、安く生産する必要がある。)
  5. だったら、どうすりゃいいんだ。
  6. 内緒でホルマリンを使わなしゃーないな。
そんな状態になっていて、まさに手詰まり状況にあったんだと、私自身は思ってます。(決して、ホルマリンを使った養殖業者を擁護しているわけではありません。)
そういう点で、小林さんがお書きの↓は、全くそのとおりだと思うのです。
>  水産振興のための水産庁があるのですから、禁止するだけではなく、
> 解決のための方策を早急に検討していただきたいものです。


>  またふぐ業界関係者の方々も生産を養殖業者だけに任せるのではなく、ちゃんと
> チェック機能を持つべきではないでしょうか?

おっしゃるとおりなんですが、どのレベルの業界団体がするのか、これはなかなか難しいものがありますね。
全国チェーンで、年中、そこそこの量のトラフグを売っているところなら、独自にできますが、そうでないところはやはり荷受けに依存するでしょう。
残念ながら、今の荷受けには、そこまでの力は持ってないし、意識も無いと言わざるを得ないです。(荷受けの方、ゴメンナサイ。私の認識が間違っているなら、匿名でいいですので反論して下さい。)
アツシ@千葉 2003.05.06 相変わらず書くタイミングを失ってますが、今回はコピペなので。
不特定多数への営業メールなので、コピペは問題ないと思います。
こんなメールが来ました。
長崎の件はこちらでは大きなニュースになっていませんが、潜在的な不安を打ち消すために先手を打って書いたのでしょう。
内容についての評価は専門家の方にゆだねたいと思いますが、まず自らこうした問題があることを説明し、自分の企業の製品の安全性の説明だけでなく、問題の中身を丁寧に説明しているところに好感が持てますし、経営として、リスクマネジメント、リスクコミュニケーションの例として評価できると思います。
以下、転載
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         不思議な魚『とらふぐ』メールマガジン
             ☆とらふぐ倶楽部☆
        http://www.tettiri.com/ (玄品下関ふぐグループHP)
      発行人:トム@玄品下関ふぐ   月1回以上不定期発行

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長崎県の養殖ふぐが166万匹も出荷停止になりました。水産庁が使用を禁止していたホルマリンを使っていた為です。玄品はそんな業者とは付合いが無く、信頼のおける『浜』(養殖場)より仕入れています。偽者が問題にされ淘汰されるのは当然です。
「子供に胸を張って言える仕事がしたい・・」と言ってホルマリンなど使わない漁師さんも多いのです。実感が無いだけに、どこの国の話?と感じてしまいますが、日本の話です。身近なところで火事の種火がついています。我々にできるのは声を出すことです。

〜目次〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
☆緊急特報!「ホルマリン」
☆お客様によく訊かれる質問
☆玄品下関ふぐグループお得情報
☆環境問題
☆トムの独り言
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

  ☆緊急特報!「ホルマリン」☆

長崎県の養殖フグの報道について

『薬品の使用』
 今回の「ホルマリンを使用してのふぐの養殖」という報道については、玄品下関ふぐにとってはビックリする報道ではありませんでした、というより現在の養殖スタイルの問題がやっと大きく取り上げられたと思っています。

 水産庁は、昭和56年から5回にわたり魚類養殖に於いてホルマリンを使用しないようにと、通達を出しています。(通達のみで罰則なし)日本の魚類養殖では、抗生物質や水産薬品を使用するのが当然だと考えられてきました。アコヤ貝大量斃死の報道がきっかけで、平成9年12月には初めて成魚に対するホルマリンは全面的に使用禁止との文言を盛り込んだ通達を出しました。(これも通達のみで罰則なし)
熊本県では平成12年4月からホルマリンの使用禁止(罰則付き)の指示が全国で唯一発令されているのですが、それでもホルマリン使用が見つかり、書類送検〜略式起訴事件まで起きています。
それはなぜでしょう?

 ホルマリンは劇薬です。勿論、人体にも悪い影響がでます。人体ばかりでなく海洋汚染は深刻さを増しています。このまま海洋汚染が進めば、天然でも安全とは言い切れなくなってしまうでしょう。そんな薬品をなぜ使うのか、というと ホルマリンを使用することによって稚魚が成魚に育つ確立が飛躍的に向上するのです。寄生虫や病気を防ぐために劇薬に浸けるんです。つまり、海を汚さずに養殖する努力を怠っている業者がいかに多いのかが今回の事件で露呈したのです。
 起訴事件の中で違反者が意義申立書に付与した資料では、ホルマリンを使用した飼育歩留り率と、唯一認可されている「マリンサワー」を使用した飼育歩留り率が記載されており、マリンサワーでは飼育魚が死ぬ、もし生き残っても見栄えが悪く商品価値が激減する、よってホルマリン無しではふぐは飼えない、だから使わざる得ないと主張するものでした。
それは本当でしょうか?
 こういった一部の心無い生産者の都合でいまだにホルマリンが使用されているのが、今回の長崎県での報道につながってきています。ホルマリンに関する通達も熊本以外では全く規制はなく、あっても漁協内の行使規則で決めている程度であまり実効は上がらないと思わざるを得ません。
 劇薬による薬浴が行われ、しかも海洋投棄を続けてるとは恐ろしい図式です。

 その事に疑問を感じ「玄品下関ふぐ」では、安全性や消費者ニーズから水産薬品や抗生物質を使用することなく魚を育成(無投薬養殖)できないものかと考え、同じ思いを持った生産者の方々と取り組み、また自社によるとらふぐ養殖にも4年前より、取り組んでお客様に届けてまいりました。
 「じゃあ、玄品ではどんなとらふぐを使っとるんや?!」
 全国の養殖業者を担当社員が直接見に行き、我々の思いに賛同してくださる業者様を探し出して買い付けを行っています。その際、産地証明書(養殖魚商品履歴書)という厳しい基準を設け、またそれが本当かどうかという品質検査につきましては、(財)食品分析センターに、その都度依頼分析を行い、検査結果として「試験結果成績表」を頂いております。(各店舗でご確認できます)
勿論、ホルムアルデヒドは検出されておりません。安心してお召し上がりください。

食に対するこのような騒動は今回で何度目でしょう?食の安全神話は崩壊しています。玄品下関ふぐでは、当前のことですが「安全・美味しさ・安さ」を今後も追及していきます。ご支援の程宜しくお願いします!

以下別テーマにつき省略
琵琶湖オオナマズ 2003.05.06 > ◆◆◆◆◆ ◆◆☆◆◆◆◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◆◆◆☆◆◆ ◆◆◆◆◆
>
>          不思議な魚『とらふぐ』メールマガジン
>              ☆とらふぐ倶楽部☆
>         http://www.tettiri.com/ (玄品下関ふぐグループHP)
>       発行人:トム@玄品下関ふぐ   月1回以上不定期発行
>
> ◆◆ ◆◆☆◆◆◆◆◆◆◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◆◆◆◆◆◆◆☆◆◆ ◆

私も、このメルマガ、取ってますが、まだ配信されませんよ。
大筋、書かれているとおりだと思いますが、いくつか私として気に入らない所があります。

> ホルマリンを使用することによって稚魚が成魚に育つ確立が飛躍的に向上するの
> です。寄生虫や病気を防ぐために劇薬に浸けるんです。つまり、海を汚さずに養
> 殖する努力を怠っている業者がいかに多いのかが今回の事件で露呈したのです。

養殖業者がホルマリンを使うようになった歴史的経過に触れていません。
ホルマリンで薬浴すればエラムシが落ちるという研究結果があり、そうした指導があったから、漁民はホルマリンを使うようになったのです。
一方的に、ホルマリンを使う業者を批判していますが、今は使っていない業者でも、以前には使っていたという業者が多いはずです。
ですから、上記のような書き方は、不適当だと思います。

>  こういった一部の心無い生産者の都合でいまだにホルマリンが使用されている
> のが、今回の長崎県での報道につながってきています。

ここでも、養殖業者を批判していますが、それでは問題の解決に繋がらないのです。
まあ、自社の宣伝として、そのような書き方をしているということでしょうが、私としてはちょっと抵抗がありますね。
Roku@北摂三田 2003.05.07  今朝(5/07)のNHKテレビで、福井地方のフグ養殖場での「フグの歯切り」作業を放映していました。
 そのままでは暴れて作業効率が悪いので、作業時には麻酔をして、一時的におとなしくさせるのだそうです。海水とともにフグの入っているトレイの上からボトルの薬液をかけていました。数分で静かになり「歯切り」作業にかかっていました。
 アナウンサーは、使用しているこの麻酔薬は“薬事法?の認可品(水産庁の許可済みだったかな? 使用は合法という意味)”であり、麻酔状態のままで食べても人体には被害(影響)はありません、という旨のホローコメントをしておりました。
 使っているボトルの商品名までは読み取れなかったのですが、これらの使用済みの液は回収処理されるのでしょうかねぇ? そのまま、海洋に投棄のような感じもうけましたが、その後の処理が気になります。どうなのでしょう。
 何事も濃度の問題、許容範囲なのでしょうけれども、日本全国でやってれば問題は大きいかなと思ったのでした。消費者の気持ちは同じじゃないでしょうか??
 養殖事業はノウハウの詰まった集約産業なのですね。
 栽培漁業の恩恵に感謝しつつ、疑問を抱く一消費者でした。
海童@若狭フグ応援団長 2003.05.07 >今朝(5/07)のNHKテレビで、福井地方のフグ養殖場での「フグの歯切り」
>作業を放映していました。

朝刊を読みながら、そのテレビ放送を聞いてました。
たぶん使われていたのは、麻酔薬として水産用医薬品に指定されているオイゲノール(商品名FA100)ではないでしょうか。
これはチョウジ油に含まれている成分で、食品添加物にもなっていると思います。
私は残酷なので、今日職場で麻酔なしで若狭フグの歯切りではなく「抜歯」をしてました・・・。
養殖業者の福山 2003.05.07  朝一番に、ちびふぐに餌を与え、一仕事した後、朝食を取っていますので、私もこの映像を見ていました。
 この麻酔薬はFA-100という製品で、主成分オイゲノールは食品添加物としても認可されているものです。
 アイスクリームや石鹸、シャンプー、などにも使われているそうです。
 専門家ではないので私にはこれくらいしかわかりません。
 でもこのホルマリン騒ぎでもめている時に、これはちょっと誤解を受けかねない映像だなと思いました。
 多分、とらふぐはわざわざ歯まで切って大事に育てているんだよと伝えたかったとは思うのですが・・・・・
 うちは稚魚しか歯切りしませんが、10人くらいで1日15000尾ほど切る時もあります。 うちの場合、歯切りに麻酔を使用しないので、たまにきれいなオネーチャン(?)が指をかまれ悲鳴を上げるときもありますが・・・
 弁当持って、海の上で1日作業するのも楽しいですよ。
 こういう細かな作業は女性のほうが数段優れていますね。
 男性はしゃべると手が止まりますが、女性はしゃべればしゃべるほど手も連動で早く動く感じです。
海人@mie支部 2003.05.09  さて、トラフグ養殖のホルマリン使用で騒々しい最中ですが、私の養殖関係の知人から聞いたのですが、本日(9日)am8:30〜日本テレビ系番組「情報ツウ」で、▽養殖フグに劇薬ホルマリン他の魚にも使用か!?▽のタイトルで放映があったようです。
  この内容につきまして、どなたかご存知の方、もしくはVTRをとられた方見えませんか?知人が情報を求めています。
 未確認な噂ですが、「マダイの色揚げに使用されている」との報道があったとのことです。そのような話は私自身も聞いたことありませんので、一連の騒動の中で、少しドサクサ紛れ的な映像があったかもしれません。
 もし情報提供いただけましたらよろしくお願いします。
琵琶湖オオナマズ 2003.05.09 読売系の夕方のニュースでも、フグのことをやってましたね。
長崎では、60%の業者が使ってたということですから、使ってるほうが多数派なんです。熊本・佐賀・大分でも使ってたと報道してました。
その他の府県はどうなんだ?
農水省は、「使うな」という指導を、全府県に対して厳しくするみたいです。
全府県が対象ですよ。
だけど、それだけでいいのかなーー。

>  この内容につきまして、どなたかご存知の方、もしくはVTRをとられた方見えませ
> んか?知人が情報を求めています。未確認な噂ですが、「マダイの色揚げに使用され
> ている」との報道があったとのことです。そのような話は私自身も聞いたことありま
> せんので、一連の騒動の中で、少しドサクサ紛れ的な映像があったかもしれません。

マダイの色揚げに使うなんて、私も聞いたことがないですよ。
こんな話(デマ的な話)が出てくるなんて、ちょっとまずい状況になってきましたねーー。
マスコミは、冷静な報道をして欲しいです。
これから、刺身が売れる時期だというのに・・・・・
なみへ〜@愛媛県 2003.05.10 愛媛県では、使われていたからこそ、の条例制定だと私は思っています。

平成14年6月末の愛媛県議会答弁(第276回)では、公民会議の県議の質問(条例制定を求めたもの)の中で、
****************************
ホルマリンは医薬用外劇物であり、これを使用することを禁止されていることは関係業者も皆知っているはずであります。県からも何度も指導がなされ、例えば明浜漁協の場合、漁業権行使規則において、違反者への養殖停止等の罰則規定まで設けて業者への警告もなされているにもかかわらず、いまだにトラフグのホルマリン薬浴も海中投棄もとまっていないというのでありますが、これは一体なぜなのか、どうしてとめられないのか、どうすればよいのかを真剣に考えなければ、このままいつまでも放置しておくことはもはや許されないと思うのであります。
****************************
と述べられております。(県議会本会議会議録より) 
また、この質問について、答弁側もこれを一切否定しておりません。
当然、愛媛でも、つい最近まで、もしくは、条例施行直前まで使われていたということでしょう。が、特にこれまで目立った報道は県内ではされていないかと思います。

なお、上記会議録の一部には、現在の県側の取り組みとして、県の農林水産部長から以下の答弁がありましたので、転載しておきます。ご意見はいろいろあるかと思いますが・・・。
***************************
魚類養殖におきましては、細菌や寄生虫の駆除あるいはこれらに起因する疾病の治療が必要でございまして、農林水産省承認の水産用医薬品が広く使用されておりますけれども、食品の安全性を確保し、薬剤耐性菌の出現を防止する観点からは、抗生物質を
初め薬剤を極力使用しない養殖を推進することが重要と考えております。
 近年におきましては、各種疾病を予防するため、連鎖球菌やビブリオ菌などに効果のあるワクチンが開発されておりますが、本県水産試験場におきましても、魚自体の免疫機能を活性化させるビタミンCをえさに添加し、疾病に対する抵抗力を高める試験、出荷
サイズに成長した養殖ハマチに突起や白点が生じまして、衰弱・へい死に至らせるノカルジア症に対応するワクチンの研究・開発等に取り組んでいるところでございます。
 ただこれらの研究が一定の成果を得て普及するまでには相当の期間が必要でございます。今後につきましては、国や全国の魚病研究機関等との情報交換、技術の交流あるいは技術の移転等を積極的に行いまして、消費者に安心、安全な養殖魚が供給できる体制づくりをさらに進めてまいりたいと存じます。

****************************

勝手な意見ですが、ホルマリン以外の代替策が一定の成果をあげるまでは、本当は「禁止」したくなかったでしょうね。
フグとホルマリン問題について(1)  フグとホルマリン問題について(3)  フグとホルマリン問題について(4)



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